もう1つの冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発8時59分の失踪人~ 作:新庄雄太郎
伊豆内浦
ある日、ルビィと花丸は内浦の海岸へ来ていた。
「あれ、ルビィちゃん。」
「どうしたの、花丸ちゃん。」
「これ、何かしら。」
「これさ、コートと手提げバックだわ。」
「えっ、これって。」
「すぐに、警察に知らせようよ。」
「うん。」
花丸とルビィは、すぐに交番へ駆け込み事のあらましを説明した。
数分後、所轄の沼津警察署と静岡県警捜査一課のパトカーが到着し、海岸は騒ぎとなっていた。
「警部、この所持品。」
「あっ、それは。」
「もしかしたら、神奈川県警から捜索願が出てる、桜坂 弘さんのものと思われますね。」
「手帳とコートと若葉商事のバッチと財布が砂浜に落ちていたそうです。」
「恐らく、行方不明の桜坂の物でしょうか。」
「いや、詳して事は調べて見ないと。」
「よし、すぐに鑑定してくれ。」
「わかりました。」
と、鑑識は言った。
そして、1枚のメモも発見された。
「これ、何かしら。」
「どうした。」
「何の意味なんでしょうか。」
「ええ。」
「と言う事は、誰かに呼び出されたって事も考えられますね。」
「ええ。」
「君、それを発見した人は。」
「二人の女子高生だそうです。」
「その子か。」
「ええ。」
「君たち、この2人が発見したのか。」
「うん。」
「海岸を歩いてたら、こんなの見つけたずら。」
「うゆ。」
「君たち、済まないが所轄の沼津警察署まで切れくれないかな?。」
「ええ。」
「でも、マルは何にも悪いことなんかしてないずらよ。」
「そうよ。」
と、ルビィは言った。
「実はね、神奈川県警から行方不明の捜索願と関係してるかもしれないんだ、とりあえず沼津署まで来てくれないかな?。」
「うん、わかった。」
「うん。」
ルビィと花丸は、静岡県警のパトカーに乗り、所轄の沼津警察署へ向かい、事情聴取を受けることになった。
静岡県警・沼津警察署
「何度も、済まないが詳しく話してくれないかな。」
「ルビィと花丸ちゃんが一緒に下校していたら、これ何かなって思ったら早速、交番に届けに行ったの。」
「なるほど、二人は落とし物と思って交番に届けたんだね。」
「うん。」
「ところで、君たちは怪しい人は見なかったか。」
「怪しい人ずらね。」
「それは、見てないわよ。」
「そうか、見なかったか。」
「それからね、この男の人は見なかったか。」
「うーむ、この人見かけないわ。」
と、ルビィは言う。
「あっ、この人は知らないずらよ。」
「そうですか。」
「この人が、どうかしたの。」
「実はですね、神奈川県警から行方不明の捜索願が出てるんです。」
「この人は、知らないずらよ。」
「ルビィも知らない。」
「そうですか、もし何か気づいたら警察に連絡してください、いいですね。」
「はい。」
そう言って、ルビィと花丸は沼津署を後にし、帰宅した。
そして、犯人はどんなトリックを使ったのか
しずくの父は何処に