オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです   作:ulo-uno

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マァタセタナ……(イケボ

いや、ホント長らく待たせてスンマセンでしたッ!!!!

……まあ、本ッッ当に酷い言い訳なんですが今は実家に帰っていてmyPCが使えるんですがGW(ゴールデンウィーク)が過ぎるとまた使えなくなるんですよね……。

しかも、時と天候によってはスマホさえ使えない場所に……。

と言う訳でこのGW(ゴールデンウィーク)のうちにできるだけ書き溜めておきたいッ!!

……アレ?GW(ゴールデンウィーク)って休みの筈じゃ……。(錯乱)

そして、ほぼ1ヶ月も投稿してない間にもお気に入りして下さった皆様、そしてこの様な小説を楽しみにしてくださった皆様、誠にありがとうございます!!!!!!!

それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」

第四十一話どうぞ!!




第四十一話

〈Side クラスィー〉

 

 

「ふむ、……この報告書はアナンタシェーシャのものか。…………やはり、倫理委員会からは許可が出なかった様だな」

 

オフィスで上げられた報告書を確認していたところとある物を見つけた。

 

《Scp-3000/object class-Thaumiel/通称:アナンタシェーシャ》

 

……高品質の記憶処理素材《Y-10》を作り出すSCiP。

 

しかし、その過程で人を食す事から前々より議題になってはいたな。

 

…………そう言えばコイツも"神"の一種だったな。

 

人を愛す神(MEKHANE)過ちを正す神(SCP-2000)崩壊を招く神(ヤルダバオート)、…………そして、忘れられる神(アナンタシェーシャ)

 

そう考えると"神"という輩も一様に面倒とは限らんな。

 

まあ、SCP-001(MEKHANE)に関しては最近不安になって来たが……いや、自ら面倒を起こそうとしない辺り此方としては嬉しいが。

 

如何せん、何分クラフターが優秀過ぎた。

 

……なるほど、そう言えば(クラフター)も異界では《創造主》だったな。

 

そう考えれば"神"とか言う輩の一端ではあるのか。

 

「……いっそのこと"神"と呼ばれるSCiPを一括りに纏めるか?」

 

……。

 

いや、それは良策とは言いがたいな。

 

「せめてもう少しでもクラフターについての情報があればな……」

 

確かに彼は我々に対して協力してくれてはいるが……何処まで協力してくるかなどというのは分からない。

 

「あまりに優秀すぎると言うのも考えものだな」

 

贅沢すぎる悩みでもあるが。

 

「待てよ、……そう言えばアナンタシェーシャの監視に使っていた潜水艦もそろそろ退役だったな」

 

……これはバカな考えなのだろうか?

 

合理的ではある。

 

……。

 

「まぁ、計画だけでも立てておくか」

 

クラフターに新型の潜水艦を建造して貰う……此処だけ文面を切り抜けばまだまともな様に感じる。

 

しかし、実際はこちら側の勝手な解釈ではあるが異界の"神"の様なもの……いくら我々に協力的だったとしてもそこは変わらない。

 

「それに問題はそれだけでもない、か。……上に立つと言うのも考えものだな」

 

我々が彼奴に頼りすぎれば奴も大抵はそれに答えてくれるだろう。

 

しかし、本当に問題になってくるのは《壊れた神の教会》だ。

 

彼等からすれば我々のことを"神"を利用する不敬者と捉えかねられん。

 

ただでさえ"対《サーキック・カルト》"では彼等の助力が必要だと言うのに我々とまで関係が悪くなられては困る。

 

「とは言いつつも頼らなければならないのが現状か……」

 

"人類は恐怖から逃げ隠れしていた時代に逆戻りしてはならない"

 

"管理者"が放ったその言葉。

 

我々にはそれを全うする義務があり責任がある。

 

「……そう言ったところで今の現状をどうにか出きる訳ではないのだがな」

 

それをなす為の()が目の前にあると言うのにそれを易々と使うことができない。

 

……所詮私もまだまだ人間の範疇か。

 

「まぁ、先ずはクラフターをこちらに戻すか」

 

そろそろこちらに返してもらはなければこのサイトがある意味がない。

 

……本当に優秀すぎると言うのも考えものだな。

 

サイト-17には悪いが彼を長居させることは端から無理なことなのだから。

 

「だが、"魔女"の事もある……いや、それはなんとかなるか?」

 

言い訳のようだがあくまでも彼奴は()()()()()()()()()()()()だ。

 

……。

 

まぁ、"教師"の選別、訓練は順調だ……顔合わせはしておいた方がいいだろうからな。

 

「それに、奴が創る物、と言うのも気にはなるが」

 

今の技術ではアナンタシェーシャを監視するのには心もとない……。

 

奴が創った物を模倣させると言う事をするのならば話しは…………いや、待てよ。

 

()()()()()、か……。

 

"教会"の協力の元ならばあるいは……。

 

いや、そもそも原本を奪われる可能性の方が高いな……。

 

「まあ、先ずは奴をこちらに戻さねば話は進まんか」

 

色々とやらなければいけない事もあるが先ずは一つ終わらせていくとしよう。

 

 

<side out>

 




この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。

最近、ネットの偉大さを改めて実感した筆者です。

……いや、スマホすら時まれに使えねぇとかどうなってんの!?

まぁ、自分から行ったので声高らかに文句を言えないんですがね?

そして最後に、こんな作品を長らく待ってくださった皆様、誠にありがとうございます!!!!


SCP-3000/Object class_Thaumiel/アナンタシェーシャ
http://scp-jp.wikidot.com/scp-3000


SCP-001/Object class_Thaumiel/MEKHANE
ツイステッドギアーズ=カクタスの提言より
http://scp-jp.wikidot.com/twistedgears-kaktus-proposal


SCP-2000/Object class_Thaumiel/機械仕掛けの神
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2000


SCP_foundationはクリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス作品です。(CC-BY-SA3.0)

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