13歳 β月μ日 『エレキッドか、うーむ』
次の施設であるバトルチューブを目指していると、なかなか威力のある電撃を放つ野生のエレキッドを見つけた。
エレキッドは目につくポケモン全てに喧嘩を売っており、その電撃の威力から野生のポケモン達では手に負えずにいる。
仕方ないので、ニューサトシがあしらってやることにした。試しにエレキッドの電撃を受けてみると、通常時のピカ様よりも威力が高くて少しビリビリする。
とはいえ、波動による電気耐性は健在なので、そこまで大きなダメージという訳ではなかった。しばらくエレキッドと遊んでいると、空から雷が降ってきてエレキッドのパワーが上がっていく。
成程、通常よりも威力が高い電撃の秘密は、落雷によって過剰に電気が活性化させられているからか。
自身のキャパシティよりも大きな電気を貯めさせられているから、エレキッドも機嫌が悪かったのだろう。
そうとわかれば後は簡単である。このままエレキッドの電気が切れるまで追いかけっこを続けるだけだ。でんき技を好き勝手に放出させてやればいずれは元に戻るだろう。
たまにエレキッドに降ってくる雷は波動で弾いてやり、エレキッドとの追いかけっこを続けた。途中でロケット団がやってきて、いつものでんき無効メカで捕まえようとしてきたので、丁度いいサンドバッグにしていく。
エレキッドの電気が切れて、通常の状態に戻ると、お役御免ということでロケット団をやなかんじーにしてやった。
エレキッドもすっきりしたようで、嬉しそうな顔をしている。ゲットしてもいいのだが――と、考えていると、ハルカがエレキッドの笑顔に惹かれたようで、コンテストに一緒に出ないかスカウトしていた。
エレキッドも話を聞いて興味を持ったようで、ハルカにゲットされている。まぁ、ハルカはでんきタイプを持っていなかったし、丁度いいかもしれないな。
13歳 β月ν日 『セレビィ 時は超えません』
第二サイクリングロードなる新しいサイクリングロードが出来たということで利用しようと思ったのだが、何やら土砂崩れが起きたようで閉鎖されている。
近道が出来ると思ったが、世の中そんなに甘くないということで、仕方なく森を迂回していくことにした。しばらく歩いていると、何やら呼ばれたような感じがする。
どうやらピカ様も感じたようで、一緒に森の中に入って行った。そのまま、声のする方へ走っていくと、セレビィらしきポケモンが倒れている。
伝説とか幻のポケモンはNGのニューサトシだが、流石に倒れているポケモンを見捨てるほど鬼畜ではないので、ちょっと介抱してやることにした。
見た感じ怪我などはないので、おそらく力を使い果たしてしまったのだろう。波動の応用で、セレビィに少しパワーを分けてやると、動けるくらいには回復したようだった。
そのままセレビィに波動ヒーリングを続けていると、見知らぬ女を連れたタケシ達がやってくる。聞けば、このヒナタとかいう女はポケモンレンジャーのようで、森の警備をしているらしい。
とりあえず、セレビィの容態をタケシにも見て貰ったが、大体俺の推測通りに力を使って疲れているだけのようで、このまま波動ヒーリングを続ければ回復するだろうとのこと。
途中でロケット団がセレビィを狙ってやってきた。珍しく俺が動けないので調子に乗っていたが、ヒナタが大活躍してロケット団をやなかんじーにしている。
ポケモンレンジャーのコマみたいな奴、ゲームにもあったような気がするがよく覚えていなかった。もはや、劣化しつつあるニューサトシの記憶には朧げな姿しかない。ただ、ちょっと格好良かった。ラティも「かっこいい!」と喜んでいる。
それから少しして、ようやく全回復したセレビィは、元の時代に戻っていくようだった。
何かお礼をした気な顔をしていたが、余計なことはせずにさっさと帰ってくれればそれでいいです。
13歳 β月ξ日 『ラティは忍者が好きなのさ』
バトルチューブを目指している途中、忍者のコロクに出会った。そういえば、ジョウトを旅していた時に、忍者学校の体験入学をしたっけか――と、記憶を探っていると、何故か近くの忍者スクールで一日体験入学していくことになってしまった。
前もそうだったが、ラティは忍者大好きなのだ。
そのままスクールの授業を受けることになったのだが、授業の最中に何やら泣き声のようなものが聞こえてくる。どうも声の主はウソハチのようだった。こいつは俺の持っているウソッキーの進化前で、嘘泣きが得意なのである。
すると、ウソハチを見つけた生徒達は、急にウソハチを泥棒扱いしてきた。聞けば、昨夜何者かに畑のオレンの実を盗まれ、その時に同じ泣き声がしたらしい。
それだけで犯人をウソハチだと断定するのは浅慮が過ぎる。久しぶりのボディランゲージでウソハチに話を聞いてみると、自分ではないと言っていた。証拠がないと声を上げる生徒達だが、タケシが「このサイズのウソハチはまだきのみを食べないだろう」と証言している。
聞けば、ウソハチはまだ子供なのできのみを食べないらしい。タケシがミルクを用意すると喜んで飲んでいた。
きのみを近づけても食べようとせずに顔を背けてしまうので、これではオレンの実を盗む必要はないと生徒達も理解したようだ。疑ってごめんと、生徒達がウソハチに謝っている。うむうむ、素直でよろしい。
しばらくすると、またいつものようにロケット団が襲ってきたのでサクッとやなかんじーにしている。
その後、何だかんだあってウソハチはタケシにゲットされていた。そういえば、ウソハチが手持ちにいた時代があったようななかったような?
13歳 β月ο日 『イーブイが仲間になった。テッテレー』
ハルカのタマゴからイーブイが生まれた。対して、俺のタマゴはなかなか孵らない。まさか死んじゃいないよなと思って、ポケモンセンターで検査して貰うも健康とのことでまだまだ時間がかかるだけのようだ。
しかし、ハルカがずっと意味不明なことを言っている。ペンダントの光で過去に行って歴史を変えてきたと言っているのだ。セレビィやドラえもんじゃあるまいし、そう簡単に過去にいければ苦労はないんだよ!
追記。シゲルがチャンピオンリーグのベスト8を勝ち抜いていた。去年よりも好成績を出しており、優勝候補とも言われているらしい。うーむ、こういうのを見ると焦ってくるな。俺も負けじと頑張らないと。
13歳 β月π日 『バトルチューブ VS アザミ』
四つ目のバトル施設であるバトルチューブに着いた。フロンティアブレーンのアザミを見るや否やタケシがいつもの病気を発動しているのだが、アザミの方も割とまんざらではない顔をしている。
マサトがいつものように止めようとしているが、相手が嫌がっていないので、少しの間させるがままにしてみることにした。タケシもフルスロットルでアザミを口説き落としており、最終的にはとてもいい雰囲気になっている。
どうやら、アザミは目の細い人が好きらしい。
実際、チューブにいるポケモンを見せて貰うと、ウリムーやヒノアラシ、マクノシタなど目の細いポケモンが多かった。ならば、タケシは好みにドストライクだろう。
とはいえ、いつまでも他人の恋路を追っている訳にもいかなかった。シゲルは絶好調のようだし、ここは俺も大きな試練を乗り越えて行きたいものである。
どうも、フロンティアブレーンは2対2が好きなようで、普通の2-2シングルバトルを提案されたが速攻で拒否してやった。
頼むから血で血を洗うようなバトルをさせてくれ。こっちはジム戦感覚で挑戦しに来たのではないのだ。四天王に近い実力者とぶつかり合えるというから、わざわざチャンピオンリーグをキャンセルして挑戦しているのである。
毎度のように見学しているエニシダにも言った。これから俺が挑戦する場合は、特別に難しいルールか、フルバトルでないと納得しないと。
コゴミの時は珍しいルールにして貰ったが、ヒースの時はあまりにも普通のバトル過ぎた。確かに実力はあったし、下手をすればこちらが負けていたかもしれないのは認める。
しかし、俺はもっと強くなりたいのだ。
ぶっちゃけ、負けても仕方ないと思える難易度のバトルをしないと、今以上の強さなんて得られない。
だからこそ、四天王やチャンピオンに匹敵するというバトルフロンティアに参加したのだ。悪いがブレーン達には、無理にでも俺の要望に付き合って貰うぜ。
後に、このニューサトシの我が儘がキッカケで、バトルフロンティアはただのバトル挑戦から、ギミックを解かないとブレーンに挑戦できないというゲームのシステムに変わるのだが、この時はまだフロンティアブレーンとバトルするだけのありきたりなルールだった。
アザミは悩んだ末に、レベル50固定の3対3、交代有り、変化技の使用を禁止という変則ルールを提案してくる。
変化技を使えないということは、真っ向からの力勝負をお望みということか。それはそれで面白いので、提案を受け入れることにした。レベル50固定ということもあって、今回はユキワラシの公式デビュー戦にする。
今回挑戦するメンバーは、ユキワラシ、マグマラシ、ジバコイルの三体に決めた。
いざ、バトルが始まると、アザミはハブネークを出してくる。成程、ハブネークは変化技を使わなくても相手を毒に出来るので、変化技禁止のマイナスを受けにくいのか。
こちらはユキワラシを送り出す。こっちもラプラス先生の協力のおかげでいろいろな技を覚えている。特にこおり技は氷の状態異常を狙えるという点ではこちらも条件は同じだ。
元気にコサックダンスを踊っているユキワラシだが、野良バトルとは違う空気に少し緊張した様子を見せている。
とはいえ、それで怯むほど可愛い性格はしていない。開幕、『れいとうビーム』でハブネークに挨拶をかましていた。
しかし、アザミも『あなをほる』で地中にハブネークを逃がしていく。ユキワラシは『じしん』のような地面に干渉する技を覚えないので、回避としては有りな一手である。
これが通常のバトルなら、『まもる』や『かげぶんしん』などの変化技で攻撃を防いでいくのだが、使えない以上は技を応用する必要があった。『れいとうビーム』で自身の周りを凍らせて氷にしていく。
地面からハブネークが出てくる際、振動で先に氷が割れる。その割れ方の大きさでハブネークの大体の居場所を掴んだ。
地面からの突撃をギリギリで回避していく。反撃で、『こごえるかぜ』をプレゼントした。威力は55だが、追加効果で確定素早一段階ダウンがあり、全体攻撃なので避け難い。
だが、ハブネークも負けじと『どくどくのキバ』で攻撃を仕掛けてきた。威力は50しかないが、五割で猛毒になる強力な技である。
ニューサトシが良く使う『どくどく』同様に、猛毒は通常の毒と違って継続ダメージが時間経過で増えていく。どうやら、ユキワラシは見事に猛毒を引き当てたようで苦しそうな顔をしていた。
しかし、負けじと『かみくだく』で反撃していく。二割の確率で相手の防御を一段階下げるが、運よく二割を引き当てている。
ダメージ的にはハブネークの方が不利だ。体力ももう半分近くで素早と防御が一段階ダウンしている。
こちらはまだ体力は2/3程あるが、猛毒状態になった以上、時間をかければかけるだけ不利になっていく。ユキワラシは『ぜったいれいど』も覚えないから一撃必殺に甘える動きも出来ないしな。
下手に追撃をかけるよりも、ここは一旦戻すことにした。後半よろしくということで、ジバコイルと交代していく。
ジバコイルははがねタイプなので当然毒は無効である。しかし、状況不利にも関わらず、アザミはハブネークを戻す素振りを見せなかった。
そのまま、『かえんほうしゃ』を指示してくる。成程、こちらに有利なほのお技を覚えているからこその強気ということか。
ならば、こちらは『10まんボルト』で反撃する。向こうがタイプ不一致なのに対して、こちらはタイプ一致だ。電撃は炎を貫いて、ハブネークにダメージを与えていく。
しかし、攻撃を受けながらハブネークは地面に潜って行った。『あなをほる』で地中に逃げたようだ。
ジバコイルはでんき・はがねタイプなので、じめん技は四倍弱点である。本来ならば、『でんじふゆう』などで逃げる所だが、ここも技を応用して防いでいく。
必殺、『ボディプレス』で地面にダイブする。この技は攻撃の値ではなく、防御の値で攻撃をするという特殊な技で、全身を相手に叩きつける『のしかかり』のような技だ。
これにより、地面に思い切りダイブし、技の威力で地面を揺らす。疑似的な『じならし』を起こした。ちょっと前にピカ様がモノにした原作のXY編で、『アイアンテール』で地面を割った応用である。
ジバコイルは自身がはがねタイプということで、体がとても硬い。全体重をかけた『ボディプレス』なら十分に疑似『じならし』を再現することが出来ると考えた。
予想通り、疑似的な『じならし』になったようで、ハブネークが苦しそうに地面から飛び上がってくる。
そのまま、再び『10まんボルト』でとどめを刺していく。だが、アザミは最後まで諦めなかった。『ふいうち』で『10まんボルト』を回避しながら、ジバコイルにダメージを与えてくる。
続けて『かえんほうしゃ』に移行してきた。先程とは違い、近距離だったことで反撃が少し遅れる。多少のダメージを受けたが、今度こそ『10まんボルト』で戦闘不能に持っていった。
これでようやく一体を倒したか。しかし、ハブネーク一体でユキワラシとジバコイルには少なくないダメージを与えられている。
アザミはハブネークを戻すと、続けてハガネールを出してきた。イワークの進化系であり、はがね・じめんタイプの相手である。ジバコイルだと有効打があまりないので、出来ればお相手したくなかった。
当然のように、開幕は『じしん』で攻めてくる。ハブネークから受けたダメージと合わせればワンチャン倒されかねないので、『ラスターカノン』を地面に撃ちだすことで自身を宙に浮かせて回避していく。
しかし、変化技が使えないというのは思った以上に戦いにくいな。手足を縛られているような感覚だ。
ジバコイルとハガネールでは、こちらが死ぬほど相性が悪い。向こうはでんき技が無効、はがね技が半減なので、こちらの有効打は『ボディプレス』くらいだ。
しかし、タイプ不一致なのもあり、硬いハガネールを倒すには少なく見ても5~6発は必要だろう。『てっぺき』を使って防御を上げられれば無理やりにでも突破できるが、ここでも変化技禁止が効いている。
対して、こちらはタイプ一致のじめん技を一つでも受けたら致命傷だ。あまりにも条件が厳しい。とはいえ、ハガネール相手だとユキワラシも有効打はあまりないなので、ここは早々に最後の一体であるマグマラシに入れ替えていく。
それを見て、アザミもポケモンを入れ替えてきた。最後の一体であるギャラドスが送り出されてくる。
特性の『いかく』でこちらの攻撃が一段階下げられた。こうなると、ジバコイルに戻したい所だが、そうなれば向こうもハガネールに戻すだろうし、交代合戦になるのは目に見えている。
先に交換した俺の方が不利――なので、ここはこのまま戦うことにした。とはいえ、でんき技は覚えていないので、いわタイプの技である『ころがる』で攻めていく。
アザミは『ハイドロポンプ』を指示してきた。しかし、マグマラシの『ころがる』は意外とスピードが速く攻撃を外している。
タイプ不一致で一回目で大した攻撃力はないが、ギャラドスにダメージを与えていく。アザミもこうなれば仕方ないと『たきのぼり』を指示してきた。物理技同士で無理やりぶつけ合わせようという狙いだろう。
とはいえ、こちらに避けるという選択肢はないので、真っ向からぶつかり合っていく。
こちらの『ころがる』は二回目で威力60、対して『たきのぼり』はタイプ一致で威力が120まで上がっている。こちらの方が受けるダメージは大きい。
しかし、先に攻撃を一回当てているのでダメージ的にはほぼ五分と言った所だろう。だが、五分では困る。こちらはハガネールへの有効打がマグマラシしかいないので、ここであまりダメージを受けすぎる訳にはいかないのだ。
アザミは『うずしお』でマグマラシを捕まえようとしてきた。遠慮なしにみず技を連打してくるのは、ここでマグマラシを倒せれば後はハガネールでごり押しできると考えているからだろう。
実際、その通りなので、攻撃を受けるのはまずい。こうなれば必殺の『かえんぐるま』と『ころがる』の合わせ技で、『うずしお』をかわし、一気に攻撃を仕掛けていった。
アザミは即座に『ハイドロポンプ』で反撃してくるが、『かえんぐるま』の炎が防壁となって威力を軽減させている。
そのまま、『ころがる』の初弾を当てた。炎が消えた分、『ころがる』は通常のダメージを出している。とはいえ、初弾なので大したダメージではない。旋回して一気に二度目を当てに行く。
アザミは最後の技として『じしん』を指示してきた。俺の後続にも一貫して通る技だ。当然、地面を転がっているマグマラシはほのおタイプなので弱点技である。
くらう訳にはいかないので、ジャンプしてそのまま突っ込んでいく。しかし、どうやらフェイントだったらしい。ギャラドスは『じしん』を撃っていなかった。前に俺がテッセン相手にやった『じしん』を使うフリをして相手の動きを限定させる後出しフェイントである。
突っ込むマグマラシに、『ハイドロポンプ』が放たれる。くらえば終わりなので、苦肉の策として『もえつきる』を指示した。威力130のほのお特殊技だ。
回転を維持したまま、マグマラシが炎を噴射していく。『ハイドロポンプ』は噴き出した炎に相殺される。だが、代償として、マグマラシはほのおタイプではなくなってしまった。
もうほのお技でみず技を迎撃することは出来ない。しかし、二度目の『ころがる』がギャラドスにヒットした。
これで、ギャラドスの体力は残り1/3ちょっと、こちらは半分ないくらいなのでほぼ同じだ。次の三回目が当たれば、ギリギリでギャラドスを倒せる。対して、こちらがほのおタイプを失ったことで、向こうは『ハイドロポンプ』の直撃でも確定二発だ。
倒し切れる。そう判断して、マグマラシを突っ込ませていく。しかし、その瞬間、アザミはギャラドスを戻してきた。
攻撃対象を失って、マグマラシの回転が止まる。当然、相手の交代先はハガネールだ。こちらは『もえつきる』の後遺症でほのおタイプが消えている。得意のほのお技もタイプ不一致でしか出せなかった。
咄嗟にマグマラシを戻そうとするが、アザミは『すなじごく』を指示して逃げ道を塞いでくる。
しばらくの間、最大HPの1/8の継続ダメージを与え、その間ゴーストタイプ以外の交代を封じる物理技だ。おまけに、砂に足を取られてマグマラシの動きが止まってしまった。
当然、アザミは追撃として『じしん』を指示してくる。今度は本物だ。タイプ一致の『じしん』など受ければ、倒れないにしても大ダメージを受ける。
だが、逃げきれない。攻撃をくらうのを覚悟して、最後の技である『かえんほうしゃ』で少しでもダメージを与えていく。タイプ不一致とはいえ、弱点の一撃を受けてハガネールがダメージを受ける。しかし、こちらもまた『じしん』の一撃と『すなじごく』の継続ダメージでかなりのダメージを受けていた。
残り体力は1/8もない。次の継続ダメージで倒れるだろう。しかし、倒れる前に『かえんほうしゃ』でダメージを与えていく。
だが、ハガネールは『あなをほる』で攻撃を回避していった。継続ダメージでマグマラシが倒れると『すなじごく』が解除される。
これで、残りは2対2だ。
こちらはユキワラシを出していく。少しでもダメージを与えて『ボディプレス』の確定数を減らして欲しい。
幸い、ハガネールはじめんタイプを持っているおかげで、こおり技は等倍だ。得意の『れいとうビーム』でダメージを与えていく。
しかし、ハガネールもまた『あなをほる』で地面に逃げて行った。再び、『れいとうビーム』をフィールドに散りばめて居場所を探っていく。
出て来る位置がわかればこちらのものだ。
相手の『あなをほる』に合わせて、『れいとうビーム』を叩きこんでいく。だが、アザミは見破られるのを覚悟で、『れいとうビーム』をくらいながら突っ込んできた。
ユキワラシがダメージを受ける。
相手も、マグマラシの不一致『かえんほうしゃ』と、ユキワラシの一致『れいとうビーム』で、体力は半分近く削られたはずだが、こちらも残り体力が1/3に差し掛かろうとしていた。やはり、時間経過で効果が強くなる猛毒は厳しいと言わざるを得ない。
アザミは『すなじごく』を指示してきた。ユキワラシの動きを封じて、『じしん』でとどめを刺すつもりなのだろう。
だが、マグマラシですら抜けられなかったものをユキワラシが抜けられるはずがなく、動きが封じられる。こうなれば、最後の切り札だ。こおりタイプ最大の技である『ふぶき』で少しでもダメージを与えていく。
ラプラス先生の指導によって身に着けた『ふぶき』だが、まだ命中が安定していない。体が小さくて技の威力に耐えきれないのだ。
しかし、『すなじごく』が体を固定しているが故に、逆に『ふぶき』で体が吹き飛んでいくことはなかった。『じしん』と同時に、『ふぶき』がハガネールに当たり体力を削っていく。
こちらは耐え切れずに戦闘不能になった。
最後の一体であるジバコイルを送り出していく。アザミもハガネールを戻そうとした。少しでも体力を回復させようという狙いだろう。
だが、俺のジバコイルの特性は『じりょく』だ。はがねタイプのポケモンは、ジバコイルの磁力に引っ張られて交代することが出来ない。
逃がすつもりはなかった。ユキワラシの頑張りでハガネールも残り体力1/3だ。気合の『ボディプレス』で倒し切ってやる。
ジバコイルがハガネールに向かってダイブしていく。アザミは『じしん』を指示した。ハガネールなら『ボディプレス』は耐えられると判断して、返しの一撃で戦闘不能にしようという狙いだろう。
読みはアザミの方が上だった。
ハガネールは『ボディプレス』の一撃を受けながらもギリギリで耐えている。反撃の『じしん』が刺さり、ジバコイルが大ダメージを受けた。
しかし、マグマラシとユキワラシが戦っている間に少し休めたこともあって、何とか戦闘不能になるのは避けている。残り体力が少ないハガネールへ再びの『ボディプレス』を決めていく。今度こそ、戦闘不能になった。
これで一対一である。
アザミは再びギャラドスを出してきた。こちらの残り体力はミリだ。みず技を当てるだけでも倒せる。
対するギャラドスも残り体力は1/3ちょっとだ。ジバコイルのパワーなら、『ボディプレス』以外のタイプ一致技なら倒し切れる。
アザミは『じしん』を指示してきた。命中率が不安定な『ハイドロポンプ』や、近距離に寄る必要のある『たきのぼり』よりも安定度の高い技をチョイスしたのだろう。
こちらは当然、『ラスターカノン』を地面に撃って回避していく。この回避はもう十八番と言っていい。だが、『じしん』を回避こそしたが、こちらが空中で体勢を整える頃にはギャラドスも次の技の準備をしていた。
続く技は『うずしお』だ。空中で動けない所を範囲で取りに来ようという狙いだろう。
しかし、『うずしお』は拘束技故に、水の渦を作るのに一瞬の隙が出来る。その隙を逃すつもりはなかった。『10まんボルト』と『マグネットボム』の合わせ技でこちらもとどめを刺していく。
原理は簡単だ。どこかの学園都市第三位がやっていたのと同じく、『10まんボルト』によって発生する磁力を応用して、『マグネットボム』を高速で撃ちだすだけである。
本当ならば『でんじほう』の方が確実なのだが、もう技を全て使っているので今ある技で応用するしかなかった。ちなみに、何故『マグネットボム』が弾なのかといえば、必中技だからである。本来は『でんじほう』との合わせ技なので、命中率50をカバーするためにも必中技である必要があったのだ。
ジバコイルは重量タイプ故に、先制技を持っていない。だからこそ、素早く相手を捉える技をずっと練習していた。その成果を今見せる時である。
相手の『うずしお』よりも早く、超電磁砲によって撃ちだされた『マグネットボム』がギャラドスを撃ち抜き、その体力を削り切っていく。
アザミにはただ光ったくらいにしか見えなかっただろう。それほど、撃ちだされた一撃は早かった。三体が戦闘不能になったことで、俺の勝利が決定する。
突発的な変化技禁止バトルだったが、如何に普段変化技に助けられているかが改めて良くわかった。
けど、そのおかげで見えたものもある。普段見ない景色を見たことで、変化技の使い方についていろいろ考えさせられる一戦だった。
アザミから四つ目のフロンティアシンボルである、ラックシンボルを受け取る。これでようやく半分を超えた。後は三つ、一気に駆け抜けてやるぜ。
追記。どうやらアザミとタケシは連絡先を交換したようで、タケシが嬉しそうにメールを打っている。今回は悪くない感触だったし、もしかしたらタケシの恋が実るのも遠くないかもしれないな。
原作との変化点。
・第154話『ドッキリ! ビックリ! エレキッド!!』より、ハルカがエレキッドをゲットした。
元気になった後の笑顔を見てスカウト。でんきタイプもいないので丁度良かった。
・第155話『ポケモンレンジャー登場! セレビィ救出作戦!』より、ニューサトシがセレビィを助けた。
如何に伝説が好きじゃなくても、困っているなら助ける。それがニューサトシ。
・第156話『ウソハチと忍者スクール!!』より、またスクールに参加した。
ラティは、忍者が大好きなのだ。
・第157話『時を超えるハルカ!!』より、過去に飛んだのを信じて貰えなかった。
SFにちょっと詳しいニューサトシは全く信じなかった。
・イーブイが生まれた。
原作通り。
・第158話『熱闘バトルチューブ! VSチューブクイーン・アザミ!!』より、タケシとアザミが仲良くなるのを黙って見ていた。
アニメでは空気を読まずにマサトが妨害するが、本人も嫌がって無さそうだったので、今回は見逃している。
・これからは特別ルールかフルバトルにしろと要求。
今回は変化技なしバトルになっている。アニメで自身のポケモンに防御技を覚えさせていないと聞いたことで思いついた。
・技スロットを二つ使うが、ジバコイルが先制技を手に入れた。
いつかやりたいと思っていた超電磁砲。10まんボルトでの成功率は約五割。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.63
ピジョット Lv.59
バタフリー Lv.59
ドサイドン Lv.62
フシギダネ Lv.59
リザードン Lv.63
カメックス Lv.59
キングラー Lv.59
カモネギ Lv.59
エビワラー Lv.59
ゲンガー Lv.61
オコリザル Lv.58
イーブイ Lv.58
ベトベトン Lv.58
ジバコイル Lv.58→59
ケンタロス Lv.58
ヤドラン Lv.58
ハッサム Lv.60
トゲキッス Lv.58
プテラ Lv.59
ラプラス Lv.58
ミュウツー Lv.75
バリヤード Lv.59
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.57
カビゴン Lv.57
ニョロトノ Lv.57
ヘラクロス Lv.56
メガニウム Lv.56
マグマラシ Lv.55→56
ラティアス Lv.51
ヘルガー Lv.56
ワニノコ Lv.55
ヨルノズク(色違い) Lv.55
カイロス(部分色違い) Lv.56
ウソッキー Lv.55
バンギラス Lv.61
ドンファン Lv.54
ギャラドス(色違い) Lv.53
ミロカロス Lv.47
ミズゴロウ Lv.49
オオスバメ Lv.49
ジュプトル Lv.49
ヘイガニ Lv.48
フライゴン Lv.54
コータス Lv.48
ラルトス(色違い) Lv.30
ユキワラシ Lv.45→46
ワカシャモ Lv.42
タマゴ 時々動いているみたい。生まれるまでもうちょっとかな?