もう1つの冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発8時59分の失踪人~ 作:新庄雄太郎
村岡家
「あら、あなた、明日から出かけるの?。」
「うん、わしは暫く金沢と能登へ行ってくるから。」
「あなた、金沢へは羽田から小松へ飛行機ですか、それとも上野から夜行で行くんですか。」
「いや、新横浜から新幹線に乗ってね。」
「新幹線に乗ってですか?。」
「ああ。」
「何時の新幹線ですか。」
「そうだな、乗るとしたら「ひかり」かな?。」
「じゃあ、ひかりに乗って行くのね。」
と、妻の松子が言った。
「ああ。」
「何時の「ひかり」に乗られるんですか。」
「ああ、新横浜から米原へは新幹線に乗って、そこからは米原から北陸本線で行くから。」
「そうか、新横浜から米原までは新幹線で行けれる距離で歌からね。」
「うん。」
そう言って、村岡は新横浜から新幹線に乗って能登へ向かった。
新横浜駅
「新大阪行か、これに乗ればいいのか。」
と、村岡は新幹線に乗って能登半島へ向かった。
新幹線「ひかり」の車内
「すいません、コーヒーをください。」
「はい、ありがとうございます。」
と、村岡はコーヒー代を払い、ビュッフェでコーヒーを飲んで車窓を眺めた。
「そうだ、能登へ行った後は金沢へ出張だったな。」
と、言って出張の書類を見てコーヒーを飲んでいた。
「横浜から新幹線に乗ったら、出張も楽になったな。」
新横浜から発車する新幹線「ひかり」には、名古屋、米原、京都、新大阪が停車する、そこからは特急に乗って北陸へ行くことが出来るのです。
村岡は、新横浜から新幹線「ひかり」に乗り、京都から北陸本線に乗って能登へ向かった。
そして、ほぼ同じ頃、桜坂家では、しずくの父桜坂 弘は娘のしずくに会った。
「そうか、演劇の発表会か。」
「うん、そうなの。」
「悪いけど、お父さんね見に行けれないんだ。」
「えっ、どうして。」
「15日にね、金沢まで行かなきゃいけない用事が出来たんだよ。」
「えっ、金沢。」
「うん、どうしても行かなきゃいけないんだ。」
「そう、それは仕方ないわね。」
と、しずくは言った。
「その代わり、母さんに頼んで見に来てもらうよう頼んでみたら。」
「うん、わかった。」
「それと、私は暫く帰れなくなるかもしれないからね。」
「えっ。」
「いつ、帰るかは言えないで母の事を頼むよ。」
と、言ってしずくの父は自宅へ戻って、旅行バックに荷物を詰めて準備をすることにした。
「あなた、暫く何処かへ行くの。」
「ああ、暫く帰れなくなるかもしれないから。」
「そう。」
そう言って、弘は旅行バックを持って出かけて行った。
そして、暫くしてしずくが買え取って来た。
「あれ、お父さん。」
「お帰り、しずく。」
と、しずくの母・節子はしずくに言った。
「へぇー、演劇発表会。」
「うん、お父さんも見に来てほしかったけど。」
「しかたないわよ、しずく、お父さんも事情があるの。」
「それで、お母さんにお願いしてもらいたいの。」
「わかったわ、見に行ってあげる。」
「ありがとう。」
と、母は言った。
そして、演劇発表会が終えた翌日暫くしてしずくの父は二度と帰ってこなかった。
「えっ、何これ。」
と、しずくは父の手紙を読んだ。
しずくへ、発表会身に行けれなくてごめんなさい 12月15日に行くところがあるので、いつ帰って来るかは言えないが、どうか心配しないでください。桜坂 弘
と、置手紙に書いてあった。
新横浜駅
桜坂は、新幹線ホームへ来ていた。
「ん。」
駅のアナウンスが流れた。
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ!。
「ひかり217号、新大阪行が発車します。」
と、アナウンスが流れた。
ファーン!。
9時59分、桜坂が乗った「ひかり217号」は新横浜駅を発車した。
ところが、桜坂が乗った「ひかり217号」が事件が起きることは誰も予想はしなかった。
そして、しずくの父が新幹線「ひかり」に乗って行方不明になった