この貧乏ポンコツ店主に祝福を・・・ 作:黒音195(kurone)
こんにちは、あっしです。アルカンレティア編開始ですよ!
誤字報告、感想ありがとうございます!
転生して楽しい温泉!
私達がアルカンレティアに着いた瞬間、街では熱狂的なアクシズ教徒達からの勧誘に会いました。皆さんそれに疲れてしまい、一旦宿に来たんですけど……ウィズさんがまた苦しそうにしてます。回復魔法だとウィズさんにダメージ入りますし、どうしましょう……あ、そうこう考えてるとかずまさんがウィズさんにドレインタッチを使ってくれました。ダクネスさん大丈夫です?
「あぁ、これくらい構わないさ。ウィズの為だしな」
「そうでしたか……てっきりダクネスさんがドレインタッチで体力を持っていかれるのも悪くないと思ってるのかと思ってました……」
「そ、そんな事……ないぞ?」
「なんでそこで否定しねぇんだよ!」
素早くツッコミを入れるかずまさん流石です!冒険者辞めて芸人になってはどうですかね……
そんな会話をしていると、ウィズさんが目を覚ましました。身体の色も元に戻ってて良かったです……毎日のようにバニル式殺人光線受けてて良く死なないなと思いますけど……
アクアさんはめぐみんさんを連れてアクシズ教団本部へ行きました。アークプリーストとしてチヤホヤされたいそうで……絶対厄介事を持ってきますよね。分かってます……
「ウィズさん、一緒に温泉行きませんか?ちょっと疲れちゃいました……」
「温泉!行きます!行きましょう!」
という事がありまして、現在私は温泉街に来てるんです。ウィズさんとちょっと離れちゃいましたけど、何とかなります!温泉に入りつつ、ちょっと待ちます……
「あら?可愛らしい子が来たわね」
「あん?そうだな」
「あ、こんにちわ……ここって混浴だったんですね…」
「そうよ?どの温泉も気持ちいいけどここは別格ね」
「まぁ、そうですね。どの温泉も気持ちよかったですよ……ここは別格なんですか……失礼しますね」
「にしても、石鹸洗剤石鹸洗剤……いい加減嫌になるぜ……」
「そうなのよね……」
「まぁ、アクシズ教ですから仕方ないって言ったら仕方ないんでしょうけどね……これ、良かったら飲みます?私の家事スキルで作ったものなので、美味しいかどうかは好みに寄ると思いますけど……」
「これは、飲み物なのかしら?」
「一応飲み物です!コーヒーとミルクを甘めに混ぜて、温泉に合うように作ったコーヒー牛乳という代物です!私は温泉に浸かる時はいつもコーヒー牛乳を飲んでるんです……」
「そうなの?それじゃあ頂くわね?貴方もどうかしら?」
「あぁ、ここに来てからろくな事がないしな。有難く貰おう……本当にこんな街……こんな街ぃ!!」
「気持ちは分かります……」
「はぁ、全く人が下手に出てりゃ……やれ入信だ、やれ勧誘だ……なんだかんだなんだかんだ言いやがって!くそがァァァァ!!」
「うわっ!」
「危ないじゃない!この子に当たったらどうするの!?」
「す、すまねぇ……お嬢ちゃんもできる事なら早めにここを立ち去った方がいいぞ……」
「勧誘怖いですもんね……私も此処には湯治に来たんですけど、逆に疲れが溜まった気がします……というか、顔がめちゃくちゃ怖かったんですが……」
「さて、私はそろそろ行こうかしらね。貴方、ここを案内してくれない?」
「無理だ、ここは魔境だと言っただろ?」
まぁ、確かに魔境ですね……仕方ないですアクシズ教の総本山なので……私、アクシズ教徒でもエリス教徒でも無いんですけど……
「そう、じゃあまたね。また会いましょう?お嬢さん」
「は、はい!またいずれ!」
そう言うと、エルフ耳の女の人は温泉から出て行った。男の人の方はまだ出ないみたい……結構怖いです……
「えっと…失礼ですけどお名前教えて貰っていいですか?ずっと貴方やお嬢ちゃんだと呼びづらいでしょうし…私はミユです。さっきも言いましたけどアークウィザードをやってます!」
「あ、あぁ、俺はハンスって言うんだ。旅商人をやっている……アークウィザードか、確か知り合いにも居たな……」
「そうなんですね……ハンスさん旅商人なら面白い装飾品ありますよ?アクシズ教が勧誘してこなくなるやつが」
「そんなのがあるのか・・・」
「はい!このエリス教のシンボル!私エリス教徒じゃないんですけどここに来る時は持ってた方がいいって言われて貰ったんです!それを模して作ったのがこれです!」
「鍛治スキルでも持ってんのか?すげぇいい出来だが……」
「鍛治スキルと家事スキルはMAXにしてます!」
「おぉ・・・」
「これあげますよ。仲良しになった印です!」
「仲良くなった……のか?」
「はい!仲良くなりました!」
「そうか、ありがとな」
ハンスさんはそう言うと、私の頭を撫でてくれました。なんか久しぶりに他人から頭を撫でられた気がします・・・生前はあまり撫でてくれる人居なかったですし・・・
「どうした?暗い顔して」
「い、いえ!なんでもないです!」
「そうか、さっきも言ったがなるべく早く立ち退くんだぞ」
そう言うと、ハンスさんは温泉から出て行ってしまいました。もう少し話していたかったですけど、仕方ないです。
私はそう思いつつ、温泉から出て自分の着替えがある所を見ると、入信書と石鹸が置いてありました・・・石鹸ちょっと美味しくて腹が立ちました・・・
過去にミユがやらかした話・・・
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