ダンジョンに鬼神がいるのは間違っているだろうか。 作:田中ゲリラ
今回のはいつものより少し短くなっております。
また、今回も鬼灯の冷徹のキャラが登場します。
「わざわざ来てもらってすまなかったな。儂の名はハデス。冥界を統べる王だ。そしてこっちで反省しているのがペルセポネだ。」
「この度は調子乗ってすみませんでした。」
自己紹介をするハデスと謝罪するペルセポネ。
「いえこちらこそ、お招きいただきありがとうございます。私、閻魔大王の第一補佐官、鬼灯と申します。」
「俺シロっていいます!」
「私、芥子と申します。」
ハデスに続き自己紹介をしていく鬼灯一行。
「ここまで来るのに疲れただろう。何、向こうの部屋で食事の準備ができている。そこでくつろぐといい。どうやら北欧のほうは、少し遅れるそうだ。」
「わーい!ハデスのおじさん、ありがとう!」
「こらこらシロさん、はしたないですよ。」
シロを宥める鬼灯。すると、あっと鬼灯は何かを思い出したのか、
「すみませんが、シロさんと芥子さんは先に行っててください。私はこの後ハデスさんに大事な要件がありますので。」
「大事な要件てあれのこと?俺も行く!」
「だめですよシロさん。鬼灯様のお仕事を邪魔してはいけません。」
残ろうとするシロを部屋へ連れていく芥子。それを見送った後、鬼灯はハデスのほうへ向き、
「すみません、お待たせてしまって。」
「いや、問題ない。して、要件とはなんだ?」
ハデスが鬼灯の要件が何か聞くと
「実はオラリオからの亡者を裁いているときに、浄瑠璃の鏡で偶然見たんですよ。言葉を喋るモンスターを。」
「「「!?」」」
鬼灯の言葉に驚く3人(2人は神)。
「このことを亡者に聞いてみたところ、なんでもウラノス様の指示で保護をしているみたいですので、もしかしたら同じギリシャ神話のハデス様は何か知っていると思ったのですが何か心当たりはありますか?」
「まさかお主らも知っておったとわなあ。」
「その口振りですとどうやら知っていたようですね。では、教えてもらえますか?」
冷静な口調でハデスを問い詰める鬼灯。
「残念だが、彼らのこと知ったのはごく最近でな、まだ分からないことが多い。」
「そうですか。いえ、こちらこそ無理やり聞いてしまって申し訳ございません。」
そう告げるハデスに謝罪する鬼灯。するとハデスは、
「しかしなぜそれを聞く?お主らには関係ないのだろう?」
「いえ、実は日本の地獄はまだ人材不足なので、彼らが良ければ就職してみないか誘ってみようかと思います。」
その言葉をきいたハデスはふーっと息を吐き
「なるほどそういうことか。だがこちらもそのつもりだ。お主らだけに言葉を話すモンスターを渡すつもりはない。」
人材として欲しがる鬼灯にキッパリと断りを入れるハデス。すると鬼灯は
「そうですか。ではこうしましょう、我々日本地獄とそちらのギリシャの冥界それぞれで説明会を開きます。そのあとに彼らにどちらに入ってもらうか決めてもらうというのはどうでしょうか?」
自分のアイディアを出し、それに納得したのかハデスうんうんと頷き、
「ふむ、分かったそうしよう。すまないがソヴァロー、下界に行くときのモンスターの説明会用の資料を作成してコピーしておいてくれ。」
「かしこまりました。」
ソヴァローは部屋を出て、コピーを取りに行く。
「わざわざ時間を取らせてしまって申し訳ございません。」
「なに、気にするな。それにこちらも下界のモンスターをどうやって勧誘しようかと迷っていたところだったからな。」
すると扉のほうからコンコンと音が鳴る。
「失礼しますハデス様。お客様がお見えになっております。」
「む、どうやら今きたようだな。構わない、中に案内しろ。」
すると扉から1人の神物が入ってくる。
「
ドゴーン!
鬼灯は男に正拳突きを食らわせた後、フーッと息を吸って
「喝!!」
と整えるのであった。
盛大に吹っ飛んだ男の名は白澤。中国に伝わる神獣で万物の知識に精通するといわれている。
床に倒れ伏す白澤をみてハデスは、
「まったく、リリスはいったい何がしたいんだ…」
胃をさすりながら、呆れそうに呟いた。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
はい、ということで白澤様がでてきました。
白澤様は女好きと医療の知識がありますので、ディアンケヒトやミアハたちと関わっていかせたいと思います。