オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです 作:ulo-uno
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週間「その他原作」ランキング2位!!!!!!!!!!やっっっったぜぇぇぇぇぇええッ!!!!!!!!
マジでありがとうございます!!!!!!!!
それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」
第十九話どうぞ!
<side MEKHANE>
ユラユラ、ユラユラとその世界を漂っていた。
《ヤルダバオート》を封印し、再び蘇ろうとした奴から《子供たち》を助けるためこの身を犠牲に解放した。
私の魂は消耗し既に《器》に入ることすらできなくなってしまっていた。
ただ私という残滓だけがこの世界にとどまり続けた。
…………。
ブロマには、……あの子たちには今も申し訳ないと思っている。
真実を言ってしまうと本来であれば私は復活するすべなどなかったのだ。
それでもあの子たちが団結せねば《肉の夜明け》を防ぐことなどできない。
だから、私はあの子らに甘い嘘をついた。
私の体を再び直し復活させるように、と。
そしてその内心私の散っていった体を調べることで何か役に立てれば、と思っていた。
私にはもう《ヤルダバオート》を止める力は残っていない。
私はあの子らに何もしてやれることは残っていない……。
そう思っていた。
私にも一応の感覚というものは残っている。
そして私から見たそれはとても巨大な力であり古くしかしこの世界にとっては新しくそして何故か懐かしいと感じてしまった。
何故だろう…………。
今まで会ったことすらないというのに……何故私は彼を懐かしく感じてしまうのだろう?
彼は、私の体を直し始めた。
やめて、……もうその体には意味がない……私はもうその器に戻れない……。
それでも彼は、直すことをやめない。
私の声は届かず彼は私の器を直しきってしまった。
……ああ、何故、何故私の器を直したのですか……貴方なら、その体に何も意味はないと分かっているでしょうに……。
あの子たちの心に影が差していくのが分かる。
ああ、……これがあの子たちを騙してしまった罰なのですか?
運命よ、……これが罰というのでしょうか……???
強い悲しみと後悔が押し寄せる。
私が嘘をついてしまったから、私があの子たちにあのようなことを言わなければ……。
しかし突然私は何かに強く引き寄せられた。
それは蒼く輝く水晶のようなもの。
私はそれに取り込まれ、混ざり合い、
そして彼は私の魂を器に注ぎ込んだ。
いつぶりであろうか……?
少なくとも1000年以上も前の話だ。
私は周りに被害が出ないように起き上がり彼を探した。
彼のことは直ぐに見つけた。
私と同じで機械仕掛けのその体。
私よりずいぶんと小さいその体。
だが何より懐かしさを感じてしまうその体から発せられる彼自身の力。
そして理解する、……私はまだあの子たちを守ることができる。
私にはまだこの世界を守ることができる……あの子たちのかけがえのない未来を……。
そして私は私を直してくれた彼に伝える。
……還りしものより感謝を…………私は再び《子供たち》を守ることができます。
<side out>
この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。
ふとランキングを見てみると【週間「その他原作」ランキング】2位だったことに驚きすぎて廊下の角に全力で足の小指をぶつけた筆者です。
……滅茶苦茶痛ぇ。
今回は少し短めでした。
……主人公side入れると、ヤバい位長くなりそうだったので分けさせてもらいます。
誠に申し訳ございません。
SCP_001/壊れたる神
ツイステッドギアーズ=カクタスの提言より
http://scp-jp.wikidot.com/twistedgears-kaktus-proposal
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