オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです   作:ulo-uno

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ファッ!?

な、なんだ!?どうなっているのだ、これはァ!?!?!?

こんなにたくさんの方に読んで頂、誠にありがとうございます!!!!!!!!

それでは、「オバロに参加できると思った奴が、SCP財団に見つかったようです」

第八話どうぞ!



第八話

 

 

 

 

 

 

 

 

<side α部隊隊長>

 

 

 

 

 

 

 

雪が降る夜の冬空の下、ヘリの羽音だけが耳に入ってくる。

 

SCP捕獲作戦の為の降下地点につくまでの間誰も何も話さない。

 

普段なら、それなりに会話を交えるというのに……。

 

それもそのはずだ。

 

俺の横に座っているこいつは()()()()、《Euclid class》のSCPだ。

 

 

 

     《SCP_■■■■/Object class_Thaumiel/通称:機械仕掛けの創造主》

 

 

 

正直言って、こいつの正式なオブジェクトクラスを知らないのは俺の反対側に座っている《D_46157》だけだ。

 

《Object class_Thaumiel》……それはつまり財団側の切り札となり得る程の力を持つ存在だということだ。

 

他のメンバーもそのせいで緊張を隠しきれていない。

 

普通なら、何か冗談でも言ってやって緊張をほぐしてやればいいのだが残念ながらそれもできそうにない。

 

このSCPだけのせいではないだろう。

 

他の隊員が緊張している主な理由は、《今回捕獲しなければいけないSCPが、財団側にとってもこいつを使ってでも捕まえようとしている》ということだ。

 

ここから考えられることは一つ。

 

つまり今回の俺達の相手がほぼ間違いなく《Object class_Keter》であるということだ。

 

そして実際に作戦の説明前に配られた資料には実際に《Object class_Keter》の文字があった。

 

 

 

 

 

 

 

           《SCP_4666/Object class_Keter/通称:冬至祭の男(ユールマン)

 

 

 

 

 

 

 

財団が随分と前に発見したSCPで、どうやら数世紀も前から生きているのだとか。

 

そして、クリスマスプレゼントとして被害者の肉親の体のパーツを使ったものを送るのだとか。

 

はっきり言って一生関わりを持ちたくない相手である。

 

そして、ここで既に知っているかもしれないが改めて言っておきたいことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Object class_Keter》って、人間の力じゃどうにもならないから《Keter》なんだぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを、一個大隊どころか一個小隊で捕獲?

 

正直に言ってただの自殺行為でしかないと思っている。

 

実際にこの目で確かめたわけではないのではっきりと言いづらいが、《Object class_Thaumiel》がいたところでなんになると言いたい所である。

 

しかしながら俺は、財団所属のエージェント。

 

要するに兵士だ。

 

上からの命令には応じなければならない。

 

それが兵士の役割であり義務だ。

 

他の隊員もそれを分かっているから何も言わない。

 

しかし、余りに過ぎた緊張は作戦進行の妨げになる。

 

今のうちに、何か冗談でm――――――――――――

 

『どうした、ひどい顔をしているぞ?大丈夫か?……何処か具合でも悪いのなら言ってみろ』

 

「い、いや。……今回の任務で少し……な」

 

こいつも気を使ってくれているのかいきなり話しかけてきた。

 

しかしまあ、部隊員の前で緊張していたか……俺も隊長としてまだまだのようだ。

 

『今回の任務、か……。なに、そんなに悩む話ではないだろう?要するに今回の作戦は《サンタさんを捕まえろ》という話だ。夢があっていいと思うのだがな……』

 

は?こいつは何を言っている?

 

サンタを捕まえる?

 

……。

 

ああ、そういうことか。

 

「なるほどな。つまりよそ様の家に不法侵入しようとする不届き物のサンタを捕まえようと言う訳か。確かに夢があるかは知らんが文面にして見れば中々滑稽ではあるな……。なら、今回の任務はその不法侵入者をしょっ引くって訳か……」

 

「なるほどなるほど、確かにそれはいただけませんね。だってサンタさんは、家にいるお父さんの特権ですから。そうなるとそんな奴とっとと捕まえてやりましょう!!」

 

「お前等……まあ、確かにその《サンタさん》とやらはどうやらかなりの《悪さ》をするらしいからな。しょっ引くには、十分な理由だな」

 

他の隊員が先ほどと打って変わって面白そうに話しだす。

 

ああ、してやられたよ。

 

本当ならば俺がしなければいけないことを代わりにこいつがしてくれた。

 

だが感謝しよう。

 

こいつのおかげで今回の作戦の士気は幾分か上がったはずだ。

 

これなら作戦遂行にも問題はないだろう。

 

【こちらパイロット。α部隊並びに《ゲスト1/2》後3分ほどで降下地点に到着する。オーヴァ―】

 

[こちらα部隊リーダー。パイロット、了解。降下準備を始める。オーヴァー。……聞こえたな!もうすぐ降下開始だ!各隊員、気を引き締めろ!!ここからが正念場だぞ!!!!!!!!」

 

さあ、作戦開始と行こうじゃないか。

 

待って居ろ、《サンタさん》とやら。

 

こちらの士気は十分だぞ?

 

 

 

 

 

 

 

<side out>

 

 

 

 




この度は、このような小説を読んでいただき、誠にありがとうございます。

今日筆者が自分の小説を確認したときにUAが4000になっていた衝撃で一瞬、フリーズしてしまいました。

本当に人ってフリーズするんですね……。

初めて知りました。

SCP_foundationはクリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス作品です。(CC-BY-SA3.0)

SCP_4666/冬至祭の男(ユールマン)
http://scp-jp.wikidot.com/scp-4666
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