初めてのウマ娘小説です

タキモル良いですよね

ギリギリR指定しなくても大丈夫だと思いますが怒られたらつけます

今後は別のタキモルとナイスネイチャ小説も書く予定です

石ミコ小説も書いていく予定です

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タキモル小噺

俺は今、担当ウマ娘のアグネスタキオンにウマ乗りされている、。

 

「……はぁ」

 

この状況に至るまでの経緯を振り返ってみよう。

 

俺とアグネスタキオ――もう面倒だからこれからはタキオンでいいか。

 

彼女との付き合いも長いものになるだろう。

 

数日前.....

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その日ははミーティングの日だったのだが、肝心の彼女がまだ来ていなかったのだ。

 

「また実験のし過ぎで寝坊か?いや、アイツならありえるな……」

 

タキオンは基本的に時間にルーズだ。

 

実験のしすぎで遅刻は日常茶飯事だし、トレーニングやミーティング開始時間を過ぎても平気で現れる時もある。

 

「仕方ない、先に始めとくか」

 

「私を置いて始めるのかい?モルモット君。」

 

そうしてしばらくすると、慌てた様子もなく、彼女がやって来た。

 

「悪いねモルモット君。少々遅れてしまったよ」

 

「遅かったなタキオン。どうしたんだ?」

 

「すまないねぇ、ちょっと面白い試薬を見つけたものでつい夢中になってしまってね」

 

相変わらずの自由人っぷりである。

 

この性格のせいで色々と問題を起こしているが、本人はどこ吹く風といった感じだ。

 

まあ、俺の担当トレーナーとしては彼女しかいないと思っているから特に気にしていない。

 

「じゃあさっさと始めるぞ」

 

「ふむ、わかったよ」

 

こうしていつも通りのミーティングが始まった。………………

 

「よし、今日のメニューはこれくらいにしておこうか」

 

「そうだな、明日もこの調子で頼むぞ」

 

「ああ、任せたまえ」

 

トレーニングが終わると同時に、タキオンはフラフラとした足取りでこちらにソファに腰をかけた。

 

一瞬疲れているのかと思ったが、顔に疲労の色は見えない。

 

しかし次の瞬間、タキオンは着ているジャージのチャックを緩め出した。

 

しかもそこから、薄い水色の下着が見えてしまっていた。

 

俺は咄嗟に視線を別の場所へ移した。

 

「いきなりどうしたんだ。タキオン。」

 

声に動揺が現れないように努めながら、わけを聞く。

 

「少し暑いと思ってねぇ。涼もうと思ったんだが、なにかいけなかったかい?」

 

(なるほど。暑かっただけか)

「なら冷房強くするか?」

 

「いや。大丈夫だよ。モルモット君。」

 

「いや、でも...」

(その格好のまま居られるとこっちが困るんだけど...)

 

と言いかけたが、これを言ってしまうとタキオンに、

 

(おや、顔が赤いねぇ。なぜ心拍数が上がっているんだい?モルモット君。)

 

と言われる気がしたので、

 

「そうか。風邪ひかないように気をつけろよ。」

 

と、気にしないフリをして言った。

 

そう言って、俺は片付けを始めた…… 時折、タキオンがこちらをチラチラ見ていたような気がするが、視線を合わせると顔が赤くなっているのがバレてしまいそうなので極力見ないようにした。

 

片づけを終えて帰ろうとしたその時、不意に声をかけられた。

 

「モルモット君」

 

声の主の方を見ると、タキオンが俺をじっと見つめていた。

 

「なんだ?」

 

「君は私のことが嫌いかい?」

 

唐突に投げかけられた質問の意図がわからず戸惑う。

 

「えっと、なんでそんなこと聞くんだ?」

 

「ただ気になっただけだよ。答えてくれないか?」

 

「別に嫌いじゃない...けど」

 

そう言うと、彼女は少し落ち込んだように見えた。

 

「そ、そうか...じゃあ好きなのかい?」

 

今度は逆に聞かれてしまった。

 

「それはどういう意味だ?」

 

「そのままの意味さ。異性として好きかどうかを聞いているんだよ。」

 

ここで俺はやっと彼女の意図を理解した。

 

要するに、先ほどの発言に対する回答を求めているということだ。

 

今までの流れで薄々察することはできるが、俺はタキオンに惹かれている。

 

彼女のあの狂った目に、俺も狂わされてしまった。

 

だが、いくら担当とはいえ流石にそういう目では見れない。

 

いや、正確には見てはいけない。

 

「そりゃもちろん好きだぞ。大事な『パートナー』だしな。」

 

「そうか……」

 

タキオンはそう呟くと、出口のドアに向かった。

 

「変なこと聞いて悪かったね。忘れてくれたまえ。」

 

そう言い残して彼女は部屋から出ていった。

 

ほっとしたが、同時に後悔している自分もいた。

 

「はぁ~~」

 

大きなため息が出た。

 

これでよかったのだ。

 

今私情を優先してしまうと、タキオンの名前に傷がついてしまう。

 

なぜこんな事を聞いてきたのだろうか。

 

普段から距離感が近いせいか、それとも俺のことを男として意識してくれているのか。

 

「はあ、悩んでても仕方ない。今日は帰るか……」

 

そうして俺は帰路についた。

 

それから数日経ったある日の夕方、ミーティングをするためにトレーナー室に行くと、そこには既にタキオンがいた。

 

俺が入ると同時に、タキオンはトレーナー室のドアの鍵を閉めた。

 

(なぜ鍵を閉めたんだ?まあ、今日の話は内密にしたいから別にいいけど....)

 

「やあタキオン。珍しいじゃないか、お前が遅刻せずに来るなんて。」

 

「いや、いつも通りだよ。モルモット君こそ、私が来て嬉しいんじゃないのかな?」

 

やはり、ここ最近の態度には違和感がある。

 

「いや、いつも通りの時間に来ただけだからな……まあいいだろう。早速今日のミーティングを始めようか。」

 

こうして、いつも通りのミーティングが始まった。

 

しかし……

 

「おい、なんかフラついてるように見えるぞ。大丈夫なのか?」

 

以前のミーティングより体調が悪いように思える。

 

「ふぅん。よく気づいたねぇモルモット君。」

 

「そりゃ毎日見てればわかるだろ。」

 

「そうかい……。まあ大したことは無いから安心してくれたまえ。」

 

タキオンが少し息切れ気味に答えたそう答えた。

 

「本当か?無理だけはするなよ。」

 

「わかっているよ...」

 

しかし、不謹慎かもしれないが、今日のタキオンは艶めかしく見えてしまった。

 

トレーナー失格である。

 

その後も幾つか話し合いをしたのだが、タキオンの様子は明らかにおかしかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミーティングが終わり、外もすっかり暗くなっている。

 

(そろそろタキオンを寮に返さないとな)

 

「よし、今日のミーティングは終わっ...」

 

しかし次の瞬間、タキオンはこちらに向かって飛びかかってきた。

 

何が起きたのか一瞬理解ができなかった。

 

「すまないねぇ……モルモット君……どうやら限界が来たようだ……」

 

そう言い、タキオンは俺の上にウマ乗りした。

 

冒頭の状況に戻る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おいっ!タキオン!」

 

「ハァ……ハァ……モルモット君……」

 

タキオンの顔が目の前にある。

 

綺麗な顔立ちに、少し潤んだ瞳がとても色っぽい。

 

「お、落ち着けって。」

 

俺はタキオンを押し返そうとする。

 

しかし、ビクともしない。

 

それは当たり前の事だ。

 

トレーナー養成学校で口うるさく教わった事だ。

 

『ヒトはウマ娘には勝てない』

と。

 

「君が悪いんだからな...モルモット君...私のアプローチに対して...無視するんだからな...」

 

そこで俺は自分の過ちを理解した。

 

確かに、タキオンからの好意を何度か感じ取っていた。

 

だが、その度に俺の中のトレーナーとしての理性がそれを拒んでいた。

 

だから、この前の質問に対しても曖昧な答えを返した。

 

それがいけなかった。

 

「ごめんな……タキオン....俺が不甲斐ないばかりに...」

 

「謝っても遅いんだよぉ……もう止まらないからな……」

 

そう言って、彼女は顔を近づけてきた。

 

(やばい……このままだと本当にまずい……)

 

「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」

 

そう叫び、俺はタキオンの唇を奪った。

 

「!?」

 

タキオンの動きが止まる。

 

「ンー!!」

 

タキオンが声にならない叫びを放つも、俺の唇に遮られて思ったように声が出せないようだ。

 

俺は、タキオンが落ち着くまでずっとキスを続けた。

 

……どれくらい時間が経っただろうか。

 

数分にも思えたし数時間のようにも感じた。

 

ようやくタキオンも落ち着きを取り戻したようだ。

 

「落ち着いたか?」

 

「ああ……」

 

「じゃあどいてくれるか?」

 

「嫌だね……」

 

そう言うと、タキオンはもう一度俺に抱きついてきた。

 

「私はまだ満足していないんだよモルモット君。」

 

「えぇ……」

 

「それに、君の気持ちもまだ聞いていないからねぇ。」

 

「あぁそうだな……。ちゃんと言うよ。」

 

俺は深呼吸をして話し始めた。

 

「俺はお前のことが好きだ。担当としてじゃない。1人の女性としてだ。」

 

「そうか。私も同じだよ。」

 

タキオンは笑顔で応えてくれた。

 

「でも、私は今まで何度も君に迷惑をかけた。そんな私が今更『好き』なんて言ってもいいのだろうか……」

 

タキオンは俯いてそう言った。

 

俺は彼女の手を取り、こう告げる。

 

「いいんだよ。俺はどんなお前だって受け入れる。」

 

「そうか……ありがとう。モルモット君。」

 

タキオンは俺の胸に顔を埋めながら呟いた。

 

「これからよろしく頼むよ。モルモット君?」

 

「あぁ、こちらこそ。」

 

こうして2人は結ばれたのであった。

 

「ところでモルモット君?私のおしりの方にナニか当たっているみたいだが...」

 

「そ、それはタキオンがウマ乗りしてきてキスしたからで...」

 

「ふぅん……つまり流石の君も、オスの本能に逆らえないというわけだねぇ?」

 

「うぐっ……」

 

「フッ……まあ良いだろう。君がどうしてもと言うなら相手をしてあげようじゃないか....と言いつつ、本当は私が我慢出来ないだけだがねぇ。」

 

そう言い、タキオンは俺の顔に近づく。

 

「夜は長いんだ。今夜は楽しもうじゃないか。」

 

「モルモット君?」


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