14歳 β月ω日 『ぶらり、イッシュ地方の旅』
俺に負けたグリーンがシゲルに勝ち、俺に勝ったシゲルがグリーンに負けたことで、妙な三角関係が出来てしまったが、シゲルとグリーンのバトルは仕方のない部分が多かった。
切り札であるダイマックスは、オレとの試合で既に高濃度ガラル粒子を使い切っており、カイリューが前の試合でのダメージでドクターストップを受けていたのだ。もし、俺と戦った時のように万全の状態であったのなら、また結果は変わっていたかもしれない。
とはいえ、負けは負け――意気揚々と出て行って負けたシゲルは、俺に何かを言われる前にホウエン地方から去っていった。アデュー。
結局、優勝したのはグリーンだったが、敗者復活戦で首の皮一枚繋がった形だ。俺に負けたという所を、きっとブルー辺りに突かれることだろう。しかし、優勝したのは間違いないので、このままカントーの四天王リーグに殴り込みに行くらしい。
ブルーは四天王リーグを辞退していたらしいが、グリーンは戦うつもりのようなので、どうせならレッドVSグリーンの夢の対決を見せて欲しいものだ。
と、思いながら、応援してくれていたシロナに挨拶にいく。だが、負けはしたものの、俺の実力は既に四天王リーグクラスはあると、シロナにもお墨付きをもらった。
もし来年やるなら、やはりシゲルに勝てるかどうかが優勝できるかどうかのラインになるだろうとシロナは語る。勿論、何もイレギュラーがないことが前提ではあるが、シゲルに勝てればその時点で優勝できると断定された。それだけ、俺とシゲルは実力的に抜けて来たらしい。
「あなたもシゲル君も、もうレベル的には私達と同じ側に来ているわ。後は、また旅をして手持ちを増やしたり、いろいろなことを学んだりして、少しずつ出来ることを増やしていくのもいいかもしれない。この後の予定は決まっているの?」
ふむ、予定ね。アニメでは確かイッシュ地方に向かうんだったか。もう、BW編の話などアイリスとデントが仲間になって、御三家とサングラスのワルビアルが仲間になるくらいしか覚えていないが、ワルビアルはゲットしたいのでイッシュに行くのも面白いかもな。
と、いうことで、暖かくなってきたらイッシュに行くと話す。タケシはポケモンドクターになるために、しばらく勉強すると言っていたし、ヒカリも何だかんだ多分別れる。
まぁ、イッシュに行って、原作通りにアイリスやデントが仲間になるかどうかはわからないが、しばらくは久しぶりに一人旅だな(ラティがいるので正確には一人旅ではない)。
14歳 γ月δ日 『別れとは』
チャンピオンリーグが終了し、後はカントーに戻るだけということで、トウカシティに寄ってハルカとマサトを家に送っていくことにした。
これでまたしばらく会うこともなくなるが、辛気臭い別れは性に会わないので、「またな」とあっさり別れていく。マサトはまたしばらくお留守番の日々が始まるが、ハルカはジョウトの旅を終えたので、今度はシンオウを旅すると言っていた。
こうして、あっさりとハルカやマサトと別れた訳だが、ヒカリも最初は「またね」と笑っていたものの、いざ人数が減るのを実感すると笑顔に陰りが出てきている。
どうやら、実際にハルカやマサトと別れたことで、ヒカリのママさんが言っていた言葉の意味が分かってきたのだろう。そろそろ本格的に別れが近づいているということを実感し始めたようだった。
14歳 γ月ζ日 『次の道』
カントーに戻ってくると、カスミさんもそろそろジムに戻ると声を上げた。チャンピオンリーグも終わり、今月に行われる四天王リーグが終われば、またジムは忙しくなってくるからな。
とはいえ、ハルカの時と同じく、カスミさんと別れるのもこれが初めてではないので、割とあっさり別れていく。どうせまた、次のリーグの時期が来れば遊びに来るだろう。
相変わらずあっさりな俺達のことをヒカリが神妙な顔で見ているが、ハルカやマサトに続いて、カスミさんともお別れになるとわかり、寂しくなってしまったポッチャマが怒って逃げ出してしまった。
これには流石のニューサトシもビックリということで、カスミさんも一時的に帰るのを止めて、一緒にポッチャマを探しに行く。
何か、昔のラティを思い出した。
怒って逃げ出すようなことはなかったが、昔のラティも別れるのが寂しくてぐずぐず泣いていたものだ。と、言うと、ラティは「ないてない!」と嘘をついた。
カスミさんが「えー? やだやだって、大泣きだったじゃない」と揶揄うと、「ラティ、ないてないもん!」と怒って走り出してしまう。タケシが「あんまり揶揄うなよ」と、苦笑いを浮かべながらラティを慰めに行く。なんか、こういう掛け合いも久しぶりだな。
と、昔を懐かしがっていると、ポッチャマを見つけた。さて、どうやって説得したもんか――と、考えていると、ヒカリが「私に任せて」と言ってくる。
まぁ、ポッチャマのトレーナーはヒカリだ。ここをヒカリに任せるのは当然のことでもあるので、そのままヒカリがポッチャマと話をするのを遠くで見守っていく。
盗み聞きの趣味はないのだが、どうしても高性能なマサライヤーはヒカリとポッチャマの話を捉えてしまっていた。
ヒカリも、今の素直な気持ちをポッチャマに伝えるつもりのようで、自分も今になって別れが寂しくなってきたこと、俺の後を追って一緒に旅を続けようかと考えていたことを、ポッチャマに打ち明けていく。
しかし、俺達の別れ方を見て、この別れは永遠ではないことや、例え離れていても友情は変わらないこともわかったと伝え、本心ではホウエン地方を旅したいと考えていることをポッチャマに相談している。
ヒカリの本心を聞いて、ポッチャマも寂しいのは自分一人ではないとわかったのか、ヒカリが進むべき道は誰かの後を追うことではないと、背中を後押ししていた。それを見て、ヒカリもホウエン地方に行くことを決めたようで、スッキリした顔でポッチャマと一緒に帰ってきた。
それを見て、カスミさんも満足そうな顔でハナダシティに帰っていく。まぁ、連絡先は交換したようだし、ヒカリもちょくちょく連絡するだろう。実際、ハルカはこまめにカスミさんと連絡を取っているようだしな。
14歳 γ月θ日 『生まれた』
トキワシティに到着した。ここで、長い間一緒に旅したタケシともお別れとなる。
改めて、ポケモンドクターを目指すタケシを応援して、その背中を見送っていく。これで、残るはヒカリだけだ。まぁ、昨日の話からして、ヒカリも近い内に一度シンオウ地方に戻っていくだろう。
とはいえ、温かくなるまではまだひと月くらいあるし、もう少しゆっくりしていっても罰は当たらない――と、考えていると、ゾロアークから預かってずっと生まれなかったタマゴがようやく生まれる兆しを見せた。
結局、こいつはなんなんだと思いながら、生まれるのを見ていくと、中から白いもこもこしつつも、所々に赤みがあるキツネっぽいポケモン――ヒスイのゾロアが生まれてきた。
ゾロアが生まれて来るかもとは考えていたが、まさかヒスイ種とは想定外だぜ。この時代に、ヒスイ種のポケモンはほぼ残っていない。絶滅危惧種と言って良いくらいのレアだ。
それでも数が残っているのは、こうして何らかの原因で突然変異したように、普通のタマゴからヒスイのポケモンが生まれてくるからだった。
おそらく、ゾロアークはこのタマゴの特殊さを何となく理解して、この子を守れるであろう俺に託してくれたのだと思う。ヒスイ種のポケモンは、この時代だと伝説や準伝に匹敵するレアポケモンだからな。
生まれてきたゾロアは人懐っこい性格をしているようで、俺が手を出すと嬉しそうに顔を寄せてきた。
しかし、ピカ様が近づこうとすると、急に怖がって泣き始めてしまう。どうやら、タマゴだった時に、母親のゾロアークと一緒に悪役のコーダイから電撃をたくさん受けた記憶が意識の片隅にあるようで、でんきタイプのポケモンに苦手意識を持っているみたいだった。
俺やラティ、ヒカリやポッチャマは大丈夫でも、ピカ様が近づくと泣き始める。
これには流石のピカ様もショックのようだが、ゾロアはまだ生まれたばかりだし、これからゆっくりと仲良くなっていけばいいだろう。
14歳 γ月ι日 『変身!』
ヒスイゾロアを連れてマサラタウンに戻ってくると、ママさんが一目でゾロアを気に入ったようで、昨日から甘やかしまくっている。手作りの美味しいお菓子やジュースを貰って、ゾロアもとても満足そうな顔をしていた。
午後からはオーキド研究所に顔を出して、改めてポケモン達にタツベイやゾロアの紹介がてら、今回のチャンピオンリーグの結果を伝えていく。
力を出せた者、出番がなかった者、出番があっても実力が発揮できなかった者、いろいろいるだろうが、まだまだ戦いは続いていくと話すと、気合を入れて自主練を始めていた。
そんな俺のポケモン達に触発されたのか、ゾロアが特性の『イリュージョン』で姿を変える特訓を始めている。
しかし、まだ生まれたばかりで上手く行かないようで、変身しても尻尾が残っていたり、見た目は上手く変身しても顔が変わっていなかったりと、なかなか上手く行かなかった。
普段から人間に擬態しているラティが、上手く変身のコツを伝えると、ゾロアも少しずつ変身が上手くなっている。最終的には、今のラティと同じくカノンの姿に変身することが出来ていた。
とはいえ、サイズは二回りくらい小さく、ラティの妹のような感じになっている。それに、カノンには上手く変身できたが、ポケモンに変身する時はやはりミスが目立っていた。
まぁ、今すぐできなくてもゆっくりできるようになればいいと、頑張るゾロアの頭を撫でる。すると、頑張りすぎて眠くなってしまったのか、ラティにくっついたまま昼寝を始めてしまった。
追記。でんきタイプはやはり苦手なようで、ジバコイルやロトムもゾロアに泣かれてしまっている。ピカ様は自分だけではないと安心した様子を見せるが、地味に子供好きだったらしいジバコイルやロトムはショックを受けたような顔をしていた。
14歳 γ月λ日 『想い出はパール、友情はダイヤモンド』
ヒカリもそろそろフタバタウンに戻って、次の旅の準備をする決意が出来たようで、今日になると「そろそろ帰るね」と、あっさり帰宅の準備を始めていた。
ポッチャマも、もう寂しがってはいないみたいだが、別れがつらいのは相変わらずなようで、ずっと一緒に居たピカ様とガシッと抱き合って別れを惜しむ姿を見せている。
そんなこんなで、ゆっくり思い出話をしながら港町へ向かっていき、シンオウ行きの船に乗るヒカリを見送っていく。
最後、ヒカリがこちらに振り返ると、言葉もなく手を挙げてきたので、パチンとハイタッチをして送り出してやる。
ヒカリも、最後まで泣かないと決めていたようだが、気が付くと笑いながら涙を流していた。そんなヒカリを見ながら、ラティが「だーいじょーぶー!」と声を上げる。
それを聞いて、涙を拭ったヒカリは「元気でね!」と声を上げて船に乗り込んでいった。
ゾロアはまだヒカリと一緒にいたのは数日ということもあって、あまり寂しいとは感じていないようだが、俺達が手を振るのに合わせて一緒に手を振っている。
笑顔で見送ったラティだったが、船が見えなくなると少し寂しそうな表情を見せていた。泣くことはなくなったが、別に寂しくない訳ではない。でも、我慢できるようになっただけ成長だろう。
14歳 γ月ξ日 『宿命の対決』
マサラタウンは田舎だが、カントーに存在しているので、カントーの四天王リーグがテレビ放送されている。
久しぶりにブルーやカンナのバトルを見たが、あの二人も俺と戦った時とは比べ物にならないくらいに実力を上げているようだった。
そんな中、今日はいよいよレッドとグリーンの対決ということで、宿命の戦いをテレビ越しに見届けていく。
かつては遠い存在だったレッドだが、その実力は今も健在のようで、グリーンのポケモン達をバッタバッタとなぎ倒していた。
しかし、グリーンがリザードンをメガシンカさせた辺りで流れが変わり、状況を五分に戻している。だが、レッドがリザードンをメガシンカさせるとそのまま一気に勝負が決まってしまった。
グリーンのメガリザはYだが、レッドのはXだったな。しっかし、恐ろしいほどに相手の懐に入り込むのが上手かった。まるで、相手の動きを先読みしているのではないかと思うくらい、スルっと近接戦に持ち込んで相手を倒していた。
あれを見てしまうと、俺はあくまで四天王リーグクラスの実力になりつつあるだけで、四天王やチャンピオンになれる訳ではないのだと改めてわかってしまう。シロナも、チャンピオンリーグは突破できると保証してくれたが、四天王リーグでどうなるかについては言及していなかったしな。
浮かれずに、もっと上を目指そう。
いつか、新無印編のマスターズトーナメントに余裕で進めるくらいには、実力を上げていきたいものだ。
原作との変化点。
・ニューサトシ、ネオシゲル共に四天王リーグクラス。
ここからはもうレベル70をのんびり目指しながら、技術やメンタル面の修行に移っていく。二人とも、下手に弱い四天王なら倒せるくらいには実力がある。
・イッシュ地方を旅することを決めた。
イッシュ編は賛否両論あるが、BWで出てくるポケモンを普通にゲットしたいので向かうことにしている。
・タマゴが孵った。
ヒスイゾロアが生まれた。まぁ、ゾロアークからのタマゴなので予想していた人も多いだろう。人懐っこい性格をしているが、過去の影響ででんきタイプに苦手意識を持っている。
・第191話『想い出はパール! 友情はダイヤモンド』より、ヒカリと別れた。
段々と旅の終わりを理解し、ヒカリとポッチャマが自分の答えを出した。裏ではラティが昔を揶揄われる一幕もあったが、泣くことなく別れることが出来ている。
・テレビでカントー四天王リーグを眺めた。
改めて、ブルーやカンナの強さを実感した。レッドは相変わらず最強だった。意外とヒスイゾロアがバトル好きなようで楽しそうに見ている。
・キリ的にはここが最終話。
ぶっちゃけ、キリの良さ的にはここが最終話でも良いくらいなのですが、いつも大体旅に出て終わりにしているのと、ずっと前から書きたい話があったので、もう一話あります。ただ、マジでキリが悪いので、先に謝っておきます。すみません。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.66
ピジョット Lv.61
バタフリー Lv.61
ドサイドン Lv.64
フシギバナ Lv.61
リザードン Lv.66
カメックス Lv.61
キングラー Lv.61
カモネギ Lv.61
エビワラー Lv.61
ゲンガー Lv.63
コノヨザル Lv.61
イーブイ Lv.61
ベトベトン Lv.61
ジバコイル Lv.61
ケンタロス Lv.61
ヤドラン Lv.61
ハッサム Lv.61
トゲキッス Lv.61
プテラ Lv.61
ラプラス Lv.61
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.61
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.60
カビゴン Lv.61
ニョロトノ Lv.60
ヘラクロス Lv.60
メガニウム Lv.59
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.59
ラティアス Lv.56
ヘルガー Lv.58
ワニノコ Lv.58
ヨルノズク(色違い) Lv.57
カイロス(部分色違い) Lv.57
ウソッキー Lv.58
バンギラス Lv.62
ドンファン Lv.58
ギャラドス(色違い) Lv.58
ミロカロス Lv.53
ラグラージ Lv.53
オオスバメ Lv.53
ジュカイン Lv.53
ヘイガニ Lv.53
フライゴン Lv.58
コータス Lv.51
サーナイト(色違い) Lv.46
オニゴーリ Lv.51
ワカシャモ Lv.50
メタグロス(色違い) Lv.49
エテボース Lv.47
ムクホーク Lv.46
ハヤシガメ Lv.46
ブイゼル Lv.47
ムウマージ Lv.50
カバルドン LV.45
ミカルゲ Lv.57
グライオン Lv.44
ロトム Lv.46
ユキノオー Lv.42
フカマル Lv.35
タマゴ→ゾロア(ヒスイの姿) Lv.1 NEW
タツベイ Lv.30→31