#038 『のび太君顔負けの実力じゃねーか』
11歳 α月ι日 『オレンジ諸島 ダイダイ島到着』
原作通り、福引き券で不幸船のチケットを当て、紆余曲折あったが何とかオレンジ諸島に着いた。そのままの足でウチキド博士の研究所へ行き、アニメのようにGSボールを預かる。
当初の目的は済んだので、適当にウチキド研究所のポケモンを見せて貰っていると、タケシがこの研究所に残りたいと言い出した。
どうやら、ウチキド博士の言葉に感銘を受けたようだが、一応親切心から「絶対に後悔するからやめておけ」と忠告しておく。アニメでは、少なくとも名前を出すと落ち込むくらいには後悔していたはずである。
だが、決意は固いようで、「ここに居ると、ポケモンの新しい面を見られるんだ。トレーナーとしてもブリーダーとしてもレベルアップ出来る」と言って聞かない。
本人がそこまで言うのなら、俺から言うことは何も無かった。どうせ数ヶ月の別れになるだろうが、タケシにはしっかり失恋してきて貰おう。
11歳 α月κ日 『あ、出番がすぐなくなる奴だ』
朝、カスミさんがすぐにマサラタウンへ帰ろうとか言うので、俺の必殺技である我が儘を発動して、もう少しオレンジ諸島を回っていくことにした。
そのままダイダイ島からボンタン島へ行ったのだが、海岸線を歩いていると、海辺で野生のラプラスが三人のヤンキーにいじめられているのを発見する。
絶許だった。ニューサトシはこういう笑ってポケモンを虐待するような奴らが大嫌いなのだ。
すぐに止めるように言うと、何やらヤンキー共は「俺らは、サザンクロスに挑戦する実力派の不良なんだ」と意味不明なことを自称している。
別にお前らの自己紹介なんて誰も聞いてねーし。それに実績を自慢するなら、こちとらセキエイ大会準優勝やぞ。途中、何だか良く分からない奴も乱入してきたが、まとめてピカ様の『10まんボルト』でワンキルしてやった。
ヤンキー共を追い返して、倒れているラプラスに駆け寄ると、乱入してきた奴が起き上がって、「こいつはまずいな。このラプラス、とても弱ってるよ」と診察している。
あ、こいつ、もしかしてケンジか。そういえばここで会うんだったっけか。すっかり忘れてたぜ。
何だかんだと、弱っているラプラスをポケモンセンターまで連れて行ったのだが、どうやらラプラスは人間に虐待されたせいで、とても臆病になってしまっているらしい。可哀想なので、俺達の手で群れに返してやろうという話になった。
改めて、ポケモンウォッチャーのケンジと自己紹介をし、ラプラスを海へ帰そうとするのだが、心を閉ざしているラプラスはなかなか人間の言葉に耳を傾けてくれない。いろいろチャレンジしてみたのだが、どれも良い結果には結びつかなかった。
人間がダメならポケモンだ!
と、いう訳で、俺のラプラスを出して少しずつ打ち解けようということになった。同じラプラス同士、友好を深めて貰う。これが思いのほか上手く行ったようで、時間はかかったが何とかラプラスは俺達に心を開いてくれた。
11歳 α月λ日 『オレンジリーグに参加するぜ』
カスミさんの機嫌が良い。昨日、仲良くなったラプラスだが、俺はもうラプラスが手持ちにいるので、カスミさんが一時的にゲットすることになったのだ。
勿論、群れに返すまでの間だというのはわかっているだろうが、それでも念願のラプラスをゲット出来たと言うことで、カスミさんがラプラスの側を離れない。ラプラスもこうまで自分を慕ってくれるカスミさんに懐いたようで頬を寄せている。
こうして、ラプラスを群れに返す旅に出ることになったのだが、見送りに来たケンジがどうせ旅をするならオレンジリーグに参加したら良いのではないかと提案してきた。
そうだ、ラプラスのことですっかり忘れていたが、最初はオレンジリーグに参加するつもりで来たんだ。
しかし、そうなると少し長い旅になる。ラプラスの件もあるし、一度オーキド博士に連絡を取ろうと言う話になったので、ポケモンセンターから博士に連絡を取った。
そのまま、ラプラスを群れに帰す件とオレンジリーグの参加について説明する。博士も別にGSボールの研究は急いでいないということで、俺達の旅を許可してくれた。
だが、問題が起きたのはケンジである。
どうやら、ケンジはオーキド博士に憧れているようで俺達の旅に着いてくると言い出したのだ。まぁ、丁度タケシがいなくなった所だし、アニメでも何だかんだ役に立っていたので別にいいだろう。こうして、ケンジも一緒にオレンジ諸島を回ることになった。
11歳 α月μ日 『オレンジリーグ ナツカンジム』
ラプラス達に乗って、ボンタン島からナツカン島まで移動した。ここにはオレンジリーグに参加するためのジムの一つ、ナツカンジムがあるという。
ケンジによると、ナツカンジムのジムリーダーは、オレンジリーグサザンクロスの西の星とか呼ばれているらしい。うっそだろと思ったが、ジムへ行くとジムリーダーのアツミとやらが同じ名乗りをしていたので嘘ではなかった。マジかよ。
そのままジム戦をすることになったのだが、オレンジリーグのジムは単なるバトルだけとは限らないらしく、このジムではポケモンの技と技をアスリートと同じように競い合うとか言っている。
ぶっちゃけ、アニメでどんなことをしたか全く覚えていなかったのでかなり驚いた。
ファーストバトルは、『みずでっぽう』で空き缶をどれだけ正確に当てられるかというバトルになったのだが、俺の手持ちで一番みず技の練度が高いのは多分究極技の練習を毎日しているゼニガメだ。ここはアツミに頼んでポケモン転送装置を貸して貰い、ピジョットとゼニガメを交換させて貰った。
改めて、いざバトルとなると、アツミがシードラを出してくる。どうやらアツミのシードラはこのバトル専用に育てられているのか、的確に缶の中央を『みずでっぽう』で当てていた。
俺のゼニガメも最近は『みずでっぽう』を使っていなかったが、それよりも難しい究極技の練習をしていただけあって、シードラに負けない技量を見せつけている。のび太君顔負けの実力じゃねーか。
結局、ファーストバトルは引き分けということで、そのままセカンドバトルに行くことになった。
セカンドバトルは動く標的ということで、クレー射撃の『みずでっぽう』版である。お試しで一つ的を壊すと、今度は同じタイミングで三つ的が出て来た。とはいえ、のびガメさんにはそんなのいくつ出ようと同じなようで簡単にクレーを破壊している。やるやん。
クレーに慣れてくると、今度は同じ的をどちらが早く壊せるかの早撃ち勝負となった。
飛んでくるクレーを同時に破壊して、ゼニガメとシードラが互角の争いを見せている。いくつか的を割らせてみたが、決着がつかなさそうだったので、ファイナルバトルとして波乗りレースで決着をつけることになった。
海に移動すると、ビーチから1キロ離れた沖合にある旗を往復して、どちらが先に帰って来られるかというレースをすることになり、ゼニガメからラプラスにポケモンをチェンジする。
アツミはカメックスを出してきた。
どうやらトレーナーもポケモンに乗るということで、ラプラスの能力だけではなく俺の実力も必要になりそうだが、バランス感覚の修行についてはマサラ式肉体言語術を覚える際に一通りやってきている。特に問題なく、ラプラスに動きを合わせることが出来るだろう。
レースがスタートすると、どちらがインコースを取るかで競っていたが、俺のラプラスは意外と負けん気が強い。どんなに動いても俺が倒れないとわかると、何度も何度も相手をぶっ飛ばす勢いで体当たりをかましていた。
アツミも、まさか俺とラプラスがここまで執拗に体当たりをしてくるとは思わなかったのか、カメックスの背から落ちそうになって焦っている。相手がバランスを整えている間に、先行で旗を往復すると、丁度後ろから大波が来たので、その波に乗ってさらに加速して行った。
結局、かなりの大差を付けて波乗りレースを制し、アツミの降参宣言と共に、ナツカンジムを勝利した証であるサクラバッジを渡される。
正直、オレンジ諸島編は、印象に残った数話と、ファイナルバトルくらいしか記憶になかったのでかなり焦ったが、この調子で残り三つのバッジもゲットして行きたいと思う。
11歳 α月ξ日 『ポケモンが消えた? どうせロケット団やろ』
オレンジ諸島でも有名な商業都市であるキンカン島に着くと、ピカ様とトゲ様が急に俺に反抗してどこかに消えてしまった。
ジュンサーに話を聞いてみると、どうやらキンカン島では近頃ポケモンがトレーナーのいうことを聞かなくなって人を襲う事件が続発しているらしい。ゴーストタイプのポケモンには効果がないことからエスパータイプのポケモンが原因では無いかと言う。
大体、こういうことをするのはロケット団だろうということで、とりあえずピカ様達を探すついでにあいつらを探してみることにした。あいつらはエスパータイプのポケモンを持っていないが、オニドリルの件もあるし、どこかで捕まえていてもおかしくない。
と、思ったのだが、早速街でボロボロになって倒れているロケット団を発見した。
とりあえず、助けて話を聞いてみるも、「警察に協力するのは悪党の名が廃る」とか言って、素直に話そうとしない。仕方ないので、マサラ式肉体言語術でボコボコにしようとすると、すぐにヤマトとコサンジとかいうロケット団のパチモンが原因だとゲロった。最初から素直に話せ。
聞けば、スリープの能力を何らかの装置で増幅してポケモンを操作する事件を起こしているということなので、こちらはゴーストタイプであるゲンガーをゼニガメと入れ替えてアジトに殴り込みをかけに行く。
そのまま装置を破壊して、捕まっていたポケモン達を解放したのだが、パチモン達もまだ諦めようとしなかった。仕方ないので、今度こそマサラ式肉体言語術で懲らしめてやろうとすると、ムサシとコジロウが自分達で決着をつけさせてほしいと頼んできた。
昔のこいつらだったら決して任せようとは思わなかっただろう。だが、今のこいつらはこれでもポケモンリーグセキエイ大会のベスト8に入った実力者だ。「実力を見せつけてやれ」と言って、今回は主役を譲ることにする。
向こうのスリープもかなりのレベルだったが、ポケモンバトルはレベルだけで全て決まるものではない。それは、ポケモンリーグという大舞台を経験したこの二人も良く分かっているのか、最初は押されていた二人もすぐに落ち着きを取り戻したようだ。
結局は、トレーナーとしての実力を見せつけるように、ムサシとコジロウのコンビプレイによってスリープは撃破され、再びロケット団のパチモンはジュンサーのお縄についた。
11歳 α月π日 『ぐぬぬ、なんでや』
オレンジリーグ出場を目指して旅を続けていると、海で瓶に入った手紙を拾った。
中には『クリスタルのイワークというポケモンについて知っている人がいたら是非教えて下さい。お願いします。ポンカン島のマサミ』と書かれた手紙が入っている。
来た! クリスタルのイワーク、この話は覚えて居るぞ!
確か、みず技が効かなくて、ほのお技が弱点とかいう謎のイワークだったはずだ。オレンジ諸島に来たら、絶対にゲットしようと思っていたポケモンである。
おそらく、このイワークはオレンジ諸島特有のリージョンフォルムだろう。
水が効かないのは特性もあるんだろうが、タイプ的にはいわ、こおりとか、いわ、はがねかもしれない。何があろうとゲットしてやる。前にイワークをシバに奪われてからずっとこの機会を待っていたのだ。
俺の必殺技である我が儘を発動し、クリスタルのイワークをゲットしたいと駄々をこねる。困ったような顔をしたカスミさんとケンジだったが、もう慣れたのか仕方なく付き合ってくれると言ってくれた。
ケンジによると、他の島でクリスタルのイワークの話など聞いたことがないということで、手紙にあったポンカン島にいるのではないかと推理している。アニメでも確かそうだったはずなので、その推理に従ってポンカン島へ上陸した。
探索なら自分に任せろということで、ケンジのマリルの遠くまで音が聞こえるという探査能力を使ってクリスタルのイワークの住処を探しに行く。
マリルによると、ポンカン島から少し離れた小島で声が聞こえたということで、ラプラスで海を渡り小島に上陸する。そのままマリルの案内で洞窟の中に入っていくと、水の中からクリスタルのイワークが出てきた。
念願のクリスタルのイワークに俺氏大歓喜である。
早速出てきたクリスタルのイワークに、ピカ様の『なみのり』をくらわせてみるが、やはりみずタイプの技は効かないらしい。
ならば次だ。イーブイを出して、ブースターに進化させる。そのまま『かえんほうしゃ』を指示すると、やはりほのお技が苦手なようで、クリスタルのイワークの体が赤く染まって行った。
追加で『フレアドライブ』をぶつけると、クリスタルのイワークがダメージで倒れる。絶対に捕まえるという固い意志を持ってボールを投げると、一度でクリスタルのイワークをゲット出来た。
ケンジが特殊固体である俺のイーブイに興味を示しているが、今はそれよりもクリスタルのイワークである。
手持ちがいっぱいだったので、一旦ゲンガーを研究所に送り、クリスタルのイワークを手持ちに加えた。
やったぞ。遂にクリスタルのイワークをゲットした。
超レアなポケモンをゲット出来て大変気分が良い。あまりに気分が良いので、その足でポンカン島へ戻り、手紙をくれたマサミという少女の所へクリスタルのイワークを自慢しに行った。
すると、何故かマサミの兄から「いいインスピレーションを貰ったよ!」と感謝され、マサミからも「お兄ちゃんを助けてくれてありがとう!」とお礼を言われた。ふぁっきゅー。違うのだ。俺はただ自慢しに来ただけなのだ。
マサミやその兄に感謝される俺の姿を見て、何故かカスミさんまで「意外と優しいところもあるじゃない」と言っていて、ケンジも「本当はこのためにクリスタルのイワークをゲットしたんだね」と勘違いしている。ぐぬぬぬぬ、違うのに。そんなんどーでもいいのに。
11歳 α月ρ日 『リージョンフォーム』
ポケモンセンターで検査して貰った結果、クリスタルのイワークは、いわ、こおりタイプのポケモンだった。
水晶は氷の岩と呼ばれているようだし、ピッタリと言えばピッタリのリージョンフォームである。ただ、じめんタイプがこおりタイプになったことで、逆に弱点が山のように増えているが、そこはトレーナーの腕の見せ所だろう。
みずタイプの技が効かなくて、ほのおタイプの技が効くのはどうやら特性のようだが、『かんそうはだ』のように、みずで回復してほのおのダメージが増える特性があることを考えると別におかしなことではなかった。
11歳 α月σ日 『ピンクのポケモン島』
旅の途中で巨大な渦潮に巻き込まれ、ピンカン島という謎の島にたどり着いた。
ケンジ曰く、この島は複数の渦潮に囲まれているせいで普通の方法じゃ来ることが出来ない島らしい。
島のポケモンは普通のポケモンと体の色が違い、全身ピンクなのが特徴のようだ。そういえば、アニメでもそんな島に寄っていたような気がしなくも無い。
記念に何かポケモンをゲットしたかったのだが、すぐにジュンサーがやってきて、この島は世界遺産に指定されており、許可がない者の立ち入りを禁止していると教えてくれた。と、いうことは、当然ゲットも禁止されているということである。残念。
今回は偶然流れ着いてしまったということでおとがめなしになったのだが、どうやらロケット団も渦潮に巻き込まれたのか、この島に居たらしい。当然のようにポケモン達を乱獲しようとしていたので、少し時間はかかったがいつものようにやなかんじーにしておいた。
原作との変化点。
・第82話『飛行船は不幸船!?』より、原作よりも安全にオレンジ諸島に到着した。
手持ちやトゲ様の性格が違うこともあって、微妙にアニメと違う流れになった。プリンさんも一緒に飛行船に乗っていたが、歌われると洒落にならないのでニューサトシが動きを封じていた。ロケット団は途中で飛行船から落とされたが、オニドリルをゲットしたことで水面ダイブを免れていた。オニドリルさんは死にそうな顔をしていた。
・第83話『南国ポケモンとGSボール』より、タケシと別れた後飛行船に乗らなかった。
アニメでは帰りの飛行船でロケット団の騒動に巻き込まれるが、ニューサトシの我が儘で少しオレンジ諸島を回ることになった。移動はニューサトシのラプラスに任せた。ロケット団は待ちぼうけをくらっている。
・第84話『ラプラスを助けろ!』より、ロケット団が襲ってこなかった。
ロケット団は飛行船でニューサトシを待っているので、ラプラスを攫う事件が起きなかった。ニューサトシのラプラスのおかげでラプラスと仲良くなった。
・カスミさんがラプラスをゲットした。
ニューサトシはラプラスを持っているので、カスミさんがゲットした。移動は二体のラプラスで行っている。
・第85話『オレンジリーグ! ナツカンジム!』より、ポケモン転送装置を使って手持ちを変えた。
戦い自体はアニメと変わらないが、ラプラスが別固体ということもあってレースでは圧勝した。
・第86話『消えたポケモン達のナゾ!』より、ヤマトとコサンジをムサコジが倒した。
アニメではトゲ様が初めて指を振る場面だが、ロケット団の活躍の場になった。スリープのレベルはリーグに出てくるポケモンばりだったが、トレーナーとしての力とコンビネーションはロケット団の方が上だった。
・第87話『クリスタルのイワーク』より、クリスタルのイワークをゲットした。
このクリスタルのイワークはこの小説のみのオリジナル設定を使用しています。タイプは岩、氷。水が効かず炎が弱点なのは特性。岩、氷だと炎が弱点にならないので、特性にした。詳細はいずれ本文にて。
・第88話『ピンクのポケモン島』より、サイホーンに襲われなかった。
アニメのサトシ君のような間抜けはしなかった。少し苦戦したが、普通にロケット団を追い返して旅を続けた。
現在ゲットしたポケモン。
ピカチュウ Lv.52
ピジョット Lv.46→47
バタフリー Lv.46→47
ドサイドン Lv.51
フシギダネ Lv.49
リザードン Lv.52
ゼニガメ Lv.49
キングラー Lv.46→47
カモネギ Lv.46→47
エビワラー Lv.48
ゲンガー Lv.50
オコリザル Lv.47
イーブイ Lv.44
ベトベトン Lv.45
ジバコイル Lv.46→47
ケンタロス Lv.45→46
ヤドラン Lv.45→46
ストライク Lv.45
トゲピー Lv.18→22
プテラ Lv.45→46
ラプラス Lv.45→46
ミュウツー Lv.70
バリヤード Lv.45
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.35 NEW!