この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
皆さんこんにちは、あっしです。
今回はシルビアとの邂逅、2回目まで行きたいですね!
お気に入り登録、感想、誤字報告ありがとうございます!励みになり過ぎて禿げてきました!
その日の夜、私はゆんゆんさんと夜のお散歩をしています。そういえば、ゆんゆんさんと2人っきりでちゃんと話すのは初めてでしたね・・・何を話せばいいんでしょう・・・
「えっと、ミユちゃんでいいんだよね?」
「え?あ、はい。ミユです」
「えっと、あはは、何話せばいいか分からないや。話したい事いっぱいあったのに・・・」
「・・・私もゆんゆんさんと話してみたかったんですよ。お店では色んな話をしますけど、こうやって・・・店員とお客さんとしてではなく、1人の顔馴染みとして」
「っ!そ、そっか!じゃあいっぱいお話しよ!?夜だからちょっと寒いけど・・・」
「そうですね、なら、ゆんゆんさん達の学生時代のお話、聞きたいです!」
「学生時代かぁ・・・あ、めぐみんがお昼になるといつも私のお弁当を取っていく話でもする?」
「それお話がタイトルで完結してますよ?それに、そのお話はこの間の魔法の水晶で見ました。学生時代は2人とも大変だったみたいですね・・・」
「そ、そうかな・・・」
「・・・それに、あの後めぐみんさんから聞いたんですよ。何故ゆんゆんさんが、上級魔法ではなく、中級魔法を覚えたのか。とかもです」
「めぐみんってば、そんな事まで話したの!?」
「えぇ、会ったらいつも口喧嘩してますけど、大切な友人とも言ってました。羨ましいです」
「う、羨ましい?」
「はい、私は・・・学校には行ったことがないので・・・」
「え、それってどういう・・・」
そう、ゆんゆんさんが疑問に思っていると、またもや魔王軍が攻めてきたらしく、私達はその場所に向かいました。
「あら、また会ったわね。小さな魔法使いさん?」
「何時だと思ってるんですか?シバきますよ?折角お話してたのに!」
「ご、ごめんなさ・・・って違う!まさかあなたが来るとはね!」
「シルビアさんでしたよね!?綺麗な御方だからって手加減はしませんよ!!!」
「・・・?貴女、よく見たら紅魔族じゃないのね?・・・我が名はシルビア!強化モンスター開発局局長にして!自らの身体に合成と改造を繰り返してきた者!貴女の事、気に入ったわ。私と1つになりましょう?」
「なんか紅魔族っぽい挨拶になってますけど!?感化されてますよ!というか1つになるってどういう・・・」
「こういう事よ!」
そういうと、シルビアさんは私に手を伸ばしてきた・・・その伸ばされた手が過去のトラウマを思い出させて・・・
「ひっ・・・!いや・・・!叩かないで・・・!ごめんなさい・・・!ごめんなさい・・・!」
私は足が竦み、その場に座り込んでしまったんです・・・
「・・・?貴女・・・もしかして、大人が怖いのかしら?」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
「み、ミユちゃん!?」
「相当なトラウマを抱えてるようね。この子は預かっていくわ!サラバ!」
そうして私は、シルビアさんに連れ去られてしまいました・・・
私は、昼間に案内された紅魔族の天敵が封印されている場所に連れてこられました。
「止めて・・・殴らないで・・・お願いします・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「殴らないわ、ごめんなさいね。貴女がそんなトラウマを抱えてるなんて思わなくて・・・ずっと、誰にも頼れずに生きてきたのね・・・ここには貴女に危害を加える物は居ないわ・・・大丈夫よ・・・」
そうシルビアさんが言うと同時に、私を抱き締めてくれました・・・・・・暖かくて、安心します・・・私の母親は、こんな風に・・・してくれた事は無かったです・・・なのに、何故、この人はこんな風にしてくれるのでしょう・・・
「落ち着いたかしら?」
「はい・・・ごめんなさい・・・あの、なんで敵である私を・・・その・・・」
「私は貴女の事が気に入った。それだけよ?貴女の過去に何があったかは分からない。でも、運んでる間もずっと謝っていたから相当深い傷があるんでしょうね」
「・・・はい、私・・・は、ずっと・・・暴行や暴言を加えられて・・・生きてきました・・・カズマさんのパーティに入ってからは・・・無かったんですけど・・・それでも・・・過去って拭えない物・・・ですね・・・あの時、シルビアさんに掴まれそうになった時に、その事がフラッシュバックして・・・」
「そう、ねぇ、そいつらに復讐したいとは思わない?今の貴女ならそれが出来ると思うのだけど」
「・・・確かに・・・出来るとは思います・・・けど、私は・・・しません・・・」
「・・・それは何故かしら?」
「あんな人達・・・でも、私を産んでくれた人達・・・です・・・それに、したくても、この世界には・・・居ないので・・・」
「そう、なら助けられた恩返し、って言ってもこっちから言うことじゃないのだけど、少し頼み事を聞いてくれるかしら?」
「・・・はい」
「この扉、開けられるかしら?」
「・・・えっと、コマンド入力・・・?」
「あら、読めるのね?」
「はい、昔知り合いに教えて貰ったこと・・・・・・・・・ないですね、無いです。そんな過去はありませんでした。その事実は消されました。私は知りません」
「うふふ、貴女は想像以上の女の子の様ね」
「うっ・・・こ、これでも私は冒険者です!簡単に口は割りませんよ!」
「あら、教えてくれないと叩いちゃうかもしれないわ」
「うぅ・・・ごめんなさい・・・カズマさん・・・」
何故私がこの隠しコマンドを知っているのかと言うと、昔知り合いのお兄さんと一緒にゲームをした時に教えてくれ・・・あれ、そういえばカズマさんってあのお兄さんに似てる様な・・・気の所為でしょうか?
「上上下下左右左右・・・えいえいえいえい」
「私が言うのもなんだけど、弱点を知られたら良い様に使われそうね。貴女・・・」
「シルビアさんしか知らない事なのでいい・・・いや、アクセルの街のギルドの人は殆ど知ってました・・・」
「そうなのね・・・ほんと、大変だったみたいね・・・これで兵器が手に入るわ」
「あの・・・シルビアさん・・・」
「何かしら?」
「もう少し、お話・・・してくれませんか・・・?その・・・1人だと・・・心細いです・・・1人は・・・怖いです・・・」
「なんて愛らしいの!?いいわ!一緒に行きましょう!そしてゆくゆくは貴女も魔王軍に来るといいわ!」
「・・・これで7回目です・・・勧誘されるの・・・」
「あら?そうなのね」
「はい・・・」
カズマさん、早く来てください・・・私だと数分も持ちませんよ・・・
過去にミユがやらかした話・・・
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