(心野君もっと真面目だと思ったのに…叱りたくないなあ。苦手なんだよなあ)
「せっかくの野外活動で説教したくないからあんまりしないけど、関係ないものは持たないこと。人を怪我する可能性あるから人に向けないこといい?」
「はい」
とりあえず謝る。
「はい!説教おわり。班のみんなのところ行きなさい。どこにいるかわかる?」
「ジェットコースターのところです」
「ジェットコースターは向こうね。合流するまで先生ついていきます」
(あれね。ジェットコースター。あ、もうすぐフジ君たちが乗る番ね。)
えっ。ジェットコースターまでの距離はかなりある。そこから人を見つけるのは至難である。心野は驚いた。能力か?彼は最初にそれを疑った。
「心野君どうしたの?」
(ここでしっかりコミニケーションとって生徒からの信頼上げないと)
「いえ、なんでもないです。さっきはすみません。どうやって自分を見つけたんですか?」
探りを僕は入れた。
(入口から遠く離れた場所で銃を構えてる心野くんを見たなんて言えない。)
「たまたま近くを通りかかったからね」
「…先生真面目な話をしましょう。真剣に聞いてくれませんか?」
(真面目な話ってなんだろう恋バナかなあ。)
「先生ってどんなに遠い場所でも見渡せますよね?」
(えっ?なんで?バレてる?怪しい動作はしてないけど)
「動揺してるのはわかります。大事な話はこれです」
「へへ。私って嘘つくの苦手だから。私人間離れした視力もってるの」
「それが能力なんです。その能力を時君、フジ君、彼女、そして僕がそれぞれ異なる能力をもってます。信じてくれますか?」
(え?能力?でも私の視力は明らかに人の域を超えてる。本当なの?嘘でしょ)
「あんまり伝えたくないが、僕の能力は…テレパシーだ。」
「へぇ。」
(嘘でしょ。でも真面目に話してるしなあ。あれ?テレパシーってことはこの心の声も聞こえてる?)
「だから、先生がカンニングで大学入試に合格したことも、アラーム設定し忘れて遅刻した事も、僕達のこと一番に考えてる事も知ってます。」
(えっ、待ってめっちゃ恥ずかしいんだけど)
「わ、分かったから信じるから」
(昨日楽しみで寝てないなんてバレたら子供だと思われちゃうよ)
心野は心の中で笑った。
「それで、二人のプライバシーもあるので能力に関しては伏せておきます。そして、彼女が持ってたエアガン…それ本物の拳銃です。彼女は物質を生成できるって言ってたのでそれで入手したのかもしれません。そして、彼女は時を殺そうとしてます」
「…ちょっと待ってね。あなたの話は信じるから、落ち着かせて」
彼女は誓った。教師として人として彼らを護ることを。教師として彼女の行為をやめさせること。 しかし彼女は不安だった。私なんかで…一年目の私で…
「先生しかいないんです。助けてください」
心野のその一言でやると彼女は決心した。
教師っていいよね。ていうか、あとがきって何かくの?次回予告?