15歳 μ月ζ日 『いつの世界でも、悪党に時間はやるべきではない』
親父博士と合流するために遺跡へと向かっている最中、オノノクスが突如として暴走したということで封鎖された街へやってきた。
これ、多分、プラズマ団のアクロマのあの電波兵器だろうなぁ――と、思いつつ、内緒で中に入り、こっそり近づいて波動でオノノクスに精神防壁をかけてやる。すると、暴れていたのが嘘のようにオノノクスが正気に返った(暴走したオノノクスはニューサトシが止めた)。
これでとりあえず問題解決だろうと思っていると、いつの間にかアクロマがやってきて、「この変化パターンでも、君の波動を突破できませんか……」と、何やら残念がっている。
こっそり近づいたつもりだったが、どうやら最初から全てバレていたらしい。おそらく、今回のオノノクスにかけられた暴走させる電波は、前回のと波長か何かが違っていたのだろう。
まぁ、俺の波動は、そういう理屈を抜きに心を守る力なので、純粋に出力負けしなければ多分突破することはできない。
「……まずは君の波動をどうにかするのを、我々の第一目標とすべきでしょうね」
――お好きにどうぞ。とは、言えなかった。
ぶっちゃけ、俺の波動も無敵ではない。サカキが俺の力を利用する装置を作ったように、これ以上こいつをのさばらせておくと、いずれマジにこちらの波動を無効化するようなモノを作ってしまうかもしれなかった。
ならばここでアクロマを捕らえるしかないと、バトルの姿勢を見せる。すると、向こうもプラズマ団の幹部を名乗るアンジーという女がなかなか強いポケモン達を出して応戦してきた。
おまけに、どこからともなくやってきたロケット団も乱入して来て三つ巴の大パニックになる。また、その際に、アンジーのレパルダスの攻撃がNに当たって倒れる事件が起きてしまった――まずいな。早く手当てしないと命に係わるぞ。
流石にアクロマより人命優先――と、考えていると、突如として謎の霧が発生し、俺達の側にサーナイトとゴチルゼルを連れた二人の女性が現れ、倒れていたNを霧の奥へと連れていく。
流石にこのまま放置はできないので俺達も慌てて後を追うと、そこには先程までいた街の中とは思えない森の中に繋がっており、近くの泉の側には家のようなものが建っていた。これ、もしかして『テレポート』したっぽい?
15歳 μ月ζ日 『見誤るな』
聞けば、ここはNの隠れ家のようなモノらしく、女性二人はNの仲間でヘレナとバーベナと名乗った。ゲームだと、平和の女神やら愛の女神と呼ばれていた奴らだ。
ここの泉は傷を癒す効能があるようで、Nもしばらくすると意識を取り戻している。
そのまま流れで昔話を聞くことになったのだが、やはりNはゲームと同じくプラズマ団の総帥であるゲーチスによって育てられていたらしく、2年前に妙な儀式でレシラムを呼び出して家を全焼させられたと話してくれた。
どうも、ゲーチスはレシラムを呼び出して何かをしようとしていたらしいが、レシラムがそれを拒否って失敗したという感じか?
よくわからないが、ヘレナとバーベナもNと幼い頃から一緒に居て、ゲーチスの悪意に気付いていたようで、この事件を機にNを助けて逃げ出したらしい。
それからはここに住んでおり、プラズマ団のようにポケモンを傷つける人間からポケモン達を助ける活動をしているのだという。
Nはしばらく一緒にいたことで、俺達のことを信じてくれているが、ヘレナとバーベナは俺達もポケモンを傷つける存在だと認識しているようで、さっさとここから去れ――と、言わんばかりに敵対的だった。
ま、帰れというなら帰るさ。
別に俺はお前達のような崇高な目的がある訳じゃない――が、理想を追い過ぎて、敵じゃないやつまで巻き込むのだけはやめろよ。
世の中、お前達の意志と同じ意志を持つポケモンだけじゃないんだ。救いを理由に、ポケモンと共存しているトレーナーを害するなら、俺はお前らの敵になるぞ。
と、だけ言って帰ろうとしたら、この場所を嗅ぎつけたらしいプラズマ団がやってきた。
仕方ないのでN達が逃げる時間稼ぎだけしようかと思ったが、その瞬間また霧のようなものが発生してNが「また会おう」とだけ言って消えていく。
次に霧が晴れた時、俺達は森の中には居らず、目的地としていたリュウラセンの塔の近くに立っていた。
周囲を見ても、N達やプラズマ団の姿も見えない。どうやら、霧に紛れてまた『テレポート』させられたらしい――が、まぁ、目的地に着いたのだから良しとしよう。Nにもまたどこかで会えるだろうしな。
15歳 μ月η日 『嫌いというよりも心配なのである』
リュウラセンの塔の近くまで来たので、もう少し歩けば親父博士がいる遺跡につくが、流石に疲れたのでまずはポケモンセンターで一休みしていくことにした。
その際、デントから「サトシは、彼らの活動に関してあまりいい顔をしていないね」と話題を振られる。彼らというのは、多分N達のことだろう――ぶっちゃけ、俺は別に奴らが悪い奴からポケモンを助けることに関しては否定してはいない。
だが、Nはともかくとして、ヘレナとバーベナは人間全てがポケモンを害する危険な存在だと考えている。自分達もその人間の一人の癖して、自分達は良い奴らで他は全部悪――という考えでは、いずれ間違いなく奴らは過剰な行動を起こすだろう。
それこそ仲良くしているポケモンとトレーナーを引き離すというような行為も平気でするようになる。
人間もポケモンも意志を持つ生き物である以上、時には喧嘩だってするし、仲違いを起こすことだってあるのだ。
でも、その一面だけ見て、人間を否定していたら相互理解など出来るはずがない。奴らはポケモンが好きすぎるあまり、人間をしっかりと見ていなさすぎる。故に、俺は行き過ぎれば奴らと敵対することも辞さないと考えていた。
だから、デントには俺が奴らの活動を好ましく思っていないように見えたのだろう。
別に、悪党からポケモンを助けるのは良いのだ。そこまでなら俺だって理解が出来る。だからこそ、Nには道を外れて欲しくなかった。嫌いというよりも心配なのである。
15歳 μ月θ日 『ステイステイ!』
リュウラセンの塔で、迎えに来てくれた親父博士と合流したのだが、その助手を名乗るニックという男性の波動に見覚えがあった。
小声で「何してんすか、ハンサムさん?」と聞くと、「やはり、君にはバレてしまうか」と苦笑いを浮かべている。聞けば、どうもプラズマ団が白の遺跡を狙っている可能性があるということで、調査のために博士の助手に変装しているらしい。
まぁ、敵を騙すにはまず味方から――と言うが、波動がわかるニューサトシにはそういう変装は効かない。が、積極的にバラす必要もないので、このまま黙っておくことにした。
そのまま、親父博士に連れられて白の遺跡へとたどり着くと、早速その中を調査していく。ラティは「たんけん! たんけん!」と大喜びで、抱かれているゾロアも一緒になって鼻歌をうたっていた。
前の遺跡同様、いろいろなギミックがあったが、何とか乗り越えて中心部へと向かう。そこにはレシラムが姿を変えた姿と言われるライトストーンがあり、親父博士は前回の反省も何もなく即座にライトストーンを手に取っていた。
同時に、ライトストーンが置かれていた土台から、とてつもないエネルギーが立ち上る。
うわぁ、これガチにレシラムのライトストーンやん。石から波動を感じるし、ぶっちゃけこれ持っていくの止めた方が良いと思うんだけど――と、止めたが、知的好奇心の前には無駄な説得だったようで、博士がライトストーンを運んでいく。
すると、遺跡の外にはいつの間にかNが来ており、博士がレシラムとライトストーンを実験対象にしか見ていないと理解すると、ライトストーンを強奪して逃げていった。
まぁ、幼い頃、レシラムに家を焼かれたNからすれば、レシラムを興味本位で研究する博士に協力は出来ないわな。それに、Nとしても、レシラムに何故家を焼いたのか、人間に怒りを持っているのか――など、いろいろ聞きたいこともあるらしい。
ぶっちゃけ、レシラムの性格次第だが、基本的に伝説や幻は自分を神だと思っている節があるので、その行動に意味がないことが多い――のだが、ギラティナやメロエッタのように、人間に好意的な存在だった場合ならまだ話が出来るかもしれないな。
と、考えつつ、Nの後を追っていると、突如として足場が崩れてNが遺跡の地下に落ちていってしまったので慌てて後を追っていく。一緒に穴へと飛び込んだラティも元の姿に戻り、何とか俺とNを乗せて一番下まで安全に降りてくれた(重量オーバーだが頑張ってくれた)。
怪我もなく何とか地下に降りたが、どうも地上の方が騒がしい。おまけに、Nが持って逃げたライトストーンが赤く発光して今にも何か起きそうになっていた。
まーて! ステイステイ! もう少し頑張れ! せめて、この事件が解決して、俺が帰るくらいまでは石のままでいてくれ! 頼む! 頼むから元に戻らないでくれ!
15歳 μ月θ日 『儀式とか許さないから』
地下で、Nは自分のポケモンへの考え方を改めて伝えてきたが、ぶっちゃけ思想は個人個人で違う。役者が各々演技論を持っているのと同じで、トレーナーはそれぞれポケモンへの考え方を持っているモノなのだ。
だから、自分の考えが正しいと思うのは良いが、それを他者にまで押し付けるのは傲慢なことだ――と、それだけ伝えて、俺達も地上に戻っていく。
どうやら地上ではいつの間にかプラズマ団がやってきていたようで、アイリスやデントを始め、博士やハンサムまでもが捕らえられていた。
アクロマは「仲間の命が惜しくば大人しくしていることです」と、笑顔で告げてくるが、それで大人しくするほどニューサトシは甘くない――と、思っていると、俺の周囲にいつぞやサカキが使った俺の波動によって発生するバリアが展開して俺を捕らえてきた。
どうやら、ロケット団からデータを奪ったのか、俺の波動対策をしてきたらしい。これではどうしようもないと、Nも仕方なくライトストーンをプラズマ団に差し出そうとするが、俺が一度受けた罠に何の対策もしていない訳がなかった。
あの時は気付けなかったが、これは俺の波動を使って展開している訳だ。ならば、いつもは無意識に垂れ流している波動を制御し、俺の中へと全て抑え込んでしまえば――体の外に波動が出ないことによって、バリアはその機能を止める。
流石に体内からエネルギーを引っ張って来る場合は話は別だが、遠隔で使う装置にそこまでの機能があるとは思えない。体外の波動が操作できないのであれば、体外に出さなければいいという力技で無理やりそのバリアを無効化してやった訳だ。
これにはアクロマも苦笑い気味ににっこり――と、いうことで、改めてミュウツーを出して、この場を制圧していく。
当然ながら、のこのこやってきたゲーチスも開幕マサラ流肉体言語術の連撃で有無を言わせず捕まえて全て一件落着。えっ、レシラム降臨の儀式? いや、そんなもん許さないから。
追記。全て一件落着だったのだが、何故かレシラムが復活した。が、もう用はないので帰るように言う。入れ替わるようにNがいろいろと疑問を投げかけたが、レシラムは応えることなく去っていった。だが、NはNなりに答えを得たようで、ヘレナやバーベナと一緒に、人とポケモンの理想郷を探すと言って旅立っていく。良くわからんけど良かったね。
15歳 μ月ι日 『ポケモンヒルズ』
遺跡も探検したし、プラズマ団も捕まえたし、Nは満足そうに旅立ったし――で、やることを全てやり終えたような気がするので、そろそろマサラタウンに帰ることにした。
まだ少し時間があるが、早めの調整時期にすればいいだろう。と、思っていると、アイリスとデントも付いてくるつもりのようで、一緒にマサラタウンに行くことになった。
まぁ、ハルカやヒカリだけでなく、タケシやカスミさんも来るだろうし、一緒に来れば紹介できるので俺の方に問題はない。
と、いうことで、サクッとアララギ研究所に『テレポート』して帰ろうと思ったのだが、オーキド博士からイッシュ地方のニュートークシティという場所でポケモンヒルズという新しい施設が出来るので見学していったらどうかという連絡が入った。
ポケモンヒルズとはなんぞや? と、首を傾げると、どうやらポケモンのために作られた住居施設のようで、ポケモンや人間も遊べるテーマパークのような場所らしい。
ラティやゾロアも行きたがっているし、まだ時間は残っているので少し寄っていくことにした。ニュートークシティもここからそう遠くないし、明日には辿り着けるだろう。
原作との変化点。
・第117話『プラズマ団の野望! 操られたポケモン達!!』より、波動によって凶暴化したオノノクスを助けた。
そのため、原作と違ってほぼ対プラズマ団という形になっている。が、Nの負傷は原作通りに起こった。
・第118話『Nの秘密…霧の彼方に!』より、ニューサトシが忠告をした。
割と喧嘩腰で帰れと言われたので、売り言葉に買い言葉で反論している。
・第119話『ロケット団VSプラズマ団! ニャースとアクロマ!!』より、視点がニューサトシではないためカットされた。
しかし、原作通りにロケット団はアクロマに接近しており、ニャースが特殊電波で操られる事件が起きている。この時に、ニューサトシ用の波動装置の資料が流出した。ちなみにかなり高価なので、ムコニャは普段使いできずにいる。
・第120話『白の遺跡! サトシ対N!!』より、ライトストーンが反応し出した。
ダークストーンは既にゼクロムが目覚めているため特に反応もなかったが、ライトストーンはレシラムの気配をしっかりと感じられた。危うく復活しそうになって、一生懸命ニューサトシが落ち着くように応援している。ニューサトシがレシラムを応援する貴重なシーン。
・第121話『プラズマ団襲撃! 復活の儀式!!』より、ニューサトシが力で全て解決した。
同じ手に何度も引っかかる訳がなく、相手の油断を突いてボコボコにしている。全てが上手く行くとタカをくくっていたゲーチスは抵抗すらできずにアンパンマンみたいな顔になった。
・第122話『レシラム対N! 理想と真実の彼方へ!!』より、儀式を阻止したのにレシラムが復活してしまった。
ニューサトシは即座に回れ右と言ったが、Nは少しレシラムと会話が出来たようで原作通りに人間を少し信じる気持ちが芽生えている。ヘレナやバーベナも少し人間不信が改善された。
・劇場版神速のゲノセクトより、ニュートークシティに向かうことになった。
時系列的に、N事件後~デコロラの間なのでここに差し込んだ。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68
ピジョット Lv.62
バタフリー Lv.62
ドサイドン Lv.65
フシギバナ Lv.63
リザードン Lv.67
カメックス Lv.62
キングラー Lv.62
カモネギ Lv.62
エビワラー Lv.62
ゲンガー Lv.64
コノヨザル Lv.62
イーブイ Lv.62
ベトベトン Lv.63
ジバコイル Lv.62
ケンタロス Lv.62
ヤドラン Lv.62
ハッサム Lv.62
トゲキッス Lv.62
プテラ Lv.62
ラプラス Lv.62
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.62
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61
カビゴン Lv.62
ニョロトノ Lv.61
ヘラクロス Lv.61
メガニウム Lv.61
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61
ラティアス Lv.60
ヘルガー Lv.61
ワニノコ Lv.61
ヨルノズク(色違い) Lv.61
カイロス(部分色違い) Lv.61
ウソッキー Lv.61
バンギラス Lv.63
ドンファン Lv.61
ギャラドス(色違い) Lv.61
ミロカロス Lv.60
ラグラージ Lv.58
オオスバメ Lv.58
ジュカイン Lv.58
ヘイガニ Lv.58
フライゴン Lv.61
コータス Lv.56
サーナイト(色違い) Lv.52
オニゴーリ Lv.56
ワカシャモ Lv.55
メタグロス(色違い) Lv.55
エテボース Lv.53
ムクホーク Lv.52
ドダイトス Lv.52
ブイゼル Lv.53
ムウマージ Lv.55
カバルドン LV.52
ミカルゲ Lv.60
グライオン Lv.51
ロトム Lv.52
ユキノオー Lv.51
ガブリアス Lv.50
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.43
ボーマンダ Lv.50
カイリキー(変異体) Lv.50
ミジュマル Lv.48
エンブオー Lv.48
ツタージャ Lv.48
ズルッグ Lv.42
ハハコモリ Lv.46
ペンドラー Lv.46
エルフーン LV.46
ギガイアス Lv.46
ワルビアル Lv.50
ヒトモシ LV.45
サザンドラ Lv.65
※前話で、テキストからのコピペをミスったようで話が重複していました。ご報告ありがとうございました。