15歳 λ月ζ日 『ニンフィア居なくね?』
イッシュリーグが開催されるヒガキシティの近くまで来たのだが、大岩が行く手を遮っている。これは他の参加者も迷惑だろう――と、マサラ流肉体言語術の一つであるマサラ正拳突きで岩を粉々に粉砕してやると、それを見ていたポケモンレスキュー隊のバージルがビックリしたように声をかけてきた。
どうやら、バージルはこの岩を破壊するために来たとのことだが、その前に俺が破壊してしまったせいで彼の仕事を奪ってしまったらしい。
それは悪いことをしてしまったと謝るが、むしろポケモンに無理をさせなくて助かったと逆にお礼を言ってくる。聞けば、バージルのチームイーブイは、イーブイやその進化系のチームらしく、大岩を壊すのに少し不安があったということだった。
イーブイの進化系が全部揃っているというので見せて貰うことにしたのだが、確かにイーブイ、ブースター、シャワーズ、サンダース、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシアと揃っているが、フェアリータイプのニンフィアだけがいない。
オーキド博士が随分前に俺に内緒で学会に発表してから、ニンフィアは結構知名度のあるポケモンになったはずだが――と、思っていると、どうやら今育てているイーブイがニンフィアになる予定だということで、フェアリー技も覚えさせているらしい。
しかし、まだイーブイは甘えん坊で、チームの中でも見習いなのだという。まぁ、ニンフィアの進化はトレーナーへの好感度も関係しているので、甘えん坊なのはそこまで悪いことではないと思うけどな。
と、話していると、近くのダム管理局が野生のフリージオ達に襲われたという知らせを受け、バージルは兄であり同じポケモンレスキューのデビーの元へと向かうことになった。
道すがらなので俺達も付いていったのだが、イーブイ達が電力を回復させた後もフリージオ達は襲い掛かって来る。聞けば、仲間がこの中にいるということで、デビーが配管の隙間に迷い込んだフリージオを助けたことで事件は解決した。
また、イーブイもまだ見習いと言っていたが、いろいろな技を使って仲間を上手くサポートしている。この調子なら、進化するのもそう遠いことじゃないかもな。
追記。どうやらバージルもまたレスキュー修行の一環でジム巡りをしていたらしく、イッシュリーグにも挑戦すると話している。当然、既にバッジは全て揃っているということで、イッシュリーグではバージルの活躍が拝めそうだった。
15歳 λ月θ日 『んじゃ、見物していくか』
イッシュリーグヒガキ大会開催三日前にして、ようやく俺達も現地に辿り着いた。もうお店なども出ており、かなり人も集まっている。
今回は選手じゃないので、どこかに泊まれる場所はないか――と、探していると、たまたまアデクと再会し、おっさんが泊まる予定のホテルに俺達も泊めてくれることになった。
最初、アデクは俺がイッシュリーグに参加すると勘違いしていたようで、「ここに勝って、まずはチャンピオンリーグだな。頂きは遠いぞ」と、どや顔をしていたが、俺が去年チャンピオンリーグのベスト4で今回のイッシュリーグには参加しないと話すと、「なんだ、つまらんのう」と、少ししょぼくれた顔をしている。
また、お間抜け野郎のコテツも前回の遅刻を反省して三日前に来たようだが、まだエントリーを終えていないままお祭りの屋台を満喫しようとしていたので、まずは登録をしろと尻を蹴り上げてやった。こんなやつに、サトシ君負けたとかマ?
15歳 λ月ι日 『ばんがれー』
二日前になると、ヒロシ君、ミツル君、罰金野郎の三人がエントリーしているのを見つけた。やはり、イッシュリーグにもしっかり挑戦するつもりらしい。
罰金野郎は、俺がイッシュリーグに参加しないとわかると、「自分だけチャンピオンリーグに参加できるからって、イッシュリーグに参加しないなんて罰金だ罰金!」と騒ぎまくっているが、俺が参加したらただの荒らしだろう。
ヒロシ君も、「まぁ、サトシが参加したら優勝はほぼ間違いないだろうしね」と罰金野郎を宥めており、ミツル君も「残念ですが、まだ実力差があるのは歴然です」と頷いている。
罰金野郎も強くなったのだろうが、ポケモンワールドトーナメントジュニアカップで見せたあの残念な試合を見る限りでは、とても地方リーグを勝ち抜けるとは思えんな――と、あの時の敗北を再び煽ってやると、顔を真っ赤にして飛び出していった。
15歳 λ月κ日 『見てはいくから』
シュー太郎さんやベル、ケニヤン、バージルも流石に前日ともなると姿を見せた。思えば、ケニヤンとベルは会うのが久しぶりな気もするが、しっかりバッジは8つ集めて来たらしい。
俺が参加しないと聞いて少し驚いていたが、シュー太郎さんは「まぁ、チャンピオンリーグ出場者なら地方リーグになんて参加しないか」と納得している。どうやら、どこかで俺がチャンピオンリーグ選手だということを知ったようだった。
まぁ、バトルはしないけど、直に見物はしていくから頑張ってくれ。
15歳 λ月λ日 『イッシュリーグ予備選』
遂にイッシュリーグ・ヒガキ大会が始まった。本線に進むためにはまずは予備選を勝ち抜かないといけないということで、ここからは負けたら終わりの勝負が始まる。
どうやら、予備選は一対一のバトルということで、各自自慢の一体をぶつけあっていた。
見た感じ、前回のシンオウ大会にいたタクトのように飛びぬけて強そうなやつは居ないが、シュー太郎さんやベル、ケニヤンも今まで以上に仕上げてきたようでなかなか強くなっている。
また、ここからはヒロシ君達も本気のようで、確実に一勝をもぎ取っていた。特に、前に余裕ぶっこいて負けた罰金野郎はもう油断しないとばかりに気合が入りまくっている。まぁ、これでまた油断して負けたらもう笑い話にもならないもんな。
15歳 λ月μ日 『能力上昇って急所で無効にされるから無慈悲だよね』
一回戦ではコテツとベルがぶつかる姿が見られた。どうやら、イッシュリーグでも一回戦から三回戦までが3VS3で、準々決勝からフルバトルというルールらしい。
ベルは、前にアララギ博士と交換して手に入れたシュバルゴに『てっぺき』を使わせて上手く使いこなしていたが、コテツのダイケンキがシェルブレードを急所に当ててやられていたり、エンブオーが『メロメロ』を決めたりと一進一退の勝負を繰り広げている。
しかし、最終的にはコテツのリオルの一撃で勝負が決まり、ベルは初戦敗退となってしまった。そういえば、原作ではシュー太郎さんがサトシ君に負けて初戦敗退していたような? まぁ、この世界にはいないからあんまり関係ないか!
15歳 λ月ν日 『名探偵ゾロア』
ベルは初戦敗退してしまったが、このまま見学はしていくらしい――と、思っていると、祭りの騒ぎに紛れて、アイリスのキバゴが迷子になってしまった。
これだけ人がいると、探すのも一苦労だと思っていると、ゾロアがくんくんと匂いを嗅いで迷子になっていたキバゴを見つけてくれている。名探偵だなと褒めると、とても嬉しそうにしていた。お姉ちゃんぶることもあるが、やはりまだまだ甘えたい盛りだよな。
追記。二回戦ではバージルがシュー太郎さんに負けていた。ブイズも強かったが、シュー太郎さんもアデクに負けてまた一回り強くなったらしい。
15歳 λ月ξ日 『ミリを定数ダメで削られるのあるあるー!』
三回戦ではケニヤンとヒロシ君がぶつかった。ケニヤンはレパルダス、ゼブライカ、ダゲキ。ヒロシ君は、ピカチュウ、ガマガル、リザードンという、ポケモンを駆使してバトルを組み立てている。
最初は、レパルダスの動きをピカチュウの麻痺で封じたヒロシ君だったが、ゼブライカに交換されてでんき技が効かずピンチになり、ガマガルへと交換。何とかゼブライカを倒すものの、レパルダスにガマガルもやられていた。
その後、再びピカチュウで麻痺を撒こうとするも、レパルダスも同じ手は受けないと『かげぶんしん』で上手く翻弄してピカチュウを戦闘不能に追い込んでいく。しかし、そのレパルダスもラストのリザードンの一撃で散っていた。
こうして、リザードンとダゲキの一対一になった訳だが、相性的にはひこうタイプのリザードンが有利だが、ダゲキは『かたきうち』や『かみなりパンチ』で上手く弱点を突いてくる。
このままではヒロシ君の負けか――と、いう場面で、特性『もうか』からの『だいもんじ』直撃で、ダゲキをミリにまで追い込んだ。
しっかし、『だいもんじ』は命中率に難がある。どちらかといえば、『オーバーヒート』の方が使い勝手が良さそうだが、敢えて『だいもんじ』を選んだのはヒロシ君の趣味か?
と、思っていると、『だいもんじ』の一撃でダゲキは火傷状態になっていたようで、反撃に出る前に戦闘不能になってしまった。ミリを定数ダメで削られるのあるあるー!
そんなこんなで、三回戦はヒロシ君の勝利で幕が閉じた。ケニヤンも頑張っていたが、ヒロシ君の運勝ちだな。
15歳 λ月ο日 『無慈悲なバトル』
今日から準々決勝と言うことでフルバトルになっていく。俺の知り合いで言うと、お間抜けさんのコテツとミツル君がぶつかっている。
コテツはここまでサザンドラを切り札に隠していたようだが、ミツル君が出したガブリアスにスピード負けしてボコボコにされてしまっていた。
続くコテツは二体目にナットレイを出してくるが、ミツル君はガブリアスにしっかりとほのお技を覚えさせていたようで瞬殺されている。
三体目に出してきたダイケンキがこおり技でガブリアスを追い込むが、ここでミツル君は冷静にポケモンを変えてきた。みずにはでんきと、ジバコイルを出して、冷静にコテツを追い詰めていく。
先にコテツのポケモンが三体戦闘不能になったのでインターバルに入る。コテツもかなり追い込まれた顔をしているが、まだまだこれからと気合を入れていた。
四体目、コテツはミルホッグを出してくる。ミツル君はマリルリを出してきた。まず間違いなく『ちからもち』のマリルリだろう。
当たり前のように『アクアジェット』で近接戦に持ち込んで、ミルホッグがボコボコにされてしまった。五体目のスワンナも、マリルリからジバコイルに交代して処されている。
最後の一体。コテツは相棒のリオルを出してきた。それを見て、ミツル君も相棒のエルレイドを出していく。格の違いを見せつけるつもりだろうか?
途中、リオルがルカリオに進化するというアニポケ特有の奇跡は起きていたが、ミツル君は想定内と言わんばかりに冷静に対処してコテツのポケモンを全員倒していた。
ミツル君も強くなってるなぁ。
順調にゲームのような廃人への道を進んでいるという感じで、見ていて少し怖くもある。このままいけば、もしかしたら優勝できるか? いや、まだわからない。このトーナメントで進化するやつだっているかもしれないしな。
15歳 λ月π日 『ギリギリの準決勝』
準決勝はシュー太郎さん、ヒロシ君、ミツル君、罰金野郎と、知り合いの四人が集まる結果となっていた。
準決勝第一試合ではシュー太郎さんとヒロシ君。第二試合ではミツル君と罰金野郎がぶつかり、それぞれ死闘を見せている。
特に第一試合は互角の立ち回りであり、最後はシュー太郎さんのジャローダの『へびにらみ』の麻痺がリザードンの動きを封じたのが勝因となり、シュー太郎さんが決勝へと駒を進めていた。
第二試合も中盤まで五分だったが、ミツル君のエルレイドが罰金野郎のポケモンを二体抜きしたことで差がついて勝負がついている。が、騒ぐだけあって罰金野郎もかなり強くなっていた。油断しなければシュー太郎さんにも勝てたんじゃん。
15歳 λ月ρ日 『まさかねぇ』
決勝戦はシュー太郎さんとミツル君のぶつかり合いとなった。開幕、ケンホロウを出したシュー太郎さんに対し、ミツル君はロズレイドを出している。
二人とも、基本的には理屈でバトルをするタイプなので、ミツル君は問答無用でロズレイドを戻してジバコイルを出した。すると、シュー太郎さんもすぐにケンホロウを戻してシャンデラを出している。
近年まれに見ない交代合戦だ。ミツル君はジバコイルを戻すとマリルリを出し、それを見たシュー太郎さんはシャンデラを戻してジャローダを出してくる。
当然、ミツル君はマリルリを戻してチルタリスを出した。シュー太郎さんはジャローダを戻してバイバニラを出してくる。ならばと、チルタリスを戻してマリルリを出してきた。
ここで、シュー太郎さんの動きが止まる。マリルリ相手ならば、『フリーズドライ』が起点になると考えたようで、ようやくバトルが始まった。
そこからは一進一退のぶつかり合い――互いに一体を倒すとまた一体を倒しを繰り返し、残りのポケモンが互いに二体になると勝負が動きだす。
シュー太郎さんがブルンゲル、ミツル君はガブリアスのバトルだったが、ブルンゲルの特性『のろわれボディ』が発動してガブリアスの技が封じられたのだ。
これでミツル君が一手後手に回ることになり、シュー太郎さんの攻めが生きる。ガブリアスを倒され、ミツル君も残りはエルレイドだけになった――が、ここからのミツル君も粘る。
二対一で不利な状況。シュー太郎さんも、すぐにブルンゲルを捨てずに上手く立ち回ったが、ミツル君は上手く二体を捌いていた。
しかし、それでも二対一ということでミツル君が不利のまま最終局面に入っていく。ブルンゲルがやられ、シュー太郎さんの最後の一体はローブシンだけになると互いに真正面からの殴り合いが始まる。
シュー太郎さんも、ここまで来たら後は倒すだけしかないのだろう。ミツル君もエルレイドのエスパー技を駆使して粘っていたが、最後はローブシンのパワーの前に力尽きた。
こうして、今回のイッシュリーグ・ヒガキ大会はまさかのシュー太郎さんの優勝となる。
最初は自分が勝ったとわからなかったようで、ポカンとした表情を浮かべるシュー太郎さんだったが、ミツル君からの拍手を受けてようやく勝ったと実感したのか――らしくもなく両手を上げて「やった!!」と喜びを爆発させていた。
しっかし、あの『にらみつける』からの『ソーラービーム』とかいうネタ技を披露していたあのシュー太郎さんが優勝とはねぇ。これはマジでビックリだわ!
原作との変化点。
・第102話『チーム・イーブイ出動せよ! ポケモンレスキュー隊!!』より、バージルがニンフィア育成中。
甘えん坊イーブイはあまえるを覚えているので進化は確実に出来る。
・第103話『開幕イッシュリーグ・ヒガキ大会! サトシ対シューティー!!』より、ニューサトシが参加していない。
そのため、予備選でシュー太郎さんが負ける未来が消えた。代わりにヒロシ君達も参加しているが、予備選ではぶつからなかった。
・第104話『熱闘! ライバルバトルを勝ち抜け!!』より、ベルとコテツのバトルを端折った。
3対3のルールなのに、アニメでは2体しかバトルしていないんだが? 謎?
・第105話『キバゴ迷子になる!』より、ゾロアによってすぐに見つかった。
そのため、内容はほぼカットされている。また、裏ではバージルがシュー太郎さんに敗北した(原作ではバージルが優勝する)。
・第106話『ダゲキ登場! サトシVSケニヤン!!』より、代わりにヒロシ君とぶつかっている。
ヒロシ君が勝利している。
・第107話『サトシVSコテツ! 秘密兵器サザンドラ!!』より、コテツがミツル君にボコられている。
ニューサトシのおかげでちゃんと6対6のフルバトルが出来ているが、ドヤ顔のサザンドラもガブリアスにボコられ、そのまま理屈で攻められてどうしようもなくなっている。ミツル君は順調に廃人に進んでいる。ちなみにコテツのミルホッグは他の試合で使っていたのでチョイスした。
・第108話『決着イッシュリーグ! ピカチュウ対ルカリオ!!』より、ミツル君が勝利した。
アニメのように上手く行くはずがなくボコられた。
・シュー太郎さんが優勝した。
最初はその予定ではなかったのだが、書いている内に優勝させた方が面白いと思って優勝させた。当然ながら、ポケモンのレベル、トレーナーの技術共にまだ実力不足ではある。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68
ピジョット Lv.62
バタフリー Lv.62
ドサイドン Lv.65
フシギバナ Lv.63
リザードン Lv.67
カメックス Lv.62
キングラー Lv.62
カモネギ Lv.62
エビワラー Lv.62
ゲンガー Lv.64
コノヨザル Lv.62
イーブイ Lv.62
ベトベトン Lv.63
ジバコイル Lv.62
ケンタロス Lv.62
ヤドラン Lv.62
ハッサム Lv.62
トゲキッス Lv.62
プテラ Lv.62
ラプラス Lv.62
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.62
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61
カビゴン Lv.62
ニョロトノ Lv.61
ヘラクロス Lv.61
メガニウム Lv.61
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61
ラティアス Lv.60
ヘルガー Lv.61
ワニノコ Lv.61
ヨルノズク(色違い) Lv.61
カイロス(部分色違い) Lv.61
ウソッキー Lv.61
バンギラス Lv.63
ドンファン Lv.61
ギャラドス(色違い) Lv.61
ミロカロス Lv.60
ラグラージ Lv.58
オオスバメ Lv.58
ジュカイン Lv.58
ヘイガニ Lv.58
フライゴン Lv.61
コータス Lv.56
サーナイト(色違い) Lv.52
オニゴーリ Lv.56
ワカシャモ Lv.55
メタグロス(色違い) Lv.55
エテボース Lv.53
ムクホーク Lv.52
ドダイトス Lv.52
ブイゼル Lv.53
ムウマージ Lv.55
カバルドン LV.52
ミカルゲ Lv.60
グライオン Lv.51
ロトム Lv.52
ユキノオー Lv.51
ガブリアス Lv.50
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.42
ボーマンダ Lv.50
カイリキー(変異体) Lv.50
ミジュマル Lv.48
エンブオー Lv.48
ツタージャ Lv.48
ズルッグ Lv.42
ハハコモリ Lv.46
ペンドラー Lv.46
エルフーン LV.46
ギガイアス Lv.46
ワルビアル Lv.50
ヒトモシ LV.45
サザンドラ Lv.65