この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
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ここは・・・何処ですかね?確か私、親に・・・
「ようこそ、死後の世界へ。イトウミユさん、つい先程「死にましたよね?私・・・」・・・はい」
「まさか階段から突き落とされるとは思ってなかったですよ・・・それも1番上から・・・あの人達ほんと頭おかしいです」
「そうですね・・・えっと、私は日本の児童を担当してる女神、稚日女です。本来で有れば、担当は私ではなく、別の女神なのですが・・・すみません・・・」
「あ、いえいえ、それで私は地獄行きになります?盗みとか働いてたので即地獄行きだと思っていたのですけど・・・」
「いいえ、あれは貴女が生きる為に仕方なくやっていた事なので不問にするとじょ・・・上の者が言っておりました。なので貴女には、天国・・・いえ、転生をして貰いたいんです。貴女はまだ幼いですし、特典も奮発して2つ付けますよ!私、幼い子には甘いので・・・」
「神様がそれでいいんですか・・・?」
「いいんです!」
「あ、はい・・・というか、転生って強制なんですね・・・」
「そうしないと甘やかせないでは無いですか!」
「無茶苦茶です!?この女神様!!!」
このすば!
「特典は決まりましたか?」
「と、言われても・・・この膨大な魔力って、もしかして転生って異世界転生ですか?」
「その通りです!実は貴女を送る予定の異世界には魔王と呼ばれる者がおりまして、その者を倒して欲しいのです」
「・・・」
「その面倒くさくなってきたなぁ・・・という顔辞めて頂けます?貴女位の子達を担当している私ですけど、貴女は特別なんですよ?」
「・・・まぁ、私位の子達が死ぬなんて早々に無いですからね・・・」
「えぇ!久しぶりに来た幼j・・・幼子なのですから!特別扱いをしたくもなります!」
「今幼女って言いかけましたよね?」
「いいえ、そのような事は決して・・・」
「・・・事実なので別に大丈夫ですけど・・・」
「なら、それとどれにしますか?」
「・・・この芸達者ってなんですか?」
「あ、それは向こうの世界で様々な職業に就けるのですが、その職業で得たスキルを他の職業でも覚えられると言った特典です」
「チートかな?」
「転生特典って殆どがチートみたいなものですからね・・・」
「それでも未だに魔王は倒されてない・・・つまりそういう事ですよね・・・」
「えぇ、そういう事です」
「・・・分かりました。これにします!」
「承りました。では、そちらの魔法陣にどうぞ。あ、後これを」
「これは?」
「冒険者登録をする為の資金と、当面の生活費です。サービスですよ?」
「甘過ぎませんか?」
「向こうで生活する為に必要な物ですから、これくらいは当然ですよ」
「もしかして、稚日女さんってたまに向こうに行ってます?」
「そう思った理由をお聞かせ願います」
「だって、そうしないと向こうの通貨なんてものはそう易々と用意出来ないですし・・・」
「・・・たまに降りてますよ。この事は他の人達には内緒です。向こうの担当女神にも内緒にしておいて下さいね?」
「絶対バレてると思いますが・・・」
「さぁ!新たなる冒険者、イトウミユ!貴女の異世界での活躍を期待してますよ!」
「誤魔化した!?」
そんなこんなで、私は異世界転生を果たしました・・・こんなんで大丈夫なのでしょうか・・・
このすば!!
気持ちいい程の陽気・・・辺り一面に広がる平野・・・汚れていない空気。異世界だ・・・!異世界に来たー!めっちゃくちゃテンション上がりますね!シャバの空気は最高だぜー!
あれ?私って靴履いてましたっけ・・・?いや、履いてないですね。突き落とされたの家の階段ですし・・・という事はあの女神さんのサービスかな?待遇良過ぎてホワイト企業も顔面蒼白ですね!ホワイトなだけに!
待ってください?平野?・・・平野!?普通街じゃないんですか!?こういうのって!うわぁぁ!!なんかあそこではカエル?に食べられてる人居ますしー!というかカエルでかくないですか!?
分かった!ここブラックな世界です!絶対ろくでもない世界ですー!私みたいな力の無い奴なんかすぐにあのカエルに食べられちゃうんだー!なんかあっちでは凄い叫び声で仲間の名前を呼んでる人がいますし!この世界怖いです!
このすばぁぁぁ!!!
色々あって銀髪の盗賊さんに保護されました。まさか知らず知らずのうちに泣き疲れて寝ているとは・・・いやぁ、異世界での初目覚めが寝落ちからの起床なんて、私くらいじゃないですかね?
「あ、ギルドのお姉さん!私、冒険者になりたいんです!」
「えっ!?君が?・・・あのね?冒険者というのは危険な仕事なのよ?遊びじゃないの」
「・・・私も遊びや巫山戯て言ってる訳じゃないです・・・生きる為に冒険者にならなきゃいけないんです!」
「そ、そう・・・じゃあ手数料1000エリスなんだけど・・・ある?」
「えっと、これでいいんですか?」
「はい、1000エリス丁度お預かりします。では、こちらの冒険者カードに自分の名前と年齢、身長、体重、特徴を書いて、書き終わったらこれに手をかざしてね?」
「はい!」
身長測ったこと無いから分からないなぁ・・・多分、年齢は8、身長121、体重は21・・・特徴・・・特徴?
「私って特徴あるんですか・・・?」
「黒髪よう・・・んんっ!!黒髪の少女というのは結構特徴的ですよ?」
「今幼女って言おうとしましたよね!?」
「ししししてませんよ!?」
特徴・・・特徴・・・そうだ、私の特徴!色んな職業のスキルを覚えられるっていう特徴があります!
「ではここに手をかざしてくださいね」
そう言われ、私は手をかざします。すると、魔道具?が起動し、私のステータスが公開されていきます。
「・・・」
「えっと、どうしました?」
「なんっなんですかこれぇぇぇ!?」
「ひっ!」
「全てのステータスが平均より大幅に高い!若干筋力が低いくらいですけどそれでもそこらの剣士職より高いじゃないですか!これならどの職業になっても大活躍間違い無しですよ!」
「えっと・・・えっ?」
「さぁ!どの職業でも選び放題ですよ!上級職でも大丈夫ですよ!」
上級職・・・どんな職業も選び放題・・・なら!
「魔法!魔法を使ってみたいです!このアークウィザードでお願いします!」
「かしこまりました!では、新たなる冒険者!イトウミユさん!貴女のアークウィザードとしての活躍に職員一同大いに期待してます!」
「魔っ法!魔っ法!」
「あんな子供がアークウィザード?大丈夫なの?」
「だが、ステータスがめちゃくちゃ高いと言うじゃないか。それに、可愛い」
この街、大丈夫でしょうか?
このすばぁ!
「あ、君、昨日の子だよね?どう?一緒に冒険に行かない?」
「はい!行く途中でまた色んなスキル教えてください!」
「いいけど、盗賊職のスキルを使えるの?」
「いいえ、けど覚えとけばいつか使えるかと思えまして!」
「なるほど、頭良いね。けど要領が悪い感じかな」
この時教えて貰ったスキルがまさか後にあんな形で役に立つとは思いませんでした・・・はい。
「これで、盗賊職のスキルは全部だよ。じゃ、使ってみよっか!どのスキルを使ってもいいからね?君が狙うのは最優秀賞がこの魔法が付与されたダガー。売れば数十万エリスは下らないよ!残念賞はこれ、その辺で拾った石ころ!」
「・・・スキルで奪った物って犯罪になりますか?」
「え?まぁそうだね。大体は窃盗罪になるかな?けど、お互いが了承してれば罪には問えないかな?」
「ならあまりやる意味が無いと思いますけど・・・試しです。確か冒険者カードに・・・あ、ありますね。確かにこれ、便利です。じゃあ行きますね?」
「いいよ!掛かって来なさい!」
「『宝感知』して、『スキルバインド』」
「うぇ!?」
これでお姉さんの動きが止められた上に何処にお宝があるか分かりやすくなりました。けどスティールはランダムらしいですね?1発で当たれば良いのですけど・・・
「そして『スティール』!」
「くぅ!」
「・・・私の勝ちです。お姉さん」
「うぅ、まさか私の幸運値も上回るなんて・・・冒険者、それもアークウィザードなのに」
「さっ、早く冒険行きましょう!冒険!冒険が私達を待ってますよ!」
このすばぁぁぁぁぁ!?
冒険から帰ってきた私達に待っていたのは、パーティメンバー同士で喧嘩(?)している人達でした。
「あれ?どうしたの、ダクネス」
「クリス・・・」
「あぁ!この間言ってた入りたいパーティって彼の所?」
「こんにちは、私はクリス。こっちはダクネスだよ。そしてこの娘はミユ」
「は、初めまして・・・」
「お、おう・・・俺の名前はカズマ。冒険者をしてる」
「さっきの聞こえてたよ?キミ有用なスキル欲しいんでしょ?あたしの盗賊スキル良かったら教えてあげるよ?便利なスキルばかりでオススメだよ!」
カズマさんはダクネスさんをチラッと見ると、クリスさんの話に乗り、その場を後にしました。あれ?私、どうすれば・・・?
このすばぁ!
カズマさん達が帰ってくると、クリスさんは泣いてました。なんでも、スティールでパンツを盗られたみたいです・・・え、スティールってパンツまで盗るんですか?
「それじゃ、あたしこの後用があるから。ミユ、今度また組んでよね?」
「はい!必ず!」
「それで、カズマはスキルを覚えられたのですか?」
「ふふふ、色々と教えてもらったぞ。見てな!『窃盗!』・・・あれ?」
確かにあれはスティールの光ですね・・・でもなんでそれが盗れるんですかね・・・
「あの・・・スースーするのでパンツ返してください・・・」
「おっかしいなぁ、盗れるのはランダムの筈なんだけど・・・というか2枚あるのはなんでだ?」
「・・・あの・・・カズマさん・・・」
「ん?」
「そっち・・・私のです・・・返して・・・ください・・・」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!返しますぅぅぅ!」
ま、まさか私のも盗られるとは・・・確かにめぐみんさんの近くに居ましたけど・・・何ででしょう・・・
「やはり私の目に狂いは無かった!こんな幼気な女の子2人の下着を公衆の面前で剥ぎ取るなんて!是非!是非とも私をパーティに!」
「要らない」
「んんっ!即答・・・だと・・・くっ!」
「カズマ!その人クルセイダーでしょ?前衛職は必要よ?」
「そうですよ、断る必要ない筈です」
「えーっと、あのな?ダクネスだっけ?丁度いい、めぐみんも聞いてくれ、俺とアクアはガチで魔王を倒したい。そうっ、俺達はそのために冒険者になったんだ!ならば今後、俺達の冒険は過酷な物になるだろう!特にダクネス!女騎士のお前なんて魔王に捕まったらそれはもうとんでもない目に!」
「あぁ全くその通りだ!昔から魔王にエロい目に遭わされるのは女騎士の仕事と決まっている。それだけでも行く価値は充分にある!むしろウェルカム!」
「魔王を倒したいなんて立派ですね!私も連れてってください!」
「え?」
「私もこれでも冒険者の端くれ、お役に立てるかどうか分かりませんけど、カズマさんを守る事位は出来るはずです!でなければ、身の回りのお世話位はしますよ!」
「えぇ・・・けど俺ら家なんて無いし、かなりキツイぞ?」
「ならこれからクエストに行きましょ!私の実力を見せます!」
「えっ・・・」
緊急!緊急!冒険者各員は至急冒険者ギルドに集まってください!繰り返します!
過去にミユがやらかした話・・・
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