15歳 β月α日 『ケンジ! ケンジじゃないか!?』
オーキド研究所にケンジが帰ってきた。そういえば、最近――っていうか、俺がカントーにいる時はあまり顔を見ないなと思っていたが、どうやらオーキド博士の代理として各地を転々と回っているらしい。
こうして直接会うのは随分と久しぶりだなぁ。
いや、冗談抜きにオレンジ諸島で別れて以来なのでは? と、思っていると、「そんなことないよ! ちょくちょく顔は合わせてるだろ!」と言われる。
そうだったっけか? 確かに、視界の端にはいた気がするが、俺の日記を遡っても最後にケンジが出てきたのはいつかすぐには思い出せないくらいには前な気がするんだが?
――と、思っていると、ポケモンリーグ協会からチャンピオンリーグ開催の手紙が届いた。
今年の開催はジョウト地方。行くのはシロガネ大会以来だな。真っ直ぐ行くなら三日くらいで着く。まぁ、近いし、遅刻しない程度にゆっくり出発すればいいだろう。
15歳 β月β日 『お調子に乗ったらしい』
ナナミさんが帰って来たらしく、ポケモンコーディネーター組が集まって話をしていた。
聞けば、ジョウトのミクリカップはハルカが制したらしく、そのままシンオウ地方のグランドフェスティバルで優勝したらしい。ヒカリもハルカには負けたが、ホウエンのグランドフェスティバルで優勝したようで、二人ともドヤ顔で写真を見せてくれた。
ナナミさんは、今年はグランドフェスティバルに参加するのではなく、審査する側に回ったらしく、ここ最近は新しい才能を見つける方にシフトしているとのこと。とはいえ、ハルカやヒカリクラスの子は早々いないと言っていた。
調子に乗ったハルカとヒカリがナナミさんに手合わせを願ったが、二人揃って一蹴されている。お前ら、ナナミさんはトレーナーで言えば四天王とかチャンピオンのレベルだぞ。地方リーグ越えた程度のレベルで勝てる訳ないだろうに。
15歳 β月γ日 『ジムリーダー雑談』
ポケモンコーディネーター組が話をしていたように、ポケモンジムリーダー組もいろいろと話をしていた。
マサトはジムリーダーの息子として、アイリスは将来シャガの後を継ぐかもしれないということでこちらの話し合いに交じっている。タケシも元ジムリーダーとして、会話に花を咲かせていた。
聞けば、前に問題になっていたトキワシティのジム雑魚過ぎ問題も、カツラを顧問に付けることで一時的に解決したらしい。
代わりに、グレンジムは完全閉鎖状態ではあるが、カントーのどこかに新しいジムを開こうという話になっているようで、今年のチャンピオンリーグで才能が有りそうなトレーナーをスカウトする可能性があるという話だった。
また、サンヨウジムのように三人で一つのジムを行うスタイルはやはりどの地方でも珍しいようで、自分の得意なタイプを選べるというのは面白いとタケシやカスミさんも話している。
実際、トレーナーは御三家を貰って旅立つことが多く、最初にサンヨウのように自分の得意な相手を選べるのであれば戦いやすい。だからこそ、新人トレーナーはこぞってサンヨウジムを選ぶ訳だが、逆にガチバトルがしにくいという欠点もあった。
とはいえ、ジムリーダーにとって、ジムは自分のバトルを楽しむ場ではなく、相手の力量を計る場である。
勿論、バトルが楽しいに越したことはないが、相手のレベルに合わせて技量を上げるのも重要な役割だ。最近のジムリーダーはその辺わかっていないやつが多い――と、カスミさんが嘆いていると、デントがフキヨセジムのフウロの話をし始めた。
それを聞いて、流石のタケシやカスミさん、マサトまでもが呆れており、アイリスも「なんか、ジムリーダーって大変そう」と、自分には無理かも言わんばかりの表情を浮かべている。ま、ジムリーダーが嫌ならチャンピオンになっちまえばいいんじゃね?
15歳 β月δ日 『大空を舞え』
サザンドラが先輩達に飛行技術を叩き込まれていた。多彩なピジョットを頂点に、複眼粉マスターバタフリー、絶対的エースのリザードン、隻眼二刀流のカモネギ、喧嘩上等プテラ、まひるみの神トゲ様、特殊型で知的なヨルノズク、これでも飛行ですのギャラドス、スピードマンであるオオスバメ、殴り屋のムクホーク、風マスターグライオン、暴走特急ボーマンダ――と、ひこうタイプが多いうちのパーティだが、『ふゆう』の特性を持つサザンドラもその飛行能力を見込まれて先輩達に扱かれている。
同じ『ふゆう』持ちであるゲンガーやフライゴン先輩、ムウマージやロトム等も通った道であり、あのラティですらこの扱きを受けたのだ(まぁ、ラティに対しては大分教え方が甘かったが)。
しかし、サザンドラは元のレベルが高いこともあって、先輩達も手加減なしで叩き込んでいた。
まぁ、将来性を買われているということで、サザンドラも負けじと笑みを浮かべて頑張っている。こいつは、どんな時も挫けない不屈の心を持っているから良いよな。
15歳 β月ε日 『すばしっこい+パワーがある=最強』
マリルリが、ブイゼルを始めとしたみずポケモン達に『アクアジェット』を利用した疑似高速戦闘を習っていた。
基本的にパワーがあるマリルリだが、欠点はその足の遅さにある。故に、それに対応するために先制技の速度を利用しようというのはなかなか目の付け所が良かった。
事実、マリルリはパワーだけならカビゴンにだって匹敵する。みず・フェアリーとタイプも優秀で、攻撃が当たりさえすれば相手を倒せる強さがあった。
しっかし、こうしてみるとみずタイプもかなり増えたなぁ。全員が仲間思いだから、新人が入ってくる度に、あーでもないこーでもないとお節介を焼いている。
まぁ、未だに拳骨をくらっているミジュマルは良い加減大人になってほしいものだが、あいつはあいつでホタチの使い方が天才的で、もはや芸術の域まで行っているからあまり文句も言えないんだよなぁ。
15歳 β月ζ日 『ドラゴンマスター?』
ラティアス、フライゴン、ガブリアス、ボーマンダ、サザンドラ――そして、今はまだ仲間になっていないが、いずれカイリューが仲間になることを考えると、俺のドラゴンポケモンもなかなか様になってきたように見える。
実際、実力はともかくとして、ガブリアスとボーマンダが最終進化まで行ったことで、パーティの見栄えはかなり良くなった。育てにくいドラゴンポケモンを最終進化まで持っていくことが出来たのは、純粋に俺の育成能力が悪くないという証明にもなっている。
下手をしたら、俺とアイリスでは俺の方がドラゴンマスターを目指しているように見えるのでは?
と、思っていると、俺がどうせろくでもないことを考えていると悟ったらしいアイリスが、これ見よがしにオーダイルを出して見せつけてくる。
このクソアマ上等じゃねぇか!
進化していなくても、進化後ポケモンにだって勝てるんだってことを骨の髄まで叩き込んでやる。俺のワニノコは進化しないだけで、強さは折り紙付きなんだぞ。くそったれ!
15歳 β月θ日 『今年も血で血を洗う戦いが始まるな』
今回はもう既にシロナの別荘で地獄のブートキャンプ(特別編)を行っていることもあり、チャンピオンリーグへの追い込みも流す程度に留めている。
今はフィジカルよりもメンタル――テンションやモチベーションを高める方を大事にしたい時期だ。下手に疲労を蓄積させてポテンシャルを下げるより、その方がずっと良い。
リザードンやミュウツーのきずな現象についてもある程度の解決を見せており、メガシンカという切り札も多く持っている。ピカ様もこの一年で、今までにないパワーアップを見せた。
万全だ。
万全過ぎて負ける気がしない。ここまでの手応えをかつて持ったことがあるだろうか?
前にも言ったが、別に相手を舐めている訳でも慢心している訳でもない。ただ、純粋に自分の強さを実感できている。
このままピークをチャンピオンリーグでシゲルと戦う時に調整できれば、今回の追い込みとしては100点だろう――と、いうことで、そろそろシロガネシティに向けて出発することにした。
15歳 β月η日 『俺以上に緊張してるな』
チャンピオンリーグ開催地であるジョウト地方シロガネシティに向かって移動を始める。
ママさんはいつも通り、オーキド博士やケンジと一緒にテレビで応援しているというので、俺、ラティ、タケシ、カスミさん、ハルカ、マサト、ヒカリ、アイリス、デント、シロナ――というメンバーで、チャンピオンリーグへ乗り込みに行くことになった。
アイリスとデントは、去年の激闘を多分直に見ていないからあまり実感がないかもしれないが、何度か直でチャンピオンリーグを見ているタケシやカスミさん達は俺以上に緊張している。まぁ、あそこは魔の巣窟だし、俺も去年はシゲルに負けちまったからな。
とはいえ、何度も負けるつもりはない。
去年、シゲルが俺に全てをぶつけてきたように、俺も今回はシゲルに全てをぶつけるつもりでいる。そのために、やれることは全てやってきたつもりだ。
とりあえず、この固い空気を何とかするためにも、「おいおい、戦うのは俺だぞ?」と、肩を竦めてやった。当の俺が緊張していないのに、俺よりも緊張してどうするんだよ。
でも、まぁ、それだけ本気で応援してくれていることでもあるので、別に嫌な訳じゃないんだけどな。
15歳 β月θ日 『お前もか』
トキワシティからセキエイに向かう途中の道をジョウトの方へ行くと、ワカバタウンに着くのだがその道からフスベの方に向かうとシロガネシティがある。
やはりジョウトは近いな――と、いうことで既にジョウトには着いており、このまま真っ直ぐ歩けば明日にはシロガネ入り出来そうだった。何だかんだ本番二日前と少しギリギリだが、まぁ遅刻さえしなければ問題ないだろう。
と、思っていると、背後から声をかけられる。
振り返ってみると、そこには去年シンオウリーグスズラン大会の準決勝で、俺と本気のバトルをしたメンバーの一人であるタクトが笑みを浮かべて立っていた。
聞けば、タクトは今年特別推薦枠でチャンピオンリーグに挑戦するらしい。おお、シンジやシンゴに続いてタクトまでも――これはうかうかしていると負けかねないな。
15歳 β月ι日 『えっ、なにこれくれんの?』
特にイレギュラーが起きることなくシロガネシティに着いたので、チャンピオンリーグ参加の受付をしていく。
流石に二日前と言うことで、ぼちぼちトレーナーも集まっていた。シュー太郎さんを見つけたが、流石にトレーナーになってまだ一年も経っていないからか、かなり緊張しているように見える。
先輩として、少し緊張をほぐしてやろうと『にらみつける』、『ソーラービーム』を決めた後のシュー太郎さんの「基本だろ」の真似を、ゾロアの『イリュージョン』で再現してやる。
すると、いきなりの寸劇を見て驚く周囲の反応を見て、顔を真っ赤にしながら「君は、いつまでも同じネタを何回も――」と、怒ってシュー太郎さんがこっちにやってきた。きゃーこわーい。
と、シュー太郎さんを揶揄って遊んでいると、どうやら上手いことガス抜きは出来たらしい。
そんなこんなギャースカ騒いでいると、後ろから「相変わらずだな」と声をかけられる。
振り返ると、シンジもやってきたようで、こちらに向かって歩いてきた。会うのは実に一年振りだが、この一年でまた強くなったらしい――と、思っていると、シンジが鞄の中から何やらポケモンのタマゴを出してくる。
なんぞこれ? と、首を傾げていると、「ゴウカザルのタマゴだ。お前にやる」と言われた。
聞けば、これはシンジのゴウカザルのタマゴらしい。そりゃ、くれるというなら有難く頂くということで、新しいベイビーちゃんを貰った。
俺がタマゴを抱いて大喜びしていると、「相変わらず元気だな」とまたも声をかけられる。
振り返ると、今度はシンゴが近くまで歩いてきていた。闇落ち後はまだ少し頬がこけていたような感じだったが、今ではすっかり逞しい男に成長している。
が、相変わらず手には小型のノートパソコンを持っており、相手のデータを集めて戦うデータバトラーの一面も健在のようだ。この数年で、ハッサム以外のポケモンもしっかり育てたようで、「今度は正々堂々、お前に勝つ」と意気込んでいた。
また、そんな俺達の様子を遠巻きに見ているシゲルを見つける。シンジやシンゴ達には悪いが、やはり本命はあいつだった。
今回は俺が勝つ――と、目線で訴えると、シゲルもまた「いや、僕が勝つ」というような視線をこちらに向けて立ち去っていく。言葉にしなくても言いたいことがわかる。それは、やはり俺のライバルがあいつだという証拠なのだろう。
原作との変化点。
・ケンジと再会した。
地味に本編にはあまり出てこない。マジでオレンジ諸島ふりか?
・ナナミさんが育成に回っている。
後進を育てる側にシフトしつつある。が、まだまだハルカやヒカリでは勝てない。
・カントーのジムについて。
原作ではトキワジムの後任が決まっていないが(シンジっぽいフラグはあった)、この世界ではグレンジムが閉鎖しているため、ジムを新設するという話が出ている。そのため、ジムリーダー探しが始まりつつある。
・サザンドラが飛行技術を叩き込まれている。
飛行技術は、ひこうタイプやふゆう持ちが最初に叩きこまれる関門の一つ。
・マリルリが戦い方を叩き込まれている。。
アクアジェットを覚えているポケモン全員が指南している。先制技を移動用に使えると鈍足のポケモンでも戦いの幅が広がるため、体の動かし方を始め、技の使い方も細かく指導されている。
・地味にドラゴンポケモンが育っている。
これにはニューサトシもうっとり。先んじてカイリューをゲットしに行こうか迷うくらい。
・タクトも出場。
実は毎年特別推薦枠が存在したりする。タクトは今回リーグに出ていないが、実績を買われて誘いがかかった。
・ヒコザルのタマゴを貰った。
シンジのゴウカザルのタマゴ。実は、ここで貰うのは当初から予定していた。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68
ピジョット Lv.62→63
バタフリー Lv.62→63
ドサイドン Lv.65→66
フシギバナ Lv.63→64
リザードン Lv.67
カメックス Lv.62→63
キングラー Lv.62→63
カモネギ Lv.62→63
エビワラー Lv.62→63
ゲンガー Lv.64→65
コノヨザル Lv.62→63
イーブイ Lv.62→63
ベトベトン Lv.63→64
ジバコイル Lv.62→63
ケンタロス Lv.62→63
ヤドラン Lv.62→63
ハッサム Lv.62→63
トゲキッス Lv.62→63
プテラ Lv.62→63
ラプラス Lv.62→63
ミュウツー Lv.76
バリヤード Lv.62→63
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.61→62
カビゴン Lv.62→63
ニョロトノ Lv.61→62
ヘラクロス Lv.61→62
メガニウム Lv.61→62
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.61→62
ラティアス Lv.60→61
ヘルガー Lv.61→62
ワニノコ Lv.61→62
ヨルノズク(色違い) Lv.61→62
カイロス(部分色違い) Lv.61→62
ウソッキー Lv.61→62
バンギラス Lv.63→64
ドンファン Lv.61→62
ギャラドス(色違い) Lv.61→62
ミロカロス Lv.60→61
ラグラージ Lv.58→59
オオスバメ Lv.58→59
ジュカイン Lv.58→59
ヘイガニ Lv.58→59
フライゴン Lv.61→62
コータス Lv.56→57
サーナイト(色違い) Lv.53→54
オニゴーリ Lv.56→57
ワカシャモ Lv.56→57
メタグロス(色違い) Lv.56→57
エテボース Lv.54→55
ムクホーク Lv.53→54
ドダイトス Lv.53→54
ブイゼル Lv.54→55
ムウマージ Lv.56→57
カバルドン LV.53→54
ミカルゲ Lv.60→61
グライオン Lv.52→53
ロトム Lv.53→54
ユキノオー Lv.52→53
ガブリアス Lv.51→52
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.45→46
ボーマンダ Lv.51→52
カイリキー(変異体) Lv.51→52
ミジュマル Lv.49→50
エンブオー Lv.49→50
ツタージャ Lv.49→50
ズルッグ Lv.44→45
ハハコモリ Lv.47→48
ペンドラー Lv.47→48
エルフーン LV.47→48
ギガイアス Lv.47→48
ワルビアル Lv.51→52
ヒトモシ LV.46→47
サザンドラ Lv.65
マリルリ Lv.42→43
タマゴ 時々動いているみたい。生まれるまでもうちょっとかな? NEW!