過酷な世界で生き抜くために   作:フドル

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 次の大型モンスター戦の構想を練ってるんですけど相手側がすっごいシリアスになってるんですよね。(震え声

 あとハンター側も描きたいんだけどオリ主が見敵必殺☆を目標にしてるから高確率でシリアスになるんだよなぁ

 てな訳で4話です!


4話

 満足そうな顔をして、斬竜は力尽きた。一分ぐらい様子を見つつ、完全に動かないことから絶命したと判断する。胸口の中に入っていた尻尾を呑み込み、生き残ったことに安堵する。

 

 ーー何とか乗り越えた。大咆哮が無ければ死んでいたのはこちらだったかもしれない。

 

 逆転の一手となったことから、この技は切り札に匹敵するものだと認識を改める。

 

 ーーティガレックス亜種などが頻繁に行っていたから攻撃手段にはなると思っていたけどこんな威力が出るとは思ってなかったなぁ…。んん?リアルで当てはめるとあの黒虎こっちに対する殺意高すぎないか?会わないことを祈ろう。

 

 思考の中でティガレックス亜種が咆哮をしながら暴走している姿に身震いしつつ、改めて亡骸となったディノバルドに視線を向ける。

 

 ーーやっぱり、ゲームとは違ったな。何個かは見覚えのある技があったけど、遠距離攻撃を逸らす行動なんか無かったはずだし…最期の捨身の攻撃もそうだ

 

 リアルとゲームの違いを痛感させられる殺し合いだったと思う。冷静に相手の出方を探る行為や自らの損壊も気にせず攻撃してくる姿勢。この個体が特に強かったのか、それともこれがこの世界の基準なのか、今はまだ分からないが少なくとも大型モンスターの大体の強さと自らの鎧の防御力はこの世界でも十分通じるということが分かったのは収穫だろう。

 

 ーーとにかく、勝者の特権ということでこの個体は食べさせて貰おう。

 

 ディノバルドを前脚で引き寄せ、胸口に頭部を突っ込み食事を始める。大量の肉と血が胸口いっぱいに入ってくるが、気にせず咀嚼し呑み込む。鉱石袋でそれらが鉱石となるのを感じつつも食事の手を止めず、胴体、尻尾の残りを全て腹に放り込む。

 

 ーーこの身体って意外に大食漢なのか?全然満腹にならない…けど肉は消費より補給の方が勝ってるみたいだな。

 

 満腹になる感覚はないが確かにエネルギーが貯まるのを感じ、これからどうしようかと考える。

 

 ーーまずは休息。そこそこ長い間戦っていたと思うし、疲れたから今日は動きたくない。次は探索かな?出てきたばかりでここが何処だか全く分からない。ゲームのフィールドなのか知らない土地なのか判断するためにも探索は必須だな。んで、最後に寝床の確保かな?でもこれはこの土地が過ごしやすいかどうかを判断してからでも遅くないだろう。取り敢えず寝よう。おやすみなさい!!

 

 

 

 ーーおはようございます!!なんか恒例になってきたぞ俺…しかも周りを見ないですぐ寝るとか何か潜んでいたらどうする気だったんだよ。

 

 起きてすぐに自分のやらかしが発覚し、気分が下がるが身体の調子は快調であり、動くのは問題なし。

 

 ーーよし、身体は問題なし、鎧も改造したままがデフォになってるな。顔口以外の口の強化も問題なし。探索に行くかぁ

 

 流石に色は暗い白色に戻っているが、明るい白色は鉱玉が常時活性化している時の副産物なので気にしなくてもいいだろう。俺は歩き出し、森の中に入っていった。

 

 森の中に入り、恐らくディノバルドが作ったであろう獣道を通り俺は探索を続けていた。この森は広いが所々空けているところもあり、そこに小動物が日向ぼっこしている姿を散見出来た。また、暫く歩いたところには大きな川があり、そこにはアプトノスやケルビなどのモンハンを代表する生にゲフンゲフン草食竜が群れを作っていた。

 それらを眺めているとアプトノス達より少し離れたところの茂みからジャギィ達が現れる。それを見たアプトノス達は即座に逃走を開始するが逃げ遅れた個体もおりジャギィ達に囲まれる。何とか逃げようと暴れ始めるが尻尾に噛みついたジャギィに意識を向けたところで他のジャギィ達に襲われ、抵抗虚しく絶命した。

 弱肉強食の文字が頭に浮かび、何度目かになるか分からない生存への意志を確認しつつ、再び移動を開始する。

 それからざっと見て周り、ここはゲームには出てこなかった場所だと確信できたのと、良さげな洞窟を見つけたのでそこを寝床にする。今日の目的は達成したので適当に洞窟内に生えていた鉱石を食べ、眠ることにする。しかしその前に洞窟よりも一定範囲に自分の鉱石をばら撒き、意図的に脆くしておく。踏めば音が鳴る仕組みになっており、これで外敵が来れば気付くことが出来るだろう。しかし試したのは俺だけなので本当に機能を発揮してくれるか不安だが、小型程度ならこの鎧を突破することは出来ないだろうとタカを括って寝ることにする。

 

 

 

 

 それから数日がたち、俺は今のところ平和な生活を享受していた。森の開けたところで伏せ、日向ぼっこしていると足元に小動物が集まる。

 

 ーーそういえばこの身体は大型モンスターより大きいのに、こいつらが逃げたのを見たことないな…

 

 ここ数日、何度か小動物や草食竜達とすれ違うことなどがあったのだが威嚇や逃走をされたことがない。むしろジャギィ達がこちらに対し攻撃をおこなってきた程だ。勿論、叩き潰しその日の食事とした。

 

 ーー鉱石食だから危険はないと判断しているのか?けど一度あいつらが見ている前でジャギィ達を食ったからそれはないと思うんだけど。

 

 ボヘーとしながら考えを巡らせ、何故逃げられないかを考えていると知らない間に足元には小動物達が増えていた。

 

 ーーこいつらもよく集まるよなぁ。確かに動かなかったらただのデカい岩にしか見えないけどさぁ…

 

 自分の周囲を覆う鎧は日の光を少し軽減するみたいで、直接当たるよりか俺の下にいる方が心地が良いのだろう。

 そんなことを考えていると近くにある茂みが揺れる。またかよ…何頭いるんだこいつら。

 現れたのはジャギィ、こいつらこんなにいるなんて何処かにデカイ巣でもあるのか?全く動かないコチラには気づいていないのか完全に無視して奴等が狙っているのは俺の下にいる小動物達らしい。小動物達も狙いが自分だと気づいているのか逃げようとしているが既にジャギィ達に囲まれて逃げることが出来ずに威嚇を続けている。無視して食われるのを見ててもいいが少なくない愛着を感じているのも事実。なので今回は手を出すことにする。ジャギィ達がこちらに近づいてきたのを見て、右前脚を振り下ろす。相手もコチラを岩と認識していたので反応が間に合わずミンチになる。仲間の惨状にジャギィ達は固まり、すぐさま逃走するが後ろから鉱石弾で追撃する。物陰に消えるまでに数匹に風穴を開けたが全頭を仕留めることは出来なかったようだ。立ち上がりジャギィ達の元へ向かう。小動物達も状況が理解出来ず、固まっていたがコチラが動き出したことでそれぞれ逃げ出した。風穴を開けたジャギィ達を食べていると、遠くからアプトノスの群れがコチラに向かって逃げてきており、その背後には勿論ジャギィ。

 こいつらそろそろ間引いた方がいいか?と考えている時にアプトノス達の背後から一際大きいジャギィが現れた。

 

 

 ーーあれが親玉かな?身体と襟巻きが大きいし、見た感じジャギィを引き連れているようにも見えるし。

 

 あれを殺せば統率が取れなくなり、少しはマシになるかなと考え、ジャギィ達の元に向かう。リーダーであるジャギィ…ドスジャギィもアプトノスを一頭仕留めたところでこちらに気づき、他のアプトノスには目もくれず、こちらに向かってきた。

 ドスジャギィが周囲のジャギィに指示の遠吠えをあげ、ジャギィがこちらの周囲を囲むのを見ながら少し思いついたことを実行する。

 ピシピシと音がなり鎧からヒビが入り始める。前から疑問に思っていたことである誰も逃げないことについて自分なりに考えた仮説を実行する。アプトノス達で試してもよかったが、成功した時はいきなり隣に自分の命を簡単に摘めるものが出現するということになり、驚かれるのは確定でありこちらも申し訳なく感じる。

 その点こいつは元から殺す予定だし散々部下にちょっかいをかけられ続けた苛立ちもあり、遠慮は要らないだろう。

 ディノバルドと戦う時、奴には確かに威圧感があった。恐らくそれは強者が持つ独特の強さであり、それで大まかな強さを測るのだろう。それは身体から放たれており、しかし俺は身体を鉱石で覆っていて、それが原因でそれらを遮っているのではないか?というのが自分の仮説だ。

 鎧が砕け、久々に本来の姿を晒す。重りがなくなった為か身体が軽い。一通り身体を動かしたあと、ドスジャギィを見るとさっきまでの威勢は何処にいったのかひどく萎縮している。自分の仮説は正解だったと思いつつ、試したいことは試したのでドスジャギィを仕留めにかかる。

 ゲームにはない攻撃があるかもしれない為、両前脚を鉱石で覆い疾走する。相手の顔を右前脚で叩き、そのまま押さえつける。

 相手も逃げようとしているのか必死にもがくが、こちらはディノバルドを片脚で押さえつけられる膂力がある。ゲームにはない攻撃がないか観察したが、もがくだけで何かをする気配がないのでそのまま潰すことにする。

 右前脚に力を込めて、いまだにもがき続ける相手の頭を潰した。

 

 

 

 

 

 

 ドスジャギィを潰してから数週間が経った。あれからジャギィ達による襲撃は減り、平和な日々を送りたかったんだけどなぁ…

 確かに襲撃は減った。しかし普通にジャギィは襲ってくるし、最近は他にも心配事が増えた。

 自分の棲家となっている洞窟を登り、今日も消えていないとため息を吐く。自分の目線から見えるのは嵐。一週間前に移動してきて、それからずっと同じ場所に留まっている。更にかなり距離があるこちらからでも微かに感じる独特な気配。それはあの嵐から放たれている感じがする。自分でも感じる気配であるため自分よりも遥かに危機感知能力が高い草食竜などはずっと何かに怯えるような動きを見せていて、既にいくつかの群れはこの地を離れている。流石に自分もあの嵐の主と戦う気はないため、こちらに嵐が移動して来れば即座に逃走するつもりでいる。

 

 ーー嵐の主は誰でもいいけど、頼むからこっちには来ないでくれよ…

 

 嵐に向かって祈るような気持ちで呟きつつ、今日も食糧を探しに森の中に向かった。




ドスジャギィにも声を文字にしようとしたんですけど遠吠えの「アオーーン」以外が「ウエッフー」とか「フエーフエーファー」とか「ウェーイ」とかだから悩んだんですけど打つのやめました。ドスジャギィが好きな人はお許しください!!
 あとオリ主くんは鎧を纏ってる時は周りからは図体がデカイだけで脅威を全く感じない奴って思われてます。
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