パン屋の娘とリベンジ少年   作:-つくし-

4 / 21
第3話です!
総UA回数が500回を突破しました!ありがとうございます!!
これからも精進していきます!
それではどうぞ!


第3話 少年、転機訪れる

 ~石田家~

 

 待ちに待った夕食の時間がやってきた。俺は内心かなり焦りを感じていた。母さんはああいうことをよく言うが毎回顔がふにゃ〜ってなっているか笑いを堪えきれずにいる。内容も『明優の部屋、勝手に漁ってみました〜』や『明優の持ってるエロ本見ちゃったよ』などとてもふざけたものだ。しかも俺はエロ本など買っていない。後にわかったのはそれが父さんのであることだ。

 

 そんな母さんは今回ばかりはとても真面目な顔だった。

 

「まず話を聞いて欲しいんだけど……」

 

 リビングに緊張が走る。

 

「この夏休み心期間が終わったら、花咲川女子学園に言ってもらうから。

 もうそろそろ心づもりもできたんじゃないかって」

 

 ……え? そんな重たくない話に胸を撫で下ろした。だが驚かざるおえなかった。なんでかっていうと

 

「ちょっと待ってよママ! 俺そんな話聞いてないし! しかも女学園ってどういうことだよ! 俺のバスケは! 復讐はどうなるんだよ!」

 

 ということだ。俺はこの話になんの関与してないしまして女学園だって? 冗談はよしてくれよ……。それに俺の野望は母さんが1番わかってるじゃないか。

 

「確かに何も言ってなかったことは謝るわ……。だけどいきなりそうやって決めちゃった方がもう覚悟を決めるしかないじゃない。明優だってわかってるでしょ? そういうことを決めさせたら長い時間がかかるじゃない」

 

 母は苦笑いしながらそう言った。

 

 確かにそうだ。俺は高校を決めれずにいた。だからこれはありがたい話だ。だけでも少しくらい言ってくれてもいいじゃないか……。

 

「そしてバスケなんだけど安心して。女学園っていってるけど数年前に花咲川は共学になってるの。だから安心してバスケをすることができるわ。

 バスケの成績もいいみたいだし、チャンスはあるんじゃないかしら?」

 

 ああ。とりあえず安心した。バスケができるのならそれでいい。

 

「でもそういえばあんた大禪高校にいる時に1回くらい対戦したなかった? なんで覚えてないよ! 私でも覚えてるっていうのに.」

 

「え? 戦ったことあったっけ.? あ!」

 

 しっかり戦ったことありました。すみませんお母様許してくださいなんでもしますから。(何でもするとは言ってない)

 確か86対72でわりといい戦いじゃなかったっけ。なんで試合結果覚えてんのに共学っていうのを覚えてないんだよ俺.

 

「それに明優はウィンターカップ予選前でいいって言ってたけど、チームに馴染んだり学校に慣れるためにも早め決めちゃった方がいいって思ったの。

 ウィンターカップ予選前じゃチームのケミストリー(チームワークや信頼関係などによって生じる結束力のこと)の構築ができないし、システム慣れする時間もないでしょう?」

 

 確かにそうだ。俺は大禪高校のヤツらを叩きのめすことしか頭になかった。チームに馴染むのには俺の性格上時間がかかる。

 

「そうだね……。ありがとうママ! 俺花咲川で頑張るよ!」

 

 俺は覚悟を決めた。もううじうじしている時間がない。やると決めたらやらないと体が動かなくなってしまう。

 

「じゃあ決定ね。でも明優、ひとつ聞いてほしいの。私は明優に楽しくバスケをやって欲しいわ。確かにリベンジも明優にとって大切かもしれないわ。だけど私は自分の息子には笑顔でいて欲しいわ。大禪高校にいた時はもう毎日死んだような目をしてて、私は見てられなかったわ……」

 

「それはごめんなさい……」

 

「いいえ、謝るようなことじゃないわ。だからこそ花咲川では笑顔でプレーして欲しいの。小中学校にいた頃のように楽しくバスケをして欲しいの。そしてたくさん青春してきなさい! 私、明優の恋なら喜んで応援するわ!」

 

 とても優しい笑顔だった。母さんの温もりを感じた。

 

「恋できるかは知らないけど.(苦笑い)。わかった。楽しくプレーできるように頑張るよ」

 

「そしてしっかり大禪高校もぶちのめしてきなさい!!」

 

 といい母さんはウィンクしてきた。そんなことできたっけ? 

 

「そうそう。突然で申し訳ないけど、明日早速花咲川に行ってもらうから。バスケ部の監督が1回練習を見に来て欲しいんだとか」

 

「は? まじで急すぎない? 俺がヤダって言ったらどうするつもりだったんの」

 

「断ると思ってなかったわ。明優ならいいっていうと思ったからよ。断れない性格っていうのは自分が1番わかってるでしょ?」

 

 見抜かれていた。流石母だ。

 

「わかったよ。行く準備はちゃんとしておくよ。それで時間は何時?」

 

「午後1時よ」

 

「了解」

 

「じゃあ母さんお風呂入ってくるから〜」

 

 そう言って母さんは風呂場へと姿を消した。

 

 

 

 

 ~明優の部屋~

 

 布団に潜りながら花咲川について思い出していた。

 

「キレの鋭いドライブをするやつがいたよな確か。俺でも止めるのに少し手こずったくらいだ。センターも190近いやつがいたな。いいリムプロテクター(主にゴール付近でデフェンスを頑張るビックマンのこと)だったよな。インサイドでも点取れるし何よりスリーポイントも打てて現代バスケにしっかり順応してるいいストレッチ5(アウトサイドでも高いレベルでプレイ出来るセンターのこと)だった気がする」

 

 期待に胸を膨らませていた。意外とタレントが揃っている。もしかしたらいけるかもしれない、そう思うとワクワクしてきた。

 

 期待を胸に俺は明日に向けていつもより早く寝た。

 




すみません。バンドリ小説なのに全くバンドリ要素がない!ほんとにすみません。
次回の話をさせてもらうと主人公は花咲川バスケをします。
なのでバンドリのキャラが出始めるのは5話を予定してます。
本当に申し訳ありませんm(*_ _)m

それではまた次回!

新たな作品でヒロインにするなら?

  • Poppin’Partyの誰か
  • Afterglowの誰か
  • Pastel*Paletteの誰か
  • ハローハッピーワールドの誰か
  • Roseliaの誰か
  • Morfonicaの誰か
  • RAISE A SUILENの誰か
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。