オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです 作:ulo-uno
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ふぅ……三十話到達ゥー!!
本当にこの様な小説を読んで下さる皆さま……マジでありがとうございます!!!
いやぁ~、それにしても今回の字数が2583……うん、普通だな!!(白目)
それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」
第三十話どうぞ!
<side
恐るべき力だ……。
我々はその何も無い跡地を見てそう思った。
つい先日起きた《三頭政治》《壊れた神の教会》の連合での対《サーキック・カルト》との戦い。
我々はもとよりSCiPの破壊を基本として行動しているし、《壊れた神の教会》もあのSCiPとは敵対関係にあった。
だが、あの《確保》《収容》《保護》を掲げているSCP財団までもが今回はそのSCiPを破壊するために動いた。
それを初め聞いた時はようやくあの人類にとって危険なものを保護という名目で集めている連中もSCiPの危険さを理解できたか、と思ったものだ。
しかし、蓋を開けてみれば奴らはまた別のものを隠し持っていた……それも他のSCiP……今回で言えばSCP_610だが……そんなものとは比べ物にもならない程に危険な手札を切ってきた。
調査前に目を通した報告書では《SCP_■■■■/Object class_Euclid/星の願いを》とあったが…………この光景を見ればそんなもの欺瞞だと一目で分かる。
地面はまるで切り取られたかのようにクレーターができており、元々その範囲内にあったものは
後日財団がこの跡地を修復するというが…………いや、やれるのだろう……あのSCiP《SCP_■■■■》の力をもってすれば……。
我々は自慢ではないがかなり科学力にも力を入れていてその成果も中々のものである、と言える。
そして今回使われた戦闘用ドローンもかなりの傑作と呼べるものであった。
数々の実験の中で開発した特殊合金……非常に軽くそしてかなりの強度を誇る。
その耐久度はTNT火薬120個までならその爆風を至近距離で受けたとしても戦闘を継続できるというものだ…………だった筈だ。
だがその耐久度を誇ってさえ
そもそも戦いにすらなっていなかった。
敵のカルト教団の幹部クラスの男《ナドックス》……あいつの前に我々の誇る技術など何の意味もなかった。
それはもう
だがそんな奴でも負かしてしまうあのSCiPの方が更に危険であると私は考える。
その中でもあの二度の白い爆発……一度目は恐らく“核”と同じ威力だろう。
しかし、あの二度目の爆発は…………間違いなくそれを遥かに上回っている。
今回の作戦で使われたドローンにはサーモカメラも付いていた。
そしてそのカメラによって取られていた映像データでは一度目の爆発時に発生した熱量は3000~4000°の間を示していた。
そして二回目の爆発での温度は…………
それが差す意味としてはあの爆発は我々が観測できる限界……創世の爆発《ビッグバン》の温度を遥かに超えていたということになる。
下手をすればここに新たな宇宙ができることによる時空のゆがみが発生していた可能性すらある。
そもそもそれだけの爆発があったのにも関わらずこの星が無事なのはある意味奇跡としか言いようがない。
……とまあ、そんな建前とは別にちゃんと理解はしている…………これもあのSCiPの能力の一つだろう。
そもそもビッグバン以上の爆発を起こしておいて此方にその爆風や廃熱が来なかったことがそれを裏付けている様なものだ。
でなければ我々は今ここに……そもそもこの世界から居なくなっていた事だろう。
何だったらこの星が残っていたかすらも……いや、確実に蒸発して残っていなかっただろう。
だが、それらはすべて起こらなかった。
ただ起きたことはあの二度目の爆発の際に
……まあ、あれほどの威力でまだ生き残っていたら本当にこの星が危なくなってしまう。
それを回避するだけの思考能力と判断能力、そしてそれを実行できるだけの能力を持っていることが伺える。
そして実際にその力をこの《サーキック・カルト》との……正確には《アディズム》だが、まあそんなことはいいだろう……要するにそいつらとの戦いにはこのSCiPの力が必要だという事だ。
……もしも、もしもの話であるが…………
あのSCiPは
もしかしたら我々はあのSCiPを危険と判断し…………いや、判断してたと考える。
そうすれば我々は間違いなくあのSCiPを破壊するために動くだろう……もしそうなったら…………考えたくもない。
今回ばかりはSCP財団に
…………しばらくは様子見と言ったところか……いや、しかし……。
確かにSCP財団が収容したSCiPを無理やり奪取することはできないし、することは協約に反する。
確かに我々は互いにライバルであり時には衝突も起きるがそれでも確保したSCiPに関しては不干渉を築いている。
…………まあ、余りやりたくない手段ではあるが抜け穴と言うのは何処にでもある。
あのSCiPは確かに《サーキック・カルト》との戦いには有効であることが分かったがそれでもやはりあの力は人類にとって危険だ……体組織を詳しく調べた後に処分した方がいいと考えるべきだ。
《マーシャル・カーター&ダーク株式会社》に連絡を取るべきと108評議会に進言するべきだろうだろう……財政的に圧力をかける手段が最も穏便だ…………同盟関係じゃなければ奴らの任務中に奪取することも考えたが……それも不可能と考えた方がいいか……。
それにあのSCP_■■■■はその体が恐らく何らかの機械体であると推測されるが……まあ、《壊れたる神》は復活を果たしている…………彼等も己等が信じる神以外の
気になるとすれば東弊重工だろうが……彼等もあの機構に興味があるだけだろう…………あのSCiPを奪取した後にでも共同研究を持ち込めばいいだろうからな。
彼らの機械に関する技術力は目を見張るものがある……むしろ協力してくれる方がありがたい。
……だが、それもこれもまずはあのSCiPを確保しなければ話にならない。
人類の為だ…………悪く思ってくれるなよ?財団。
<side out>
この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。
ようやく30話まで行くことができた筆者です。
いやぁ~、それにしても30話……結構長かったなぁ…………。
まあ、まだまだ完結までは長いんですけど……。
世界オカルト連合
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サーキック・カルト
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壊れた神の教会
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東弊重工
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