ダンジョンに鬼神がいるのは間違っているだろうか。 作:田中ゲリラ
それでは第9話そうぞ。
ソヴァローたちがヘルメスをぶん殴る少し前、フレイは
フレイは冥界での会議の前に、フレイヤへ今回のことについて説明するための手紙を送っていた。
しかし、手紙の返事が無かったので直接
「なあ、お前らそこをどいてくれないか?」
「駄目だ!貴様の様な怪しいやつ、入れてなるものか。」
フレイヤ・ファミリアの門番に止められていた。
「おかしいな。なあ、フレイヤから聞いていないのか、今日は客が来るから案内しろと。」
「そのような知らせ、一切聞いておらん!」
その様子に呆れながらも
「例えばだけどさ、お前らの主神宛てに手紙が来たりしていないか。」
一応手紙が来たか確認を取るが、
「黙れ!貴様の様な輩に教えるわけがないだろう!」
「そもそも、貴様の様な怪しいやつの手紙なんかフレイヤ様が読むか!」
門番の横暴な態度にイラつきを覚えるフレイ。
しかし、フレイは一旦冷静になって考える。自分の手紙が届いていないのかと。
(やはり送った手紙が届いていないのか?それとも、俺が送ったのを知って捨てたのか?駄目だ、アイツが関わると最悪な方にしかいかない。)
自分で考えて落ち込んでいるフレイだが、気を取り直して話をする。
「はあ。わかった、じゃあお前らの主神に伝えておけ。」
「な、誰が貴様なんかの言うこと「お前の
驚く門番達を背にフレイは去っていく。
色々とあったが、まず最初に鬼灯たちに会うことが先決だと考える。
―一方そのころ白澤は―
「ねえねえ、君って彼氏いるのー?」
「生憎ですがそのような関係を持つ殿方はおりません。」
「じゃあさ、僕と付き合わない?」
ナンパをしていた。
白澤は下界の薬やポーションがどんなものか調べるために、治療院へ来ていた。
しかし、薬よりも目の前の女にいくのがこいつの性である。
「すいません、まだ仕事が残っていますので。」
「じゃあ仕事終わってからでいい?」
やんわりと断る
すると、奥の方から足跡がきこえる。
「貴様かああああ!しつこくアミッドをナンパする輩はあああああ!」
眷属が心配で来た
「あれ、ディアンケヒトじゃん。久しぶりだね。元気だった?」
「ぬあ!?貴様は白澤!?なぜお主がここにいる!?」
突然現れた
「なぜって?リリスちゃんの推薦でさ、下界に来たんだよ。」
「リリス?推薦だとぉ!?貴様あ、一から説明せぬかあ!」
医神に詰め寄られ、説明する白澤。
それを聞いた、ディアンケヒトは苦虫を嚙み潰したような顔で
「くそ!まさか天界がそんなことになっておったとは。」
「まさか!?儂を天界へ連れ戻しにきたのか貴様は!?」
ディアンケヒトの言葉に「違うよー。」といいながら手を振る白澤。
そのやりとりを見ていたアミッドは
「あの、お二人はお知り合いなのですか?」
他の眷属たちも気になってたことを聞いたアミッド。
それに気づいたのかディアンケヒトは白澤について説明する。
「こやつの名前は白澤。この見た目だが儂よりも年がいってる色ボケジジイだ。」
「お前にいわれたくないわ、ジジイ。」
ジジイジジイと言い合う二人組。説明された内容に驚き、言葉が出ないのか固まる眷属たち。
アミッドも驚きながらも聞いていく。
「それはつまり白澤様は医療の神ということですか?」
それを聞いた白澤は
「んーちょっと違うかなー。」
アミッドの質問に答えていく白澤
「僕はアイツみたいに治療とかする神じゃなくてどっちかっていうと知識があるだけだからね。」
「知識?ですか。」
「そう。といっても、西洋にある
「カンポウ?」
聞きなれない言葉に首をかしげるアミッド。
それをみた白澤はニヤケながらアミッドの手を取り、
「よかったらこの後漢方について教えてあげようか。」
「ええい儂の眷属を口説くな!」
とナンパするがディアンケヒトが白澤とアミッドの間に入る。
「アミッド、こいつには近づくな!こいつの女癖はゼウスの次に悪い。」
「失敬な!僕はそんなに酷くない!」
ディアンケヒトの言葉に憤慨する白澤
「ぼくは結婚しようなんてそんな無責任なことは言わない!」
「正々堂々と僕と今晩だけ遊んでくださいっていうよ。」
「正々堂々と言うな!」
胸を張って言う白澤にツッコミを入れるディアンケヒト。
ギャーギャーと言い合う二人を見ながらアミッドは、
「胃薬のストック、増やしましょうか。」
と、ドゴォッという音となぜか床にめり込む白澤を背にそう呟くのであった。
次回予約します。
やめて!鬼灯様たちの力でヘルメスがやられたら、あなたと繋がっているアスフィ達の恩恵が消えちゃう!
お願い死なないでヘルメス。あんたが今ここで倒れたら英雄になるはずのベル君はどうなるの?説得すれば大丈夫。ここを耐えれば、あなたは残れるのだから。
次回、「ヘルメス死す」。デ〇エルスタンバイ!