秋月 奏は勇者でない   作:結城 颯

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今回は新聞部として活動している時のお話です。各キャラへの取材形式ですが、今後なんか思いついたら今回みたいな形式でやりますね


17.讃州中学の風来坊

 

 これは、新聞部の記事作成の為に、奏が取材をして回っている時の様子だ。

 

 

 

兵頭 真人(まひと)

 

『再三聞いてきましたが、なぜ放課後になると服を脱ぐのですか? 』

 

「再三答えただろう。お前は今まで食べてきたパンの枚数を覚えているのか? 」

 

『(今回も諦めた)では、兵藤さんは人に女の子のタイプを聞きますが、兵藤さん自身はどんなタイプが好みですか? 』

 

「決まっているだろう。身長とケツがデカい女がタイプだ」

 

『その答えは完全にアウトでは? 』

 

「そんな事は俺は知らん。ああそうだ。タイプといえば、望月の女のタイプを聞きそびれたな。運動会以降探しているのだが、こちらを見かけるとすぐに何処かに行ってしまう。たくっ、照れ屋さんめ」

 

『頑張ってください。最後に、なぜサラダ油を常備しているのですか? 』

 

「俺はガン○ムマイスター兵藤だ。常に備えておくのは当然だろう? 」

 

 

 

 

三好 夏凜編

 

『学校には馴染めましたか? 』

 

「アンタにしては真面目な質問ね………だいぶ時間も経つし、流石に慣れてきたわよ」

 

『この学校に来て、印象に残っている事とかはありますか? 』

 

「そうね………パッと思い付いたのは、やっぱり勇者部の活動ね。最初はなんでこんな事やってるんだと思ったけど、まあ………悪くないかなって………ちょっ、なに笑ってんのよ! 」

 

『勇者部のメンバーについてどう思っていますか? 』

 

「はっきり言って手に負えないわね。毎日振り回されるわ個性が強過ぎるわ。そんなんで今までやってこれたのが不思議なくらいね。

…………でも、良いヤツらよ。みんな」

 

 

 

美術部部長

 

「あらあら?私に取材?いいわよ〜」

 

『美術部はコンクールでの受賞が多く成績を残されてますが、普段からどのような活動をしているのですか?』

 

「んー、顧問の人から好きにしていいって言われてるし、その日みんながやりたい事をやってるわよ。人間、やりたい事をやる時が、1番力を発揮出来るから」

 

『それで、たまに贋作レベルの作品を作り上げてるんですね。ちなみに、その被害にあった生徒の報告がちまちまと出ているのですが、その点については? 』

 

「注意書きを無視する人間って、ろくな目に合わないわよね〜。ちゃんと周りを見なきゃ。あっ、なんなら今から部室の中に来る?ちょうどお化け屋敷状態にしてるのよ」

 

 

 

 

犬吠埼 風編

 

「んで、アタシの所にも取材って訳ね。いいわよ、じゃんじゃん聞きなさない! 」

 

『勇者部として活動して2年が経ちますが、その中で苦労した事、大変だった事はなんですか? 』

 

「そうねー。なんなら今が1番大へ───っじゃなかった。勇者部を立ち上げたばかりの頃ね。人手も少ないし、やれる事にも限界があったからね。それに、他の人からしたら勇者部って聞いても、どんな活動なのか分からないってのもあるから、広報や宣伝方面も苦労したわ」

 

『何事も最初が肝心であり、大変という事ですね。今ではメンバーは5人に増えましたが、勇者部の活動にも幅が広がった感じですか? 』

 

「お陰様でね。友奈は体を動かす仕事を任せられるし、子供達からも人気だし。東郷はハイスペックだから、勇者部のあらゆる面を補ってくれる。正直、東郷の加入は大きいわね。

 

夏凜もなんやかんや言いながら周りを良く見てフォローしてくれているわ。アタシと張り合ってくるだけあるわね。

そして!我が愛しのマイ エンジェル!!樹は気弱そうで目が離せないけど、というか離すつもりないけど!頑張り屋さんで可愛いのなんの!この前も───』

 

「では、そんな勇者部の事について一言ください」

 

『ちょっ、まだ話の途中よ!まあいいけど。コホン。

勇者部は世のため人のための活動を、勇んでしているわ。傍から見ればボランティアだけど、こういう小さな事を積み上げていくのが大事。何か困ってる事があるなら、勇者部に来なさい。以上! 」

 

 

 

新聞部部長編

 

「んで、なんでかなやんは身内にも取材をしてるんや? 」

 

『意外性を突きたくて。それで、新聞部は『虎穴に入らずんば虎子を得ず』の精神で活動していますが、面白い記事やネタを得るためでしょうか? 』

 

「せやなー。と言っても、別にそれは部のモットーやない。ウチも部員も、勿論かなやんも。自ら面白いと思ったものに飛び込んで行ってるだけや。その結果、様々な話やネタが集まって、面白おかしい記事が出来てるって訳や」

 

『なるほど。言われてみれば、みんな喜々として行動していますね。しかし、それで危険な目にあったりしたのでは? 』

 

「それほ教訓して、次に生かせばええんや。よく言うやろ?ただ失敗を認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だって」

 

『それは仮面の人の台詞ですし、ボク達は中学生ですよ。ちなみに、今までで1番危ない目にあったのは? 』

 

『それはタブーや。黙秘権を行使するで』

 

 

 

 

 

「という訳で、記事名は『讃州中学の風来坊』としました」

 

「相変わらず意味が分からんっすね。内容は面白いっすけど」

 

「おーいかなやん?ウチの最後の質問は添削しとくでー? 」

 

「あっはっはっ、何言ってるんですか部長。もう既に手遅れですよー? 」

 

「あっはっはっ、そっかー。よしかなやん。そこに座りなー? 」

 

「虎穴に入らずんば虎子を得ず。しかして得るものと同時に失うものもあり、という事ですね。にっげろー」

 

 こんな感じで、今月も新聞部の月刊紙は無事発行されました。この後、リンちゃんにも追われたのは内緒の話だ。




最近初のTRPGやったのですが、めちゃくちゃ面白かったです
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