マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが 外伝 作:ジューク
今回は米花町のスパイダーマッニキです!
いや言い辛いわ!(タオルを地面に叩きつける)
てなわけで、どうぞ!
file1:『米花町の親愛なる隣人』
東京都、米花町。
最近この町には、とある噂がある。
『親愛なる隣人』と己を称する彼を、その独特の動きから人々はこう呼んだ。
「………………」
眼鏡を掛けた少年…とある組織の毒薬により、今は『江戸川コナン』と名乗って、自身の身体を小さくした組織を追う、高校生探偵の工藤新一は、居候している毛利探偵事務所の真下の、『喫茶ポアロ』でジュースを飲んでいた。
しかし、その目と意識はジュースとは関係ない方を向いている。
その視線の先には、サンドイッチと紅茶を横に置き、カタカタと何かをノートパソコンに打ち込んでいる
彼がその青年に意識を向けている理由は、彼がポアロに入って席に着いてすぐに、青年が口にした言葉だった。
「(何だこの男…今日は土曜日だから、会社員の営業ってわけでもなさそうだし、黒一色………いやいや、さすがにそれはないか)」
その青年は、コナンが席に着く前から一心不乱にノートパソコンの画面を見て、時折片手でサンドイッチを食べながらも、キーボードを打つ手を一切止めなかった。が、不意に手を止めた青年が放った言葉の一部は、彼に疑心を抱かせるには十分だった。
「………やはり、ジン…」
「(ジン!!?)」
その言葉は、コナンにとっては聞き捨てならないものだった。
ジンとは、彼が追う黒ずくめの組織の構成員の一人にして、自分に例の毒薬…アポトキシン4869を飲ませた張本人。彼ら組織のメンバーは、互いを酒の名前をコードネームとして呼び合う。そして、彼らは常に黒で統一された服装をしている。
青年は黒のパンツに黒い長袖のTシャツ。更に黒いパーカーを羽織り、黒で統一された服装だ。
「(まさか、本当に奴らの仲間か…!?)」
「………さて」
「!」
パタンとノートパソコンを閉じ、会計のためにレジへ向かう青年に、コナンはこっそり小さなボタン型の発信器を指で弾き飛ばした。
発信器が青年のパンツの裾に付いたことと、青年が会計を終わらせてポアロを出たのを確認し、コナンも会計を終えて追跡を始めた。
自身の眼鏡のボタンを押して、青年と一定の距離を置きながらコナンは青年の後を追う。
「(この先は公園…奴らと待ち合わせか?)」
発信器の電波が公園で停止したのを見ながら、コナンは公園に入る。そして茂みからそっと顔を覗かせた彼が目にしたのは…
ベンチで休んでいる、一匹の猫だった。
「…猫?」
コナンは目を疑いながらも、そっと猫に近づく。猫は人懐っこいのか、コナンの近くに寄ってきた。コナンはそっと猫を抱えて背中を見ると、自分が青年に付けたはずの発信器が付いていた。しかも、何やらメモが貼られている。
「何だこれ…?」
メモを取ると、そこにはこう書かれていた。
『詰めが甘い』
「そう。詰めが甘い」
「!?」
思わず猫を手放し、コナンはバッと後ろを振り向く。猫は驚いたのか、逃げていった。
そこには、先ほど発信器を付けた青年が、缶コーヒーとジュースを両手に持って立っていた。
「少々文明の利器に頼りすぎだよ、少年。………まぁ、私が言えた義理ではないがね」
「お前…!」
青年に意識を向けつつ、後ろ手で自身の時計…より正確には、腕時計型麻酔銃をいつでも発射できるように準備する。
「それは今この瞬間にも言えることだ。普通の子供なら距離を取るか、大声で助けを呼ぶところだが、一歩も動いていない。恐怖で足がすくんでいるともとれるが、目が恐怖に染まっていない。それは則ち、『形勢を変える手がまだある』ということだ。大方、その後ろ手に回した時計か何かかな?」
「なっ!?」
コナンは目を見開いた。青年は冷静に、そして的確に彼の次の手を予測してみせたからだ。
「…安心したまえ。私は、君が想定している者ではない。寧ろ逆なんだけどね」
「…どういうことだ」
「簡単だよ。この服装は撒き餌さ。君のように、黒ずくめの組織を追う者を見つけるための、ね」
「…ッ!?てことは、アンタも奴らを…!」
「『も』ということは、やはり奴らを追っているのか」
「あ…!」
「そう焦らなくてもいい。だが、一応事情を聞かせてくれないかい?」
「………まず、アンタは誰なんだ?」
「あぁ失敬。申し遅れた。私はこういう者だ」
そう言って青年は懐から名刺を取り出し、コナンに手渡して名乗った。
「『警視庁特別技術顧問』、副業で投資家をしている『雲波糸司』だ。」
「特別技術顧問…?」
「顧問と言っても、私の発明品の一部を警視庁に提供しているだけだがね。そして君は?…まぁ、言わなくても大体察しはついてる。そうだろう?
「!!?」
唐突に自身の正体を言い当てた糸司に、コナンは動揺を顔に出した。小学校低学年の姿となっている今の彼を、どうやって工藤新一と見抜いたのか、理解できなかったからだ。
「少し考えればわかる話だ。まず、最近までそれなりにメディアに露出していた君が、ある日パッタリ姿を見せなくなった。海外で事件解決に勤しんでいる、とも聞くが、それにしては海外での目撃情報が無い。つまり、何らかのトラブルでも起きたと考えるのが自然だ。そして奴らを追っている少年…小学生にしては肝も座りすぎている上に、すぐさま次の一手を考える。おおよそただの小学生ではない…これらを組み合わせると、そう結論づけないと逆におかしい。…立ち話もなんだ。ついてきなさい」
そう言って踵を返した糸司に、コナンはまだ少し怪しみながらもついていった。
「ここが私の自宅だ」
「おい嘘だろ…!?」
コナンは再び自身の目を疑っていた。
なぜなら、糸司の自宅は彼の眼鏡や腕時計を開発した阿笠博士の家の隣、つまり彼の工藤新一としての自宅の二つ隣だったからだ。
「さ、どうぞ」
「………」
糸司はコナンを連れて廊下を歩く。そして、二階へ上がる階段の隣で不意に足を止め、壁の方を向いた。
「さて、私は君の秘密を知った。ならばこれから君には相応の秘密を此方も明かさなければフェアじゃあない。その秘密は、この壁の先にある」
「秘密って…見た感じ、ただの壁だろ」
「君にはもう少し、ロマンを理解してほしいね。こういうことさ」
「は!?」
その言葉と同時に糸司が壁を押し込むと、壁の一部が開いて何かの装置をセットする台座が現れた。そこに糸司はスマホ型のデバイスをセットし、暗証番号を打ち込む。すると、今度はその左隣の壁がスライドして、エレベーターの扉が出てきた。その様子は、さながら近未来の秘密基地だ。
「入りたまえ」
「…何がどうなってんだ」
「来ればわかるさ」
そして二人はエレベーターに乗って地下に着く。そしてドアを開けると、今度は金庫のようないかにも頑丈そうな扉と、その右隣には手の形の線が描かれた台座があった。
「さあ、私のラボにようこそ」
糸司が台座に手を置くと、指紋認証が完了して扉が展開される。
そこには、様々な機械や工具、失敗作らしきガラクタが散乱しており、壁にはパワードスーツのような鎧が保存されていた。
そして何よりコナンの目を引いたのは、ラボの中央にあった
「このスーツって…まさかアンタ…!!」
「その通り。私の正体は…」
そう言いながら、糸司はパーカーを脱ぎ捨て、シャツに付いている蜘蛛のようなワッペンを押し込んだ。すると、ワッペンから流動する機械…ナノマシンが展開され、瞬く間に糸司の身体を包んだ。そのまま糸司はナノマシンが身体を完全に包むと同時にバク転し、ビシッと構えを取り…
スパイダーマンが、そこにいた。
さて、いかがでしたか?
アイデアはあるのに、いざ文章にするとなると難しい…難しくない?
そして黒鉄の魚影すっごく面白そうなので見に行きたいです。しかし課題が…課題が…!(大学生の憂鬱)
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