オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです 作:ulo-uno
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ふぅ……。なんだか最近1話数に掛ける文字数の量が多くなってきた気が……。
まあ、楽しいから良いけどそれだと……投稿ペースが遅くなる……難しいなぁ。
ま、こんな話は何処かゴミ箱にでも捨てておいて……
それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」
第三十二話どうぞ!
<side クラフター>
「何なんだ此奴は……」
『これが死者に化けたやつの本当の姿だって訳か……。本当に虫唾が走る……これでは死者への冒涜だ』
俺達の目の前には先程殺した警備隊……に化けていた虫どもの死骸が転がっていた。
……とはいえここで何もせずにいることはできない…………クラスィーを迎えに行かなければならないのだから。
『D_46157……お前は噂程度でも構わない此奴らについて何か聞いたことはあるか?』
「いや、こんな奴ら聞いたこともねぇよ……。2週間とは言えこんな奴らと一緒にいたとか考えたくもねぇぜ……全く」
『確かにその通りだな…………ところでD_46157、お前……銃火器の心得は?』
「勿論あるぜ。何だったら
『いや、
「ハハッ!!確かにそうだな!!……で?何で銃火器のことを?」
彼……D_46157が何故俺が銃火器の心得が必要なのか聞いてくる。
……まあ、こんな奴らがこの施設にいるとってことからこの後どうするのかは彼も大体察しがついているのだと思うが。
『こんなクソ虫が蔓延っていることを此処の管理者に伝えた。……俺達の任務はその要人の救出と警護……そしてこのクソ虫共を見つけ次第殺して回ることだ』
「なるほどな………。だがそれには大量の
『
そう言って俺は自身のインベントリの中から一つのアタッシュケースを取り出す。
此奴は《ユグドラシル》時代にあったイベント報酬で手に入ったものだ。
「なんだこれ?……アルミ製のアタッシュケース?」
『いや、これはオリハルコン製の
「はぁ?武器庫?うわっ………………………………って、なんじゃこりゃぁああ!?!?!?」
フフフ…………新鮮だな……その反応。
まあ、これは《ユグドラシル》のイベントであった《古き良き日々の再来》というイベント報酬だ。
イベントと言っても内容はただ昔あった祭りをいろんなギルドが再現して楽しみましょうと言ったものだ。
これはその時にあった射的の景品に過ぎない。
あ、因みにだがその時一番儲かったのは俺達のギルドだ…………まあ、実際に体験したことがあるからね……転生前だけど。
そういえば、D_46157……彼奴ケースを開けてそのまま落ちていったが大丈夫か?
『おいD_46157……死んでいたら教えろー』
「…………いててて……死んでたらどうやって返事すんだよ……ああ、落ちはしたが問題ないぜ……」
『そうか、ならよかった。……そこに大量の武器があるだろう。そこにある武器の中から無理のない程度の装備を使え。…………ああ、それと防具と……そこに掛けてあるリグ*1は必ず持っておけ』
「りょーかい」
『しっかりと防具は確認しとけよ?かなりの確率で戦闘になるからな』
まあ、アイツも分かってはいると思うが。
それよりも今欲しいのは情報だ。
この虫が何処から来たのかそしてそもそも何なのかくらいは知っておきたい。
(クラスィー……そっちはまだ大丈夫か?)
(ああ、まだ大丈夫だ。それよりもお前が掛けて来るということは何かあったのか?)
(まあ、……何かあったと言ったら何かあったな。…………先程警備隊の奴らを殺したんだが……こいつらの正体が分かった。こいつ等はかなり大きめの虫だ。半透明の翅、ゼラチン状の血液、大きく黒い虫……これらに何か聞き覚えは?)
(…………ああ、クソッ……こんな時に。……ああ、聞き覚えか……聞き覚えなら確かにある。見たことはないがな)
(で、此奴らはなんだ?)
(おそらくだがそいつ等はSCP_3333_1だろう。先程お前が言っていた特徴に最も合致するものはそれだ。……不味いな……これはかなり不味い事態だ。クラフター……今お前が倒したのは何体だ?)
(8体だ。……それがどうした?)
(ならばあと最低でも42体はいるという事か……。そいつ等はまだ他にもいる可能性が高い……それもこのサイトに、だ)
(……こいつ等の主食は?)
(……確認されている限りでは人間だ)
(でそこから食った奴に化けるってことはつまり元々此処に配属される予定だった奴ももう既に化けてるってことか…………笑えないな)
マジでクソ虫だなこいつ等。
…………今の俺は人化しているからかもしれないが少々感情的かもしれない……いや、感情的なのだろう。
何故なら毎日挨拶程度の会話しかしなかった警備隊の人たちではあるがお隣さんくらいの認識ではあった。
そして任務で死んだのならそれは仕方のないことだ…………その位は此処に身を置いている以上俺だって理解しているつもりだ。
だが、こいつ等は……死人の体を利用した。
それは既に終わった者への冒涜であることと同義であると俺は考えている。
(クラフター……まだ繋がっているか?)
(ああ、繋がってるよ)
(よかった……。今から言う事をよく聞いてくれ。お前は財団にとって最重要機密の一つだ。だが今回は私を迎えにここまで来るのには必ず誰かに見つかってしまうだろう。だから可能な限り変装をしろ。やり方は問わない……お前であるとばれなければなんとにでもなる。……無茶なことを言っているがこればかりは理解してくれ)
(あー、分かったよ……。人化でもしとけばいいか?)
(ああ、人化とあと顔も隠しておけ)
(了解した。顔も隠しておく。……ほかに何かあるか?)
(いや、特にないな。……あるとすれば道中見つけたSCP_3333_1は必ず処分しろ)
(分かっている……元からそのつもりだ)
ふぅ……。
さて、俺も着替えておくか。
と言ってもどうすっかなぁ。
……正直、この中にある防具なんてあってないようなもんだしなぁ…………まあ、俺の場合はさして重さも気にならんだろうし重装備で良いか。
お、これなんて良いな。
『ふむ、こう……改めてみてみるといいデザインしてるじゃないか』
耐爆スーツにガスマスクそしてその横に堂々と置かれたM134*2とそれに繋がるバックパック。
「よし!クラフター、こっちは着替え、おわ……た、ぜ……?誰だお前?」
『俺だ』
「オッケー理解した。詐欺か……」
『バカヤロウ。俺はクラフターだ』
「へへっ……冗談だって。……いや、その姿は冗談じゃねぇけどな。何でそんな格好してんだ、お前?」
『管理者から迎えに来るときは変装をしておけと言われたからだ』
「へぇ~……ま、色々と事情があるようで。……俺には関係ないがね。ああ、それと俺はもう準備は終わったぜ」
『ああ、そのようだな。……SPAS-12か……中々様になってるじゃないか』
まあ、防具の下に来ているのがD職員用のオレンジのつなぎだから脱獄した囚人感が凄いが……。
だが、ショットガンとはいい選択肢だ。
それなら多少照準がずれていても近距離ならカバーできる。
…………遠距離は心配だが……その時は俺が
「まあ、あんたにゃ大して関係ないだろうが一応背中は任せな。カバーするよ」
『そうか。ならば背中は任せた。……そろそろ行かないとまずいな。
「へぇ……。ここの管理人は女性か……。そりゃ助けがいがありそうだ」
『だが態度には気を付けておけよ?仮にもこの財団の上層部の一人だ。無礼が無いようにな』
……まあ、こいつも皮肉で言っていたんだろうが。
『じゃぁ、行くぞ。ああ、それと……ここから先は
「分かってるよ」
<side out>
この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。
前回、あんなヒントだけでも分かる人には分かるもんなんだなぁと思った筆者です。
いやぁ~、感想のコメントにばっちり書いてて嬉しかったです!!
と言う訳で前回のSCiPの答えは《SCP_3333_1》でした!!
あれマジでホラーなんだよなぁ…………。
知ってる人の中身が知らない間に入れ替わってるて想像しただけでもゾッとします。
あ、因みに今回の主人公が選んだ装備のイメージは《CoD ジャガーノート》で検索すれば分かると思います。
SCP-3333/塔/Object class_safeKeter
http://lafundacionscp.wikidot.com/scp-3333
SCP_foundationはクリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス作品です。(CC-BY-SA3.0)