15歳 γ月ξ日 『蹂躙』
レッドの四体目はカメックス。それも、当たり前のようにメガシンカしてメガカメックスを出してきた。
しかし、シゲル、ブルー、レッドと、チャンピオンリーグからカメックスばかりにぶち当たっているな――と、思いながらも、こちらから探りを入れていく。まず、様子見で『はどうだん』を打ったのだが、向こうの『はどうだん』に軽く相殺された。
特性の『メガランチャー』で強化されているとはいえ、うちのミュウツーと威力が互角とはかなり鍛えられたメガカメックスだ。
ミュウツーも、これには少し驚いた様子を見せ、『アイアンテール(スプーン)』を手に、一気に距離を詰めて近接戦に持っていった。遠距離よりも近距離の方が、活路があると判断したのだろう。
だが、近距離戦を望んでいたのは向こうも同じだった。メガカメックスは両手に着いた砲塔をまるで二丁拳銃のように振り回して、こちらに技を当てようとしてくる。
一発の威力よりも確実性を重視しているのか、『あくのはどう』がまるで銃の球のように小さく丸くなって撃たれ、下手に放出するよりもスピードも出ていてミュウツーも捌くのに苦労していた。
ぶっちゃけ、いくらメガカメックスになっているとはいえ、ミュウツーと近接戦で互角以上に戦えるのはおかしいのだが、それだけレベルと技量が優れているということだろう。
ミュウツーも完全には攻められずに、半分は防御に意識を割かれている。純粋な速度だけならミュウツーの方が上だが、身のこなしに隙が無さ過ぎてスピードの無さをカバーできているのだ。
しかし、それでも隙が無い訳ではない。
スプーンで何とか弾を弾いて、そのまま距離を詰めていく――と、その瞬間にメガカメックスは『こうそくスピン』で寄られるのを拒否して仕切り直ししてくる。
おまけに追加効果で素早も一段階上がり、少しずつミュウツーが相手の攻撃を捌き切れなくなってきた。かといって、下手に遠距離戦を仕掛ければそれこそ向こうの思う壺だ。
今は、近距離だからこそ確実性を重視しているが、遠距離のバトルになれば遠慮なく最初の『はどうだん』のように大技をブッパしてくるだろう。
勿論、こちらも撃ち負けるつもりはないが、相手の土俵に乗って万が一が起きる可能性を考えれば近接戦を制した方がいい――のだが、そのまま二度目の『こうそくスピン』を許すと、遂に捌き切れずに弱点である『あくのはどう』一撃を貰ってしまった。
この流れはまずいと判断し、ここで一旦ミュウツーを戻してピカ様を出していく。
そのまま青い『10まんボルト』で弱点を突こうとしたが、三度目の『こうそくスピン』で地面の砂を撒き上げることで疑似的な防壁にされてしまった。
普通ならばそんなことは出来ないが、前に二度の『こうそくスピン』でスピードが上がっていることも有り回転力が上がっていたのが大きい。
まさかの方法で必殺の一撃を防がれたが、速度が上がったメガカメックスは、素のままでピカ様に追いすがって来た。
何とか先制技の『ばちばちアクセル』で攻撃を躱して一撃を当てていったが、攻撃を当てた瞬間にガッチリ体を掴まれ、中央の砲塔からゼロ距離『ハイドロカノン』の一撃を受けてピカ様がKOされてしまう。
究極技には反動があるが、その反動は交代中に解除されてしまうので実質反動無しに等しい。
また、続くメガバンギラスも、『こうそくスピン』と『ハイドロカノン』のユナイト殺法によって即KOされてしまった。
究極技は反動が大きいので、『こうそくスピン』との同時使用は本来難しい筈なのだが当たり前のように使っている。メガバンギラスも、特性の『すなおこし』で特防が上がっていたが、ガチグマ戦でダメージを受けていただけに、究極技のコンボは耐えきれなかった。
このままではまずいと、バトルの主導権を奪い返すために五体目としてイーブイを出していく。
そのまま、専用特性の『アドバンスシフト』によって、サンダースに進化して『10まんボルト』による遠距離からの攻撃を仕掛け、相手の攻撃はシャワーズになることでみず技を半減、他二つを等倍で受けていった。
今までは進化したらその姿から一度進化前であるイーブイに戻らなければ他の進化先にはなれないという弱点を持っていたが、訓練の末にある程度の回数だけなら体に負担をかけずにチェンジできるようになっている。
つまり、サンダースから咄嗟にシャワーズへと直接変化することが出来ていた。とはいえ、連続では負担がかかるので、余裕がある時はイーブイを経由して変化することで特性による体への負担を出来るだけ減らしていく。
また、それでもかなりのダメージを受けるので、『まもる』と『ねがいごと』を使って回復しながら戦っていった。
流石のメガカメックスも、ゾンビアタックのように回復されて襲い掛かられると詰め切れないようで、途中で上手く不意を突いてサンダースの速度からリーフィアに進化して『やどりぎのタネ』を上手くメガカメックスに当てることが出来ている。
これで、回復はより盤石となった。同時に、砂嵐状態が収まり、フィールドが元に戻っていく。
しかし、ここでレッドはイーブイの持つもう一つの弱点に気付いたようで、素早が四段階上がったメガカメックスを躊躇いなく戻してピカチュウを出してきた。
本来であれば、サンダースを相手にする場合、『ちくでん』の特性を警戒して対面ででんきタイプなど出さないはずだが、どうやらうちのイーブイに限っては進化しても特性が『アドバンスシフト』のままなのがバレてしまったらしい。
当たり前のようにピカ様から盗んだ赤い『10まんボルト』を打ってくる。当然、『ちくでん』ではないので、半減でもサンダースがかなりのダメージを受けてしまった。
続けて最後の技である『あなをほる』でピカチュウが地中に潜っていく。流石にこのまま受ければ効果抜群なので、じめんが半減になるくさタイプのリーフィアになって『ねがいごと』で回復していく。
しかし、半減でも関係ないとばかりに地面から飛び出してきたピカチュウが、続けて『かわらわり』を振り回してダメージを与えてくる。こちらも『アドバンスシフト』を使ってバトルを有利に立てようとするが、手数の前に完全に防戦一方になってしまった。
メガカメックスの時は上手く距離が取れていたのと、相手の攻撃がほぼ特殊技だけだったのでまだ回復を挟む隙があったが、こうも近接で畳みかけられると回復する隙が無い。また、半減でも威力のある電撃や『かわらわり』による近距離攻撃でイーブイが倒されてしまった。
先に、こちらのポケモンが三体戦闘不能になったことで、五分間のインターバルになっていく。が、まさに蹂躙と言って良い状況だった。
ピカ様も、倒れてすまねぇと言わんばかりに顔を俯けているが、こればかりは純粋な力の差だ。負ける気など毛頭ないが、それでも勝つのは難しいという現実も理解している。
でも、ポケモン達がまだ戦えるのにギブアップするつもりはなかった。残り四体きっちり倒してくるから見てろ――と、ピカ様に啖呵を切ってそのままフィールドに戻っていく。
ここで、再びミュウツーを出した。向こうはピカチュウ続投で、『ばちばちアクセル』を仕掛けてくる。
流石に速く、ミュウツーでも完全には受けきれない。ならばと、先程のレッドの真似ではないが、ピカチュウの一撃を受けた瞬間、その体を掴んでゼロ距離『サイコショック』で体力を削り切っていった。
何だかんだピカチュウもこれまでのバトルでダメージが積み重なっている。いくらレッドのポケモンとはいえ、ミュウツーの『サイコショック』は受けきれなかったようだ。
これで数の上では五分。レッドが再びメガカメックスを出してくると、ここで俺もミュウツーを戻してエビワラーを出していく。
まだ姿を見せない残りの二体は、おそらくリザードンとフシギバナとみて間違いない。相性的にも良くないし、それならここでメガカメックスを倒して少しでも後ろへの負担を軽くするのがチームプレイというものだろう。
しかし、レッドはこちらがカウンター遣いとわかっているはずなのに距離を詰めてくる。
どうも、レッドのメガカメックスはかなりの喧嘩屋のようで、これでもかというくらいにこちらに寄って攻撃をしてきた。
それならやりようはある――と、いつものように『こうそくいどう』を積んで攻撃を紙一重で回避し、タイミングを合わせてエビワラーのカウンターで『きあいパンチ』を打ち出していった。
本当なら技の『カウンター』を使って超カウンターを決めたかったが、『カウンター』の発動条件は相手が物理技を使ってこないと発動できないため、技術による普通のカウンターのみの力をプラスしている。
が、メガカメックスは『きあいパンチ』が直撃する瞬間、『こうそくスピン』でパンチの軌道を無理やり変えてきた。こちらがカウンター体勢になったのを見て、咄嗟に技を発動させたようだが、まさかの防御方法にエビワラーも思わずステップで距離を取っていく。
しかし、遠距離はまさにメガカメックスの独壇場だった。逃げて良いのか? と、問いかけられるかのように、そのまま遠距離から『はどうだん』を連続で撃って来る。
避けるのは不可能なので、最後の技である『かみなりパンチ』で『はどうだん』を打ち落としていった。『かみなりパンチ』をチョイスしたのは、普通のパンチの中で一番カメックスにダメージを与えられると判断したからである。
やはり、『きあいパンチ』は威力が大きい分、どうしても大降りになってしまう。相手の隙を突くならやはり通常のパンチ技の方がいいが、『マッハパンチ』では威力が足りなさ過ぎるので、ここは相性からパンチをチョイスしていった。
とはいえ、向こうもそう簡単には寄らせてくれない。弾幕でエビワラーの足を止めてくる。
それでも、エビワラーは諦めなかった。多少の被弾を覚悟に『こうそくいどう』をもう一段階積んで距離を詰めていく。
メガカメックスも、流石に約3倍の速度になったエビワラーを追いきれずに、エイムがブレ始めた。そのまま、『はどうだん』の追従を振り切ってメガカメックスのボディに『かみなりパンチ』を叩き込む。
また、先程の反省で、攻撃の際に最後の『こうそくいどう』を発動させて変速を起こし、カメックスが咄嗟に『こうそくスピン』を使用する前に拳をぶつけてやった。
雷を纏った拳の一撃でメガカメックスの表情が歪む――が、カウンター無しではやはり倒しきるまでは至らなかったようで、そのまま裏から追尾してきた必中の『はどうだん』を受けてエビワラーも戦闘不能に持っていかれる。
だが、ピカ様、ミュウツー、エビワラー、それに砂嵐の固定ダメと、ずっと体力を減らしていたことも有り、何とか次のミュウツーでメガカメックスを倒しきることが出来た。
これで、お互いに残るポケモンは二体。こちらはミュウツーをそのまま続投させていくと、レッドは五体目としてリザードンを出してくる。そのまま当たり前のようにリザードンをメガリザードンYにメガシンカして、特性『ひでり』で天候を晴れに変えていった。
しかし、レッドはそのままメガリザードンYを戻していく。続けて、最後のポケモンとしてフシギバナを出してきた。
どうやら、このフシギバナは特性『ようりょくそ』のようで素早が二倍になっている。昨日のキクコとのバトルを見た感じだと、まるで重戦車がスポーツカーのような速度で動いている印象を受けた。
キクコとのバトルでは、あの速度で強力な攻撃を仕掛けて相手をパワーとスピードで翻弄していた。だが、ミュウツーならば受けきれるはずだ。
しかし、やってやるぜと言わんばかりに猛スピードで、やる気満々のフシギバナだが、使ってきた技はまさかの『どくどく』とこちらの予想を外してきた。
そのまま、こちらの驚いている隙を突いて『やどりぎのタネ』までくっつけてきて、レッドはミュウツーの体力を奪う作戦に出てくる。倒れる前にフシギバナを倒したい所だが、素早種族値実質160の超スピードを追いきれない。
必中の『はどうだん』ならばまだ当たる可能性もあるが、仮に当たった所でどくタイプにかくとう技は半減なので大きなダメージにはならなかった。
かといって、『アイアンテール』も近寄れないせいで当たらない。こうなればもう、『サイコブレイク』でワンチャンを狙うしかなかった。が、それもいとも容易く避けられる。
仕方なく最後の技として『じこさいせい』を使うが、その隙を逃さずにレッドは晴れ『ソーラービーム』で攻撃を仕掛けてきた。これでは回復よりも猛毒などのダメージの方がかさむので、ここは一旦ミュウツーを戻していく。
続けて、こちらも最後の一体であるリザードンを出していった。すると、ここで天候が元に戻ったのも有り、向こうもフシギバナを戻してメガリザードンYを再び出してくる。
ここだ。
ここでレッドのリザードンを倒せるかどうかがこのバトルの勝敗を分かつ――ここまで温存していたきずな化も全て吐き出して、レッドのメガリザードンYに挑戦していく。
すると、ここでレッドもメガリザードンYからメガリザードンXにメガシンカを変えてくる。やはり、向こうもXY両刀使いだったか、何となくそうではないかと思っていた。
いや、関係ない。
勝てばいいだけの話だ。
まずは得意の『ドラゴンクロー』で先制を仕掛けていくと、向こうも『ドラゴンクロー』で返してくる。
特性『かたいツメ』で接触攻撃技の威力が上がっているで、向こうの方が威力が上なのはわかっていたが、きずなリザードンはメガリザードンXよりも早いので一撃ではなく連打重視で戦えばいける――と、最初は考えていた。
しかし、メガリザードンXは全開のきずなリザードンに当たり前のようについてくる。
思えば、メガカメックス一体があの強さだったのだ。ならば、同じ御三家であるメガリザードンXがそれに劣らぬ強さなのは自明の理。
それでも、俺達ならば追いつけると思っていた。
実際、去年のチャンピオンリーグでも、うちのきずなリザードンはグリーンのメガリザードンYと互角以上の勝負をして見せている。去年と違ってきずな化の時間切れも無くなりシンクロによる強化も深くなった今、俺達はレッドにだって負けない。そう思っていた。
だが、比べてみると良くわかる。
パワーも、スピードも、技術も――その全てが、レッドのリザードンの方が一歩先を行っていた。
まるで、お手本のような隙の無い動き。今までは見えなかったこちらの悪い動きが浮き彫りとなりダメ出しのように叩かれる。
それならと、動きを止めようと撃った『がんせきふうじ』も『エアスラッシュ』で撃ち落され、切り札の『げきりん』も向こうの『ドラゴンクロー』で正確に叩き落とされた。
まるで、未来を読んでいるかのような先読みだ。
そのままボディへの一撃が決まり、きずなリザードンがダメージで思わずたたらを踏む。『げきりん』の後遺症である混乱も、今の一撃で綺麗サッパリ吹っ飛んでしまっていた。
ぶっちゃけ、今の一撃はまずい。
きずな化しているからこそ、俺はリザードンのダメージを自分のモノのように感じ取ることが出来ている。が、この一撃は今までの中でもトップクラスに強力なものだった。
残り体力は僅か――戻すか? 否、ここで逃げてミュウツーを出しても、メガリザードンXをYにしてからフシギバナに交代して時間を稼がれるだけだ。ここで勝たないと、俺達に勝機はない。
だが、切り札の『ブラスターバースト』も、ほのお・ドラゴンのメガリザードンXには1/4ダメージにしかならないので使えなかった。
ならば、ここは別の切り札を切るしかない。肉を切らせて骨を断つ――最後の力を振り絞って、きずなリザードンがメガリザードンXに抱き着いていく。
ここで、最後の技である『じわれ』を発動させた。ひこうタイプがなくなっている今のメガリザードンXならば、じめん技を当てることが出来る。
相手を掴んで逃げ場を無くしたゼロ距離『じわれ』ならば、いくら強力なレッドのメガリザードンXでも一撃で戦闘不能に持っていけるはずだった。
当たれば――の、話だが。
しかし、レッドは冷静に『まもる』で一撃必殺を防御してきた。また、すぐに拘束を振り払い、本来ならば覚えるはずのない『りゅうせいぐん』でとどめを刺そうとしてくる。
通常、リザードンはほのお・ひこうタイプ故に『りゅうせいぐん』は覚えられないはず――だが、レッドはそんな理論を無視していた。
凝り固まっていた固定概念をぶち壊された気分だ。
今まで、俺はゲームで覚えられないからってポケモン達にシナジーのない技を覚えさせるのを諦めていたが、もしかして本当はポケモンという生き物はどんな技でも覚えられるのではないか?
と、考えたのは一瞬。
流石にこのまま受ける訳にはいかないので『げきりん』で『りゅうせいぐん』を打ち払っていく。
が、『りゅうせいぐん』は撃ちだす技故に次への行動が早い。当然のように、メガリザードンXが『ドラゴンクロー』でこちらにとどめを刺しに来た。もうこの挟み撃ちはどうしようもない。
こうなれば、死なば諸共ではないが、こちらも『りゅうせいぐん』を無視してカウンターで『げきりん』をメガリザードンXに差し込みに行った。
最後の一撃は当たった。が、向こうの『りゅうせいぐん』と『ドラゴンクロー』も直撃したため、きずなリザードンが戦闘不能になってきずな化も解除される。
これで、こちらの残りポケモンはミュウツーのみ――だが、まだ諦めるには早かった。
きずな化は、こちらにもある。
――星と希望が、新たにきずなを結ぶ。
まだ制御できない完全開放版ではなく、小回りの利く半覚醒版のきずなミュウツーでメガリザードンXにぶつかっていった。
最初から全力をぶっばすると、ガス欠になるのも近くなる。それならば、安定した火力とスピードで押し切ろうという狙いだ。
しかし、流石に相手がほのおタイプなので、はがね技である『アイアンテール(スプーン)』は半減だった。だが、ひこうタイプがないことで『はどうだん』は等倍で入る。
とはいえ、こちらには猛毒のダメージがあるので、あまりのんびり戦っては居られなかった。
逆にレッドは先程のきずなリザードンとバトルのように真っ向からぶつかってくることはなく、当たり前のように時間を稼ごうとしてくる。その防御を崩そうと攻め立てるが、こちらもきずなミュウツーで向こうのメガリザードンXを押しきれない。
そうだ。こういう所だ。
レッドは決して、ただ攻めるだけのトレーナーではない。いざとなれば、クレバーに今のような遅滞戦術も取るし、派手なパフォーマンスよりも実用性を重視してくる。
もっと攻めっ気を出してくれれば付け入る隙もあるのに、確実な勝利を得るために観客受けが悪い戦い方も平然としてくる。だからこそ強い。だから、こいつがチャンピオンなのだ。
途中、『じこさいせい』による回復を挟みながら攻めるが、時が経つ毎に猛毒のダメージは加算されていく。
結局、このままではじり貧と判断し、ここで全力を出し切ることに決めた。三分間という制約はそのままだが、ここで全力のきずなミュウツーでメガリザードンXにぶつかっていく。
レッドも変わらず、『まもる』などを使って防御主体で動いていたが、途中きずなミュウツーによる『はどうだん』の一撃を貰うと、メガリザードンXを再びYに変化させて『ひでり』を発動させてから交代してくる。
そして、出てきたフシギバナは特性の『ようりょくそ』で元気一杯速度一杯と、超高速でフィールドを駆け回っていった。
もう『じこさいせい』の回復量も間に合わなくなっているので、ここで最後の切り札として全力の『サイコバーン』で、せめてフシギバナだけでも持っていく。
しかし、ここでレッドもさらにメガシンカを切って、メガフシギバナを出してきた。そのまま、こちらの『サイコバーン』に究極技である『ハードプラント』をぶつけて相殺してくる。
純粋なパワーだけでも、メガフシギバナは決してきずなミュウツーに負けていなかった。
後から聞いた話によると、レッドの最初のパートナーこそがこのフシギバナだったようで、リザードンやカメックスよりも一段階上の強さを持っているらしい。
今回、俺はその全力を出させることなく、向こうの策に嵌ってしまったということだ。
最後の一撃が相殺されると同時にきずなミュウツーが猛毒のダメージで戦闘不能になる。
途中までは良かったが、やはりカメックス、リザードン、フシギバナの三体を攻略するには今の俺では力不足だというのが良くわかった。
だが、負けたというのに観客は何故か大盛り上がりで、俺とレッドの名前をコールしている。
どうも、レッドがポケモンを半数以上戦闘不能にされるのはかなり珍しいことのようで、期待のチャレンジャーとして名前が売れたらしい。
が、このレッドとのバトルのおかげで、俺の四天王リーグは実質ほぼ終わったも同然となっていた。
続く、グリーン戦では、俺のリザードンがレッドとのバトルでドクターストップがかかり、ピカ様やミュウツーも頑張ったが敗北に喫している。
また、その次のキクコ戦ではリザードンが復帰したものの、今度は入れ替わるようにミュウツーが不参加になったため、結局俺の前期四天王リーグは1勝4敗という残念な結果に終わった。
最初からいい結果が出せると思っていた訳ではないが、こうして現実を見るとやはり俺はまだまだなんだとわからされる。
やはり半数もメンバーを固定してしまうと、こうしたイレギュラーが起きた時に動けなくなってしまう。俺もいい加減、ピカ様、リザードン、ミュウツーだけに頼るのではなく、もっと他のポケモン達を同格まで押し上げることを考えないと駄目かもしれないな。
原作との変化点。
・ガンマン型メガカメックス。
地味にニューサトシのパーティを半壊させた。このバトルの陰の立役者。
・全てがこちらより上のリザードン。
イメージ的にはダンデのリザードンがアランのメガリザをあしらったくらいの差ほどではないが、それでもまだまだ向こうの方が強い。また、本来覚えられないりゅうせいぐんを覚えているが、メガシンカ状態の時に習得したのでメガシンカ状態じゃないと使えない。
・フシギバナ。
うちのレッドさんの相棒であり、最後の切り札。今回はミュウツー相手に様子見をしていたので、最後以外は力を出していない。
・メガシンカを三回使った犯人。
ニューサトシ戦でレッドがメガシンカを三回以上使ったことで、四天王達から怒られている。が、あの時は、レッドが遅れて来て現場におらず、話を知らなかったことで厳重注意で済んだ。レッドは泣きそうになっていた。ほんまやで。なんでやねん。しらんけど。
・二体残しフィニッシュ。
結果を言えば大健闘。レッドのポケモンを4体倒すのは四天王でもなかなか難しいとされている。一応、四天王の中でレッドのポケモンを4体以上倒したことがあるのは、ニューサトシ以外だと今回のカンナが初で、他にグリーンとキクコ、ワタルくらい。去年度までのカンナやブルー、シバも、レッドのポケモンを4体倒せたことはなかった。ちなみに今年度4体倒したのはカンナとニューサトシのみで、他3人は2~3体でやられている。
・グリーン&キクコ戦はダイジェスト。
これは最初から決めていた。全部書くとしんどいし、四天王リーグは年2回あるので、二人はカロス編で書こうということで温存。ちなみに、グリーン戦ではきまぐれサンダーが大活躍し、ミュウツーをかなり苦戦させた。キクコ戦のドクストはそのため。
・キクコの内心。
四天王リーグに来た時点で、もうニューサトシのことはしっかり認めている。が、まだまだ若いもんには負けんと、ベテランの意地を見せつけた。ちなみにこのバトルを通して、ニューサトシのキクコの呼び方が「婆さん」になった。向こうは、「クソガキ」呼ばわりしてくる。幽☆遊☆白書の幽助と幻海みたいな感じ。
「クッソー! 次は俺が勝つから覚えとけよ婆さん!」
「ハッ、寝言は寝てから言いな。私に勝とうなんて百年早いんだよクソガキ」
こんな感じ。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.68→69
ピジョット Lv.63
バタフリー Lv.63
ドサイドン Lv.66
フシギバナ Lv.64
リザードン Lv.67→68
カメックス Lv.63
キングラー Lv.63
カモネギ Lv.63
エビワラー Lv.63→64
ゲンガー Lv.65
コノヨザル Lv.63
イーブイ Lv.63→64
ベトベトン Lv.64
ジバコイル Lv.63
ケンタロス Lv.63
ヤドラン Lv.63
ハッサム Lv.64
トゲキッス Lv.63
プテラ Lv.63
ラプラス Lv.63
ミュウツー Lv.76→77
バリヤード Lv.63
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.62
カビゴン Lv.63
ニョロトノ Lv.62
ヘラクロス Lv.62
メガニウム Lv.62
バクフーン(ヒスイの姿) Lv.62
ラティアス Lv.61
ヘルガー Lv.62
ワニノコ Lv.62
ヨルノズク(色違い) Lv.62
カイロス(部分色違い) Lv.62
ウソッキー Lv.62
バンギラス Lv.64→65
ドンファン Lv.62
ギャラドス(色違い) Lv.62
ミロカロス Lv.61
ラグラージ Lv.59
オオスバメ Lv.59
ジュカイン Lv.59
ヘイガニ Lv.59
フライゴン Lv.62
コータス Lv.57
サーナイト(色違い) Lv.54
オニゴーリ Lv.57
ワカシャモ Lv.57
メタグロス(色違い) Lv.57
エテボース Lv.55
ムクホーク Lv.54
ドダイトス Lv.54
ブイゼル Lv.55
ムウマージ Lv.57
カバルドン LV.55
ミカルゲ Lv.61
グライオン Lv.53
ロトム Lv.54
ユキノオー Lv.53
ガブリアス Lv.52
ゾロア(ヒスイの姿) Lv.46
ボーマンダ Lv.52
カイリキー(変異体) Lv.52
ミジュマル Lv.50
エンブオー Lv.50
ツタージャ Lv.50
ズルッグ Lv.45
ハハコモリ Lv.48
ペンドラー Lv.48
エルフーン LV.48
ギガイアス Lv.48
ワルビアル Lv.52
ヒトモシ LV.47
サザンドラ Lv.65
マリルリ Lv.43
ヒコザル Lv.1