14歳 κ月ι日 『エキシビションって時間みじけーよ』
準決勝第一試合では、シュー太郎さんが変わらずジャローダを、デントがイワパレスを出してバトルが始まった。
どうやらシュー太郎さんも必殺(笑)コンボを変えてきたようで、『にらみつける』ではなく『せいちょう』を使って自分の特攻を一段階上げてからの『ソーラービーム』と、今度はシナジーのあるコンボを選択している。
デントも上手く相手が力を溜めている間に『からをやぶる』連打でバフをかけながら、『ソーラービーム』を『まもる』で防いで反撃に出たが、シュー太郎さん切り札の『ハードプラント』をゼロ距離で受けて負けてしまった。
まぁ、これは仕方ない。『からをやぶる』は能力上昇のバフとしてはかなり優秀な技だが、代わりに防御・特防が一段階下がるというデメリットがある。ましてや今回は二段階も下がっていた。その弱点を突かれてしまった形だな。
続く準決勝第二試合では、俺がワルビアルを、アイリスは変わらずカイリューを出してバトルが始まった。
途中まではカイリューもしっかりアイリスの指示を聞いて互角の勝負を繰り広げていたのだが、ワルビアルの『げきりん』で弱点ダメージを受けてからカイリューは再び暴走を始め、指示を無視してやりたい放題暴れている。
当然ながらトレーナーの指示もない動きで、うちのワルビアルが捉えられるはずもなく、大ぶりを回避して細かい攻撃の連打で一気にカイリューを戦闘不能に追い込んでやった。
カイリューが最後の最後までアイリスを信じられるかどうか――全てはそれ次第だな。
と、思っていると、シロナも同感だったようで、まだカイリューはアイリスのことを信じ切れていないみたい――と、アドバイスをしてやっている。アイリスとしても、頑張って自分を認めさせようとやる気になっていた。
負けても引き摺らないのがアイリスの長所だな。
そんなこんなで早くも決勝戦となり、シュー太郎さんと俺のバトルが始まる。シュー太郎さんはジャローダ、こちらはヒトモシを選んだ。
シュー太郎さんは開幕から、デントを破った『せいちょう』、『ソーラービーム』コンボを指示してきたので、こちらは二つ前の試合でゾロアがやったように『のろい』――からの『いたみわけ』で相手に呪いをかけて、失った体力を回復していく。
その後、『ソーラービーム』が直撃したので、再び『いたみわけ』で回復。向こうが呪いに慌てて攻めようとした隙を、必殺の『オーバーヒート』で返り打ちにした。
既にジャローダは『いたみわけ』を二回食らって、体力は半分近くまで削られている。そんなジャローダでこちらの『オーバーヒート』が耐えきれるはずもなく、一気に体力をゼロまで持っていった。まぁ、仮に駄目でも呪いの時間まで逃げればいいだけだったが。
こうして、シュー太郎さんがほぼ何も出来ないまま俺の優勝が決まった訳だが、俺はどうしてもアデクと戦いたい訳ではないので、優勝者の権利であるアデクと戦う権利はシュー太郎さんに上げることにした。
シュー太郎さんは「情けをかけるつもりか!?」と怒っているが、ぶっちゃけ俺はシロナとほぼ毎日戦っているのでアデクとの戦いはそこまでやる気にならない。
特にエキシビションってのが駄目だ。
五分じゃ互いに実力を発揮する前に時間切れになるのは目に見えている。それならば、いろいろと溜め込んでいるシュー太郎さんのストレスをぶつけるいい機会だろう――と、話していると、アデクは俺の提案を受け入れてくれた。
何だかんだ、アデクなりにシュー太郎さんのことを気にしていたのだろう。
と、言う訳で、急遽アデクとシュー太郎さんのバトルが始まった訳だが、アデクのバッフロンは特性が『そうしょく』であり、シュー太郎さんのジャローダには不利で、くさ技をほぼ無効にされた状態で『アフロブレイク』の一撃の前に散っている。
それは大人気ないだろう――と、思わなくもなかったが、珍しくアデクも真面目な顔でバトルについての持論を説いていた。
また、シュー太郎さんも真正面からぶつかったことでいろいろと感じ取れたこともあるようですっきりした表情を見せている。やはり、交代して正解だったようだ。
そんなこんなでPWTJCPは無事に終了となった訳だが、閉会式も終わっていざ帰ろうとなった瞬間、コテツを名乗るリオルを連れたトレーナーがジュニアカップに参加するためにやってきたのだが当然ながら既に大会は終了となっている。
日付を間違えた――と、いうことだが、それだけではなく、ポケモンリーグに挑戦するためのバッジも一個足りないと大騒ぎしていた。
そういえば、こんな間抜けがイッシュにはいたようないないような? 念のためにフルバトルのポケモンの数を聞いてみると、やはり五体と勘違いしているので訂正してやる。こいつが、原作でサトシ君が負けた相手か。こんなのに負けたのか。ちょっとショックだ。
まぁ、何はともあれ、地方リーグ開始まではまだ時間があるので近くのジムへ行くことをお勧めしておいた。
また、ハルカやヒカリもそろそろコンテストに戻ると言っている。聞けば、ジョウトでミクリカップがあるらしく、二人ともそれに参加する予定ということだった。
俺のチャンピオンリーグの応援には来ると言っているので、しばらくしたらまた会えるだろう。お前らも、しっかりグランドフェスティバル優勝して来いよ!
15歳 κ月κ日 『足が痛い』
シロナの別荘に戻ったのだが、何やら足が滅茶苦茶痛い。最近、痛みというものとはほぼ無縁だっただけに、ここまでの激痛は久しぶりだった。
しかし、特に変わったことはしていない。トレーニングだって、いつものメニューとそう変わらないし、昨日だって普通に大会でバトルをしただけだ。なのに、足が軋むように痛い――と、思っていると、「成長痛じゃない?」とシロナが口にした。
成長痛?
身長が伸びる時に体が痛くなるあれか。
確かに、この痛みはかつての成長痛と同じような感じがしなくもない。ってことは、ニューサトシになってからずっと止まっていた身長がまさか伸びるというのか!?
と、驚いていると、「歳を考えたら普通でしょ」と言われた。そうか、普通なのか。てっきり、俺はもうこのまま身長伸びずに終わるものかと半分諦めていたのだが――
そっかぁ。
伸びるかぁ。
15歳 κ月λ日 『隠れた自慢』
ポケモンワールドトーナメントジュニアカップを制したことで、イッシュ組もかなり自信がついたようだった。
しかし、自分だけ暴れていないと、サザンドラが俺に向かって猛アピールしてくる。
うーむ、お前はチャンピオンリーグまでに俺を満足させる実力が付けられるなら、リーグでの採用を検討してもいい――と、言うと、気合を入れて技の練習を始めた。何だかんだ素直なやつだな、こいつ。
しかし、文句をいう奴はいない。
選ばれるかどうかは実力次第なのはわかっているからだ。サザンドラには選ばれるだけの実力がある。
逆を言えば、仮に先輩組でも実力がなければチャンピオンリーグでの出番はない。だからこそ、俺のポケモン達は毎日死ぬほど過酷なトレーニングをして自身を鍛えていた。
少しでも強くなって、俺に使ってくれとアピールしているのだ。こればかりは、どんなポケモン達でも変わらない。
諦めて不貞腐れる奴は一体も居ないのが隠れた俺の自慢だった。何せ、あのお調子者のミジュマルですら、トレーニングだけはちゃんとやるのだ。
だが、それでも全員を使ってやることはできない。悲しいが、これが現実でもある。
15歳 κ月μ日 『メガリザードン』
シロナからリザードナイトXとリザードナイトYを貰った。きずなリザードンという切り札が存在するが、長い戦いでもう他の参加者にもその存在はバレつつある。ならば、敢えてメガシンカという択を取ることで相手の意表をつけるかも――と、いうことで、わざわざ用意してくれたということだった。
有難く頂戴して試してみると、リザードンも問題なくメガリザードンX・Y両方の姿に変化している。
他のポケモンでメガシンカは使ったことがあったが、リザードンとのメガシンカはこれが初だった。何というか、きずな化とはまた少し違う感覚で互いに繋がっている気がする。
正確には、大まかな部分は一緒なのだが、今までは感じ取れなかった部分が感じ取れるようになった――と、いうべきか。新しい発見があった。
そのおかげかはわからないが、その後にきずな化した時――リザードンとの制限時間はなくなっており、体力の続く限りその力を自由自在に振り回せるようになっていた。
例えるなら、モニターの設定を変えたことでより画面が綺麗に見えるようになった感じに近い。パワーなどに変化はないが、今までよりも互いの存在をクリアに感じられる。これは予想外の副産物だったな。
15歳 κ月ν日 『何か、ノイズを感じる』
リザードンのきずな化が完全になったなら、ミュウツーも――と、思ったが、こちらはあまり芳しい結果は出なかった。
きずな化の成功率も微妙で、制限時間が三分しかないのも変わっていない。何というか、感覚がクリアになってわかるようになったが、リザードンの時とは違ってミュウツーとの間には妙なノイズのようなものを感じるのだ。
これが、俺とミュウツーのきずな化を阻害しているような気がする。思えば、ミュウツーがその姿を見せたのは、サカキとミュウツーⅦの戦いが初めてではなく、ジラーチを助けた時にそのエネルギーを取り込んだのが最初だった。
リザードンはどうしてきずな化できるようになったかは未だに不明のままだが、ミュウツーに関しては間違いなくあの時の不思議な力によるイレギュラーと考えて良い。だから、普通のきずな化だけではこいつの力を引き出せないんだ。
――何かがいる。
ミュウツーの力の全てを余すことなく発揮させるための何かが今の俺には足りていない。多分、それがノイズとなって、俺達のきずな化を阻害している。なんだ、何が足りない?
15歳 κ月ξ日 『旅に出よう』
結局、ミュウツーとのきずな化の謎は解けないままだったが、ないもの強請りをしても仕方がない。別に、きずな化だけが強さの全てではないし、それに縋らないといけないほど俺達は弱くなかった。
と、いう訳で、今日も今日とてチャンピオンリーグに向けてのトレーニングを重ねていく。いつもは大体1か月ちょっとで調整を付けるが、ここに来てからもうひと月半は過ぎていた。
今までこんなに訓練に時間をかけたことはなかったが、流石にポケモン達にもかなりの疲労が見え始めている。無理ばかりしても意味がないので、今日からまたリーグ前までは完全なお休みにすることにした。
勿論、今までも定期的に休みは取らせていた(無理をしても体を痛めるだけ)が、それだけシロナとの地獄のブートキャンプはポケモン達にも負担をかけていたのだろう。
まぁ、何だかんだイッシュリーグの開催日も近いし、こうして別荘でのんびりしているよりは、まだ行ったことのないイッシュの地を歩きながらリーグを見学していこう――と、いうことで、明日からまたイッシュ地方散策の旅に出ることにした。
15歳 κ月ο日 『お可愛いこと』
では、これまでありがとさんということで、いざ旅立とう――と、したのだが、突如として現れたワシポンとバルチャイ、それを追いかける見知らぬ女性の姿を見て、出立は一時中断となった。
聞けば、女性はレイラというらしく、近くのポケモン保育園で先生をしているということだが、そこに住んでいるワシポンとバルチャイが脱走してしまったようで後を追いかけていたのだという。
どうも、ワシポンとバルチャイは日ごろから喧嘩が絶えないらしく、原因を探るために俺達も手伝いをすることになった。
別に事件でも何でもないが、デントはどうやらソムリエ探偵の血が騒ぐようで、真剣に調査をしている。ぶっちゃけ、張り合う気はないので頑張って問題を解決してほしい。
そんなこんなで、ニューサトシはポケモン達と半ば遊んでいたのだが、その間にデントはしっかりと原因究明に力を入れていたようで、しっかりと謎を解いてくれている。
デント曰く、ワシポンは大好きな先生にアピールしようとするのをバルチャイに咎められて結果として先生に慰められるという美味しいポジションにおり、バルチャイはそんなワシポンが面白くなくて対立していたらしい。
つまり、どちらもレイラ先生が大好きで自分を見て欲しいということだ。甘えん坊でお可愛いこと。
その後、紆余曲折有り、ワシポンとバルチャイは互いに和解したようで、二人仲良くレイラ先生に甘える姿を見せている。
また、メロエッタも今回の経験を得て、今までとは違う新しい歌を思いついたようで披露してくれた。しっかし、こいつの今後も良い加減考えないといけないなぁ。
原作との変化点。
・第92話『サトシ、アイリス、シューティ! 最後のバトル!!』より、まだカイリューがアイリスを認めていない。
原作ほどは暴走していないが、まだ手綱を掴めずにいる。が、カイリューも少しずつアイリスのことを認めてきた。
・第93話『別れと出会いのジュニアカップ!』より、シュー太郎さんにエキジビジョンマッチの権利を譲った。
五分は短すぎるので譲った。結果、シュー太郎さんは何かを掴んだようで一皮むけている。
・コテツと出会った。
何となくニューサトシの記憶に残っていた。こんなやつに負けたとかマ?
・第94話『セイガイハジム戦! マンタインVSダイケンキ!!』より、原作と違ってコテツと仲良くなっていないのでジム戦に付き合わなかった。
そのため、内容がカットされている。
・ニューサトシに成長の様子が見られた。
年齢的にも、今後の展開的にもそろそろ成長してもいいのでは?
・シロナからメガリザXとYのメガストーンを貰った。
これで、きずな化の他にもメガシンカという選択肢を手に入れた。
・きずな化が完全になった。
リザードンとのきずな化は100%になったが、その結果ミュウツーとの間に何かしらのノイズがあることを自覚した。
・訓練を一時中断した。
思った以上にポケモン達への負担が大きかったため、ブートキャンプはいったん断念してここからは少しの間は休息に当てている。
・第95話『ポケモン保育園は大騒ぎ! ワシポンとバルチャイ!』より、裏でロケット団が準備を終えていた。
メロエッタの歌を解析して、何やら大きな事件を起こそうとしている。ここ最近出番がなかったのも、この準備のため。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68
ピジョット Lv.62
バタフリー Lv.62
ドサイドン Lv.65
フシギバナ Lv.63
リザードン Lv.67
カメックス Lv.62
キングラー Lv.62
カモネギ Lv.62
エビワラー Lv.62
ゲンガー Lv.64
コノヨザル Lv.62
イーブイ Lv.62
ベトベトン Lv.63
ジバコイル Lv.62
ケンタロス Lv.62
ヤドラン Lv.62
ハッサム Lv.62
トゲキッス Lv.62
プテラ Lv.62
ラプラス Lv.62
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.62
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61
カビゴン Lv.62
ニョロトノ Lv.61
ヘラクロス Lv.61
メガニウム Lv.61
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61
ラティアス Lv.60
ヘルガー Lv.61
ワニノコ Lv.61
ヨルノズク(色違い) Lv.61
カイロス(部分色違い) Lv.61
ウソッキー Lv.61
バンギラス Lv.63
ドンファン Lv.61
ギャラドス(色違い) Lv.61
ミロカロス Lv.60
ラグラージ Lv.58
オオスバメ Lv.58
ジュカイン Lv.58
ヘイガニ Lv.58
フライゴン Lv.61
コータス Lv.56
サーナイト(色違い) Lv.52
オニゴーリ Lv.56
ワカシャモ Lv.55
メタグロス(色違い) Lv.55
エテボース Lv.53
ムクホーク Lv.52
ドダイトス Lv.52
ブイゼル Lv.53
ムウマージ Lv.55
カバルドン LV.52
ミカルゲ Lv.60
グライオン Lv.51
ロトム Lv.52
ユキノオー Lv.51
ガブリアス Lv.50
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.42
ボーマンダ Lv.50
カイリキー(変異体) Lv.50
ミジュマル Lv.48
エンブオー Lv.48
ツタージャ Lv.48
ズルッグ Lv.41
ハハコモリ Lv.46
ペンドラー Lv.46
エルフーン LV.46
ギガイアス Lv.46
ワルビアル Lv.49→50
ヒトモシ LV.44→45
サザンドラ Lv.65