ダンジョンに鬼神がいるのは間違っているだろうか。   作:田中ゲリラ

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 更新が遅くなってしまい、申し訳ございません。
 やっと鬼灯様を出せることができます。


鬼灯様ギリシャへ行く

 ―ギリシャ冥府某所―

 

 

 リリスの紹介でギリシャ神話とケルト神話の合同で下界の神々を強制送還することになった鬼灯たち。今日はその話し合いをするためにギリシャへ着いていた。

 

 「すみません、これをください。あ、これだけでいいのでお釣りと商品を先にください。」

 「なあ兄ちゃん、これも買ってくれよー。安くするからさー。」

 

 店主が店に置いてある商品を鬼灯に勧めていく。

 

 「いりません。これだけでいいので早くお釣りください。」

 

 そう言いながら、鬼灯は髪飾りをつけた頭だけの人形を欲しがった。

 

 「逆になんでこれだけ欲しいんだよ!?売ってる俺が聞くのもなんだけどさあ!?」

 

 冥府の王宮へ向かう途中に買い物をしている中、近づいてくる人影があった。

 

 「すみません、もしかして鬼灯さまですか?」

 「はい、そうですが。」

 「お初にお目にかかります。私、冥府の王ハデス様の補佐官、ソヴァローと申します。この度はご足労いただきありがとうございます。」

 「初めまして、私、閻魔大王の第一補佐官鬼灯と申します。」

 

 ソヴァローは鬼灯の足元にいる生き物について質問をしてきた。

 

 「はじまめまして!俺シロっていいます。おにーさんすごいイケメンだね!」

 「あ、はじめまして。私芥子と申します。」

 

 ソヴァローに尋ねられた2匹は自己紹介をしていく。 

 

 鬼灯はソヴァローに挨拶をしながら持ってきた手土産を渡す。

 

 「これはご丁寧に。どうぞ、こちらで馬車を待機させておりますので、ごゆっくりしてください。」

 お礼を言いながらソヴァローは鬼灯達を馬車へ案内していく。

 「すごーい!俺馬車なんて初めて乗ったよ!」

 「そーですねー。私たちの時代は馬ではなく牛車でしたかねー。」

 「どうぞ、こちらになっております。」

 

 席に案内される鬼灯一行。王宮へ向かう中、雑談を広げていくのであった。

 

 「ねえねえ、ソヴァロー様、ソヴァローって元人間なの?」

 「こらこらシロさん。あまり個人の事を聞いてはいけませんよ。」

 「あ、ごめんなさい。」

 「あ、いえ気にしないでください。」

 

 シロの質問を注意する鬼灯。それに対し謝罪するシロだが、ソヴァローは気にしていないとフォローをいれる。

 

 「そちらのシロさんの言う通り、わたしは元は人間です。私や他の冥界の住人達は最初、書類整理などをしていましたが、千年前に神々が下界に降りたのをきっかけに、人間を神々の代わりにすることが増えました。私がこの役職につけた理由はただ神がいなくなった穴を埋めただけです。」

 

 ソヴァローは自分のこれまでの経緯を話していく。その話を聞いたシロは、

 

 「すごいねー。それってお兄さんがすごく仕事ができるってことでしょ。俺も地獄で働いているけど、鬼灯様や篁さんが視察に行くとき、自分の仕事を任せるときは自分と同じくらい仕事ができる人にしか任せないもん。」

 「シロさん。」

 

 ソヴァローは驚いた様子でシロの話を聞いた。

 

 「私もシロさんと同じです。仕事には必ず責任問題がついてきます。人手不足だからといって重要な仕事をどうでもいい人に任せることはありません。おそらくソヴァローさんがその役職についているのはあなた自身の技量があったからです。」

「そんな、褒めすぎです。」

 

 シロに続き鬼灯に褒めるせいか、少し照れるソヴァローであった。

 

 「それに私も元は人間でした。」

 「鬼灯様もですか!?」

 「はい、私がこの体になったのは昔、子供だった時に人柱になり、その時の体に鬼火が入ってこうなりました。」

 「人柱ですか。も、申し訳ございません。まさか、その様な過去をお持ちとは知らず。」

 

 聞いてはいけないことを聞いてしまったと思い、ソヴァローは謝罪してしまう。

 

 「いいえ気にしないでください。それに、私なりにもう目的は達成してあります。」

 「目的とは?」

 「あ、見てみて鬼灯様。王宮てあれじゃない!?」

 

 そうこうしている内に、馬車は目的地へ着いていた。

 

 「すごーい!まるでRPGの魔王城見たーい!」

 「ほんと、すごーく大きいですねー。」

 「ほらほら行きますよ、シロさん。芥子さん。」

 「「はーい。」」

 

 冥府の王宮に驚くシロたちを鬼灯は落ち着かせ、馬車を降りていく。

 

 「どうぞ、入口はこちらとなっております。」

 

 王宮を案内していくソヴァロー。そこに、冥界の番犬ケルベロスが現れる。

 

 「あ、ケルベロスだ。この前の運動会の時以来だね!」

 「ああ、この前はどうも。わざわざ来てくださりありがとうございます。」

 (運動会?たしか、前に日本神話からケルベロスを貸したことがあったな。運動会とはそんなに怖ろしいものなのか?)

 

 鬼灯たちの話を聞きながらハデスのいる間へ案内する。

 

 「こちらがハデス様がいる部屋となっております。」

 「わー本当に魔王がいるみたーい。」

 「シロさん、あまり失礼なことをいいますとゴキ地獄に堕としますよ。」

 「ひいっ!す、すみません!」

 

 そうするとソヴァローは笑いながら

 

 「安心してください。ハデス様は寛容なお方です。そのくらいのことでは怒りませんよ。(ゴキ地獄?)」

 

 ソヴァローは不穏なワードに戸惑いながらも扉を開けていく。そこには、

 

 「お控えなすって。」

 

 扉の前で構えているペルセポネがいた。




 今回は鬼灯様だけでなくシロくんや芥子さんが出てきました。
 出した理由はこの二人が大好きなのもありますが他にもあります。
 その理由は後々説明していきます。
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