ソードアート・オンラインwith仮面ライダー龍騎 作:丸々丸々
もしかしたら不定期投稿になるかも
暇があったら覗いてください。
アインクラッド 第一層
〜森の中〜
夜の森の中に二つの影が見える。
一つは人、プレイヤーである。
他のプレイヤーが寝ているであろう時間に経験値稼ぎの為に、この森に入ったのだろう。
もう一つの影は…
「はあ…はあ…クソっ!何だよあのバカでかい蜘蛛のモンスター!」
一人の男がその蜘蛛に追いかけ回されている。
「あいつ、さっき人を…」
この男は目撃したのだ。
普通のモンスターとは少し違う。
HPバーが表示されない。
永遠と追跡してくる。
そして人をグロテスクに捕食する。
「はぁ…はぁ…ンな事より早く逃げねぇと…」
すると蜘蛛から巨大な糸が出され、男の足に巻き付いた。
蜘蛛は男を持ち上げ、捕食の準備に入った。
口を開け、恐らく丸呑みだろう。
この男は食われる。
「畜生…ここまでか…」
男は抵抗していたがその動きを止めた。
「もう…終わりか…」
そう思った瞬間だった。
炎が蜘蛛の糸を燃やした。
「うおっ!」
ドサッと男は落とされ何があったかわからない状況に会っていた。
「あいつは…龍?」
その日、彼の運命を変えた。
〜翌日〜
ソードアート・オンラインが始動し1ヶ月が過ぎた。
死者は2000人、モンスターにやられるだけでは無く自ら命を断った者もいた。
それに加え誰もアインクラッドの第一層を突破出来てはいない。
だが、今ここに第一層ボス攻略会議が始まる。
「起きろ、キド」
そう言ってキドが布団から叩き起こされた。
「ふぇ…?何だよレン、今日は寝るって決めてんだよ。お休み!」
そう言うとキドはまた布団に潜ったのだ。
「はぁ…今日はボス攻略会議って言っただろ。そんな感じなら俺だけ行ってくるからな。」
「ボス…攻略…あっ!やべっ!そうだった!」
キドは跳ね起き外に出る支度をする。
「先行っててくれ!わりぃ!」
「急げよなぁー」
レンアが宿にある自分とキドの部屋から出る。
「よし、準備おっけー………やるって決めたけど…まぁいいか。」
キドは準備を済ませアイテムストレージを見てどこか悩んでいる様な表情を浮かべたが、直ぐにいつもの顔に戻った。
「キド、ここだ。」
「おっ!ありがとよレン。待たせちまったか?」
「いや、今から始まる所だ。」
ここは一層の集会所の様な場所。
それなりに広く、話し合いに打って付けの場所だ。
一人の青髪の男が前に立っている。
彼が手を叩くと周りが話を止める。
「はーい、それじゃあそろそろ始めさせてもらいまーす。」
「キド、始まるぞ。
…キド?」
キドはアイテムストレージを眺めていた。
「えっ…あっ、そうだな!ほらちゃんと聞かねぇと!」
キドは画面を閉じ前に立っている男に顔を向ける。
「今日は俺の呼びかけに応じてくれて、ありがとう!
俺はティアベル。職業は、気持ち的に
その言葉にこの場に居る者たちが笑い出す。
彼の言葉は皆の不安を解く為だろう。
「くだらねぇ。さっさと始めろよ。」
1番前の列に居る男がそう呟くが笑い声に掻き消された。
「今日、俺達のパーティがあの塔の最上階でボスの部屋を発見した。」
おおっ、と周りがザワつく。
さっきの笑みを浮かべていたティアベルの表情が一気に変わる。
「俺達はボスを倒し、第二層に到達して、このデスゲームをいつかきっとクリア出来る事を、はじまりの街で待っている皆に伝えなくちゃならない!それが今、この場所に居る俺達の義務なんだ!そうだろ、皆!」
周りのプレイヤーが顔を見合わせる。
そんな中一人のプレイヤーが立ち上がる。
「おおおお!そうだそうだ!みんなでやろう…えっ?」
立ち上がり大きな声でティアベルに賛同したプレイヤー、キド・シンだ。
この場にいる全員が彼を見つめる。
「うん!いい返事だ!そこの君!」
「えっ、あっ、ありがとう…ございます…」
ティアベルがキドにそう伝える。
キドは少しだけ恥ずかしくなり座り込む。
「褒められちゃったよ、レン。」
「ああ。あんな迷いなく立ち上がって大声出してるお前を見てこっちも恥ずかしくなってくる…」
だがキドの発言が鍵となったのか、周りのプレイヤー達が拍手や指笛を鳴らす。
「オッケー。それじゃあ早速だけど、攻略会議を始めたいと思う。まずは、六人のパーティーを組んでみてくれ。フロアボスは単なるパーティーじゃ対抗できない。パーティーを束ねたレイドを作るんだ。」
「パーティーかー…レンはまず入れるだろ。それと他には…」
「君たちも他のメンバーが決まってないのかい?」
そう言い二人組がキドとレンアの近くにやってくる。
一人の男は笑顔を向けているが何処か見下している様な雰囲気だ。
もう一人の男はキッチリとした表情をしていて如何にも真面目な雰囲気を出している。
「そうなんだよぉ。六人っつってもなかなか居なくてよぉ。あっ!もしかして!」
「はい。自分達の様な人間で良ければ。」
「歓迎!歓迎!あっ!申請送らねぇと…」
そうキドが言い二人にパーティー申請を送る。
パーティー申請に二人は同意する。
「キド・シン…貴方の名前ですか。もう一人は…レンアさんですね。僕はマサシンと言います。」
「オレはキタシューだ。これからよろしく。」
「おう!よろしくなっ!…えーーっと、タメ口で良いか?」
「全然良いさ、だってもうパーティーメンバーでしょ?マサシンちゃんもそんなキッチリしすぎないでさ?」
「いや、キタシューそうじゃない。あれだ。」
そうするとマサシンが指を差す。
誰かが下から向かって来ている。
金髪の男ともう一人、その男を止めようとしている。
「へっへっへ。祭りの匂いがすると思ったら、ここかぁ?」
「アサクラさん、やめてください!絶対迷惑になりますよ!そもそもあんた、そういうタイプじゃ…」
「黙って付いて来い!…よぉ、バカ丸出しの野郎。」
アサクラと呼ばれている金髪の男はキドに迫る。
「何だよ…唐突に出てきて人をバカ呼ばわりしやがって…何の用だ?」
アサクラは不敵な笑みを浮かべる。
「俺とパーティー組んでくれよ?キド・シンさんよぉ。あとこいつも。」
そう言い、自分の腕を掴んでいる男に指を差し、パーティーになりたいと申し出てくる。
正直これがパーティーになりたいという態度では無いが。
「…え?全然良いぞ?」
そうするとまたキドはアサクラともう一人にパーティ申請を送る。
「待て待てキド!こんなやつをパーティーに入れる気か?お前はお人好しすぎるぞ!」
「レンこそ人を少しは信じろよ!別に良いだろ?少し怖いけど…」
二人はパーティー申請を受理する。
「へっ。俺がアサクラだ。こいつがジュン。」
そうするとジュンと呼ばれる男がアサクラから少し離れる。
「あっ、はい!俺がジュンです!よろしくお願いします!」
するとジュンが頭を下げる。
「良いよ良いよ、頭なんか下げなくたって。いやー人数多い方が楽しいな!」
「キド、お前なぁ…」
レンアは疑う事を知らないキドに不安の眼差しを向ける。
「別にいいと思うよ?でも、裏切る様な真似とかしたら…」
するとキタシューが剣を抜こうとする。
アサクラも同じく剣を引き抜く。
「おいおいおい!やめろよ!二人共!仲間だろ?それに裏切る事とか絶対起きない!いや、起こさせない!」
キドがアサクラ、キタシューの間に立ちそう二人に伝える。
「その人の言うとおり、裏切りは起こらない。俺が保証する。」
そうすると階段からまた一人の男が降りてきた。
「今度は何だぁ?」
アサクラが男を見上げる。
男はコインを弾き手で受け止める。
「結果は表、俺は君のパーティーに入る。よろしく。」
テヅカはキドに近づき、再びコインを弾く。
「ちょちょ、待てよ突然!誰なんだよあんた?!」
「俺はテヅカ、聞いた事は無いか?百発百中のテヅカ。」
「貴方、もしや占い師の…」
「正解だ。そして占いの結果は…裏。俺をパーティーに入れないと君たち終わるよ。」
「終わるって…あのなぁ「キド、素直に従っておけ。」…レン、珍しいな、お前オカルトとか信じないだろ。」
キドに近づいたレンアはキドに向かって小さな声で話し出す。
「あいつは本当に占いが当たるんだ。死を宣告されたやつもいるが…次の日本当に死んだ。モンスターに殺された。やつが占った後だった。他にもレアアイテムを手に入れる。良いクエストがある。…プレイヤーに殺される。あいつが占った奴はその占い通りのことが起こるんだ。」
キドが固唾を飲む。
この話しは少し信じられないが、ここまで信憑性があると逆に怖くなる。
「分かった…その占い、本当に当たるのか…?」
「ああ。俺の占いは当たる。」
キドがパーティー申請を出し、テヅカが受理する。
「それじゃあ、よろしく。」
テヅカはキドの近くに座る。
「確かに立ちっぱなしもあれですし…座りましょうか。自己紹介はこの会議が終わってからで。」
ジュンがそう言い、他のメンバーも座りだす。
今は左からジュン、アサクラ、テヅカ、キド、レンア、キタシュー、マサシンの順で座っている。
「お前も充分面白そうだなぁ?テヅカ?」
アサクラはテヅカを見るがテヅカはアサクラの事をあまり気にしていない。
「君と居ると確かに良い事が起こりそうだが、それと同時に悲劇も起こりそうだ。」
アサクラはテヅカからそう伝えられ目を丸くする。
だがアサクラは笑っている
「クックックッ…上等じゃねぇか、悲劇なんて。やっぱりここのメンバーになって正解だなぁ。」
キドが周りを見回すと今この場に居るプレイヤー達がパーティーを組み終わった様だ。
自分達の様に人数が多いパーティーもあれば、二人だけのパーティーもある。
ティアベルも周りがパーティーを組み終わった事を確認すると話を始める。
書くの忘れましたが今回は前編後編(中編あるかも)となっています。
全部投稿したら完全版もいつか出すかもしれません。
予告は無しです。
できたら1月中に出したい