はたらく転生者! ~転生先が少しおかしい!?~   作:雄大

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他にも作品を投稿しているのですが、最近妙に鬱気味になり手が動かず、どうしようか悩んでいるとふと、この話を思い浮かべました。
というわけで気分転換も兼ねて作ったこの作品、駄文ではありますがどうか楽しんでください!


プロローグ 一般人、転生者となる

「どこすか、ここ!?」

 

それが目を覚ました俺こと神埼京助の一言だった。

周りを見渡してみてみると、あるのは白、白、白、白!

と真っ白でなんもない空間だ。

いったい俺は何故こんなところにいるのだろうか? 全くわからないZE!

『やっと起きたわね』

 

「っ!?」

 

突如俺の目の前に、本当突然にパッと、変な白い格好をした女が現れた。

あまりの驚きに言葉を失っている俺に構わずに女は言った。

 

『私は 女神的な者よ。単刀直入に言うと貴方死んだか転生してもらうわ』

 

え? Why? この人はいったい何を言っているのでしょうか? 全く意味がわーかりませーん!

しかし待てよ…… と俺は思い出す。

そういや、確か俺は危うくトラックに轢かれそうになった子供を助けてそれで……

 

「ぁぁぁぁぁぁ!!!! 」

 

『思い出したようね』

 

「そうだ! 俺はトラックに轢かれたんだ! え? てことは本当に死んだの!? マジでぇ!」

 

ヤバイヤバイ! 俺まだアイツ(・ ・ ・)から借りた本返してねぇじゃん! ってんなこと言ってる場合じゃねえか!? 俺死んだんじゃん!

俺が頭を抱えうずくまっていると女神が優しく肩に手を置き、

 

『貴方は見知らぬ子供の為に命を張ったわ。だからさっきも言った通り貴方を記憶を引き継いだ状態で転生させてあげる』

 

とニヤケ顔で言った。

 

「いや、なにその顔!? 凄い怪しいんですけど!」

 

『大丈夫 神 嘘 つかない 安心 安全』

 

「何故に片言!?」

 

『冗談よ、何度も言うけど貴方を転生させるわ。貴方達の世界で言う二次元の世界にね』

 

「二次元? それって漫画とかアニメとか?」

 

『そうよ、ただし行き先はこの私が決める』

 

「まじかよ…… じゃあ下手したら、せっかくの原作知識とか使えねーの?」

 

『まあ、そこは運ね。私が貴方に行ってもらう転生先。それは……』

 

女神は一旦溜め、

 

『はたらく魔王さま! の世界よ』

 

「はたらく魔王さま…… それってアイツから丁度借りて読んでた本じゃねえか。まだ三巻までしか読んでねえけど」

 

俺の友達からこのラノベが超面白いと言われ、半場無理矢理押し付けられ読んでみたのだ。

最初は、そんなんでもなかったか読んでみると確かに面白く結構好きになってしまっていた。

「はたらく魔王さまか、だったら行ってみたいかも」

 

『そうよねそうよね! じゃあ早速転生しましょう!』

 

女神は目をキラキラと輝かせ俺に手をかざしてきた。

 

「って、ちょっと待って!」

 

『え? 何? 何かまだ不満が?』

 

「いや、なんか特典とかないの? もはやチートだろ! ってツッコミたくなるようなやつ」

 

どっかの二次創作じゃ、転生とチート能力は、ハンバーグに目玉焼きと同じぐらい重要なセットのはずだ。

 

『特典…… ああ! そうだったわ、忘れてた! じゃあ今から貴方に三つ特典をあげるわ。欲しい特典を言って』

 

「そうだな…… じゃあ、身体能力を普通の人間以上に、つーか本気さえ出したら魔王と勇者を倒せるぐらいにしてくれ」

 

『それが一つ目ね。二つ目は?』

 

「二つ目はそうだな…… はたらく魔王といえばファンタジーだし……」

 

俺は暫し考える。そして考えた末にとある漫画の事を思い出した。

 

「そうだ! フェアリーテイルに出てくるナツと同じドラゴンスレイヤーの炎の魔法を使えるようにうにしてくれ」

 

『いいわ。でもそれなら悪魔のように魔力を使えるような体じゃないといけなくなるわよ』

 

「ああ、そうか。じゃあ人間の姿のまま魔力と聖法気を使えるようにしてくれ」

さすがに悪魔の姿になったりしたら転生先にいる勇者様に殺されるだろう。だから俺は三つ目の特典をそれに使うことにした。

聖法気はついでである。

 

『わかったわ。じゃあ…… それ!』

 

「うぉ!」

 

女神が手を翳すと俺の体が下半身から徐々に消えていく。

つーか転生するってこんな感じなの!?

 

『あ、そうだ。いい忘れてたけど転生したら貴方は自動的にアパート、ヴィラ・ローザ笹塚に住むことになるわ。ちなみに年齢は十九歳ぐらいの青年ね』

 

「え? 赤ん坊から始めるんじゃねーの?」

 

『それだと貴方、精神年齢十七才のまま赤ん坊生活をむかえるわよ』

 

「十九歳でお願いします」

 

俺は頭を深く下げる。

自分がオシメを変えられている姿を想像した。

超やばかった。

死ぬ前は高校二年なんだが、まあ、ちょっとくらい人生飛ばしてもいいだろう。

俺は覚悟を決める。

 

『じゃあね、新たな人生楽しんで』

 

俺の体は完全に消えた。

 

 

★ 女神side

 

ふ~、無事転生できたわね。

私は肩を自分で揉みながらとりあえず一息つく。

すると何もない空間からパッと私以外の女が出てきた。

白髪の中に数本だけ紫の色をした、どこかのオバチャンヘアースタイルのような髪型をした若々しい女だ。

顔は…… 私の方が美人ね! うん!

 

「こら!」

 

『ぐへぇ!』

 

蹴られた! 一応女神なのに!

 

『何すんのよ!』

 

「全部声に出してたわよ、アンタ」

 

『え? 嘘!』

 

「はあ…… まあ、いいわ。無事アイツをあの世界に行かせることができたし……」

 

ちょっと、ため息をつきながら冷たい目で見ないでくれない!

まあ、それはいいとして(本当はよくないけど)

 

『でもいいの?』

 

「なにがよ?」

 

『本当の事教えなくて? 一応アンタに言われた通りに最低限の事だけは教えたけど……』

 

「ふん、別にいいのよ。アタシはねぇ」

 

うわっ、すごい悪どい笑顔を浮かべてきた、女神であるアタシも震えそうだわ。

 

「アイツの驚いた顔が大好きなのよ」

 

 

★???side

 

「時はきたわ……」

 

私は静かに城の窓から大勢の兵士達を見下ろして言った。

 

「そのようですね」

 

私の後ろで膝まず気忠誠心をみせる、最も信頼できる部下が私に同意する。

 

「必ず…… 必ず私はやり遂げるわ…… この世界の未来のため……!」

 

そう私はこの魔界を統べる者として!

 

 

「魔王として!」

 

 




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