オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです   作:ulo-uno

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先ずは一言……。

投稿期間が長く開いてしまった……申し訳ない。

そして、その間にも読んで下さった方、感想を書いてくださった方、お気に入り登録をしてくださった方、高評価を押してくださった方、……誠にありがとうございます。

それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」

第四十二話どうぞ!!


第四十二話

<side クラフター>

 

サイト-341

 

……ペラ……ペラ……

 

「うぅぅむ……これはどうしたものか……」

 

たった今俺はかなり頭を悩ませている問題がある。

 

まぁ、此処まで悩むことになった経緯を話したいが、詳しく話していると時間がかかってしまうので大まかに纏めると、近日中に退役を迎える潜水艦の代わりを造ってほしい、とのこと。

 

此処までなら何の苦にもならなかった……と言うか、今迄使用されていた潜水艦ならまた新たに新造すれば良いだけなので、そこを俺に頼る必要はない。

 

……と言うか俺なんかに頼まずとも用意できるくらいの財力がありそうだしな。

 

だから当初俺は()()ハイスペックな程度の潜水艦を作るぐらいだと思っていた。

 

だがそこで待ったがかかってしまった。

 

…………ジョークじゃないからな?

 

ま、まぁ、そんな話は……やめるんだそんな目で私を見るな。

 

オ、オホン……まあ、兎に角待ったがかかった訳だがそれにもいろいろと事情があるようだった。

 

今回俺が設計したものを基礎として他の軍艦、工作船、潜水艦等に設計を流用したいとのことだった。

 

……俺は専門家でないので詳しいことは分からないが流用できる場所があるのだろう。

 

しかし、そうなるとこちらとしてもオーパーツとして設計するわけにもいかずどの程度の設備であれば()()()()()再現可能であるのかを調べているところだ。

 

まぁ、調べていると言ってももう既に()()()は付けているのだが。

 

皆は、《テスラコイル》と言うものをご存じだろうか?

 

知らなくても聞いたことぐらいはあるだろう。

 

かつて存在した世紀の大発明家“ニコラ=テスラ”が考え出した発明品の一つである。

 

そして、これを用いた実験に《フィラデルフィア計画》と言うもがある。

 

……まぁ、あると言ってもこれは元々軍事関係者から話された内容ではなく元商船員のカール=M=アレンと言う男性が目撃したと言う話があっただけである。

 

と言うのも、この《フィラデルフィア計画》と言うのは元々護衛駆逐艦“エルドリッチ”に強力なテスラコイルを装備させ目視、レーダー探知機ともに確認できない状態にする……つまりは《俺の考えた最強のステルス性能》的な実験()()()

 

当時ニコラ・テスラはこの実験に参加することを拒絶した。

 

しかし、実験自体は順調に進み1943年10月28日この《フィラデルフィア計画》は実施されることとなった。

 

さて、此処からが問題だ……この計画、すべてを信用していいならの話ではあるが、()()()()()()()()()()()()()()()()した。

 

しかしこの話には続きがある。

 

確かに当初予想されていたステルス性能はなかった。

 

では護衛駆逐艦“エルドリッチ”に何が起こっていたのか……。

 

 

 

護衛駆逐艦“エルドリッチ”は消えたのだ

 

 

 

 

そう消えていた……もっと詳しく言うと()()()()()()()()()()()()()

 

当初実験が行われていたのは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州《フィラデルフィア沖》での実験だった。

 

しかし《テスラコイル》のスイッチを入れたとたん“エルドリッチ”はその場から姿を消した。

 

次に“エルドリッチ”が現れた場所はヴァージニア州《ノーフォーク沖》*1……この間実に数秒となかった。

 

そして、“エルドリッチ”内の《テスラコイル》のスイッチを切ったとたん、再び《フィラデルフィア沖》に再びその姿を現した。

 

つまりは事実上の瞬間移動(テレポート)である。

 

この実験にも色々と謎や課題が多く残っている。

 

この時代では明らかなオーパーツ……しかし、だ……俺が元々いた時代を思い出してほしい。

 

まぁ、少なくともこの時代よりはずっと技術の進歩が進んでいた。

 

何が言いたいかと言うと俺の居た時代では()()()()()()()()()()

 

高々、百年二百年先の未来で実用化までこぎつけたのかと言うと…………ま、必要は発明の母、ってやつだな。

 

人口が爆発的に増加した未来では、人々が生活するのに必要な物資を運ぶことが困難になった。

 

海は荒れ、空路では高の知れた量しか運ぶことができない。

 

そこで各国が目を付けたのが瞬間移動(テレポート)技術だ。

 

まだ各国の関係がそこそこよかったころ、各国は協力しこの技術の革新を急がせた……と、当時うちのギルドに居た瞬間移動(テレポート)装置の技師が言っていた。

 

造形的に昔から映画に登場したものの再現などの為にとっておいた資料と一緒に設計図や取扱書……そして何らかの契約書までもがギルドの図書館の肥やしになっていたと言う訳だ。

 

……なんで、こんな契約書まであるのかは知らん。

 

まぁ、此処まで行ってしまえばもう察しは付くだろう……。

 

俺はこの技術を取り入れようと考えている。

 

潜水艦の大きさ的には原潜*2のサイズもあれば十分だろう。

 

その他にも武装を考えんとならんし。

 

取り合えず今のところの段階ではメインはあくまで瞬間移動(テレポート)装置で良いだろう。

 

下手に武装も考えていると予算的な意味合いで空想の産物となりかねない。

 

それに、この潜水艦の主な使用目的はあくまでも監視……俺が言うのもなんだがこの世界には訳な分からないものが多すぎる。

 

もしもの事があるといけないのでこの装置の意味合いはもしもの時の《脱出装置》だ。

 

まぁ、このくらいであればオーパーツにもならないのではないかと思う。

 

「さて、……やるか」

 

そう言いながら俺は潜水艦の設計図を仕立てて行った。

 

 

<side out>

 

 

*1
《フィラデルフィア沖》から《ノーフォーク沖》までの距離は約2500km以上

*2
原子力潜水艦。大きいもので184mくらいの大きさになる




この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。

投稿期間が開きに開きまくった筆者デス。

先ずは一言……誠に申し訳ない。

そして、こんな作品を長い間待ってくださった皆様本ッッ当にありがとうございます!!




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