ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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♯305 『バイバイ、バタフリー!』

 15歳 μ月ο日 『いや、参加しないけど』

 

 ホタチ島という場所で、ホタチを持つミジュマルやフタチマルだけが参加できるという祭典――ホタチキング決定戦なるものが開催されることになったが、優勝者は女子部門で優勝したミジュカというミジュマルと一緒に、一年間はこの島のシンボルとして滞在しないといけないらしい。

 

 どうやらミジュカちゃんとやらは、ミジュマル視点ではかなり可愛い子のようで、ミジュマルは参加する気満々だが、一年もこの島になんていられねぇよ。

 

 ミジュマルに自信があるように、俺も優勝する自信がある。だからこそ、この島に一年もミジュマルを置いていくなど了承できるはずがなかった。

 どうしてもというのなら置いていくしかない――が、ミジュマルも、ラティとは離れたくないようで、渋々ながら参加を諦めている。が、船にいる可愛いチラチーノを見つけて、また目をハートにしていた。可愛ければなんでもいいんじゃねーか!

 

 

 

 15歳 μ月π日 『運命の再会だな』

 

 船でデコロラ諸島を回っていると、深い霧の中で巨大なポケモンの影を目撃した。一瞬、空島のポケモンの影か? とも思ったが、この近くのマホラ本島の隣の小島に目撃情報があったというので見て行こうという話になる。

 すると、島では巨大なクイタランが俺達を襲おうとしてきたが、いくらポケモンの中にも大きいサイズのポケモンがいるとはいえゴジラサイズはやり過ぎだ。

 

 これは多分――と、クイタランの謎を解こうとすると、黒いコートに黒い帽子を被った謎の人物がやってきて、俺達の前に立ってクイタランから守ろうとしてくれた。

 

 すると、巨大クイタランがその人を見て姿を消す。話を聞いてみると、どうもこの人は調査員として派遣されてきたジョーイさんらしく、この島のポケモンセンターは随分前に営業停止になったのに不法に営業されていることがわかって調査に来たのだという。

 ジョーイさんにしては珍しく高齢に見えるが、かつてはこの島のポケモンセンターで働いていたようで、気になって謎を解明しに来たということだった。

 

 一緒にポケモンセンターに向かうと、若いジョーイさんとタブンネの姿が見える――が、様子がおかしかった。

 調査員のジョーイさんが声をかけると、その姿が光り輝く。どうやら、このジョーイさんやタブンネ、それにあの巨大クイタランも、ゾロアークが『イリュージョン』で変化した姿だったようで、ゾロアークが調査員のジョーイさんに抱き着いていた。

 

 やっぱり、そうか。『イリュージョン』かどうかまではわからなかったが、姿を変えるタイプの技か特性だとは思っていた。

 

 聞けば、このゾロアークはかつて調査員のジョーイさんがここで働いていた時に保護したゾロアが進化した個体なのだという。

 調査員のジョーイさんが居なくなった後も、代わりに島のポケモン達を治療していたらしく、巨大クイタランになっていたのはポケモンハンターのような悪人達から島のポケモン達を守るためだったようだ。

 

「ジョーイさん。この島が営業されていたということは、ここにはポケモンセンターが必要なんじゃないですか?」

 

 と、それとなく、この島のポケモンセンターを復活させないか提案してみると、意外にも調査員のジョーイさんも乗り気になってくれた。

 上に連絡を取る必要があるらしいが、ポケモンセンターはトレーナーだけなくポケモンのことも考えて作られている。ここに助けを求める声があるならNOとは言われない――ということで、俺達もポケモンセンターを復活させるための手伝いをしていくことにした。

 

 

 

 15歳 μ月ρ日 『カットムもくさポケモンだもんな』

 

 デコロラ諸島を船で回っていると、ムトロ島という島にオーキド博士が来ているということで寄っていくことにした。

 どうやら、オーキド博士はロトムのフォルムチェンジについて論文を書くためにロトムをゲットしにきたらしい。ロトムなら、俺のが研究所にもいるだろう――と、思ったが、一体だけではなく個体差も調べたいということだった。

 

 まぁ、ロトムはあれで結構珍しいポケモンだからな。シゲルもゲットしていないのかもしれない。

 

 わざわざこの島に来たのは、この島にはロトムが良く見られるかららしく、昼間になるとランチタイムというイベントが発生して島中の電気をロトムが食べて停電するということだった。

 

 まぁ、ゲットしたいというなら手伝おうということでロトムを探していると、いつの間にかロケット団のムサシもロトムをゲットしていたようでこちらに喧嘩を売って来る。

 が、ニューサトシに電気は効かんということで、やなかんじーにしてやると、何とか博士もロトムをゲットできたようで一安心していた。また、デントもロトムをゲットしたらしくカットムにしてジム戦で使うと喜んでいる。まぁ、カットムもくさポケモンだもんな。

 

 

 

 15歳 μ月σ日 『決めた。こいつらは俺が引き取る』

 

 船内から食料を盗み出すポケモンの海賊と遭遇した。メンバーはアリゲイツ、マリルリ、オクタン、コアルヒーの四体で、こちらの姿を見るなり颯爽と逃げていく。ポケモン達に頼んで探して貰うと、どうもリゾート施設の裏にアジトがあるようだった。

 事件を調べているジュンサーと共にアジトに向かうと、何故かロケット団のニャースも居たが、丁度いいので何でこんなことをしているのか通訳をさせる。すると、こいつらは全員トレーナーの身勝手な理由によって捨てられたポケモンだということが判明した。

 

 アリゲイツは、ジム戦での敗因を押し付けられ、なかなかオーダイルに進化しないからという理由。

 マリルリは、マリルから進化して可愛くなくなったことで愛想をつかされたという理由。

 オクタンは、トレーナーがテッポウオから進化すると思っていなかったらしく幻滅されたという理由。

 コアルヒーに至っては、バトルに負けても笑っているからという理由で捨てられたようで、全員が人間を快く思っていないのがわかる。

 

 同時に、ニューサトシの怒りも天元突破しそうだった。ここまで怒ったのは、捨てられたポカブを見つけて以来かもしれん。

 

 ジムで負けたから? 進化しないから? そんなもん、偏にテメェの実力不足だろうが。

 進化して可愛くなくなった? ポケモンはテメェの愛玩動物じゃねぇんだよ、なら最初から人形でも持ってろボケ。

 進化すると思わず幻滅した? テメェの知識の無さをポケモンに押し付けるな無能が。

 バトルに負けても笑っている? いいじゃねぇか、負けをずっと引きずるよりも何倍も魅力がある。ポケモンを捨てる最低野郎よりもずっといいじゃねーか。

 

 決めた。こいつらは俺が引き取る。

 

 ワニノコとアリゲイツが被ってしまうが、そんなことは関係ない。ここで、こんな海賊紛いなことをさせるよりはずっといい。

 と、話すと、アイリスが「なら、アリゲイツは私が貰うね」と笑みを浮かべ、デントが「じゃあ、僕はオクタンかな」と頷いている。

 

 こいつら――なら、マリルリとコアルヒーは俺が大事に育ててやるぜ。と、話すも、こちら側の意思はともかく、向こう側は人間なんか信用できるかという空気だった。

 

 当然だろう。また捨てられるかもしれないという恐怖は俺なんかには想像もできないもののはずだ。

 それでも、俺達はこいつらを見捨てる気はなかった。バトルで勝ったらゲットさせて貰うということで、全員しっかり改めて俺達の仲間にしていく。

 

 途中、うちのツタージャが、自分も一度はトレーナーを見限ったけど今はそこまで悪い気分じゃない――と、アリゲイツ達に話していた。それを聞いてか、アリゲイツ達ももう一度だけトレーナーを信じてくれる気になっている。

 

 しかし、コアルヒーだけは途中から乱入してきたロケット団に感化されてしまい、向こうのポケモンになってしまった。

 出来ればコアルヒーも俺が保護してやりたかったが、こうなってしまっては仕方がない。何だかんだあいつらも、捨てられたポケモンに同情するタイプだし、嫌な目には遭わないだろう。

 

 

 追記。ジュンサーが、「本当なら、この子達を海難救助隊に誘おうつもりだったんだけどね」と苦笑いを浮かべている。みずポケモンは、そういう職業に引く手数多だよな。とはいえ、もう渡すつもりはない。こういうのは速い者勝ちなのだ。

 

 

 

 15歳 μ月τ日 『バイバイ、バタフリー!』

 

 デコロラ諸島を回っている途中、渡りをするポケモン達が休憩していくというワタリ島に寄っていくことにした。

 すると、裏山でのんびり屋のキャタピーを見つける。懐かしいなぁ、俺のバタフリーも昔はこんなキャタピーだったっけか――と、思っていると、どうもキャタピーは進化して渡りをするためにこの島に来たらしいのだが、なかなか進化出来ずに困っているという。

 

 なら、俺がバタフリーに進化させてやるぜということで、キャタピーが進化する手伝いをすることにした。

 

 幸か不幸か、キャタピーはポケモンの中でも最終進化までのレベルがそこまで高くない。

まぁ、この世界はレベルだけじゃ進化しないパターンも多いが、それでもキャタピーをバタフリーにするくらいは俺にだって出来るはずだ。

 

 何だかんだむしタイプとの相性は悪くないんだよな――と、思っていると、キャタピーがすぐにトランセルへと進化する。

 昔は進化させるまでに結構かかっていたような気がするが、途中ロケット団が来てくれたおかげもあってサクッとバタフリーまで進化させることが出来た。

 

 これで、渡りをすることが出来るだろう。俺のバタフリーはバイバイしなかったから、これが初めてのバイバイバタフリーだな!

 

 

 

 15歳 μ月υ日 『今度会ったら伝えておくよ』

 

 デコロラ諸島を船で回っているが、一番大きいというオオキナ島は横断した方が面白いということで、オオキナ島からは歩きで島の反対側を目指すことになった。

 そんなこんなでオオキナ島を目指していると、野生のラプラスの群れと思わしき姿を見つける。順調にカントーに近づいている証拠だな――と、思っていると、群にいる一体のラプラスに少し見覚えがあった。

 

 声をかけてみると、どうやらこいつはカスミさんがオレンジ諸島でお別れしたラプラスのようで、あの頃に比べて少し大きくなっている。これは、カスミさんが聞いたら大層喜ぶだろうと、良い土産話が出来た。

 

 そのまま、オオキナ島の近くの小島に寄って少しラプラス達に乗って遊んでいると、アイリスがラプラスのタマゴと思われるものを見つけたようで大きな声を上げている。

 どうやらタイミングよくここでタマゴが出来たらしい。アイリスも直に見た訳ではなく、気付いたらここにあったということでとても驚いているが、当のラプラス達は少し困った表情を浮かべていた。

 

 と、いうのも、ラプラスは群れで移動する生き物であり、その行動はある程度決まってしまっている。産卵や孵化時期も当然決まっており、こういうイレギュラーが起きると、タマゴを持って動く訳にもいかずどうすればいいか困ってしまうのだという。

 

 ならばと、アイリスが「それなら、私が育てる!」と声を上げる。ラプラス達としても、今日一日一緒に居てアイリスの人の良さはわかったし、ここでタマゴを見捨てるよりは良い人に預かって貰った方が良いと頷いていた。

 

 アリゲイツに引き続く連続ゲットだが、それを言えばデントもオクタンをゲットする少し前にロトムをゲットしていたっけか。まぁ、こうして仲間が連続して増えることは、旅をしていれば割と良くあることだ。

 

 

 追記。いつものようにロケット団がラプラスの群れを捕まえようとやってきたが、ラプラス達の力を借りたことも有り、あっさりとやなかんじーになっている。その後、群とは別れたが、お前とここで会ったことは今度カスミさんと会ったらちゃんと伝えておくよ。

 

 

 

 15歳 μ月φ日 『思った以上に強い奴らだった』

 

 オオキナ島を横断中、暇だったので少し前にゲットしたマリルリを出して仲を深めることにした。アイリスやデントも、同じようにアリゲイツやオクタンを出している。

 まだ捕まえたばかりということもあって多少ぎこちないが、それでも向こうも頑張って歩み寄ろうとしてくれているのがわかった。だからこそ、俺達もその信頼に応えないといけない。

 

 改めて、マリルリは前のトレーナーに可愛くないと言われただけあって、特性『ちからもち』個体でかなりパワフルなやつだった。

 

 ぶっちゃけ、バトルならこれ以上ない最高の特性であり、物理のみず技もそこそこ覚えているため、今からでも普通にバトルで戦わせられるくらいである。

 トレーナー運がなかっただけで、もしマリルリがそれなりの実力者のポケモンになっていれば、きっとエース級の活躍が出来たことだろう。それだけの才能を感じられた。

 

 思えば、人間相手にかなりの時間海賊紛いのことをして撃退していたのだ。弱いはずがなかった。

 

 ちなみに、アイリスのアリゲイツも夢特性の『ちからずく』個体とのようで才能に溢れている。こいつを捨てたトレーナーは、マジもんのアホだな。

 デントのオクタンは特性が『スナイパー』らしく、攻撃が急所に当たるとダメージが2.25倍になるので、『きあいだめ』さえ使えば相手を三タテも出来るであろう強さを持っていた。

 

 どいつもこいつも、トレーナー運がないだけで強い。お前達の前のトレーナーがどれだけゴミだったか、これから俺達が嫌ってほどわからせてやるからな。

 

 

 




 原作との変化点。

・第126話『さらばミジュマル!? ホタチキングへの道』より、大会に参加しなかった。
 一年は無理よ。

・第127話『幻影の島! 霧の中のゾロアーク!!』より、ニューサトシが謎に気付いた。
 親分個体だとしても流石にでかすぎんだろ。って話。

・第128話『ロトムVSオーキド博士!』より、ムサシとデントもロトムを捕まえた。
 ムサシは基本ヒートム。デントはカットムで使っている。

・第129話『デコロラ諸島の海賊皇!』より、ニューサトシが全員をゲットする意思を見せた。
 気持ちはアイリスとデントも同じなので、アリゲイツをアイリスが、オクタンをデントが引き取っている。ニューサトシはマリルリをゲットし、絆されたコジロウがコアルヒーをゲットした。

・第130話『サトシとバタフリー! また会う日まで!』より、地味にうちのバタフリー進化速くて驚いた。
 この話を書くに至って、♯005を読み返したが、地味に昔も一日二日くらいで進化させててちょっと驚いた。序盤で手持ち少ないし当たり前と言えば当たり前だが。一応、今回は半日なので前よりも早く進化させられている。

・第131話『サトシとアイリスが絶交!? 別れの一本道』より、基本的にニューサトシは大人なので喧嘩しない。
 よって、内容がカットされ、代わりにラプラスの群れと再会している。アイリスが生みたてのラプラスのタマゴをゲットした。みず・こおりタイプだが、寒くも冷たくもないのでアイリスも特に拒否反応を見せていない。



 現在ゲットしたポケモン

 ピカチュウ Lv.68

 ピジョット Lv.62

 バタフリー Lv.62

 ドサイドン Lv.65

 フシギバナ Lv.63

 リザードン Lv.67

 カメックス Lv.62

 キングラー Lv.62

 カモネギ  Lv.62

 エビワラー Lv.62

 ゲンガー  Lv.64

 コノヨザル Lv.62

 イーブイ  Lv.62

 ベトベトン Lv.63

 ジバコイル Lv.62

 ケンタロス Lv.62

 ヤドラン  Lv.62

 ハッサム  Lv.62

 トゲキッス Lv.62

 プテラ   Lv.62

 ラプラス  Lv.62

 ミュウツー Lv.76

 バリヤード Lv.62

 イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61

 カビゴン  Lv.62

 ニョロトノ Lv.61

 ヘラクロス Lv.61

 メガニウム Lv.61

 バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61

 ラティアス Lv.60

 ヘルガー  Lv.61

 ワニノコ  Lv.61

 ヨルノズク(色違い) Lv.61

 カイロス(部分色違い) Lv.61

 ウソッキー Lv.61

 バンギラス Lv.63

 ドンファン Lv.61

 ギャラドス(色違い) Lv.61

 ミロカロス Lv.60

 ラグラージ Lv.58

 オオスバメ Lv.58

 ジュカイン Lv.58

 ヘイガニ  Lv.58

 フライゴン Lv.61

 コータス  Lv.56

 サーナイト(色違い) Lv.53

 オニゴーリ Lv.56

 ワカシャモ Lv.56

 メタグロス(色違い) Lv.56

 エテボース Lv.54

 ムクホーク Lv.53

 ドダイトス Lv.53

 ブイゼル  Lv.54

 ムウマージ Lv.56

 カバルドン LV.53

 ミカルゲ  Lv.60

 グライオン Lv.52

 ロトム   Lv.53

 ユキノオー Lv.52

 ガブリアス Lv.51

 ゾロア(ヒスイの姿) Lv.44

 ボーマンダ Lv.51

 カイリキー(変異体) Lv.51

 ミジュマル Lv.49

 エンブオー Lv.49

 ツタージャ Lv.49

 ズルッグ  Lv.43

 ハハコモリ Lv.47

 ペンドラー Lv.47

 エルフーン LV.47

 ギガイアス Lv.47

 ワルビアル Lv.51

 ヒトモシ  LV.46

 サザンドラ Lv.65

 マリルリ  Lv.40 NEW!


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