古事記によると高ウマヶ原の三女神の国産みが終わった際、生まれた大地を試しに走ってやろうと気性難の神である
『終わった?じゃあ誰の縄張りかは速いもの勝ちね。オラァ!!』
『待てエクリプス!まだ手を出したら……』
自分は協力せず、完成のタイミングで領有権を主張しようとスタートダッシュをかます
この時、
『強いウマ娘が、強い勝ち方をすることに、レースの真の面白さがある』
男は、三本の指を天に示して口上を述べた。神の誕生である。
『あっ、何か生まれた……』
『ああああああまだ不安定なのにいいいいいいい!!!!縁が強い神が生まれちゃったじゃないか!!!!!』
『わ、私しーらない』
こうして過失という形で生まれたこの男神だったが、
男神は、その特異な力によりすぐに頭角を現した。
『この子は強い運命を持っているね。歴史に名を残す存在になる』
『そうか、成程……この子羊ちゃんには私の力を少し与えるよ。しかし、いつ見てもすごい眼だね……』
ウマ娘の潜在能力、そして運命までも見通す神眼。
この力で神々の世界の運営に大きく寄与し、その貢献に報いるべく大御神は武豊尊という名を与えた。
古代においてウマ娘とは武力と農業力の象徴である。ウマ娘の運命を見通し、正しく導く男神に相応しい名前と言えよう。
ウマ娘を正しく導き、世界をあるべき形に進める日々。
そんな日々の中、男神はある話を大御神に持ちかけた。
『地上に降りて、人として生きようと思う』
『何だって!?待ってくれ、何か不満でもあるのか!?君がいないと大変なんだけど……』
『いや、不満は無いよ。ただ……僕の眼、僕の魂は、本来この世界に帰すべきものだ。そうなんだろう?』
『……君は、不安定な存在だ。人としての寿命を迎えたら……きっとここには戻ってこれない』
『元々、偶然生まれた身だよ。使命を見つけた、その為に生きたい』
『血を継ぎ、命を繋げて──いつかまた、僕が現れる。その時には──』
*****
「そして、現在……豊原神宮、奈瀬大社、藤森神社に武豊尊は分祀され、日本に住まう人々はいつかまた武豊様がお戻りになられるのを待ち続けている……こんなとこだな」
「悲しいお話ね……」
「あの、ブホウ様のその後は……?」
「それがわからねえんだよなあ。どの文献にも記されてないんだよ。一説では日本で最も高貴な一族の始祖となったと言われてるな」
夕方の小栗家、手入れの行き届いた日本庭園を見渡せる道場の縁側。
藤花への挨拶の後、智哉はフランにせがまれて日本神話の武豊尊について講義していた。
智哉の横にフランが座り、姉の隣に日本文化に興味のあるノーブルが座り、話に耳を傾ける。
フランが、ふと思い付いた事を口に出した。
「トム、そのえくいるのおおかみさま、お名前にクイルって付いてるのね」
「ん?ああ、漢字も一緒なんだよな。この神様は女神エクリプスと共通点が多くて、古神道での女神エクリプスの姿って説があるな」
「そうなのね!不思議だわ!漢字はどう書くのかしら?」
「おう、ちょっと待ってくれ、久居留……と、こうだな」
智哉がスマートフォンを取り出し、メモ帳に入力した文字をフランに示す。
フランはそれを眺めた後、優しく微笑む。
「久しく、居て、留まる……素敵なお名前ね」
「おお、意味までわかるのか……ありがとな」
智哉も微笑み返し、フランの頭を撫でた。
この二人に、唖然とした表情をノーブルが浮かべる。
(…………この二人、放っておくとすぐ自分達の世界に入っている気がするわ)
先程から、何となく感じていた疎外感にノーブルはようやく気付いた。
姉とこの破廉恥な男、二人の世界に入りすぎである。
(それと………後ろの人達、誰………?)
後ろを振り向く。
そこには血走ったヤバすぎる目をしたウマ娘と、エクリプス教の修道服姿のギラついた目をしたシスターがいるのが気になって仕方なかった。
智哉はもうヤバい方を視界に入れないように務めている。目が合ったら因縁を付けられそうでビビリ倒していた。
「やっべ両方ともマジ好み……どう声かけよう?いや、それよりもこのまま見ている方がいいか?ああ、良い微笑みだ。おっとお嬢さん、視線はこっちに向けないでくれたまえ。辛抱できなくなる」
「レム、手出したら退場ってテスばあちゃんに言われてっだろ?大人しくしとけ」
ヤバい方のウマ娘が恍惚とした表情でそわそわと手を伸ばしては引っ込め、それをアメリカで智哉と知り合ったシスターが茶を啜りながら咎める。
シスターもトレセン学園の近所に住んでおり、智哉が来日したと聞き及んで顔くらい見せとくかと小栗家を訪ねている。
レムと呼ばれたもう一人はおまけで付いてきた。事案ウマ娘は好みの子の気配を感じると、その事案めいた勘の鋭さでシスターに同行した。フランとノーブルが小栗家に来たのは今日の昼過ぎである。嗅ぎつける速さが異常にも程がある。
シスターはコイツ連れてっていいのかと悩んだが、そのうち忍び込みかねないと危惧して同行を許可した。
「わかっているさ、サンディさん。ああっ、でもかわいいなあ!私もあの綺麗な髪を撫でたいなあ!!!」
「わりーなあんちゃん、気にしないで話続けてくれ」
「気になって仕方ねえよ……」
容姿は優れており、首まで伸ばして左右非対称で分け、細長い流星の一房が右目にかかる青鹿毛の髪。
そして普段は理知的なその目は現在、爛々と輝き血走っていた。明らかに狂気を孕んでいる。
現役時代はケンタッキーダービー、プリークネスステークスのアメリカクラシック二冠に輝き、エクリプス賞も獲得した名ウマ娘である。
現在は日本の社グループより勧誘を受け、トレセン学園で教官を務めている。
アメリカのトップ競走バの来日、そして教官就任は当時一大ニュースとして報じられ、大きな期待を持って迎えられた。
しかし彼女には大きな問題があった。
『うーん、好みの子じゃないな、パス』
『これで何回目だッ!!?仕事してくれッ……頼むッ……』
『仕方ないじゃないかー、私は幼い子供を私色に染め上げて送り出したいんだ』
彼女は、幼いウマ娘にしかまともな指導を行わなかった。とんでもない事案ウマ娘だったのだ。
手腕に関しては確かだったのが、更にこの事案ウマ娘を厄介な存在にした。
指導さえすれば結果を出し、オープンまで勝ち上がるウマ娘を何人も育て上げ、本格化と共にチームや専属トレーナーに送り出している。
だからこそ理事長の頭痛の種となった。まともならば勝ち上がれず、学園を去るウマ娘の助けになれる。
そう思い、理事長はトレセン学園理事の一人であり、彼女の身元引受人でもある社グループの総帥に相談した。
『そうだなあ……試しに、こういうのはどうかな?』
『名案ッ!!!!』
こうして理事長は一計を案じた。名付けて「当てウマ娘作戦」である。
トレセン学園には、附属小学校が存在する。
形式としては英国のポニースクールに当たり、卒業者はエスカレーター式でトレセン学園に入学できるエリート校である。
フランとノーブルは、この附属小学校内のインターナショナル・スクールへ半年間の留学が決まっている。
この附属小学校の授業の一環として、事案ウマ娘の業務を見学対象にしたのだ。
『見ててくれよポニーちゃん達!!!私の姿を!!!!』
『せんせーかっこいい!!でもちょっと目が怖い………』
効果は覿面であった。見学の少女達の前では事案ウマ娘は張り切って指導を行った。
しかし、やはり問題が起きた。
『あの子と、あの子。卒業したら私の教え子にする話はどうなった??』
『いや、それがだなッ………親御さんが、君に預けるのはちょっと怖いと……』
事案ウマ娘は好みの子の顔を全て覚えており、入学を指折り数えて待っていた。
蛇足だがこの時に好みのタイプもわかった。教え子にしたいと指定したのは栗毛か金髪の大人しく幼いウマ娘ばかりだった。
しかし親が事案ウマ娘に預けるのに抵抗を示した。当たり前の話である。
こうして事案ウマ娘はやる気を無くし、理事長は他に名案が無いか相談するも社グループ総帥は「もう疲れた」と言い残して逃げた。
そして現在、仕事を同僚にぶん投げて小栗家に来たのである。
「あんちゃん、しゃべり上手えなあ。聞き入っちまったぜ」
「そうすか?わかりやすく説明したつもりではあるっすけど……」
シスターが智哉に感心したように頷きながら、一つ注釈を入れた。
「でも一個足りねえな。ブホウ様の代替わりの話してねえだろ?」
「あー……そうすね。何て説明するか……」
ここで話に入る好機とばかりに事案ウマ娘が手を上げた。お近付きになりたい二人に良い所を見せたいのだ。
「待ちたまえ!この私、ウォーエンブレムが説明しよう!!」
事案ウマ娘がのしのしと縁側まで歩き、ノーブルの隣に座ろうとするも、そこにすかさずシスターが割って入る。
アメリカでの一件の後、シスターは智哉が来日時世話になった人物の孫と知った。
家族ぐるみで借りだらけである。今回の事案ウマ娘の襲来も自分がコントロールした方がいいだろうと祖母に伝え、連れてきている。
「なっ!サンディさん……!!」
「おっと、お前は俺様の横だ。ようお嬢ちゃん、フラン嬢ちゃんの妹なんだってな。名前はなんて言うんだ?」
「ノーブルミッションです。よろしくお願いします。えっと……」
「おっと悪ぃな。俺様はシスターサンディ、気安くサンディとでも呼んでくれ」
子供好きのシスターが、優しげに笑いながらノーブルに語りかける。
こう見えて幼いウマ娘に指導する身である。面倒見は良いし子供からの人望も厚い。
「私は!ウォーエンブレムだ!!よろしくノーブルた……げふぅ!!?」
「顔がこえーんだよ、早く説明しろ」
「は、はい………」
子供好きの事案ウマ娘が、目を血走らせながらノーブルに叫ぶ。
こう見えてトレセン学園の教官である。面倒見は良くないし子供には怖がられている。
ノーブルに顔を近づけようとしたが間にいたシスターの肘鉄を浴び、腹を抑えながら元の位置に戻った。
息を整え、事案ウマ娘が一息ついた後に口を開く。
「うん、説明しよう。青年の説明にあるようにブホウ様はご自身がまた現れる、と言い残されたが……それについてだ」
「あの、サンディさんが代替わりと言っていましたが……今ブホウ様はいるんですか?」
「目の付け所がいいね、ノーブルたん。その通り、ブホウ様というのは歴史ある名跡として現存している」
中世戦国時代、ウマ娘の競走による抗争が頻繁に起きた時代に、時の天下ウマ娘、織田信長はウマ娘を効率的に鍛え管理する場所として、ウマ子屋という一種のトレセン学園のような施設を設営した。
それまでは各武家が育てていたウマ娘達を、身分にこだわらず効率的に育てる為の施設である。戦国の異端児と呼ばれる彼女らしい先進的な発想と言えよう。
広い競走に向いた芝生の草原、十分な食事に効率的な鍛錬。ここで育ったウマ娘達から幾人もの武将ウマ娘が世に送り出され、各戦国大名家も織田家に倣ってウマ子屋を創立した。一部は地方トレセン学園の元となっている。
そんな未来の武将ウマ娘を育てる者達は牧士と呼ばれ、これが現在の日本のトレーナーにあたる。
「そんな歴史が……勉強になります」
「これ多分学校のテストに出るからな。フラン嬢ちゃんも覚えとけよ?」
「わかったわ!」
「うんうん、勉強熱心で二人共素晴らしいよ。話を続けよう」
やがて織田信長は配下でペースメーカーのはずの明智光秀の裏切りにより本能寺杯で破れ、その後を継いだ羽柴秀吉も引退し、天下は徳川家康の元で統一される。江戸幕府の誕生である。
その時に牧士を司り、ウマ娘を育てる奉行として武豊奉行という役職が生まれた。
全国の牧士の頂点として、武豊尊の名を借りたのだ。
この武豊奉行を拝命したのが武豊尊の血を色濃く引くと言われ、豊原神宮、奈瀬大社から分かれて武家になった豊原家、そして奈瀬家である。
どちらも優れた牧士を長年に渡り輩出している名家であり、信仰する武豊尊の名を持つ役職、当然この二家はどちらが拝命するかで揉めた。一時は刃傷沙汰にまでなりかけている。
そこで将軍の一声により持ち回り制となった。当代が豊原家なら次代は奈瀬家、こうすれば文句はあるまい、と。
この後、明治維新により江戸幕府はその長い歴史に終止符が打たれるが、現在も武豊という称号はこの二家により維持され、日本におけるトレーナーの一大名跡として残されている。
その当代となる第18代武豊が、先程、智哉が出会ったすけこましトレーナーである。
「こんな所か。タケル君は先代のフミノさんに負けず劣らずの才能の持ち主だな」
「トムはそんなすごいブホウ様のところでお仕事するのね」
「歴史ある名を継ぐトレーナー……確かにすごいですね……」
説明が終わりフランが尊敬の眼差しを、そしてノーブルは仕方なく認める、といった風の表情を智哉に向ける。
智哉は先程の申し出を受け、豊原のチームでサブトレを務める事に決めている。自分が望めば理事長も否とは言わないだろう。
アメリカにいた頃から豊原の噂は聞き及んでいたし、担当したウマ娘のレースは研究対象としてチェックしていた。
理論的にも、理想のレース展開についても自分に近い考えを持っていると思っている。
しかし、先程の三枚目で女好きの適当そうな男と、噂で聞く日本屈指のトレーナーのイメージが一致しない。
「あー……すごいはずなんだけどなあ」
「まーな、わかるぜ……あの野郎は見たまんまだと素行悪ぃからなァ」
シスターも豊原が優秀なのは認めるが、癖が強すぎる人物である。
フランは振り向き、智哉と話す道場の中のシスターの顔を見るや、その後ろに気になるものを見つけた。
「ねえトム?あの小さなおうちは何かしら?」
「うん?おうちって……ああ、神棚か」
道場の北側の鴨居、南向きで日本庭園を一望できる位置に、神棚が設置されている。
フランとノーブルが縁側から道場の中に戻り、続いて智哉も戻って神棚を眺めた。
「簡単に言うと、日本の神様を祀る為の家庭用の小さな神社だよ」
「小さな礼拝所みたいなものなんでしょうか?」
「そうなのね……このおうちにはどんな神様がいるのかしら?」
「俺様はエクリプス教のシスターだからこういうのはウチに置いてねぇけどよ、なんか雰囲気あんだよな」
興味深げに神棚を眺める姉妹の疑問に応えるべく、智哉は神棚に収められている神札を確認する。
「家にもよるけど、小栗家は昔から毎朝拝礼していたはずだ。神様は
そこで智哉は、中央の神札の傍に「快眠祈願」と書かれたお守りが吊り下げられているのを見つけた。
以前小栗家を訪れた時には気付かなかったお守りの上部、快眠祈願の文字の上には、三つの菱形をZの模様が囲った紋章が施されている。
「この紋様は見た事が無いな……何の神様だ?」
「寝てるみてぇな模様だなぁ」
「我が家の氏神様だ」
そこに、豊原とディーを引き連れた藤花が現れた。
どうやら二人の用事は終わったらしいが、智哉に対して何故か可哀想なものを見るような視線を送っている。
「このお守りは、ある日の朝に枕元に置かれていた物でな……どのような悩み事があろうと、床に就けばたちまちに眠れるありがたいご利益のある物だ。皆、今日はぐっすり眠れるぞ!」
「そういや、この家にいるとよく寝れるんだよな」
「ほー……これ、ウチの神棚にも飾ってあるなー」
「うむ、恐らくだが、このお守りを持っているのは私と武彦だけだろう。現役時代にこれがあればと悔やんだものだ」
「クソ親父と藤花さんだけって、まさかそういうコトか?」
藤花は豊原の問いには答えず、お守りに過去を懐かしむような目を向けた後、羽織の袖に手を収めて道場の一同を眺める。
「さて、大事なお客人の為に夕餉は宴を開く予定だが……シスター殿、是非参加していくと良い」
「おっ!マジか!タダ酒吞んでいいのか!?」
「うむ、お主とは一献交わしたく思っていた。武豊殿とディーはどうする?歓迎するぞ」
諸手を挙げて喜ぶシスターとは対照的に、豊原は肩を落として無念の声を上げた。
「参加してーけどよ、俺とディーはこの後ヤボ用なんだよなー……」
「で、あろうな……酒宴の場などいくらでも用意できよう、また来なさい」
藤花に頷いた後、豊原は道場を後にする前に智哉に向き直る。
「おい久居留、明日は何時に学園に来んだよ?」
「ああ、9時に理事長と面会の予定だ」
「ならその時間に門の前にいっから声かけろよー、理事長室まで案内してやるよ」
「いや、理事長室はわかるからそこでも……」
先程の客間での対応とは思えぬ、豊原の厚意に智哉は困惑した。
何故か同情的な視線も送ってきている。
豊原は智哉に近付いて肩を組むと、そのままポンポンと肩を叩いた。
「んだよー遠慮すんなって!お前学園の触れたらダメなヤツとか知らねーだろー?教えてやっから!!」
「触れたらダメなヤツとかいるのかよ……わかった」
満足気に豊原が離れた後、続いてディーが智哉の手を取った。
「トモちゃん、困った事があったら何でも言ってね?力になるから」
「お、おう、ありがとう……二人ともどうしたんだよ……俺なんかした……?」
戸惑う智哉から離れ、ディーは続いてフランとノーブルにも声をかける。
「またね、フランちゃんとノーブルちゃん。今度、ウチの教会にも招待するから」
「本当!?行きたいわディーお姉様!」
「シスターさんの教会、大きい練習設備があるって聞いてます。是非……」
並んだ姉妹を見て、一瞬ディーの表情が曇る。
それを横から見ていた豊原も痛ましく眉を顰めた。
「あの……ところで、私は宴に参加しても……?」
「お主は勤務中のはずであろう?帰りなさい」
「なああんんでえええええええ!!!やだあああああああ!!!!」
宴に参加したいと駄々を捏ねたレムの声を背に、豊原とディーは小栗家の門を潜る。
ディーがくるりと豊原に振り向き、にこりと微笑んだ。
「だから言ったでしょ、トモちゃんは違うって」
「あー……まーな、ほぼシロだわアイツ」
二人は、祖母より智哉の生い立ちのほぼ全てを聞かされている。
「特に隠すモンなんてないさ」とは祖母の弁である。本人の意向は反映されていない。
「冤罪で補導、ついでに銃で撃たれてアメリカウマ娘には吹き矢で襲われて……気の毒すぎてさーすがに何も言えねー」
「うん……でもタケル、トモちゃんがシロならタケルが預かる形で良いの?」
豊原は現在、緊急を要する事件対応と、トレーナーとしての通常業務で多忙な身である。
そのような中で、サブトレを預かる余裕はあるのか、とディーは懸念していた。
しかし、豊原は一つ確信している事がある。もしそうなら尚更、自らのチームに迎え入れようと思っていた。
「あーそれな、絶対ウチで使う。これだけはクリスだろーが譲らねーよ」
快眠祈願のお守り(神)──毎週、体力を10回復。休みで確実に70回復し、寝不足にならない
日本編、結構話数かかりそうだから、帝王賞を区切りに一旦キャラ紹介してもいいですか?主人公とヒロインの現状とかも書いていきたいなって……。
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いる
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いらない
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全部終わってからでいいッス。早く書け。