その一 久居留家とその関係者
久居留 智哉(トム)
主人公。第一部では16歳。身長170cm中盤くらい。黒髪に黒目。
日系英国人で、
過去の一件により事なかれ主義で人並みの人生を送りたい願望を持っていたが、一人の少女と出会う事でその運命が大きく動いていく。
12歳までは快活で無鉄砲な少年だったが、仲の良かった女友達が過度ないじめの対象になっていたのを助けた所、主犯格の隣のクラスの優等生のその場凌ぎの嘘により冤罪を被せられる。
補導され、誰も信じてくれない状況と助けた相手にすら怪物扱いされた事がその心に大きな影を残している。
母と祖先より受け継いだウマ娘の血を色濃く持ち、優れた容姿にウマ娘に匹敵する高い身体能力と明晰な頭脳を持つ超人。
しかし上記の人並み主義と、生来のヘタレさと逃げ癖によりその超人性を発揮する機会は少ない。追いつめられると本気を出すタイプ。
相マ眼というウマ娘の能力と故障を見通す眼を持っていたが選抜戦での謎の現象により失う。
失った後もその高いスペックは健在で、第一部終盤からは人並み主義を捨てた事でその真価を発揮していく。ウマ娘の男性観破壊マシーン一号「人間ゴール」
三女神の被害者その一。
三女神のアホの子担当のやらかしにより本来の運命+異世界アメリカの平地6000勝騎手の運命も背負わされている。
それが無かったら超人でも無かったし、フランと出会うまでは平凡な普通の人生を送れていた。一生平地でウマ娘と関わる宿業持ち。
気性難担当にはよう踊るヒトミミおるやんけ!といつもちょっかいをかけられている。乱入させたのこいつ。
真面目担当にはこんだけスペック盛ってもうたらバランスとらなと、運や間の悪さに超絶バステを持たされている。肉の壁持ってたのに撃たれたのはこいつのせい。
第一部最終回にてアメリカへ出荷された。背負った運命のせいでどうあがいてもこうなっている。
名前の元ネタはミッドデイとフランケルの主戦を務めたアイルランドの騎手トム・クウィリー。
1.5部アメリカ編で、背負わされた運命と深く繋がる少女と出会う。
ジョー・ヴェラス
年齢不詳。身長170cm後半~180cm台。
第一部最終回より登場。米国競バ界に突如現れた、異彩を放つ謎多き天才覆面トレーナー。
誰なんやろなあ。
元ネタは「ザ・キャプテン」の異名を持つプエルトリコ出身の6000勝騎手ジョン・ヴェラスケス。
フランケル(フラン)
ヒロイン。第一部では六歳。金髪に短めの耳。青い目。一部最終話より右耳にピンクの星のポイントが入った水色の耳飾り。身長113cm
統括機構トレーナーの大家にしてアラブのさる王族の遠縁の令嬢。超絶お嬢様。
三女神の寵児であり、天性の競走バの才能を持つ天才少女。
得意距離はマイルだが、中距離も問題なくこなせる。脚質は追込から逃げまで自由自在。
あまりにも三女神から愛されすぎた故に孤独に走る運命を持ち、共に走った相手に拒まれる現実に心を壊し、逃げた先でぶっきらぼうな年上の少年と出会う。
三女神は彼女が大好きなので、何か起きたら大体人間ゴールがひどい目に遭うように調整される。
基本的に聡く、年齢にしては自制の効く優しい少女だがド天然。
そのウマソウルに悪い子と呼ぶ、負けた事の無い怪物を飼っていた。
色々あってこき使った結果、しっぺ返しに一番いらない物を貰っている。
年の近い異性の知り合いゼロの純粋培養されてきた所に、突然男性観破壊マシーン一号を放り込まれたので処置無しの状態。
今はまだ大丈夫。今は。
元ネタはWBRR140ポンドを記録した世界最強馬フランケル。
ミッドデイ(姉)
十代後半。鹿毛。身長172cm。B91W57H84
久居留家長女。智哉の姉。気性難。
クイル・レースクラブの黄金期を築き、トレセン学院時代も引退までの23戦中四着以下はたったの四度という連対マシーン。G1通算6勝。
理不尽だが情の深い女。女子力は死んでいる。
弟を家族として大好きで、幼い頃より構いすぎたせいで弟の平地への苦手意識を育んだ事に気付いていない。
引退理由は壊れそうな弟がほっとけなかったから。
まだ続けられるのに辞めようとした為、引退を巡り、付き合い始めの専属トレーナーと揉めて喧嘩別れしている。姉の認識ではフラれた。
トレーナーはその後、新たな契約の為にアスコットのタンパリングに手を出し懲戒されている。
第一部では多分最強の人物。何をしてもひどい目に遭わない。
弟とは相性がぶっちぎりで良い。この世界では三女神により姉にされているが、肉親以外ならどんな形で出会ってもゴールインする。
弟が男性観破壊マシーンに成長しているのに危機感を覚えている。1.5部以降はその割を受けるかもしれない。
固有スキルは日食から陽光が差し、正午の明るい陽射しになる草原の心象風景が現れる。
強力な固有スキルだが姉は滅多に使わない。久居留家の血を引く競走バは皆太陽に関わる固有スキルを持つ。
元ネタは2000年代後半から2010年代前半に活躍した上記の通りの連対マシーン牝馬ミッドデイ。
サリスカ(メイド)
姉と同い年。鹿毛。身長168cm。B88W55H82
ジュドモント家の養女にしてフラン付のメイド。札付きの気性難。
11戦5勝。うちG1二勝。オークスウマ娘。
冷静沈着なメイドモードと青筋が浮かぶ気性難モードが存在する。
二度の競走中止を除けば姉に負けず劣らずの連対マシーン。姉とは三度戦い三度とも退けている。
競走中止の理由は、勘当されたはずの実家の男爵家からのオークスウマ娘となった自分への一方的な縁談。走らなければ見限って貰えるとまで思う程に追い込まれていた。
現在はブチ切れた姉と英国王室の縁者である理事長の手回しにより解決している。
姉の自慢を聞いているので智哉には何気に最初からそこまで悪印象は抱いていない。
むしろ周りに今までまともな男がいなかったから、一番マシで成長すれば有りかなと思っていた。
男性観破壊マシーンを締め上げなかったのは失敗。
固有スキルは巨大な時計塔からの身投げ。
時間、過去の象徴からの彼女の逃避を示している。
元ネタは2009年英愛オークス二冠馬サリスカ。
ミッドサマー(母)
年齢不詳。鹿毛。身長165cm。B92W58H86
久居留家の良心にして最高権力者。智哉と姉の母。
クラブ運営者にしてウマ娘の心療内科医。イップスに関してはかなりの実績を持つ。
フランの治療に関しては根源がはっきりしていない中である程度まで快復させた。有能マッマ。
現役時代は一勝しかしていないが、その頃よりその気立ての良さと家事スキルでお嫁さんにしたい競走バランキングでは常に上位に君臨していた。
夫は交際前からゴリラみたいな体格の癖に、自分が近寄ると挙動不審になる姿がツボに入ってすぐに結婚まで行っている。
長男をあのような体に産んでしまったせいで苦しませているのを、内心ずっと悲しんでいた。
二人とも自慢の子供だが親離れが早すぎて少し寂しい。
跡取りに三人目が必要なのではないかと真剣に考え始めた。
元ネタはミッドデイの母馬ミッドサマー。
久居留 伝蔵(父)
40歳。黒髪に黒目。身長198cm
久居留家当主。自らの障害競走チームのチーフトレーナー。
影は薄いが久居留家の立派な大黒柱。
娘と妻を溺愛している。優秀な息子には久居留家の悲願グランドナショナル制覇を実はかなり期待していたが、平地向きの資質と過去の事件により、しばらくは気楽に生きさせてやりたいと思っていた。
相マ眼の事はよく知らなかったが、その万能性から息子のトレーナーとしての地力が付かないと判断して使用を禁じていた。実際使っていたら智哉は成長していない。
最終話でも実は裏で色々と動いていた。
セシル及び娘と妻へ息子に真相を言わない方が良いと伝えたのは彼の判断。
息子の事は意外としっかり見ている。
名前の元ネタはトム・クウィリーの父デクラン・クウィリー。