ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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♯215 『基礎を大事に』

 13歳 θ月χ日 『ばえ』

 

 明日のコンテストに備えて衣装を探しに行く。毎回毎回、奇抜なファッションで有名なニューサトシだが、これでもコンセプトに迷うことはあるのだ。

 今回はラティを確定枠に、他の一体を誰にするかはまだ決めていない。多分、キルリアが出たがりそうなので、今回はキルリアでもいいかもしれないが、オーキド研究所にいる俺のポケモン達の調子次第でもあった。

 

 あーでもない、こーでもないと衣装を探し回っていると、ふと赤い外套が目に入る。

 

 ふむ、これに黒いシャツでFateのアーチャースタイルというのもいいかもしれん。ミュウツーに弓を作って貰って、ボールを矢の先端に括り付けて格好よく射出――は、演出としても映えるだろう。

 

 時間を稼ぐのもいいが、別に観客の視線を独り占めしても構わんのだろう? 的なやつだ。

 

 後は、もう一人のメンバーだな。もうキルリアで確定して、キルリアにはFateのキャスターが着ているメディアのローブに似たものと、ラティにはセイバーがFGOの最終再臨で付けている王冠でも被せてやれば喜ぶだろう。

 とりあえず、サクッと買い物を済ませてキルリアに明日のコンテストに出ることを伝える。いきなり言われても困る――と、ジト目を貰ったが、口元に小さな笑みが浮かんでいるのは隠せていない。やっぱ可愛いツンだぜ!

 

 

 追記。夕方、明日に備えてポケモンの調整をしていると、ガバイトを連れたウララという女がヒカリにちょっかいを出してきた。聞けば、ウララもミクリカップに参加していたが一次審査で敗退したらしい。おまけに、ヒカリは運で優勝したと思っているようで、明日は勝つと喧嘩を売ってきた。まぁ、あれが運だとしか思えないなら大したことはないな。

 

 

 

 13歳 θ月ψ日 『ポケモンコンテスト アケビ大会 前編』

 

 いざコンテストということで会場に向かうと、既にロケット団のムサシとコジロウ――いや、キャンディ・ムサリーナと、ボルケーノ・コージィの二人は衣装を身に纏って準備万端という様子だった。

 

 前に、ナナミさんがネタバレしたので、もうヒカリもあれらがムサシとコジロウだということを知っている。

 ちなみに、そのナナミさんはというと、当然のように審査員席を新しく一つ用意して貰っていた。さすななである。

 

 と、感心していると、昨日のウララとかいう女が、またヒカリにちょっかいを出してきた。

 

 最初は嫌な感じと思っていたヒカリだが、どうも話している内に、ウララはヒカリを嫌っているのではなくて、実力を証明したいだけとわかったらしく、「手加減なしで行くからね!」と、強い言葉を返している。

 

 ぶっちゃけ、そこまでの警戒はいらないと思うが、ヒカリは「いくらミクリカップ一次審査落ちでも馬鹿には出来ないよ」と、真正面からその挑戦を受けている。

 確かに、ヒカリだって、ついこの間まで一次審査落ちだったのに、ミクリカップで優勝できたのだ。人間、いつ才能が花開くかなんてわからない――と、いうことだろう。

 

 相手の実力を勝手に決めつけるのは俺の悪い癖だ。油断大敵――と、新たに決意を固める。

 幸か不幸か、一次審査のトップバッターが俺だったので、この戒めを再確認出来て良かった。

 

 一次審査は、俺とキルリアで臨んだ。昨日の作戦通り、矢に括り付けたボールを上に放ち、上空から現れたキルリアが、見た目全振りの『シャドーボール』と『サイコキネシス』によるヘカティックグライアー擬きをフィールドに放って観客の度肝を抜いている。

 おまけに、キルリアが着地すると同時に、『ミストフィールド』を展開。全体的に黒が基調のキルリアと、神秘的なフィールドが調和し、その色違いの魅力を全面的にアピールしてやった。

 

 パワフルな技のコンボと、ポケモンの魅力を見せつける二重奏で会場は既にキルリア一色だ。

 

 ヒカリも「流石はサトシ……レベルが高い」と、冷や汗をかいているが、やる気満々なのは見ていてよく分かる。

 実際、続くヒカリは、お得意の回転演技を使いながら、ガーメイルの舞の魅力を上手く伝えてきていた。相手の演技に惑わされず、自分の演技を貫く力を、既にヒカリは持っている。

 

 そこから少しして、例のウララも出てきた。どうやらウララは技を繰り出す前に、必ず同じ動きを見せることで、審査員や観客に特徴を印象付けるというテクニックを使用していた。

 小技とも言えるが悪くない策だ。

 ぶっちゃけ、ニューサトシはこういう基本をほぼ学んでいないので頭にない考えだった。意図的に動きを覚えさせて、最後にどんでん返し――っていうのも出来るし、見せ方一つとっても工夫っていうのは大事だな。

 

 と、思っていると、コジロウの番が来た。見ていると、マスキッパを出すと同時に食われるという、いつものお家芸をかましている。成程、ナナミさんは、ムサシのように技術的な方向ではなく、ポケモンの魅力を全面的に伝える方向性でコジロウを育てたのか。

 実際、マスキッパの顔を見れば、トレーナーのことが大好きなのは誰にも伝わるし、楽しんでいるというのが全面的に伝わる。また、コジロウが食われることで、マスキッパの特徴であるその大きな口もアピールできた。

 

 ぶっちゃけ、こういう体を張るタイプはアニメのムサシの役だと思っていたが、まさかコジロウがこういう方向性で来るとは思わなかったぜ。

 ヒカリも、「ああいうのもアリなのね」と頷いている。ぶっちゃけ、審査員達のウケも悪くなかった。コジロウのやっていることは、一見ギャグっぽいが、あれはポケモンの魅力を伝えるのに、道具や技を用いなくても方法はいくらでもあるという証明でもある。

 

 最後にムサシが、ミノマダムと一緒に、いつものように自信満々に演技を決めきると、一次審査は終了となった。

 

 二次審査に進出できるのは最大で8名――選ばれた8人の中には、俺、ヒカリ、ウララ、ムサシ、コジロウの5人はしっかり入っていた。

 同時に、二次審査の組み合わせも発表される。ファーストステージは俺VSコジロウ。ヒカリVSウララ、ムサシは名前の知らないコーディネーターが相手となっていた。

 

 さぁて、相手はコジロウか。

 

 悪いが、初心者とはいえ油断する気はなかった。それだけ、ナナミさん直伝の技術は油断ならないものを持っている。

 

 二次審査で使うのはラティだ。応援席にラティの姿がないことから、どうやらコジロウも俺がラティを使ってくるのは読んでいたようで、フィールドにラティを出すと、「やっぱ、そう来るか」と頷いていた。

 

 ラティも、ポーズを決めてコジロウと相対する。

 

 相手が伝説のドラゴンポケモン――魅力という点では、どうしても普通のポケモンでは、一歩劣ってしまう場面だ。

 コジロウは悩んだ末に、サボネアを出してきた。前にナタネに奪われそうになったのを助けてやったっきりだったが、ナナミさんに随分仕込まれたのか、登場の仕方がかなり様になっている。

 

 互いのポケモンが出たことで、ファーストステージがスタートした。

 

 開幕、コジロウは『やどりぎのたね』で有利を取ろうとしてきたので、こちらも『マジカルフレイム』でやどりぎを燃やし尽くしていく。炎によるやどりぎの迎撃が評価されてコジロウが10ポイント削られる。

 コジロウはすぐさま『しっぺがえし』を指示してきた。ラティの苦手なあく技で攻めてこようという魂胆のようだ。ならば、こちらも負けじと、『ドラゴンクロー』で反撃する。

 

 サボネアが使っている『しっぺがえし』は基本的に威力50の物理技だが、後攻の場合に威力が倍になるという効果があった。ラティはかなりのスピードタイプなので、当然だがサボネアより早い。よって、『しっぺがえし』は想定よりもかなり威力が大きかった。

 とはいえ、普通のポケモンバトルと違って、力同士のぶつかり合いだけが全てを決める訳ではない。『ドラゴンクロー』で技を逸らし、そのまま反対の手で反撃する――否、しようとした瞬間、ラティの顎が跳ね上がった。

 

 成程、『ふいうち』か。

 

 元々、『しっぺがえし』が受け流されるのはわかっており、本命として『ふいうち』を隠していた。なかなかに強か――流石のラティも、不意を突かれてたたらを踏んでいる。受け流しでさらに10ポイント削ったが、こちらも技の直撃で15ポイント削られていた。

 

 勝負としては、ほぼ互角。

 

 だが、同じ手は何度も通用しない。特性『ふゆう』の強みを利用して、高度を上げていき、ラティのみに使うことが許された『ミストボール』を展開して、遠距離攻撃を仕掛けていく。

 確かに、『ふいうち』は強力な技だが、無敵という訳ではない。相手の攻撃に反応して、先に攻撃を当てるという技の都合上、どうしても相手に近寄るという行為が間に挟まる。当然、距離を空ければ、その距離を詰めるまで姿は丸見えとなり、対処はそう難しくなかった。

 

 コジロウも、俺が『ふいうち』を対策していると気づいたようで『しっぺがえし』で『ミストボール』を跳ね返そうとしてくる。しかし、技を弾き返してくるであろうことは想定の上だ。

 続く、『サイコキネシス』で『ミストボール』をコントロールし、ボールが直前でフォークのようにガクンと下に落ちる。『しっぺがえし』は空振りに終わり、落ちたボールはバウンドするかのようにサボネア本体へ向かって跳ね上がった。

 

 先程のお返しだと、言わんばかりに、『ミストボール』がサボネアの顎を撃ち抜く。これでさらに相手のポイントが15削られ、こちらが有利となる。

 コジロウも、こちらがもっと派手な大技――それこそ『流星ダイブ』のような技を使ったアレンジで攻めてくると思っていたようで、想定外の基本的なバトルに「くそっ、予定と違うぞ」と声を上げていた。

 

 おそらく、こちらの見せ技を妨害してポイントをもっと得るつもりだったんだろうが、残念だったな。今回のニューサトシの目標は基礎の追及にある。

 好き勝手出来る一次審査はともかく、バトルを重きとする二次審査では技の使い方や立ち回り一つが評価に関わってくるのはもはや言うまでもないだろう。俺は今まで、技のアレンジを多用してきたが、ここで基本に立ち返ってみることにしたのだ。

 

 自分の演技を作る土台として、まずは一つ一つの技を改めて理解することで、応用できる幅を広げる。

 そのために、ラティにも今回は基礎を大事にするように言ってあった。本人が理解しているかはわからないが、『きそ! きそ!』と言っているので多分大丈夫だろう。

 

 そんなこんなで、基礎に立ち返ったニューサトシは相性有利な『マジカルフレイム』を使って遠距離攻撃を仕掛ける。コジロウも、このままじゃじり貧だと判断したのか、『ふいうち』で距離を詰めてきた。

 

 しかし、その軌道は丸見えだ。

 

 相手の『ふいうち』の一撃を躱しながら、『ドラゴンクロー』で反撃していく。しかし、コジロウも『ふいうち』は移動手段として割り切っていたようで、攻撃を受けながらすぐに『やどりぎのたね』で反撃してきた。

 

 近距離でのやどりぎが狙いだったか――しかし、甘い。

 

 付着したやどりぎを『サイコキネシス』で引きはがし、『マジカルフレイム』で焼き切る。この世界では、こういう対処も可能だ。

 そのままコジロウのポイントを奪おうと、再び『ドラゴンクロー』を指示する。しかし、その瞬間、突如としてラティの動きがスローになり、相手の『ふいうち』で地面に叩き落とされた。

 

「……『わたほうし』か」

 

 おそらく、こちらがやどりぎを対処している間に、向こうも最後の技を使ってきたのだ。

 相手の素早さを二段階下げる『わたほうし』――それもあの速度だと、二回は使われただろう。気づかぬ間にラティは自慢のスピードを奪われて撃墜させられていた。

 

 正直、コジロウは強い。センスもある。このままいけば何かのタイミングで負けることも十分あり得た。

 

 だからこそ、油断はしない。

 

 これまでのやり取りで、俺の残りポイントは大体50ポイント。コジロウはおそらく45――残り時間を考えると、ここは逃げ切りを選択する場面だろう。『サイコキネシス』を指示して、サボネアの動きを封じ、ポイントをさらに奪っていく。

 今まではこういうギリギリの場面だと、無理にポイントを奪おうとして突撃し、一か八かの場面を作りすぎた。エンタメとしてみれば、その方が盛り上がるが、コンテストバトルとしては相手に要らぬチャンスを与えているのと同義だ。

 

 その辺りの判断も俺のバトルの自信からくる慢心や油断が、相手に大差をつけて勝とうとしていたのかもしれないが、ここは安定性を選び相手の動きを封じて時間を奪わせて貰う。コジロウも、少し遅れてニューサトシが逃げ切り体勢に入ったことに気づいたようだが――流石に追い切れなかった。

 

 結果、50対40で、俺がファーストステージを勝利している。コジロウは「勝てるつもりだったんだけどなぁ」とぼやいているが、短時間でここまでコンテストに合わせたバトルが出来るのは間違いなく才能だ。

 

 そのまま、次の試合に入り、コジロウは敗退したがムサシは勝利し、ヒカリもまたウララとのバトルを進めていた。

 

 見ると、ウララはガブリアスの進化前であるガバイトを使っており、ヒカリはパチリスで戦っている。じめんタイプを持っているガバイトの前に、ヒカリもかなり苦戦しているようだ。

 ガバイトはかなりのスピードファイターのようで、ヒカリの回転を利用した技を上手く防いでくる。しかし、ヒカリも負けじとガバイトの技を凌いでポイントを稼いでいた。真っ向勝負で勝つことだけが、コンテストバトルではないということだな。

 

 結果、ヒカリが勝利し、ウララがハンカチを噛みしめながら悔しがっている。だが、ヒカリが勝ったのは運だけではないと理解したようで、苦々しい顔で握手に応じていた。

 

 これでセミファイナルに進んだのは、俺とヒカリ、ムサシにもう一人――組み合わせは、ヒカリ対ムサシになった。

 

 俺の相手はどうやらフローゼルを使って勝ち抜いてきたようだが、流石にラティの基礎攻撃に対応できずに手一杯になっている。先に、俺が一抜けしてファイナルへ進出を決めた。

 

 続くヒカリとムサシのセミファイナル――前のミクリカップでは、無理にドクケイルを使い続けた結果、実力を開花させたヒカリにムサシが敗北している。

 今回はどうか――と、思いながら見ていると、ムサシはメガヤンマを出してきた。対するヒカリはパチリスで、相性的だけ見るならヒカリが有利ではある。

 

 開幕、ヒカリは『ほうでん』を指示して弱点を突いていった。ムサシは『みきり』を指示して、攻撃を軽く回避している。ヒカリのポイントが10削られた。

 

 同時に、メガヤンマの特性である『かそく』が発動し、スピードが一段階早くなる。自慢のスピードを使って、今度はムサシが攻めて来た。

 素早く、パチリスの後ろを取ると、『どろかけ』で弱点を攻撃しながら、相手の命中率を下げる――という、クレバーな攻撃を仕掛けてくる。

 

 流石のパチリスもこれは避けきれずに直撃を受けた。同時に、パチリスの命中率が一段階下がり、ヒカリのポイントが15削られる。だが、ヒカリもされるがままではなく、すぐに『ほっぺすりすり』で反撃に出た。

 同時に、『みきり』で再びムサシが攻撃を躱す。

再びヒカリのポイントが10削られた。前の時とは違う。ムサシも鍛え直してきて進化している。動きが洗練されていて無駄がない。さらに『かそく』で素早が一段階上がった。

 

 しかし、ヒカリも諦めない。『みきり』系の技は連続で使えないことを利用して、即座に『ほうでん』で反撃に出る。

 ムサシは加速して上がったスピードで即座に上空に逃げようとしたが、ヒカリが咄嗟の機転でパチリスを回転させて『ほうでん』の電撃が上空にまで上った。

 

 ようやくの反撃で、ムサシのポイントが15削られる。だが、まだポイント差は大きい。ヒカリの不利に変わりはない――と、思っていると、いつの間にかボールから出てきていたのか、ヒカリのマンムーが応援用のボンボンを頭に着けて、真剣な目でヒカリを見ている。

 

 何だかんだ、こいつも素直じゃねーんだよな。

 

 好きな女に意地悪したい男心とでもいうのか。俺がマンムーを、時間をかけて和解した方がいいと判断したのは、マンムーが本気でヒカリを嫌っている訳ではないとわかっていたからだ。

 いつもそうだが、マンムーは何だかんだ理由を付けては最終的に力を貸してくれる。ポフィンを大量に貰ったり、マッサージをすると約束したりだが、マンムーはそれを受け入れてくれるのだ。これを見て、本当にマンムーとの関係を悩んでいるのは意外に鈍感なヒカリくらいのものだろう。

 

 と、マンムーとヒカリの関係について考えていると、遂に状況が動き出したらしい。ムサシはいわタイプの特殊技である『げんしのちから』で攻めていたようだが、ヒカリは再び『いかりのまえば』で、『げんしのちから』を砕くという荒業でそれを跳ね返していた。

 

 ちなみに、この『いかりのまえば』は昨日ウララがちょっかいをかけに来た時、あいつのガバイトとひと悶着あって覚えたガチの新技である。

 そのまま、驚きに動きを止めるメガヤンマを捕まえて『ほっぺすりすり』で麻痺にしていく。これで、『かそく』によって上昇していた速度も半分に下がった。それでも十分早いが、トップギアのままで居られるよりかは幾分マシになるだろう。

 

 これで、お互いのポイント差はゼロになり、時間も残りわずかとなる。ムサシは最後の技として、『むしのさざめき』をチョイスした。タイプ一致の高火力技で一気に勝負を決めようという腹だ。

 対するヒカリは『じゅうでん』を指示していた。一度だけ、次に出す電気技の威力が二倍になる技だが、先行がメガヤンマである以上反撃など間に合いはしないぞ。

 

 しかし、それでもヒカリはパチリスを信じて『じゅうでん』を続けさせる。既にメガヤンマの『むしのさざめき』はすぐ目の前まで来ていた。

 反撃は間に合わない――技がぶつかったことで爆発が起こり、パチリスが爆風で空中に投げ出される。どうやら、直前でギリギリ回避できたようだが、それでも地面に当たった爆風がパチリスにダメージを与え、ポイントを大きく削っていった。

 

 それでもヒカリとパチリスは諦めなかった。最後の最後――得意の体を回転させての『ほうでん』で反撃を狙う。

 

 ムサシは『みきり』を指示した。しかし、ここで麻痺が悪さをして、メガヤンマの動きが一瞬止まる。タイミングが狂って『みきり』は間に合わない。これでヒカリの勝ちだ――と、思ったが、何故かギリギリで電撃の矛先がズレてメガヤンマの体をかすめるに止まった。

 大ダメージではあるが、直撃よりはダメージが安く済んでいる。見ると、パチリスが目を擦っていた。序盤にムサシが使った『どろかけ』の命中率一割ダウンをここで引いたか――

 

 それでも、ポイントは大分回収した。どちらが勝ったか――と、モニターを見ると、残りポイントはムサシが45、ヒカリが40で、ギリギリでムサシが勝利している。

 

 もし、最後の一撃が直撃していたら結果はまた変わっていたかもしれない。が、これが現実。

 ヒカリも悔しそうな顔をしているが、素直に勝者であるムサシを祝福していた。ムサシも、珍しく「あんたもまぁまぁだったわよ」と、相手を褒めている。これで、ファイナルは、俺対ムサシになった。

 

 

 




 原作との変化点。

・Fateアーチャー衣装。
 ニューサトシがそこまで色黒でなく、おまけに黒髪なのであまり似ていない。が、黒いキルリアのメディアはかなり真に迫った出来になっている。

・ボルケーノ・コージィ。
 我ながらなかなかのネーミングとなっている。草タイプ主体の癖に、コスチュームは炎モチーフという謎。

・第114話『ポケモンコンテスト! アケビ大会!』より、コジロウとコンテストバトルした。
 実はコジロウはナナミさんからニューサトシ対策を授けられていた。基本的にバトルの癖で真っ直ぐな動きが多く、ここぞという時に大技を使うので、そこを叩くつもりだったが、今回のニューサトシが基本に立ち直った丁寧な動きを心掛けていたため逆効果なアドバイスになっている。

・ヒカリがウララに勝利した。
 原作ではじめんタイプを持つガバイトに電気が効くというタケシのイワークと同じ事件が起きているが、この世界では効かないのでかなり苦労している。

・ムサシとヒカリが勝負した。
 ミクリカップのリベンジ。ヒカリもあの時から実力を上げており、ほぼ互角の立ち合いを見せたが、ムサシが意地で勝利をもぎ取った。



 現在ゲットしたポケモン

 ピカチュウ Lv.65

 ピジョット Lv.60

 バタフリー Lv.60

 ドサイドン Lv.62

 フシギバナ Lv.60

 リザードン Lv.65

 カメックス Lv.60

 キングラー Lv.60

 カモネギ  Lv.60

 エビワラー Lv.60

 ゲンガー  Lv.62

 コノヨザル Lv.60

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 ベトベトン Lv.60

 ジバコイル Lv.60

 ケンタロス Lv.60

 ヤドラン  Lv.60

 ハッサム  Lv.60

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 プテラ   Lv.60

 ラプラス  Lv.60

 ミュウツー Lv.75

 バリヤード Lv.60

 イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.58

 カビゴン  Lv.59

 ニョロトノ Lv.59

 ヘラクロス Lv.57

 メガニウム Lv.57

 マグマラシ Lv.57

 ラティアス Lv.54

 ヘルガー  Lv.57

 ワニノコ  Lv.57

 ヨルノズク(色違い) Lv.56

 カイロス(部分色違い) Lv.56

 ウソッキー Lv.56

 バンギラス Lv.61

 ドンファン Lv.56

 ギャラドス(色違い) Lv.56

 ミロカロス Lv.51

 ラグラージ Lv.52

 オオスバメ Lv.51

 ジュカイン Lv.52

 ヘイガニ  Lv.51

 フライゴン Lv.56

 コータス  Lv.50

 キルリア(色違い) Lv.43

 オニゴーリ Lv.49

 ワカシャモ Lv.47

 メタング(色違い) Lv.42

 エテボース Lv.41

 ムクホーク Lv.40

 ナエトル  Lv.40

 ブイゼル  Lv.41

 ムウマージ Lv.46

 カバルドン LV.40

 ミカルゲ  Lv.56

 グライオン Lv.36

 ロトム   Lv.40


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