ダンジョンに鬼神がいるのは間違っているだろうか。 作:田中ゲリラ
鬼灯さんぽ
「はい、そこのオニーさん。ジャガ丸君はいかが?2つでお得の100ヴァリスだよ。」
「はいはーいお面見てってー。お面見てってよー。はいそこの坊ちゃんいかが?」
「おじさーん、あのミノタウロスのお面ちょうだーい。」
「おいお前らいつまでそこで油を売ってんだ!」
「うっせぇなてめえには関係ねえだろうが!」
「なんだその態度は!もう頭北!足は南!どうもコンパスおj」
世界の中心と言われているせいか様々な人種で賑わっている。
シロは下界の祭りは初めてで興奮しているのか尻尾を振って一目散に食べ物屋台へと向かっていく。
鬼灯もシロと一緒に食べ歩きをしていると目の前からとある女神が現れた。
「あら、あなたはたしか日本地獄の…」
「これはデメテル様。お久しぶりです。」
そう軽いお辞儀をしながら挨拶をする鬼灯。
女神デメテル…ギリシャ神話における豊穣を司る女神であり、娘がいなくなったら心配しすぎて世界中が飢餓になったりする結構ヤバい神である。
ちなみに下界に金魚草を広めた神でもある。
「お久しぶりね鬼灯様。そういえば、さっきソヴァロー君を見かけたのだけれど冥界で一体何があったのかしら?」
「そうですね、話せば長くなるのですが…」
そういいながら説明する鬼灯。
それを聞いたデメテルは少し渋い顔をして「そう…」とだけ呟いた。
「そういえば
「ちゃんとおいしいもの食べているかしら?」そういいながらつぶやくデメテルに鬼灯はギリシャに行った時の話をした。
その話を聞いてデメテルは元気そうにやっていたのを知ったのか安堵の息を漏らす。
「あらいけない用事があったのをすっかり忘れていたわ。それじゃあ鬼灯様、またいつか。」
「もし時間がありましたら金魚草についてゆっくり話しましょう。」
そう言いながら鬼灯に手を振るデメテル。
鬼灯はそれを軽く返し、再びオラリオの散策を始める。
「すごいんだね鬼灯様。日本以外の神様と知り合いなんて。」
「俺なんてアヌビスさんとか白澤様ぐらいしか知らないよ。」
さっきの会話を見ていたのかシロが鬼灯の顔の広さに驚く。
それに対して鬼灯は
「そんなに大したことはありませんよ。まだ地獄の制度が整っていないときに世界各国を廻っていた時に色々な神お世話になっただけです。」
「実際ここオラリオにはたくさんの神々がいますからね。」
そう言いながら鬼灯は周りを見渡す。
そこにはたくさんの神々がいて、中には鬼灯がお世話になった神もいた。
シロはその鬼灯を見ながら
「けどその神たちが仕事をさぼってるなんて、なんか悲しいね。」
「そう簡単に言い表せるものではないですからね。おや?」
シロと話していると鬼灯はとある神を見つける。
「あなたはもしかしてガネーシャ神ですか?」
「そうだ!俺がガネーシャだ!」
そう大きい声で自分の名前を叫ぶガネーシャ。
パトロールをしていたのか自分の眷属を連れて歩いていた。
「む?お主はたしか鬼灯殿だったか。いやはや何千年ぶりだろうか?」
「日本の地獄がまだ定まっていなかったので、結構昔ですよ。」
そう言いながら挨拶をする鬼灯。
ガネーシャは久しぶりに会えたのか興奮気味で鬼灯に手を握る。
「しかし何故お主がここにいるのだ?」
「話せば長くなるのですが…」
そう言い鬼灯はデメテルと同じように説明する。
「そうか、まさかついに天界が動き出したとはな。」
鬼灯の説明を聞いたガネーシャは険しい顔になるがすぐにいつもの明るい表情に戻る。
「なるほど理解した。ならこのガネーシャ、鬼灯殿のために全力で協力しよう!」
「いいんですか?」
ガネーシャの協力に内心少し驚く鬼灯。
しかし、鬼灯の他にも驚いたものがいた。
「何勝手に決めているんだガネーシャ!そもそもこんなやつの言うこと信用していいのか!?」
声を荒げたのはガネーシャ・ファミリアの団長、シャクティであった。
シャクティは目の前で起きたことに驚きを隠せないのかガネーシャを問い詰めている。
「挨拶が遅れてしまいましたね。」
「はじめまして、私閻魔大王第一補佐官の鬼灯と申します。」
「あ、ああ…ガネーシャ・ファミリアの団長、シャクティだ。よろしくたのむ。」
そういいながら鬼灯と握手するシャクティであったが、
「じゃなくて!おいガネーシャ!なんで勝手に決めてんだと聞いているんだ!」
シャクティからの圧に押され気味のガネーシャ。
「むう、しかしだなシャクティ、鬼灯殿に協力すれば
「それはともかく、我々に相談もせず勝手に決めるなと言っているんだ。」
なんとか怒っているシャクティを宥めようとするガネーシャであったが日頃の行いのせいか全く聞いてもらえない
「たしかにシャクティさんの言ってることも否定できません。」
すると鬼灯がガネーシャたちの言い合いを見かねたのか言葉を挟んでくる。
「初めて会った私の事を信じろということも無理な話です。」
「ですのでガネーシャ様、もしよろしければ空いている時間があれば教えていただけませんか?」
「時間だと?」
鬼灯がとある案を出す。
「はい、もし空いている時間があればその
「な!?」
「それは本当か!?鬼灯殿。」
鬼灯の言葉に驚きの声を上げるガネーシャとシャクティ。
「別に協力してくれとは言いません。」
「ただ我々は、まだ下界について知らないことが多いのでせめてもの情報交換をしようかと。」
「その位のことならお安い御用だ。時間なら何時でもいいぞ!」
「わかりました。」
話し合いの約束を取り付けた鬼灯はガネーシャに別れを告げる。
ガネーシャは最後に「俺はガネーシャだ!」と叫ぶが鬼灯は何の反応を示さなかったがシロだけは興味のありそうな目で見てくる。
途中、寄り道しながらじゃが丸くんを買ったりとある害獣に金棒を投げる鬼灯だが、携帯からとある着信音が鳴る。
「もしもし。あ、ソヴァローさん。はい、はい、それは本当ですか?」
「わかりました。」と、携帯を切り鬼灯はシロに買ったものを持たせタケミカヅチの
「ねえねえ今のソヴァローさんから?おれも行きたい!」
「だめですよシロさん。まだあなたについて説明ができていないのですから。」
シロは電話の内容に興味を持つが鬼灯に注意され、タケミカヅチの
鬼灯は金棒を回収した後ヘルメスどう料理するかを考えながらダンジョンに向かっていく。
アンケートが溜まってきたので消化しようかと思います。
とりあえず鬼灯様を主軸に投稿していきます。