死にたい不老不死少年と未来予知少年   作:よるねこ

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日常と能力
生と死


何気ない日常。その平穏な日々はいつも簡単な事で破壊される。僕達はそれを思い知ったのだ。

それは、まだ肌寒い4月のことだった。僕は明日の始業式の持ち物を確認し、眠りに就こうとした。その時僕は見た。鮮明に。その景色は強く濃く僕の心に打ち付けた。

 

少年の飛び降り自殺

 

僕には能力があった。予知能力 しかし、それは突発的に一瞬が映し出されるだけで、思い通りにならない。この未来を変えるには僕が行動をとらないといけない。

見ず知らずの人間を助けるのか?そもそも助けるとは何なのか?わからない。しかし、よくわからない正義感と知ってしまった罪悪感、死体を見たくないという自己中心的な思考それらすべてがブレンドされ、彼は助かると決めた。

余地は何もしないと3日以内に必ずおこる。見た景色は電車内、場所は学校の最寄り駅とその前の間の7階建てのビルの屋上。となると、7時半?20分あたり。そして、友人のカバンが手さげバッグのみのため、時刻は明日の7:20で決まりか。

何をすれば彼が救えるかわからない。死にたいやつの気持ちなんてわかってたまるか。でも説得する。僕は友人に先に行くから一緒に行けないと伝えた。僕は少年を助ける英雄となるか、自殺を後押しする死神になるかほとんど寝れなかった。

そして、朝になる。自分はとても緊張していた。心臓は早く大きく動き手足の末端部は震えている。屋上で受ける風は心と身体を冷やしていた。

携帯で時刻を確認しようとすると手が思うように動かず落としてしまった。焦りすぎだよな。落ち着け。行ける。やれる。携帯を拾い上げる。

前を見るとそこには自殺する予定の少年がいた。

幼い顔をしているがどこか大人っぽい不思議なオーラをまとっているようだった。

 

「おはよう。こんなところで何してるんだい?」

 

少年はさわやかに聞いた。それは明日があるような直後に自殺するとは思えない声だった。

 

「あ、あの、君こそ何するの?」

 

おびえながら聞いた。明日を捨てる人は何をするのかわからない。

 

「はは。君と同じだろうね。見なかった事にするよ。飛び降りればいいよ」 

 

僕が自殺する仲間だと思っているようだった。

 

「じ、自殺なんて辞めろよ」

 

「僕には関係ないからね。君は自殺したくないのにここにいるのかい?」

 

「僕は君を止めに来たんだ」

 

「意味ないんだよ。飛び降りてもね」 

 

そう言うと彼はクビを思い切りナイフで斬った。

鮮血がコンクリートを真っ赤に染め上げ、頭部が堕ちた。

 

それが僕たちの出会い。




さー能力物の作品書きました。あらすじとタイトルでだいたい一話のネタバレになる苦悩。
面白くして見せましょう。よろしくお願いします。
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