この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
紅伝説って情報量多くて1万文字程度じゃ絶対終わらないですね!それでも圧縮して終わらせますけど!
お気に入り登録、感想、誤字報告ありがとうございます!
私達が紅魔の里に着いたのはその日の夕方でした。あの後、紅魔族の方に出会い、ゴブリン達を一掃してもらって、テレポートで里まで送ってもらいました。そして、族長さんに挨拶をして、今はめぐみんさんの家に向かってます。因みに、カズマさん達と族長さんが会った時の挨拶の仕方が・・・
「あ、どうもカズマです」
「私はアクア!アクシズ教の御神体よ!」
「私はダクネスというものです」
「私は「ミユ!今こそ日頃の特訓の成果を示す時ですよ!」えっ!?あれやらなきゃダメですか・・・?」
「あれは紅魔族流の挨拶なんです!絶対にやってくださいね!」
「おまっ!ミユに何教えてんだよ!ミユ?無理してやらなくていいからな?普通の自己紹介でいいんだ」
「えっ・・・あっ・・・うぅん・・・わ、我が名はミユ!アクセル随一のアークウィザードにして、上級魔法を操る者!や、やがて!魔王軍を打ち滅ぼす者!・・・うぅ///これ恥ずかしいですよ・・・めぐみんさん・・・」
「おぉ!微妙な反応もせず、更にそちらのお嬢さんはこちら流の挨拶を返してくれた!素晴らしい!貴方達の様な冒険者に会えて本当に嬉しい限りだ!」
「み、ミユちゃん?その挨拶は今後一切やらなくていいからね?」
「はいぃ・・・」
なんで私はこんなにも影響を受け易いんでしょうか・・・
めぐみんさんのご両親にも挨拶をしたんですけど・・・なんか話を聞いてる限り、めぐみんさんのお父さん。ひょいざぶろーさんがあの使えない魔道具の開発者だったんですね・・・どうしよ、挨拶した方がいいのかな・・・
「あ、えっと、さっき言ってた事についてなんですけど」
「ん?私が魔道具を作っている事か?」
「はい、その中で出てきたお得意様って・・・栗毛の女性じゃないですか?」
「んん?その通りだが、何故それを?」
「あ〜、やっぱりですかぁ・・・そうですかぁ・・・貴方が・・・もう少しまともなやつ作れないですかね?」(どストレート)
「なっ!?」
「おいミユ!失礼だろう!?」
「すみませんカズマさん。こればっかりは譲れません・・・なにせ、店の事なので・・・製作スキル・・・取ってるんですよね?」
「え、あ、その・・・」
「もしかして貴方は製作スキルを取ってないのにも関わらず、ウチの店主が仕入れてるんですか?」
「いや・・・あの・・・」
「・・・OK了解しました。うちの店主には帰ったらキッついお仕置しときます」
「収入が!収入がぁぁぁぁ!!!」
「ウチも店主が赤字作ってくるんで大変なのですよ・・・」
「そ、そうか・・・すまない・・・」
「いえいえ・・・後で工房を見せてもらえればチャラにしますので・・・」
「わ、分かった。後で案内しよう」
その日の夜、私は外にいます。ゆいゆいさんが皆さんにスリープを掛けて眠らせたので私はいち早くめぐみんさんの家を出ました。ゆんゆんさんの所行きましょうかね・・・?と思いつつ、歩いていると、慣れない地形だからか迷子になってしまいました・・・
そして私は今、若干ピンチです・・・何故なら、いつも使っている杖を置いてきてしまっているから・・・というか、こんな所で会うと思わないじゃないですか・・・以前会ったハンスさんの知り合いの方に・・・
「あら?貴女は少し前にアルカンレティアで会った子じゃない?こんな所で会うなんて凄くラッキーだわ。抵抗しないならあまり痛い事はしないわよ?」
「少しはするんじゃないですかやだー!痛い事しないでください!痛い事嫌いなんです!」
「ちょっと!そんな騒がないでよ!誰か来たらどうするの!?」
そう言われ、何をするまでもなく口を塞がれた私は、抵抗虚しく捕まってしまいました・・・魔法ブッパすれば脱出出来そうですけど・・・
「んー!んー!」
「大人しくしなさい!何もしないから!」
「んー?」
敵対する気も無いようなので大人しくします・・・というか、ハンスさんの知り合いなら多分この人も魔王軍幹部の方ですよね・・・?
「ぷはっ!お姉さん魔王軍の幹部の人なのに冒険者に手を出さないんですか?」
「今は、ね。いずれ戦う事になるでしょうけど、少なくとも貴女とは戦いたくは無いわ。ハンスを倒したみたいだし」
「私が魔王軍の人を相手に何もしないとでも?」
「えぇ、思うわ。現にこうして何もして来ないのだしね」
うっ、読まれてます・・・確かに私はカズマさん達に何もしなければ敵対する気も無いのですけど・・・
「ここには監視の目的で来てるのよ。貴女達のね」
「監視ですか?魔王軍幹部の人を3人も倒してるからですか?」
「えぇ、けどウィズには敵対する様子も無いみたいだし、何より自分からウィズの手伝いをしてるっぽいから話のわかる子だと思ってね」
「だから1人の時を狙ってきた・・・という事です?」
「そうよ?」
「そうですか・・・」
なんというか・・・魔王軍なのに人間っぽさがありますね・・・対話出来るならまず対話から・・・みたいな感じです・・・
「そういえばこの前も自己紹介をして無かったわね。私はウォルバク。魔王軍幹部よ」
「あ、ご丁寧にどうも・・・私はイトウミユです。アークウィザードをしてます・・・」
「ん?貴女・・・不老の呪いに掛けられているのね」
「っ!?何故それを!」
「私、腐っても邪神だもの。それくらい分かるわ」
「そ、そうですか・・・実は、結構前にウィズさんが仕入れてきたポーションを誤って飲んでしまって・・・」
「そう・・・大変だったのね・・・」
「けど、老いて死ぬ事は無くなったのでまだいいのです。不死になったらそれはそれで寂しいのですけど・・・」
「その時は魔王軍に来なさい。歓迎するわ」
「これで勧誘されるの6回目なんですけど・・・」
「あら?そうなのね、実力が買われているのかしら?」
「いえ、勧誘してきた人達は皆、今の劣悪環境に涙してました・・・」
「・・・ほんと、大変なのね・・・」
「というか、なんで私は身の上話をしてるんですかね。悪い癖です・・・」
「大丈夫よ、そのまま全部吐き出しなさい」
「なんか、ウォルバクさんがお母さんに見えてきました」
「それはほんとに気の所為ね」
あの後、ウォルバクさんに全部話して、いつの間にか丘の上で寝てしまってました。ウォルバクさんはもう居なかったんですけど、毛布が私に掛けられてました・・・私が起き上がると、毛布はモコモコの帽子になり、傍には手紙がありました。手紙には
『あのまま寝てたらモンスターに襲われるからモンスター避けの結界を張っておいたわ。後そのままだと冷えるから毛布も掛けておいたわ・・・寝るならちゃんとお家に帰ってからにしなさい。それと、その毛布は帽子になるからちゃんと被る事』
と書いてありました・・・お母さんかな?
そんな風に考えていた私の思考は、とある方の一言で止められてしまいました。
「我が名はぷっちん。紅魔族随一の教師にしてやがて校長の椅子に座る者。君は外の人だね?なら、我が校に案内しようではないか!」
「あ、どうもミユです。えっと、アークウィザードにして多種多様な魔法を操るもの。です。学校ですか?・・・行ってみたいです!」
「おぉ!元気の良いお嬢さんだ!しかもそんな返しをしてくれるとは!」
紅魔の里の皆さんは、気のいい人達ばっかりですね。
過去にミユがやらかした話・・・
-
見たい
-
見たくない