この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
はい!という事で、日々からの王都編始まりますよ!
「ふんふんふーん・・・っと、後はこれを買えば今日のお使いは終了ですね。結構色んな物買っちゃいましたけど、大丈夫なんでしょうか・・・」
皆さんこんにちは!私です!今日はカズマさん達がクエストに行ってるのでお留守番をしてます。今は買い物の途中なんですけどね?
「そこの貴女!」
「はい?」
思わず返事をしてしまいました・・・この方、前に何処かで見た様な・・・
「ここで貴女に会えたのはまさに奇跡!これはアクア様からの啓司なのね!」
あ〜・・・今日も厄介事に巻き込まれていくんですね・・・私は・・・
「えっと、とりあえず自己紹介しますね・・・私はミユです。今はカズマさんがリーダーを務めるパーティで、アークウィザードをやらせて貰ってます」
「あぁ!良い!良いわ!ねぇ!ミユちゃん!私の妹にならない?!今ならアクシズ教に入信出来る特典も付いてくるわよ!」
「宗教に興味が無いので入りませんし、妹にもなりません」
「そんな!貴女程の実力者ならプリーストにだって適性がある筈なのに!何故!?」
「無神論者なので、それに、宗教家なんてロクな人がいないじゃないですか。貴女を含めて」
「・・・今日は諦めるわ!けど必ず入信して貰うから!」
宗教って怖いなぁ・・・今日1日で改めて思い知らされました・・・
このすば。
次の日、私達に待っていたのは、またもや厄介事。ダクネスさんのお家の執事さん。ハーゲンさんが持ってきた話は、王家からのお手紙でした。
『数多の魔王軍幹部を倒し、この国に多大なる貢献を成した偉大なる冒険者、サトウカズマ殿。貴殿の華々しいご活躍を耳にし、是非お話を伺いたくこの手紙を書きました。つきましては、お食事などをご一緒に出来ればと思います。ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス』
「アイリスって・・・」
「誰もが知る、この国の第一王女・・・お姫様ですね。そんな人がカズマに?」
「カズマ!こんなものは辞退しよう!第一王女のアイリス様に無礼を働けば首が飛ぶ!お前だって堅苦しいのは嫌だろう?だから!そ、そうだ!ミユだって反対だろう?」
「えっ?うーん・・・」
「それとミユ様、此方はミユ様に当てられた手紙でございます」
「ちょっと拝見しますね・・・」
『先程、同様の手紙を貴殿のパーティリーダーにも送りました。ですが、貴殿が此方に来られない場合、国家反逆罪と見なし、貴殿を裁判に掛けます。パーティメンバーの方々も無事では済みませんのであしからず。では、相見える日を楽しみにしておりますね。イトウミユ殿』
「なんかめちゃくちゃ怖い事書いてあるんですけど!?なんで私だけこんな怖い事言われるんですか!!?おかしくないですか!?」
「そ、それを私に言われましても・・・」
「人生谷底平野なんですが・・・山が無いです・・・」
そんな事を呟いて居ると、カズマさんが「俺達の時代が来た」と言い始め、様々な言いくるめを皆さんに使用して、結局行く事になりました・・・王都・・・前々から王女様に1度来て欲しいという手紙が来てたんですけど、悉くスルーしていたので遂に強硬手段に出たんですかね?
このすば・・・
「いいかお前達、何度も言う様だが、相手は一国の姫君だ、だからくれぐれも」
「勿論分かってるわ!とっておきの宴会芸で場を盛り上げてみせるわ!」
「いやそうじゃなくて!」
「私も紅魔族流の派手な登場でお姫様を驚かせてみせましょう!今日の為にミユに作ってもらった派手に煙が出るものと花火を使って!」
「没収!!」
「あぁ!やめてください!カズマが見てます!!」
「あら?カズマも何か持ってきたの?」
「あぁ、ミユと共同開発したウィズの店で売り出す便利グッズだよ。完成品が出来たから持ってきたんだ。お姫様を驚かせてやろうと思ってさ」
「ライターなんて作ってたのね。そんなもの喜ぶのかしら?」
「火打ち石を使う世界だぞ?魔法を使わずに火を簡単に起こせる所を見せたら腰抜かすって!ミユの宣伝のお陰で、商品も飛ぶように売れてるらしいし、人生安泰だぜ!」
「げっ、あの悪魔の仮面もあるじゃない・・・」
「王女様はもう居るのか?」
「あぁ、昨日から当家にお泊まり頂いている。くどい様だが、くれぐれも」
「分かってるわよ、ダスティネス家の名に泥を塗る真似はしないって、もっと私たちを信頼しなさい!」
「いや、これ以上無く理解してるからこその評価かと思います・・・」
そんな話をしてると、どうやら部屋に着いたらしく、ダクネスさんが部屋の前で止まりました。
「いいか?アイリス様のお相手は私がするからお前達は適当に相槌を打つだけでいいからな?・・・・・・・・・失礼します」
部屋に入り、ダクネスさんとカズマさんが少し冒険譚を話して・・・護衛隊長さん?がカズマさんの冒険者カードを見せて欲しいと言い始めた。そして、最弱職に就いているカズマさんの事をダクネスさんがバラすと、王女様達はカズマさんを嘘つき呼ばわりし始めました・・・それに少しキレためぐみんさんが帰ろうと言うと、ダクネスさんが先程の嘘つき男という言葉を撤回しろと言い放ちました。そうですね、流石に私もカチンときましたよ・・・一瞬、殴りそうになる位に。
「・・・謝りません、謝りません!!嘘で無いと言うのなら!その男にどうやってミツルギ様に勝ったのかを説明させなさい!それが出来ないと言うのなら、その男は弱くて口だけの嘘つき・・・」
パンっ!!!
・・・良い音がなりましたね。そりゃあそうですよ。力いっぱい・・・と言っても流石に筋力増加の魔法は掛けてませんが、叩きましたから。
「何をする貴様!」
「あ、だ、ダメ!!」
私は、突き刺して来た護衛隊長さんの剣を思いっきり掌で思いっきり握り、静止させました。
「・・・痛ってぇですね・・・容赦の無い一撃らしいです。本気で殺しに来てますね。敵対って考えて良いですか?そっちが呼んでおいて自分の理想と違うと判断したら罵倒・・・何処かの悪徳貴族と一緒ですよ・・・」
「あ・・・あの・・・」
「王女様・・・」
「は、はい・・・」
「カズマさんは嘘つきじゃないです。ちょっとは盛ってる所も有りますけど、嘘は言って無いです・・・先程の物言いは、あれだけの功績を残してる人に対して言っていい事じゃ無いです・・・それに、どうやってミツルギさんに勝ったかを説明する責任もないですし、それが出来なかったとしてもカズマさんが罵倒されるいわれはないです・・・」
「はい・・・そう・・・ですね・・・」
「それに、証明してくれますよ。カズマさんなら・・・どうやって勝ったのか、ね?カズマさん」
「・・・あぁ、お前が身を呈して俺を庇ってくれたからな。見せてやるよ、どうやって勝ったのかを・・・」
「承知した。だが、とりあえず剣を離してくれないか?と言うよりも何故アークウィザードであるはずの貴殿がそこまでの筋力を!?」
「・・・レベル差・・・ですかね・・・」
そこからは、まぁ、いつも通りカズマさんが護衛隊長さんのパンツをスティールして、なぁなぁで終わったんですけど・・・なんで私とカズマさんは王都に居るんでしょう・・・?そして何故・・・
「さぁミユ!お姉様に存分に甘えて良いのですよ?」
何故私は、アイリス様のお膝の上で一緒にカズマさんの冒険譚を聞いているのでしょう・・・?
過去にミユがやらかした話・・・
-
見たい
-
見たくない