しかしながら、こちらはあくまでもプロローグです。それをご理解の上でご覧ください。処女作ですので…
それは長きに渡るジョースター家とDIOとの因縁の始まり。
稲光が空を駆け雷鳴が鳴り響き雨礫が激しく打ちつける中、ぬかるみに肢を取られた馬が雄叫びを上げながら崩れ落ち、馬車は幽谷に落ちる。御者は尖った岩々が後頭部を貫いており絶命していた。
馬車に乗っていたのはイギリスの貴族のジョースター家の現当主のジョージ・ジョースターとその妻メアリー。彼女は美人薄命を体現するかのように息を既に引き取っていた。
だが、その手には生まれて間もない赤ん坊が抱かれており、それは女性が庇ったことを意味していた。
事故を発見したダリオ・ブランドーは発見するや否や、財布や他の金品を盗む。自身を正当化し行うこの行動はのちにその息子ディオの言う「醜くってずる賢い」行為そのものだった。
しかしながら、幸運にもせっせと指輪を取る行為は目を覚ましたジョースター卿の目には自身を介抱してくれたと映ったのだ。それがジョースター卿だけでなく一族の不幸の始まりとは露知らず、ジョースター卿は彼を手厚く扱った。
これから始まるジョナサン、ジョセフ、その孫の承太郎、そして承太郎の娘の徐倫と続く因縁はここから始まったのだった。
そして約120年後の
1988年1月17日 エジプト/カイロ
カスル・アル・ナイル橋
「ナ、ナニィィ、バ、バカなぁこのDIOが
このDIOがァァ!!!!!!!!!!!」
橋上灯に照らされた燻べ顔と共に響く夜の街を劈く悲鳴。その吸血鬼の体は爆散し辺りには血の雨が降る。
この日ジョースター一行とジョセフの孫〈空条承太郎〉によって長きにわたるDIOとの因縁は断たれた…
かに思われていた。
1984年 大西洋アフリカ沖カナリア諸島
海面で揺れ動く一艘のクルーザーには三人の男がいた。少ない人数にも関わらず騒然たる状況にあるのには理由があった。
「や、やった遂に引き上げたぞ。百年前に沈んだ宝の箱を‼︎」
激しい勢いで飛び散る水滴を伴いながら引き上げられたその鉄の箱は、海藻とフジツボが多数付着していながらもそれらを感じさせないほど綺麗な状態を保っていた。
太陽光の反射で輝くその箱を発見した男達はこじ開けようと試みる。しかし内側から鍵がかけられており開けることができない。
「おい、バーナー持ってこいバーナー」
男は内側から鍵がかけられていたことを不思議に思うが、夕暮れ時で開錠できなくなることを恐れているのか少し強い口調で指示する。仰がれた男は気忙しく対応し、アセチレンバーナーを渡した。
一人の男は箱を固定しその瞬間を、その隣の男は怒号を飛ばし急かすようにバーナーで焼き開ける時を待った。
そして男達はその箱を開けてしまった。
いや、開けると定められていたのかもしれない。
〈DIO〉と書かれたその箱を…
「フハハハハハハハハハハハーーーーッ」
けたたましい笑い声が重い空気の中一点の曇りもない星々が輝く空に響き渡る。その空はまるで悪の帝王の復活を祝福しているようだった
To be continued…
短めで、読点の位置もぐちゃぐちゃです。単調な文章ですが次回も見て下さると作者が喜びます。誤字脱字についての報告はいつでも受け付けております。
次回作は承太郎のオラオラでどこかに吹き飛びました。