ダンジョンに鬼神がいるのは間違っているだろうか。   作:田中ゲリラ

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 みなさんお久しぶりです。
 FGOでアルクとプロトマーリンで石をほぼ溶かしてしまいました
 みなさんはどうでしたか。
 それではおまけ二つ目やっていきます。


第一回オラリオ金魚草大会

 

 キーン

 

 とある会場にマイクの入る音が鳴る。

 

 『これより第一回金魚草コンテストを開催いたします。』

 

「うおおおおおおおー!」

 

 『審査委員は私鬼灯と豊穣の神、デメテル様でお送りします。』

 『よろしくお願いします。』

 

 「なんなんだいこれは?」

  

 会場に轟く雄たけびに疑問を抱くヘスティア。

 先ほどまで叫んでいたタケミカヅチはとしたヘスティアに説明を始める。

 

 「ヘスティアは金魚草は知っているか?「うん。」その人気がすごくてな、ついには『自分の金魚草はすごい!』というやつが溢れしまい、いっそ大会を開いてしまおうとなったんだ。」

 「いやなんでそうなるんだい。」

 

 冷静なツッコミを入れるヘスティアだが、金魚草コンテストは始まっていく。

  

 『まず初めに、出場者が持ってきた金魚草を審査していきます。この審査では色や大きさ、泣き声などを主に審査いたします、』

 

 すると壇上に、参加者のアマゾネスと金魚草が持ち込まれる。

 

 『エントリーNo.1番 イシュタル・ファミリア所属のアマゾネス、キャシーさんと金魚草のプレツカちゃんです。』

 

 鬼灯の紹介とともに現れたキャシーは観客たちに手を振り、それに合わせて金魚草のプレツカも体を揺らす。

 その様子を見てヘスティアは驚きの声を出す。

 

 「すごいね。あれ本当に植物園かい?まるで動物みたいだ。」

 

 そのヘスティアの言葉にタケミカヅチは

 

 「たしかに金魚草は植物なのか動物なのかまだわからないことがたくさんある未知の生物なのだ!」

 

 そう興奮気味に話すタケミカヅチに若干引き気味のヘスティア。

 

 「だがな、ヘスティア。驚くのはここからだぞ。」

 「ここから?」

 

 そう会場を見つめるヘスティアは疑問を抱く。

 

 『それでは()()()の方を聞いてみましょうか。』

 「鳴き声?」

 (そういえば、大きさの他に鳴き声がどうとかって言ってたけど?)

 

 ヘスティアが考えているなか、会場の視線は金魚草に集まる。

 

 「お、」

 「お?」

 

 おっぎゃああああああああ

 

 泣き声が響き渡る会場。

 予想外の出来事にヘスティアは一時思考が停止した。

 

 「すばらしい泣き声ですね。」

 「そうですね、泣き声が絶妙に気持ち悪くて最高です。」

 

 冷静に審査員する鬼灯たち。

 意外な高評価で盛り上がる会場だがヘスティアは置いてけぼりである。

 その後、金魚草が続々と紹介され、優勝はヘファイトス所属のドワーフ、アカツキのボン太君に決まった。

 大会が終わりそれぞれが帰路につく中ヘスティア達(主にタケミカヅチが)は今回のコンテストについて感想を述べ合っていた。

 

 「いやーすごかったな今回の金魚草コンテストは。」

 「そうだね。植物って自分で歩けるんだね。」

 「ん?おいヘスティア見ろ!あそこに金魚草専門店があるぞ!ちょっと見ていくか?」

 

 そう言いながらタケミカヅチはヘスティアと一緒には金魚草専門店へ寄った。

 

 「見ろヘスティア!金魚草のぬいぐるみにペン、それにこっちにはフラワーロックがあるぞ!」

 「あーうんそうだね。すごいすごい。」

 

 フラワーロックで遊ぶタケミカヅチを尻目にヘスティアは疲れたのか店のベンチに座っていた。

 疲れたヘスティアを心配したのかタケミカヅチや寄ってくる。

 

 「大丈夫かヘスティア。人が多くて疲れたか?」

 「うん、ちょっとね。」

 「ならこれを食べるといいぞ。」

 

 そういいながらタケミカヅチは買い物袋の中から一つの瓶を取り出した。

 

 「なにこれ?まさか金魚草の形をしたお菓子とかじゃ…」

 「それはないぞヘスティア。これは普通のサプリメントだ。」

 「そうか。それなら安心だよ。」

 

 安心したヘスティアはその瓶から3粒ほど取り出して口に含む。

 

 「なんか不思議な味だね。しかしなんだからだが少し軽くなったような。」

 「そりゃそうだ、なんせ金魚草百本分の濃厚エキスをギュッと凝縮したサプリメントだからな!」

 

 その言葉を聞いた瞬間、ヘスティアは固まってしまう。

 

 「お、」

 「お?」

 

 「おっぎゃあああああああああああ」

 

 店を突き抜け会場全体に轟く泣き声。

 それを聞いた者たちは呆気に取られ、ヘスティアの方へ振り向く。

 ヘスティアはそれに気づいたのか顔を赤く染め俯いてしまう。

 

 「へ、ヘスティアお前…」

 「い、いや違うんだ。そもそもこれは、君が持ってきたものが原因で…」

 

 詰め寄ろうとするタケミカヅチにヘスティアは言い訳をしようとするが、

 

 ガシッ

 

 と手を握られ、

 

 「お前は、明日の金魚草フェスティバルに出るべきだ!」

 「金魚草フェスティバル?」

 

 突然の言葉に疑問を浮かべるヘスティア。

 タケミカヅチはそれを気にせず話していく。

 

 「金魚草フェスティバルというのは金魚草大使を決める大事なイベントなんだ。」

 「金魚草大使?」

 

 説明されないせいか何を言ってるのかわからない状態のヘスティア。

 もう無駄だと思い、話を頭に入れなくなった。

 

 「お前の実力があれば優勝間違いなしだ!」

 「ウンウンソウダネ。」

 「金魚草大使はみんなの憧れだ!」

 「ウンウンソウダネ。」

 「安心しろ、エントリーは代わりにやっておくからな!」

 「ウンウンソウダネ……え?」

 

 次の日、ヘスティアは金魚草フェスティバルに見事優勝し、金魚草大使に任命されベルに褒められるがヘスティアはあまり喜べなかった。




 ここまで読んでくださりありがとうございます。
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