この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
今回はベルディア編です!少々長くなるかもしれませんがご了承ください!
大体ミユが転生して2週間くらい経ってからの話です!
こんにちは!ミユです!私は今、最近魔王軍幹部が近くに居るという事でクエストが少なくなってしまって、若干引きこもり気味のカズマさん達を他所に、ウィズさんにお使いを頼まれたので採取クエストに来てます!あ、これこれ。
「よし、いっぱい集まったし、そろそろ街に・・・あれ?あんな所に廃城なんてあったんですね・・・」
「はぁぁぁ・・・全く・・・どこのどいつだ人の城に爆裂魔法なんて放ってる大馬鹿者は・・・」
「あ、こんにちは」
「あ、どうも・・・じゃねぇ!なんでこんな所に人が!お前か!?お前が人の城にポンポン爆裂魔法を撃ってるやつは!」
「えぇ!?違いますよ!!私、爆裂魔法なんて使えません!」
「そ、そうか・・・すまねぇ、勘違いした・・・じゃねぇよ!なんでこんな所に居るんだ!?まだ幼ぇガキじゃねぇか!いいか?この辺は危険なモンスターがうようよいやがるんだ。お前みたいなガキはすぐ食われちまう!分かったらさっさと街に戻れ!」
「で、でも!私お使いの途中なんですよ!?確かにもう少ししたら戻ろうとしてますけど!」
「お使い?こんなガキに頼むやつは相当な腰抜けだなぁ!」
「えっと、その人はお店が忙しくて、その人の代わりで来てるんです!悪く言っちゃダメですよ!」
「そ、そうか・・・悪い・・・言い過ぎた」
「いえいえ、分かってくれたならいいんです・・・それで、あの・・・貴方はアンデッド・・・ですか?首落ちてますけど・・・」
「あ?あぁ、俺はデュラハンのベルディアってもんだ。さっき城に爆裂魔法を撃った大馬鹿者のせいで首だけ城の外に放り出されちまったんだよ。ったく、どこのどいつだ・・・」
「あはは・・・大変ですね・・・怪我とか大丈夫ですか?」
「これでもアンデッドだ。何発も貰ったならともかく、1発なら耐えられる。それに、俺には浄化魔法なんかも効かないしな」
「浄化される事あるんですか・・・?怖い世界ですねここ・・・」
「そりゃアンデッドだからな、だが、冒険者等にやられる俺じゃない。殺られる前に殺るからな」
「そ、そうですか・・・まぁ、そりゃあ冒険者はモンスターを狩って生計立ててますし、逆もありますよね・・・」
「あぁ・・・なんか嬢ちゃん達観してるな」
「そうですか?これくらい普通だと思いますけど・・・」
「いや、嬢ちゃん位だと普通冒険者とモンスターの関係を聴いたら泣き出す筈なんだ・・・それが無いと言う事は達観してるんだよ」
「買いかぶりすぎですよベルディアさん。私は唯のしがない店の店員の1人でしかないです。ベルディアさんの持ってる武器でやられたらすぐに死んじゃう弱い存在ですよ」
「嬢ちゃん、人間にしとくのは勿体ねぇな。今からでも魔王軍に来ないか?俺が口添えしてやるが」
「魅力的なお誘いですけど、遠慮しますよ。私自身が人間に狩られるとか想像したくないです・・・」
「だよな、悪い、忘れてくれ」
「にしても、身体の方は大丈夫なんですか?」
「あぁ、復活してこっちに向かってきてるがまだ時間が掛かりそうだな」
「なんなら私がお城まで届けます?その方が早いと思うんですけど・・・」
「・・・なら、恥を承知で頼む。昨日から戻っていないから部下が心配でな」
「わっかりました!」
「着きましたよ?ベルディアさん」
「な、なんでこんな・・・速えぇんだよ・・・めっちゃ揺れたし・・・気持ち悪・・・」
「大丈夫ですか?酔い止め入ります?」
「だ、大丈夫だ・・・しっかし・・・なんてこんな・・・はえぇんだよ・・・」
「あ、それは多分風属性の魔法使ったからですね。はやきことかぜのごとしです!」
「よく分からんが、お前ウィザードだったのか?」
「いいえ?ただのしがない店員ですが?」
「お前のような店員が居るか!」
「だってほら、杖も装備も何も無いですよ?」
「それはそうだが・・・」
「ベルディア様!無事ですか!?貴様!ベルディア様に何をした!ぶっ殺してやる!」
「ま、待て!こいつは敵じゃない!」
「な、ベルディア様?!」
「お〜・・・スケルトンにゾンビ、それにアンデッドがいっぱい・・・」
「そ、そうだ!俺を城に戻してくれたのは感謝する!だが!ここは生者が居ていい場所では無い!速急に立ち去れ!」
そうベルディアが言うと、城を中心に魔法陣が展開される。これは・・・
「ま、まずい!皆伏せろ!!」
その瞬間、城を爆裂魔法が襲う。その衝撃に殆どのアンデッド達は耐えられなかったようだ。例外は無く、私も・・・
過去にミユがやらかした話・・・
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