ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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♯223 『こいつ、封印したのまさかのO・RE!』

 さーて、どうしたもんかな。シロナがちびってことは、ここは俺が元いた場所から10年以上過去ということだ。

 

 とりあえず、行く当てもないのでしばらくはシロナの家に厄介になることにした。前にも来たことがある――といっても、今は10数年前だが殆ど中は変わっていない。精々がシロナの部屋がまだ子供っぽいと言う感じだ。

 

 シロナの家に行くと、前に会ったカラシナ博士もいて、シロナが俺に助けて貰ったことを話している。フカマルも、ボーマンダに手も足も出ずに倒されてしまったと話すと、流石にカラシナ博士も心配した様子を見せていた。

 その後、改めてカラシナ博士と向き合う。流石に、お世話になるのに顔を見せない訳にもいかないので、軽く顔を見せて頭を下げた。とはいえ、シロナに顔を見られる訳にはいかないので、お面を外したのはほんの一瞬だが。

 

 相も変わらず、カラシナ博士は気さくな人間のようで、俺みたいなピカチュウの仮面を被った怪しいやつを、「ま、気が済むまで居ればいいさ」と受け入れている。

 シロナも俺がしばらくここにいるとわかると嬉しそうな顔をしていた。まぁ、俺も帰るための方法を調べないといけないから暇ではないが、時間が出来たら遊んでやろう。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 サトシが空間にあいた謎の穴に吸い込まれてしまった。ヒカリやラティはいきなりのことに驚いて慌てているが、こういう時こそ年長者の俺が冷静にならないといけない。

 バトルをするはずだったヒロシ君やミツル君も呆然としている。無理もない、俺はサトシとの付き合いでこういう事態にも慣れているが、彼らはこういう不可思議な現象は初めての体験だろうしな。

 

 とりあえず、サトシにはミュウツーもいるんだ。そうそう死にはしないだろう――と、考えていると、物凄く綺麗なお姉さんがこちらに走ってくるのが見えた。

 

 ああっ! これこそが運命、貴女の美しさに俺のハートも時空間に吸い込まれそうに――なった瞬間、尻にいつもの痺れが走る。さ、流石はグレッグル、仕事が早いな。

 

 聞く所によると、彼女はシーナさんと言い、この近くにある遺跡を守っているらしい。

 今回、シーナさんがここにきたのは、時空の乱れとやらを感じ取ったからであり、彼女は伝説のポケモンであるディアルガとパルキアと心を通わせて、共に時空の乱れの調査をしているということだった。

 

 シーナさん曰く、その時空の乱れというのは、全てを生み出したと言われる伝説のポケモン、アルセウスが眠りから覚めようとしているのが原因だという。

 

 アルセウスはかつて、飛来する隕石からミチーナの地を守り、荒れ果てた土地の復興のため、当時の長に己の命の源の一部を、宝玉として貸し与えたのだが、その長は宝玉を返さずにアルセウスに攻撃を仕掛けた。

 怒ったアルセウスはミチーナの神殿を崩壊させ、人間への深い恨みを抱いたまま、傷を癒すために永い眠りに着いたらしい。シーナさんは、その長の子孫であり、宝玉を返還してアルセウスの怒りを鎮めるため、アルセウスの目覚める時期を探っているとのことだった。

 

 サトシが吸い込まれた謎の穴は、アルセウスによって起こされたものであり、どこに飛ばされたのか、どうやったらここに戻って来られるかもわからないと、シーナさんは言っている。

 

 だが、俺達は特に悲観してはいなかった。こういう不思議な事態に巻き込まれるのは、初めてではない。サトシのことだ。いずれ、何らかの方法を見つけてフラっと帰ってくるだろう。

 それに、シーナさんが宝玉を返還してアルセウスの怒りが静まれば、サトシのことを探してくれるかもしれない。とりあえず、今俺達に出来るのはシーナさんに協力して、アルセウスが目覚める場所を探すお手伝いをすることだけだった。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 シロナに拾われて約二週間、その間色々調べてみたがやはり時間を跳躍するにはディアルガにあって直に文句を言うしかなさそうだった。

 前にディアルガをボコった時に、ミュウツーがその波動を覚えていてくれているので探すのはそう難しいことではない。つまり、ここにいる必要ももうなくなったわけだ。

 

 しかし、じゃあ帰りますとも言いづらい。

 

 この二週間、シロナの頼みでポケモンバトルの基礎を教えることになり、もはや妹のように懐いてくれている。まさか、探していたというシロナの師匠が俺になるとは思わなかったが、これはもう俺が師匠なのかシロナが師匠なのかは、タマゴが先か鶏が先か問題と一緒だった。

 

 と、どうでもいいことを考えながら今日の勉強をしていく。ぶっちゃけ、俺が教えられることなど殆どが基礎であり、後はここからシロナが10何年かけて自分のスタイルを作っていく訳だ。

 

 まぁ、バトルのスタイルが似ている謎は解けた。俺が教えたんだからそりゃ似てるわ。

 

 ただ、成長はアホほど早い。まるでスポンジが水を吸うかのように知識を吸収していく。リザードン(流石に身バレ防止で他のポケモンは見せられないの)で、相手をしているのだが、こちらが教えていない動きも見て覚えてしまうのだ。

 

 これはそのうちもう教えることもなくなるな。そうなったら、別れを切り出そう。

 

 泣くかなぁ?

 

 泣きそうだなぁ?

 

 でも帰らない訳にもいかないからなぁ。

 

 仕方ないよなぁ。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 遂にアルセウスが覚醒した。人間を滅ぼそうと、復讐のために俺達の前に現れる。

 

 シーナさんは命の宝玉を返そうとするが、本物だと信じていたその宝玉は精巧に作られた偽物だった。またも人間に裏切られたと思ったアルセウスは怒りに任せて暴れ出し、ディアルガとパルキア、さらには前に仲良くなったギラティナまで現れて応戦していく。

 

 しかし、アルセウスは神と言われるポケモンだけあって、その力は絶大だった。

 

 あのディアルガ、パルキア、ギラティナの三体がまるで相手になっていない。ここにサトシが居てくれれば、ミュウツーでどうにかしてくれたかもしれないのに――と、考えていると、急にディアルガが俺達に向かって自身の時を司る力を使い出した。

 

 目の前の景色がまるで巻き戻しのように戻って行く。おそらく、ディアルガは俺達を過去に飛ばして、本物の命の宝玉を取りに行かせようと考えたのだろう。

 もしかしたら、そこにはいなくなったサトシもいるかもしれない。いや、もしいなかったとしても、この世界を守るためにも何とかして命の宝玉を取り返さないと!

 

 

 

◇◆

 

 

 

 何だかんだ、あれから二週間――結局、ひと月もここで生活してしまった。

 

 と、いうのも、帰ろうとしたのだが、何故かミュウツーの『テレポート』でディアルガの所に行けなかったのだ。気配は感じるのに、いざ『テレポート』すると違う場所に着いてしまう。何度か繰り返したが、結局はディアルガに会うことが出来なかった。

 

 恰好よく別れを告げて戻ってきた俺を見て、シロナが何とも言えない顔をしていたのは今でもよく覚えている。多分、お面を付けていなければ、俺はまともにシロナの顔を見ることも出来なかっただろう。

 

 当然、ひと月もあれば教えることは全て教え終えている。後はもう教えたことを積み重ねて自分のモノにし、発展させていくだけだ。結果は、こいつが未来のチャンピオンであることからもお察しである。

 

 今日は暇つぶしに一人でテンガン山に来て釣りをしていた。マグマラシがボールから勝手に出てくると、フンフンと何かの匂いを嗅いでいる。

 

 全く、犬じゃねーなんだからと思いながらも、シロナもいないし好きにさせることにした。

 

 多分、ヒスイバクフーンになりたいんだろうが、流石に過去と言っても10数年じゃヒスイ種への進化は無理だろう。それとも、メガストーンでも探してんのか? いや、マグマラシはメガシンカしないか――と、マグマラシの様子を見ながら一人ボケツッコミをしていると、早くも釣り竿に獲物がかかる。

 

 なかなかに重い。竿が左右に振られてミスると糸が切れそうだ。しかし、釣りマスター(自称)のニューサトシに不可能はない。波動で糸を強化して力技で無理やり釣り上げてやると、ここでしか釣れないヒンバスが引っかかっていた――それを見て、何故俺達は今までディアルガの下に『テレポート』出来なかったかを本能的に察する。

 

 おそらく、このヒンバスを俺はシロナに譲るのだ。そして、大きくなってタマゴを産み、そのタマゴが俺の下にやってくる。この未来を変えさせないために、世界は俺達をこの場所に引き留めていた。

 

 何故かはわからない。だが、それが正しいことなのだと何となくそう思えた。

 

 その証拠に、モンスターボールにヒンバスを収め、これをシロナに渡しに行くと、まるでこの時を待っていたかのように、俺の後ろに空間の穴が発生して俺を飲み込もうとしてくる。

 

「ししょう!」

「今回はマジでお別れだ。そのヒンバス、大事に育てろよ。いつかその子がタマゴを産んだら、お前が預けられると認めた人間に渡してやれ」

「まって、やだ! 行かないで!」

 

 やっぱ、泣くよな。今回はガチのお別れだからな。

 

 けどな、シロナ。これは今生の別れじゃないんだ。

 

 お前が頑張って努力を重ねれば、いつかまた俺達は巡り合える。そん時は、逆に俺のことを鍛えて強くしてくれよ。

 

「良いか! 忘れんなよ! ポケモンを信じろ! お前がポケモンを信じれば、ポケモンは必ず応えてくれる!」

 

 ああ。もう姿も見えない。けど、声は聞こえている。シロナの泣く声が耳に届いている――だが、逆を言えば、俺の声も届いているはずだ。

 

「後、部屋の掃除くらいちゃんとできるようになれよ! アイスばっか食うとデブになるからなー!」

 

 と、聞こえたかどうかはわからないが、師匠の問題点を最後の言葉として残し、俺は別の空間に連れていかれた。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 この過去にサトシはいないようだった。もしいたら話題になっていないとは思えないし、やはり命の宝玉をアルセウスに返して助けて貰うしか手はないのだろう。

 

 しかし、そう簡単にはいかなかった。

 

 過去のミチーナの神殿で、俺達はギシンという人物にドータクンを嗾けられ、『さいみんじゅつ』で眠らされて地下牢に連れていかれてしまったのだ。こういう時、サトシがいればワンパンで倒してくれるんだが、流石に『さいみんじゅつ』が効かない体質なのはあいつだけなので仕方ない。

 

 だが、そこには驚きの人物がいた。

 

 未来では、アルセウスに命の宝玉を返すのを拒否して争いを起こしたとされる族長のダモスが俺達と同じように囚われの身になっていたのだ。

 

 違った――過去にアルセウスを怒らせたのは族長のダモスではなく、俺達を捕まえたギシンだったんだ。ギシンが命の宝玉を我が物にしようと目論んでいた。

 何とかしてここを脱出して、ギシンから命の宝玉を奪い返さないといけない。もし、このまま何も出来なければ、未来もサトシも助けることが出来ない――

 

 

 

◇◆

 

 

 

 何というか、過去にやることありすぎだろ。

 

 シロナの時代でやることを終えてから、俺はいくつかの過去に飛んでいた。その一つが、まさかの一昨年。ハテノの森にやってきた俺は何故かスイクンと対峙していた。

 

 そういえば、ユキナリが過去に帰る時、いつの間にかスイクンが森の中からやってきていた。あれ、俺が誘導して連れて行ったらしい。

 

 じゃあ、連れて行かなきゃじゃんよということで、スイクンに来てくれとお願いすると、意外と素直にユキナリたちが居る所までついてきてくれた。

 後はタイミングを見計らってスイクンに登場して貰うだけなのだが、俺達遊びすぎぃ! スイクンさんも『まだですか?』って目で俺のこと見てるよ!

 

 結局、丸一日しっかり遊ぶのを見守ってスイクンさんに出て行って貰った。もう、スイクンさんに頭上がらないっすマジで。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 ピカチュウのおかげで、地下牢から脱出できた。外に出ると、既にギシンはアルセウスへ攻撃を仕掛けており、銀色の液体をかけられて動けなくなっているアルセウスの姿が見える。

 駄目だ。このままアルセウスが死んでしまえば、未来はきっともっと酷いことになってしまう。直感的なモノだが、サトシがここに居れば同じことを言ったはずだ。

 

 ギシンから、命の宝玉を取り戻す。

 

 ダモスさんやシーナさんの協力もあって、俺達は何とかギシンの下に辿り着いた。ドータクンの強力な『さいみんじゅつ』もネタがわかっていれば対応できる。

 それでもギシンは強敵だったが、ピンプクが後ろからこっそり不意打ちをしてくれたおかげで隙が出来、何とか命の宝玉を取り返すことが出来た。後はこれを返すだけだ。

 

 しかし、アルセウスの下へ行っても、アルセウスは動く様子を見せない。銀色の液体がさらに流し込まれ、アルセウスの体が沈んでいくと、俺達の体がゆっくりと消え始めた。

 おそらく、アルセウスが死ぬことで歴史が変わり、俺達がこの世界に来るという歴史も変わろうとしているんだ。そうだとして、世界はどこまで変わる? 俺達はまた出会うことが出来るのか? そもそもこの世界に生まれているのか?

 

 いや、違う。

 

 自分のことを心配している場合じゃない。何とかしてアルセウスを助けて、この世界を救わないと――

 

 

 

◇◆

 

 

 

 ぶっちゃけ、今が俺達の居た時代から何年前なのかもよくわからないが、いきなり時空間の穴から放り出されたと思ったら、何故かゲンシカイオーガとゲンシグラードンが喧嘩している間に投げ出されてしまっていた。

 とりあえず、事情を聞いてみるが、ゲンシカイキしているせいか、やたら好戦的であり、こちらの話をまるで聞こうとせずに攻撃を仕掛けてくる。矮小な人間がとでも言いたげだ。

 

 これだから伝説ってやつは――まぁ、そっちがその気ならやってやんよということで、ミュウツーを出して二体をボコボコにしていく。

 しかし、ゲンシカイキしているカイオーガとグラードンは強く、ミュウツー一人では抑えきれなかった。が、その瞬間、きずな現象が発生して、きずなミュウツーが爆誕している。

 

 そのまま、二体からゲンシカイキするためのエネルギーを吸収し、元のカイオーガとグラードンに戻してボコボコにしてやった。

 流石にここまでタコ殴りにされれば話も聞くだろうということで、大人しくなった二体に家に帰るように命令すると、渋々二体はどこかに帰って行く。言うこと聞いてくれたのは、ニューサトシの体の中に玉があるからかね?

 

 だが、これにて一件落着――と思っていると、今度は宇宙から大量の隕石が降ってきた。

 

 大規模な『りゅうせいぐん』と言って良いレベルで隕石はそこら中に落下し、海や大地に大きなクレーターが出来ている。

 すると、どこからともなくやってきたレックウザが降っている隕石を食い始めた。そういえば、レックウザの主食は隕石だったっけか。それなら、もう後はこいつに任せればいいだろう。

 

 と、思っていると、レックウザがこっちにやってきて宇宙にもっと大きな隕石があるから、一緒に行って破壊するのを手伝ってくれと言ってきた。どうやらメガシンカするのにトレーナーの力が必要らしく、俺の力を借りたいらしい。

 どうして俺? とも、思ったが、レックウザは隣のきずなミュウツーを見れば、俺がトレーナーとして優れた能力を持っているとわかるとこちらを褒め称えてきた――と、同時にきずな化が解除されて、ミュウツーも元の姿に戻っていく。

 

 まぁ、そこまで言われては仕方ない。隕石を放置してもあれだし、今回は力を貸してやろうということで、ミュウツーに宇宙空間でも活動できるようにして貰って、レックウザと一緒に巨大隕石の駆除に向かった。

 

 メガシンカを行って、レックウザをメガレックウザに進化させると、真っ直ぐ隕石に向かってぶつかっていく。

 しかし、思ったよりも隕石が大きかったようで破壊しきれていなかった。お前、『ガリョウテンセイ』はどうしたんだよ――と、聞いてみると、そんなもの知らないと首を傾げている。おま、メガレックウザなのに、『ガリョウテンセイ』使えないってマジか。どうやってメガシンカしてんだ?

 

 本来、レックウザは『ガリョウテンセイ』を覚えていればメガストーンなしでメガシンカが出来るのだが、こいつはどうやらポケスペ設定で体内の隕石をエネルギーにしてメガシンカをしているらしい。

 仕方ないので、どういう技かを説明してここで覚えさせてやる。お前、数多の専用技の中でも『ガリョウテンセイ』はかなり優遇されている方なんだからな?

 

 流石に伝説だけあってすぐに技の仕様を理解したらしく、メガレックウザはすぐにガリョウテンセイが使えるようになった。

 必殺の一撃で隕石を砕き、大量の隕石を食べてメガレックウザもご機嫌である。そりゃよかったね――と、いうことで、そろそろ地球に帰りたいのだが、こいつが食べ終わるのを待つしかないよな。

 

 と、いうことで、三日三晩かけて隕石を食い尽くしたレックウザと一緒に帰ってくると、お礼と言わんばかりに『もえぎいろのたま』を渡された。ぶっちゃけ、いらんのだが――と、思っていると、玉は何も言わずに俺の中に入ってくる。同時に、また時空間に穴が空き、別の時代へと連れていかれることになった。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 ダモスさんは諦めなかった。シーナさんも持っている心を見せあう力で、怒りに囚われたアルセウスに自分たちの気持ちを伝え続けた。

 

 しかし、それでもアルセウスは動かない。

 

 力尽きたように横たわるアルセウスは、俺達の声に何の反応も示さなかった。もう駄目か――と、思ったその時、眩い光と共に、遂にサトシがこの時代にやってきた。

 

 何故かピカチュウのお面を被っているが、「お前が、俺を連れて来たんだろうが勝手に死んでんじゃねぇ」と言いながら、自分の波動を流し込んでアルセウスの体を癒していく。

 

 体力を回復したアルセウスが体を起こすと、サトシと視線を合わせて命の宝玉をサトシに渡した。同時に、再びサトシが空間に吸い込まれていき、ピカチュウが追うように中に入って行く。

 

 俺達もまた体が透けてきた。しかし、先程のような嫌な感じはしない。きっと、元の時代に戻るのだろう。アルセウスも回復はしたが全快とは行かないようで、神殿で眠りにつくらしい。後は、元の時代に戻ってアルセウスに宝玉を返すだけで全ては解決――のはずだ。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 アルセウスに会えたのでもう仕事も終わりかと思ったら、まだ解決していない事件があった件について。

 

 それは、かつて俺がミカルゲを捕まえた村に伝わるピカチュウを連れた波動使いの件だ。

 

 俺達の時代から約500年前に俺達はやってきていた、このピカチュウを連れた波動使いは、冗談でも何でもなく俺だったようで、村の住人から暴れているミカルゲを封印してくれと頼まれる。

 

 こいつ、封印したのまさかのO・RE!

 

 ミカルゲも、『やっぱお前じゃねーか!』とボールから出て大暴れしており、俺もごめんと謝った。まさか、過去に来て封印するとは誰も思わないじゃんよ。

 

 とはいえ、マジで封印方法など知らんから、村に伝わるという封印の術とやらを試すことにする。封印にはピカチュウの力も必要ということで、アルセウスにあった時代でピカ様と合流しなかったらアウトだった件。

 

 と、いうことで、昔のミカルゲに会いにいく。

 

 しっかし、ミカルゲ自身の過去の映像では、体の一部しか見えなかったが、こうして対峙してみると体なんて今の10倍はあるし、禍々しさもポケモンとは思えない。

 

 実際、こいつは既にポケモンではなく、怪異になりかけている。ミカルゲも、改めて昔の自分を見て、『あれ、俺こんなんでしたっけ?』と、過去の自分の姿にビビっていた。

 

 そのまま、封印の術の呪文を唱えてピカ様と一緒にミカルゲ(怪異)を封印していく。かつての記憶に従い、『これからお前を封印する。反省したら迎えに来るから、その時までにちゃんといい子になってろよ』と声をかけ、ミカルゲ(怪異)の封印を終えると、また別の場所へと飛ばされていった。

 

 

 




 原作との変化点。

・劇場版アルセウスより、タケシを中心に映画ストーリー進行中。
 ニューサトシがいない代わりに、ヒロシ君とミツル君が巻き込まれている。原作通りに進んだが、最終的にニューサトシがアルセウスを助けた。

・ニューサトシが過去を修正中。
 シロナを鍛え、スイクンと知り合い、よくわからない巨大隕石の衝突を防ぎ、ミカルゲを封印した。他にも文量的に描き切れなかったが、細々とした過去を修正している。

・ヒンバスについて。
 タマゴを生む都合上、ヒンバスが二匹必要だったので一匹捕まえる必要があった。もう一体に関しては、新無印編でのカットと同じく自分で釣り上げている。♂がふしぎなうろこの受けで、♀がメロメロボディアタッカーと、シロナもしっかり使い分けている。ニューサトシのミロカロスは母親似。

・スイクンについて。
 この頃から執筆しながらニューサトシを過去に送る計画を考えていた。伝説嫌いのニューサトシではあるが、スイクンさんには借りが出来たので態度が柔らかくなっている。

・ゲンシカイキと隕石。
 一番最初の隕石衝突。この時のレックウザの活躍を見た流星の民が後にこの出来事を伝承していくが、長い時間で伝承もいろいろ内容が変わって原作のエピソードデルタに至る。

・ミカルゲ(怪異)。
 レベルも今より高く、伝説や幻と戦ってもそん色ないレベルの強さを持っている。本人すら自分と認識できないレベルで暴走しており、流石のニューサトシも封印するのがやっとだった。

・他にも過去に行ってる。
 適当に伏線張りまくってるので、本文で回収しきれなかったものもいくつかある。ジョウト半ばくらいから読み直すと、それらしい伏線があるかも?



 現在ゲットしたポケモン

 ピカチュウ Lv.65

 ピジョット Lv.60

 バタフリー Lv.60

 ドサイドン Lv.62

 フシギバナ Lv.60

 リザードン Lv.65

 カメックス Lv.60

 キングラー Lv.60

 カモネギ  Lv.60

 エビワラー Lv.60

 ゲンガー  Lv.62

 コノヨザル Lv.60

 イーブイ  Lv.60

 ベトベトン Lv.60

 ジバコイル Lv.60

 ケンタロス Lv.60

 ヤドラン  Lv.60

 ハッサム  Lv.60

 トゲキッス Lv.59

 プテラ   Lv.60

 ラプラス  Lv.60

 ミュウツー Lv.75→76

 バリヤード Lv.60

 イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.58

 カビゴン  Lv.59

 ニョロトノ Lv.59

 ヘラクロス Lv.57

 メガニウム Lv.57

 マグマラシ Lv.58

 ラティアス Lv.54

 ヘルガー  Lv.57

 ワニノコ  Lv.57

 ヨルノズク(色違い) Lv.56

 カイロス(部分色違い) Lv.56

 ウソッキー Lv.56

 バンギラス Lv.61

 ドンファン Lv.56

 ギャラドス(色違い) Lv.56

 ミロカロス Lv.51

 ラグラージ Lv.52

 オオスバメ Lv.51

 ジュカイン Lv.52

 ヘイガニ  Lv.51

 フライゴン Lv.56

 コータス  Lv.50

 キルリア(色違い) Lv.43

 オニゴーリ Lv.49

 ワカシャモ Lv.47

 メタグロス(色違い) Lv.45

 エテボース Lv.42

 ムクホーク Lv.41

 ナエトル  Lv.41

 ブイゼル  Lv.42

 ムウマージ Lv.46

 カバルドン LV.41

 ミカルゲ  Lv.56

 グライオン Lv.38

 ロトム   Lv.41

 ユキカブリ Lv.36


 ※タイムスリップについて。
 シンオウ編で一番時間がかかった話。最初はニューサトシがミュウツーと一緒にアルセウスと戦って映画通り過去に行ったり、ヒスイ編が始まりかけたりといろいろ考えた(ヒスイ編やったらプラス20話くらいして終わりが見えなそうだったので断念している)。 
 ただ、どうやっても話が散らかって纏まらなかったので、ニューサトシと現代で話を分けることにした。ついでにシロナを始め、いろいろなフラグを回収しつつ、上手く話を纏めることにも成功している。2ヵ月かけた甲斐はあったかな。

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