ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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♯298 『久しぶりの大ピンチだ』

 15歳 κ月π日 『ロケット団が襲ってきた!』

 

 昨日は予想外の出来事が起きたが、今日こそ出発だ――と、一歩を踏み出そうとした瞬間、謎の男とゴルーグが襲い掛かって来る事件が発生した。

 

 またしても出発妨害かと、思わずため息をついてしまうが、とりあえず襲ってきたなら敵だね?

 と、いうことで、ボコってやると、メロエッタが慌てた様子で襲撃者を庇う様子を見せた。仕方なく話を聞いてみると、こいつはラリーというらしく、どこぞの隠れ里出身でメロエッタの守り人を自称している。

 

 ラリー曰く、隠れ里でメロエッタと平和に暮らしていた所、妙な奴らがメロエッタを攫って行ったのだという。

 まぁ、ロケット団と揉めていた所を見ると、犯人はロケット団っぽいが、俺達がメロエッタと出会ったのは隙を狙って逃げようとしていた所だったのかもしれない。

 

 その後、ここ数か月間、ラリーはずっとメロエッタの行方を捜していたと事だが、俺達のような強い奴らに助けて貰えていたのは幸運だった――と、改めて襲い掛かってきたことを謝罪してくる。

 

 まぁ、しっかり謝罪が出来るのなら、こちらとしてもこれ以上大きな問題にするつもりはなかった。ってか、その腫れあがった顔で真面目な表情をされるとこっちの方が反応に困るから止めて欲しい。

 

 しかし、お迎えが来たのなら何よりだった。

 

 俺としても、良い加減メロエッタをどうするかを悩んでいたし、家があるのならそこに送り届けてやるのも吝かではない――と、考えていると、どこからともなく黒い煙が室内にまで蔓延し、シロナの別荘全体を包み込んだ。

 

 慌てて表に出ていくと、どこからともなくロケット団の下っ端が現れ、サイドンやらゴローニャやらを出して襲ってくる。

 どうやらメロエッタをまた襲いに来たようだ。間の悪いことに、こういう日に限ってシロナは用事で外出しており、俺達でどうにかするしかない状況だった。

 

 この場はラリーが引き受けるというので、とりあえずメロエッタを連れて逃げることにしたのだが、いつものムサシ・コジロウ・ニャースの三人がさらに襲い掛かってきてこちらを足止めしてくる。

 こちらは、アイリス、デント、ラティの三人が相対すると言うので、俺はそのままメロエッタと一緒に逃げながら護衛についていた――のだが、その途中、突如として謎のバリアにその身を囚われてしまった。

 

 咄嗟に、いつものように壊そうとしたのだが、何故か波動が乱れて纏うことが出来ない。

 素の力だけではバリアを破壊できず、完全に捕まってしまう形になっている。俺が破壊できない? と、首を傾げていると、同じく捕らえられているピカ様が体当たりしてもビクともしない強度だった。

 

「ククク、壊せまい。それはお前の波動エネルギーを利用して展開されている。つまり、お前はお前の力で捕らえられているのだ」

 

 と、久しぶりに会ったサカキが妙なマスクをつけて説明してくれる。成程、俺の波動を使って俺の力を制御しているということか。小癪な。

 

「ちなみに、ミュウツーを出そうとしても無駄だ。モンスターボール――いや、正確にはそのバリア内の全てのボールには開閉装置が機能しないようにするジャミングがかけてある。流石のミュウツーもボールの中ではその力を発揮できまい?」

 

 ロケット団も長く襲ってこないと思っていたが、どうも俺の力を抑え込むためにかなり大掛かりな計画を立てていたようだ。

 しかし、こうしてガチで捕まるのは随分久しぶりの経験と言っていい。まさか、俺の力を利用して俺を捕らえてくるとは予想も出来なかった。

 

「……思い出したのは、メテオナイトの時か?」

「ああ、お前の声を聞いて記憶が蘇った。だが、記憶自体は随分と霞がかっている。お前らの仕業なのだろうが……お前とミュウツーという存在が俺の敵であることだけはしっかりと思い出した。そして、お前らが健在である時点で、俺が敗北したという結果もわかり――対策を練ろうと考えた訳だ」

 

 と、話しながら、サカキがメロエッタを捕らえる。どうやら、前回のメテオナイトの事件で、断片的にではあるが俺のことを思い出していたらしい。おまけに、このまま俺と一緒に連れていくつもりのようで、そのまま小型の飛行機らしきものに乗せられてしまった。

 

 今の所、どうにかする手段が思いつかないので、しばらくはされるがままになるしかない。さて、久しぶりの大ピンチだ。どうしようかね?

 

 

 

 15歳 κ月π日 『ロケット団に連れ去られた!』

 

 メロエッタと共にロケット団に掴まってしまったニューサトシだが、空を飛んでいたかと思うといつの間にかどこぞの海底神殿まで連れて来られてしまった。

 聞けば、サカキはオペレーション・テンペストなる作戦を実行するつもりのようで、この場で何かをするつもりらしい。とはいえ、動けないので黙って様子を見ていると、隠れて録音していたと思われるメロエッタの歌がロケット団の機材から流れ出した。

 

 その歌が流れた瞬間、この場の封印らしきものが解除されたようで、中心の土台に何やら写し鏡のようなものが現れる――おいおい、録音でもいいとかパスワードがガバすぎるんだが?

 

 サカキはその写し鏡が出てくるのを確認すると、笑みを浮かべながら近づいていく。そのまま、「神殿よ! 我が声を聞け! 海より出でて、三つの大いなる力を呼び寄せよ!」という命令と共に、海底神殿が海上へと急速に浮かび上がっていった。

 

 その後、どこからともなくトルネロス、ボルトロス、ランドロスの三体が現れ、霊獣フォルムへと姿を変えてサカキに従う様子を見せる。

 さて、良い加減そろそろ脱出するか。

 俺にはどうにも出来なさそうだが、運の良いことにここにはピカ様がいる。捕らえられてからずっと、ピカ様はそのパワーを尻尾の一点に集中させていた。そろそろこのバリアを壊せるはずだ。

 

 と、いうことで、サクッとバリアを破って脱出すると、サカキが抜け目なく三体をこちらに向けて襲わせようとしてくる。

 

 バリアが無くなったのでミュウツーを出せるようになったのだが、こちららがマスターボールを開く前に、どこからともなくカイリュー、ガブリアス、ゴルーグの三体が援護にやってきた。

 どうやら、アイリス達がシロナに連絡を取って俺を助けに来てくれたらしい。しかし、メロエッタの力で強化されているのか、トルネロス、ボルトロス、ランドロスの三体もかなり力が上がっていて手も足も出ずにいる。

 

 途中、吹き飛ばされたカイリューをアイリスが守ろうとする一幕も有り、二人の仲が少し進展したようだが、これ以上は俺達の領分だろう――と、いうことでミュウツーに出陣を願った。

 

 ロケット団が再び妨害しようとしてくるが、今度こそは負けないとラティやアイリス、デントもやる気十分でムサシ・コジロウ・ニャースと相対している。

 こちらはその間にメロエッタを助けると、その瞬間サカキはまるで人が変わったようにこの世の全てを破壊しつくさん――と、ばかりに、三体の霊獣を暴走させ始めた。

 

 ラリー曰く、今まではサカキの精神力と三体の霊獣の力はメロエッタの力を通じてバランスを取っていたが、核であるメロエッタを救出したことで、サカキはその力を制御できずに意志が世界の破壊へと向けられてしまったらしい。

 

 事実、サカキはもうどうとでもなれと言わんばかりのはっちゃけぶりであり、その暴走に従うように霊獣達もそのパワーを上げていく。

 こちらも咄嗟に、きずなミュウツーとなることで何とか三体の暴走を抑え込んでいるが、このまま戦い続けるとこちらがどうこうなる前に周囲の地形が変わってしまいそうだった。

 

 サカキを止めるか――と、思った瞬間、ムサシ・コジロウ・ニャースの三人がサカキの暴走を止めようと飛び掛かり、サカキを正気に戻していく。

 

 そういえば、今でこそ言わなくなったが、昔あいつらは言っていた。世界の破壊を防ぐため、世界の平和を守るため――と。

 ロケット団の目的は、あくまで世界征服であって世界を破壊することではないということだろう。だから、主の命令に逆らうことになっても、その暴走を止めようとした。忠臣だな。

 

 サカキとしても、霊獣達を操作できなくなり俺達が自由になってしまった今、これ以上の作戦続行は無理だと判断したようで撤退していく。

 

 後は霊獣達をどうにかすれば終わりなのだが、ロケット団が撤退するのと同時に、メロエッタが歌をうたうことで暴れる三体を正気に戻してくれた。

 三体も霊獣フォルムから戻り、再びどこぞへと帰っていく。その後、浮かび上がった神殿も時間と共にまた海中へと沈んでいった。いろいろあったが、これで何とか事件は解決と言ってよさそうだな。

 

 メロエッタも、ラリーと共に隠れ里に帰るようで、これで本当にお別れとなった。一番仲の良かったラティも寂しそうにしているが泣いてはいない。

 これが最後の別れじゃないとわかっているのだ。「またあう」と約束して、帰っていくメロエッタを見送る。まぁ、もう会う機会もないだろうが、身の回りには気を付けて欲しいものだ。マジで。

 

 

 

 15歳 κ月ρ日 『もはや、夜逃げ』

 

 メロエッタの件も解決して、今度こそ出発――の予定だったのだが、アイリスとラティが何やら花園歌劇団とかいう宝塚的なやつらに喧嘩を売られたらしく、やたらめかし込んでやり返しにいくという事件が発生した。

 花園歌劇団の寮は男子禁制ということで、俺やデントも危うく女装させられそうになったが、バレた時が怖いので代わりにツタージャとゾロアに代役をお願いしている。

 

 何が起きたのかはぶっちゃけよくわかっていないが、どうもアイリス達は無事にやり返しに成功したようで、歌劇団の先生からスカウトを受けるくらいには力を示したらしい。

 

 とはいえ、旅はまだまだ続くので、スカウトもお断りして逃げるように街から出ていく。本来ならもっと普通に旅立つ予定だったのに、何故こんな夜逃げみたいな形で出ていかなくてはならないのか。

 

 

 

 15歳 κ月σ日 『ちょっとやっていくか』

 

 前におバカのコテツに紹介したセイガイハシティに少し寄っていくことにした。

 ガチ戦というよりはジム戦でイッシュ組の実力を少し図るのが目的である。聞けば、どうやらコテツは無事に勝ったようで、イッシュリーグの参加条件を満たしたということだった。

 

 ここはみずタイプのジムなので、本来であれば有利なくさタイプなどをチョイスする場面だが、今回はやる気満々のサザンドラに全てを任せることにしている。

 リーグに出すかどうかはまだ未定だが、どこかでこいつも公式戦デビューさせたかった。サザンドラとしても、ずっとバトルできなくて鬱憤が溜まっているようでやる気を漲らせている。

 

 レベル50調整はしているが、サザンドラは止まらなかった。ジムリーダーであるシズイにも本気を出すように頼んでおいたし、向こうもこちらの苦手なこおり技などをしっかり駆使して来ていたが、サザンドラはその全てを持ち前のパワーで薙ぎ払っている。

 

 ぶっちゃけ、俺が思っていた三倍は強かった。レベルは高いと思っていたが、それに見合った実力もちゃんとあり、自分の得意技以外の技もちゃんと習得しようと努力している。

 サザンドラ自身も、シロナの別荘でやった地獄のブートキャンプを経て、まさか自分がこれほどまで強くなっていると思わなかったようで驚いた顔をしていたが、三タテは立派な記録なのでもっと誇っていいぞ。

 

 正直、ここまで一方的なバトルになるなら、もうガチ戦でもよかったかもしれない――と、思いつつ、悔しそうにするシズイからウェーブバッジを貰っていく。正直、バッジはもう8つあるのだが、まぁ記念として貰っておいても良いだろう。

 

 

 

 15歳 κ月τ日 『当てつけか?』

 

 タッグバトルに置いて世界最強を自称するソランとリークからタッグバトルを挑まれた。

 しっかし、口だけは立派だが実力が伴っていない。アニメみたいなコンビネーションや合体技をしようとして失敗するという残念っぷりだ。双子技なら、もうスカイラブハリケーンくらいしろ。

 

 と、思っていると、あまりに見ていられないのか、デントが二人をテイスティングしてあげていた。

 

 デント曰く、みずタイプのポケモンを加えれば、バランスが良くなるということらしい。

 それはあれか、ソランが使っているのがひこうタイプウォーグルで空、リークの使っているのがじめんタイプのモグリューで地だからか? 陸海空全部揃えろ的な?

 

 それで本当に大丈夫なのか――と、思いつつ、A級ポケモンソムリエの助言だしなぁということで、川でみずポケモンを捕まえることに。

 結果、ブイゼルとヘイガニという何故か俺が持っていて進化していないポケモンをゲットし、互いに満足したまま二人とさよならすることになった。のだが、その後に水面から顔を覗かせるスワンナとガマガルを見たデントが「待てよ。スワンナとガマガルなら、タイプの拘りも満たして完璧なタッグになっていたのでは?」と後悔する素振りを見せる。

 

 ま、まぁ、後から気付くことってあるよね。とはいえ、今更こっちの方が良いからゲットしたポケモン逃がせとも言えないし、これは気付かなかったことにするのが一番だな。

 

 

 

 




 原作との変化点。

・第96話『メロエッタと海底の神殿!』より、サカキがニューサトシのことを思い出した。
 とはいえ、全てを思い出してはいない。自分がミュウツーⅦを生み出して負けたことなどはまだ記憶封印されたまま。しかし、対ニューサトシ用&ミュウツー対策として、ムコニャから得た情報を駆使して波動を利用した捕獲装置を開発した。

・第97話『霊獣フォルム総進撃! イッシュ最大の危機!!』より、地味にピンチだった。
 もし、救援が来なかった場合、本気のサカキ&霊獣三体という状況に大苦戦させられる所だった(メロエッタ効果で霊獣も強くなっているため)。 

・第98話『世界一華麗なポケモン!? チラチーノVSツタージャ!』より、女装を回避した。
 ゾロアもいるので何とか回避した。そのため、内容はカットされている。

・セイガイハジムに挑戦した。
 あくまでもジム戦として挑戦している。サザンドラ、ヒトモシ、ズルッグで挑戦したが、サザンドラ一体で三タテした(あくまでジム戦。大事なので二回言っている)。

・第99話『大空と大地のタッグバトル!』より、必殺技は出さなかった。
 原作ではサトシ君とデントが謎のコンビ技を見せていたが、この世界ではそんなことしなくてもニューサトシだけで無双できている。



 現在ゲットしたポケモン

 ピカチュウ Lv.68

 ピジョット Lv.62

 バタフリー Lv.62

 ドサイドン Lv.65

 フシギバナ Lv.63

 リザードン Lv.67

 カメックス Lv.62

 キングラー Lv.62

 カモネギ  Lv.62

 エビワラー Lv.62

 ゲンガー  Lv.64

 コノヨザル Lv.62

 イーブイ  Lv.62

 ベトベトン Lv.63

 ジバコイル Lv.62

 ケンタロス Lv.62

 ヤドラン  Lv.62

 ハッサム  Lv.62

 トゲキッス Lv.62

 プテラ   Lv.62

 ラプラス  Lv.62

 ミュウツー Lv.76

 バリヤード Lv.62

 イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61

 カビゴン  Lv.62

 ニョロトノ Lv.61

 ヘラクロス Lv.61

 メガニウム Lv.61

 バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61

 ラティアス Lv.60

 ヘルガー  Lv.61

 ワニノコ  Lv.61

 ヨルノズク(色違い) Lv.61

 カイロス(部分色違い) Lv.61

 ウソッキー Lv.61

 バンギラス Lv.63

 ドンファン Lv.61

 ギャラドス(色違い) Lv.61

 ミロカロス Lv.60

 ラグラージ Lv.58

 オオスバメ Lv.58

 ジュカイン Lv.58

 ヘイガニ  Lv.58

 フライゴン Lv.61

 コータス  Lv.56

 サーナイト(色違い) Lv.52

 オニゴーリ Lv.56

 ワカシャモ Lv.55

 メタグロス(色違い) Lv.55

 エテボース Lv.53

 ムクホーク Lv.52

 ドダイトス Lv.52

 ブイゼル  Lv.53

 ムウマージ Lv.55

 カバルドン LV.52

 ミカルゲ  Lv.60

 グライオン Lv.51

 ロトム   Lv.52

 ユキノオー Lv.51

 ガブリアス Lv.50

 ゾロア(ヒスイの姿) Lv.42

 ボーマンダ Lv.50

 カイリキー(変異体) Lv.50

 ミジュマル Lv.48

 エンブオー Lv.48

 ツタージャ Lv.48

 ズルッグ  Lv.41

 ハハコモリ Lv.46

 ペンドラー Lv.46

 エルフーン LV.46

 ギガイアス Lv.46

 ワルビアル Lv.50

 ヒトモシ  LV.45

 サザンドラ Lv.65


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