15歳 κ月υ日 『ケルディオブートキャンプ開催』
久しぶりに列車に乗って快適な旅をしていたのだが、貨車の上でケルディオと思われるポケモンが倒れているのを見つけた。
滅茶苦茶関わりたくねぇ――と、思っていると、どこからともなく現れたキュレムが追撃をかけようとしてきたので仕方なくケルディオを助けてやっている。流石に相手が伝説・幻とはいえ、死なれるのは目覚めが悪いからな。
すると、キュレムはこちらも敵対判定したようだったので、ミュウツーを出して相手をしていく。流石に伝説だけあってかなりの強さではあるが、勝てない相手という訳でもなさそうだ。
とりあえず、ある程度のダメージを与えてやると撤退したみたいだが、これ完全に映画案件だよなぁ。ケルディオの映画は内容が微妙なことで有名だったのでよく覚えている。
このケルディオさんは、まだ未熟な癖に自らを聖剣士だと自称し、キュレムに喧嘩を売ったことで角を折られ、挙句の果てに助けに来たコバルオン、テラキオン、ビリジオンの三体を氷漬けにさせられたのに逃げる――という、果てしなく残念なやつなのである。
いわば、去年隕石事件で暴走したヒガナのようなやつなのだ。思えば、あいつももう出所したと思われるが元気にやっているだろうか?
と、少し余計なことを考えつつも、この後に及んで見栄を張ろうとする残念なケルディオさんを一喝して、その舐めた精神を叩き直してやることにする。
どうせ時間はあるのだ。それに、この映画は珍しく悪人が登場しないので、ケルディオさんに力をつけさせればそれで事件は解決する。
ぶっちゃけ、こいつのためにキュレムをどうこうする義理はないし、三剣士に会う気もさらさらないので、今この場でケルディオブートキャンプを開催してやるぜ!
15歳 κ月φ日 『ケルディオブートキャンプ一日目』
まずはその弱い心をどうにかする前に、雑魚過ぎることを改善していくことにした。健全な肉体には健全な精神が宿るものなので、まずは手っ取り早く強くすることだ。
と、いうことで、その手始めにまずは今のケルディオさんが如何に雑魚過ぎるかをその身に叩きこんでいく。ベイビーなズルッグにも普通に負けて、もはや「僕は聖剣士になるんだ!」とも言えなくなったケルディオさんに、まずはバトルのいろはを叩き込む。
まずは体力だ。
一に体力、二に体力、三四が体力で、五も体力――それくらい、バトルにとって体力とはなくてはならないものだ。スタミナの有無が生死をわかつこともある。
まずは弱音を吐く暇もないくらいに体力を付けさせてやろう。そのついでに、バトルに置いての基本的な動きも叩き込んで、こいつを完璧な聖騎士にしてやる。
15歳 κ月χ日 『ケルディオブートキャンプ二日目』
キュレムがブラックキュレムになって襲ってきたが、ミュウツーに対処を任せてこちらはトレーニングを続ける。
流石はケルディオさんも伝ポケだけあって、一日で俺のやり方に順応したらしく、顔つきが少し精強になった気がするような気もしなくない。まぁ、泣き叫ばなくなったのは成長だろう。
バトルの基本はまだ完全に叩き込めていないが、時間も無限にある訳ではないので、次は戦術と戦略について体力を付けながら説いていく。
実力は勿論大事な要素だが、戦いに勝つというだけなら相手より力がなくても戦術と戦略でどうにでもなる。
目のハイライトが消えかけているケルディオさんに、基本的な戦術や戦略をこれでもかというほど叩き込むと、たった二日で見違えるほど強くなった。
15歳 κ月ψ日 『ケルディオブートキャンプ三日目』
勝つために勇気なんか必要ない。未熟さは気合で、恐怖は意志の強さで飼いならせ――と、ホワイトキュレムが襲い掛かってくる中、今日もケルディオさんのケツを叩いていると、『しんぴのつるぎ』を覚えたようで、ケルディオさんが覚悟の姿になった。
今までだったら聖騎士になれたと喜んでいたかもしれないが、今では「サトシさん。どうすれば、自分はもっと強くなれますか?」と、冷静に力に溺れずに貪欲に力を求めている。
ここで、流石のニューサトシも少しやりすぎたことに気が付いたが、ここまで来たらやれるだけやっちまえということで、ここからはキュレムに対するメタを死ぬほど叩き込んでやった。少し悪いとも思ったが、強くなったのは間違いないので許してほしい。
15歳 κ月ω日 『ケルディオブートキャンプ終了』
訓練が無事に終了したので、今度こそ襲い掛かってきたキュレムの相手をケルディオさんに任せることにした。
あいつもこの数日、ミュウツーを倒せないことでホワイトとブラックの両方の力を宿したまさに陰陽の姿とも言わんばかりの見たことのないキュレムになっているが、まぁ仮にケルディオさんが負けたら俺達でケツを拭いてやれば良いだろう。
そんなこんなで、ケルディオさんとキュレムの戦いを見届ける。基本的な能力はまだ圧倒的にキュレムの方が上だが、俺とのブートキャンプで学んだことを活かしてケルディオさんも食らいついていた。
最後はキュレムの専用技である『こごえるせかい』を、『しんぴのつるぎ』で切り裂いたことで、何だかんだキュレムもケルディオさんを認めたようで帰っていく。
また、ケルディオさんも「急に喧嘩売ってすみませんでした」――と、キュレムにしっかり謝って、どうやら事件は解決と言ってよさそうだった。このまま、ケルディオさんは氷漬けにされた師匠達を助けに戻るという。まぁ、興味ないから後は好きにしてくれ。
「それでですね。師匠達を助けたら、是非サトシさんの前で聖剣士の誓いをしたいんですが……?」
「いや、いい。遠慮しておく」
「そんな! 師匠達もきっと認めてくれますよ!」
「ミトメタクナイ!」
「そう言わず、むしろ俺のトレーナーに!」
「NONONONONONONONONONO!」
と、いうやり取りはあったが、基本的にニューサトシは伝説・幻はNGということで、ケルディオさんを追い返して旅を続けることにした。
今回だって、甘ったれたガキを鍛えただけで、俺としては助けたつもりなど毛頭ない。見捨てて野垂れ死されるのが面倒だっただけなのだ。
最終的には態度が改まったからキュレムを倒すまで見届けたが、そうじゃなかったらキュレムとの戦いに送り出してそのままバイバイだっただろう。
ってか、最近のニューサトシは少し伝説・幻に絆され過ぎな気がする。それもこれもラティやベイビーズが仲良くなるせいだが(ケルディオさんは例外)、今後は心を鬼にしてもっと伝説・幻には厳しく当たっていかないとな。
15歳 λ月β日 『神様じゃないんですけどー!』
ポケモンリーグが開催されるヒガキシティの近くにアイリスの故郷である竜の里があるということで少し寄っていくことになった。
アイリスにしてみれば、久しぶりの帰郷ということで少しそわそわしている。すると、何故か少し前に話題に出した流星の里出身の問題児ヒガナがここにいて、俺の姿を見るなり「神人様」と跪いてくる。
聞けば、流星の里のおばば様と、竜の里のおばば様は知り合いらしく、ヒガナはお使いでたまたまここに来ていただけらしい。
しっかし、神人様と呼ぶのは駄目だ。どうも、ヒガナは俺がレックウザと一緒に隕石を対処してから完全に思想がぶっ壊れてしまったらしく、俺のことを神と崇め奉っている。
もはや、別人としかいいようがないが、とりあえず俺を神と呼ぶだけはやめろ――と、話していると、こちらの話を全く聞かず、一緒に旅をしてお世話させて欲しいと頼み込んでくる。
ぶっちゃけ、こいつと旅したいとは欠片も思わないので即却下したのだが、「そこをなんとか!」と縋りついてきた。何というか。昨日のケルディオさんと同じくらいしつこいやつだな。
と、俺とヒガナが揉めている間に、アイリスの方でも何やら問題があったようで、里のサザンドラと仲良くなっている姿が見える。
また、それを見たソウリュウジムのジムリーダーであるシャガも「少しは成長したようだな」とアイリスを認める発言をし、「ソウリュウジムで待つ」とCOOLに去っていった。
また、アイリスの知り合いの女の子も、何やら旅に出る許可も貰ったようだし、よくわからないがよかったね――と、いうことで、ヒガナのことはしっかりと置いていくことにした。
15歳 λ月β日 『後継者』
待つと言われたからには行かない訳には行かないのでソウリュウジムにやってきたのだが、アイリスが少し緊張した様子を見せている。
聞けば、アイリスは子供の頃にシャガが学園長を務めていたソウリュウ学園に通っていたようだが、環境に馴染めずホームシックになって中退したらしい。
他にも、いろいろと黒歴史があるようだったが、今はあれから自分がどれだけ成長したのかを知りたいと、覚悟を決めてシャガと相対している。
シャガも、今のアイリスがどれだけ強くなったのか知りたい――と、自身のパートナーであるクリムガンを出して手加減無用の構えだった。対するアイリスはカイリューを出すが、カイリューが飛べないクリムガンと同じ条件で戦いたいとアピール。
アイリスも快くそれを受け入れバトルは始まった。とはいえ、相手は歴戦の猛者であり、カイリューも得意な飛行を封じられた状態で勝てるはずもなく、アイリスもまた敗北している。
しかし、今回のバトルでカイリューは最後までアイリスの指示に反抗する様子を見せなかった。少しずつではあるが、アイリスとカイリューの仲も改善されてきているのかもしれない。
また、シャガもアイリスが昔と違ってポケモンと心を通わせたバトルをしていたことで、成長を感じられたことだろう。
どうやら、シャガはアイリスをソウリュウジムの次期ジムリーダーにしたいと考えているようで、昔からアイリスに厳しかったのもその才能を買っていたからだったっぽい。
アイリスも、先のことはまだ考えていないようだがまんざらでもなさそうな顔をしていた。でもまぁ、アイリスは今後イッシュのチャンピオンになるって俺は知ってんだけどな。
15歳 λ月γ日 『力試し』
俺もシャガとバトルをしたいと思っていたので、何とかバトルできないかお願いしてみた。学園の理事長など他にも仕事があるので、シャガも忙しそうにしていたが、アイリスと同じ一対一という条件ならばバトルしてもいい――と、いうことで、挑戦することにした。
今回も前回セイガイハのジムで三タテを見せたサザンドラをチョイスしていく。それを見て、シャガもサザンドラを出してきた。
どうやら、同じポケモンでバトルするというイキな計らいをしてくれたらしい。うちのサザンドラも絶対に負けんと意気込んでいる。
そんなこんなでバトルが始まった訳だが、俺が想像していた以上にサザンドラの調子が良く、もしかしたら勝てるのでは――と、思えるくらいに善戦していた。
しかし、中盤になって流れが変わる。
シャガのサザンドラが『りゅうのはどう』を三連射してきたのだ。基本的に、ポケモンの技は連続で発動できない。
勿論、不可能という訳ではなく、上手く硬直をキャンセルして、別の技を上書きして発動――という疑似連射は出来るが、それでも技の威力が段々下がったり、発動するためのタイミングがシビアだったりと、かなり習得難易度や使用技術は高めだった。
だが、シャガのサザンドラはそんな無理をしている様子もなく技を三連射している。
これはおそらくだが、頭が三つあるが故の利点だろう。前に、バイバニラと戦った時と同じだ。
一つ目の頭が攻撃した後、次の頭が攻撃、その後に最後の頭が攻撃と、三つの頭がそれぞれ独立しているからこそ無理なく技を連射出来るに違いない。
とはいえ、それもまたとんでもない高等技術であることに違いはなかった。当然ながら、うちのサザンドラには出来ないし、一つを相殺したら残りの二つの直撃を受ける。
ぶっちゃけ、この時点で勝負は決まったも同然だったが、サザンドラは勝利よりも勝負を選んだようで、同じことをしようと何とかして『りゅうのはどう』の連射に挑戦していた。
この時点で、もうバトルはもう終わったようなものだったが、シャガは最後まで付き合ってくれている。実際に見せて、体感させて、まるで見取り稽古のように、俺のサザンドラに技術を伝えようとしてくれた。
結局、このバトル中に覚えることは出来なかったが、種は仕込むことは出来ている。いつか、俺のサザンドラはシャガのサザンドラと同じ領域に行けるだろう。そう感じさせてくれる何かを、俺のサザンドラは持っていた。
追記。バトルは結局無効になってしまったが、良くポケモンを育てているという高評価を頂き、シャガからレジェンドバッジを渡された。本来なら勝ってから受け取りたい所だが、再戦はいつか受け付けるということなので、サザンドラの頑張りという意味でも受け取っておくことにした。これでイッシュのバッジは10個か。大量だなぁ。
15歳 λ月δ日 『そうともいう』
左右の腕で違う技を発動させるコツなら教えられるが、流石に複数ある頭の分割思考までは教えることは出来なかった。こればかりはサザンドラが自分で習得するしかない。
これまでは、ボールから出すごとにバトルさせろとずっと騒いでいたサザンドラだったが、新しい目標を持ったことでその熱を別の場所に向けることが出来ている。
そう言う意味では、やはりシャガとバトルできたのは本当に幸いだった。いつか、俺のドラゴンポケモン軍団で、シャガとフルバトルしてこの恩を返してやりたいものである――って、えっ? フルバトルはシャガじゃなくて俺のご褒美? まぁ、そうともいう。
原作との変化点。
・劇場版キュレムVS聖騎士ケルディオより、ブートキャンプを開催した。
わざわざケルディオの都合に付き合うことはせずに、手っ取り早く強くしている。某海軍方式ほど酷くはないが、かなりスパルタな内容になっており、一日毎に顔が変わっていくケルディオさんを見て、アイリスとデントも絶句していた。師匠達がどういう反応をするかはもはや謎。
・キュレム黒白の姿。
本来であればもっと追及すべきだが、ニューサトシが伝説に興味がないためスルーしている。ゲームにはない最強状態。
・第100話『アイリス、竜の里に帰る!』より、ヒガナと再会した。
エピソードデルタの一件で自分の価値観が完全に壊れ、ニューサトシを神と崇めている。ヒガナから見れば、ニューサトシは自分が出来なかったレックウザとのメガシンカを意図も容易くして隕石から皆を救った神に見えている。
・第101話『ソウリュウジム! アイリスVSシャガ!!』より、カイリューが暴走しなかった。
ようやく、カイリューと心を一つにするバトルが出来ている。
・シャガのサザンドラとバトルした。
サザンドラの左右の頭は本来であれば知能指数がそこまで高くないのだが、シャガのサザンドラは訓練で能力を上げている。ニューサトシのサザンドラも負けじとその技術の習得を目指し始めた。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68
ピジョット Lv.62
バタフリー Lv.62
ドサイドン Lv.65
フシギバナ Lv.63
リザードン Lv.67
カメックス Lv.62
キングラー Lv.62
カモネギ Lv.62
エビワラー Lv.62
ゲンガー Lv.64
コノヨザル Lv.62
イーブイ Lv.62
ベトベトン Lv.63
ジバコイル Lv.62
ケンタロス Lv.62
ヤドラン Lv.62
ハッサム Lv.62
トゲキッス Lv.62
プテラ Lv.62
ラプラス Lv.62
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.62
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61
カビゴン Lv.62
ニョロトノ Lv.61
ヘラクロス Lv.61
メガニウム Lv.61
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61
ラティアス Lv.60
ヘルガー Lv.61
ワニノコ Lv.61
ヨルノズク(色違い) Lv.61
カイロス(部分色違い) Lv.61
ウソッキー Lv.61
バンギラス Lv.63
ドンファン Lv.61
ギャラドス(色違い) Lv.61
ミロカロス Lv.60
ラグラージ Lv.58
オオスバメ Lv.58
ジュカイン Lv.58
ヘイガニ Lv.58
フライゴン Lv.61
コータス Lv.56
サーナイト(色違い) Lv.52
オニゴーリ Lv.56
ワカシャモ Lv.55
メタグロス(色違い) Lv.55
エテボース Lv.53
ムクホーク Lv.52
ドダイトス Lv.52
ブイゼル Lv.53
ムウマージ Lv.55
カバルドン LV.52
ミカルゲ Lv.60
グライオン Lv.51
ロトム Lv.52
ユキノオー Lv.51
ガブリアス Lv.50
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.42
ボーマンダ Lv.50
カイリキー(変異体) Lv.50
ミジュマル Lv.48
エンブオー Lv.48
ツタージャ Lv.48
ズルッグ Lv.41→42
ハハコモリ Lv.46
ペンドラー Lv.46
エルフーン LV.46
ギガイアス Lv.46
ワルビアル Lv.50
ヒトモシ LV.45
サザンドラ Lv.65