パン屋の娘とリベンジ少年   作:-つくし-

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1回執筆中の小説をしてしまいガン萎えしてた人つくしです(´・_・`)
第4話です!
今回は試しに台本形式で書いてみました。
それではどうぞ!


第4話 少年、楽しむ

 俺はいつも通り目を覚ましていつも通り公園に行った。

 学校に行くか行かないかなんて関係ない。バスケは【ハビットスポーツ】、いわば【習慣のスポーツ】だ。そう言われるくらい日頃から習慣付けすることが大切なスポーツだ。1日サボるだけでもかなり感覚がくるってしまう。

 

 今日は幸い、午後からの練習に参加だったので朝練をすることができた。

 

「今日はもう上がっとこうかな」

 

 時刻にして午前10時いつもより早い帰宅ではあるが、午後からの練習に備えるためだ。今ここでハッスルしすぎて練習についていけませんってことになったら見くびられてしまう。ファーストコンタクトを大事にしていきたい。

 

 

 ~石田家~

 

 俺は帰ってからすぐ昼ごはんを食べた。練習直前に食ったおかげでお腹が痛くなり痛い目をみたからだ。横っ腹が走ってる時に痛くなるあれだ。

 あの痛みは意外としんどい。

 

 そうこう準備している間に家を出る時間になった。

 

「明優、久々の学校だけど大丈夫? まあ学校っていっても部活だけど。女の子に会っても緊張しない?」

 

 と母さんが冗談混じりに言ってきた。おそらく俺の緊張をほぐすためだろう。

 

「うーん。緊張してないって言ったら嘘になるかな。女の子とは極力会わないように気をつけるよ。部活だけなら会うこともあんまりなさそうだし」

 

「そう。じゃあ今日は久しぶりの学校祝いってことで何か明優の好きな物買ってきてあげる!」

 

「まじ! って言われても何にするべか」

 

 っと北海道に住んでた頃の名残が出てしまった。やっぱり訛りが少し抜けきれていない。大膳高校に通うためにこっちまで家族総出で引っ越してきたのだ。

 

 そんなことよりも好きなものだ。だが答えはすぐ決まった。俺はあの味が忘れられなかった。

 

「商店街にやまぶきベーカリーってところがあるんだよね。前行った時クリームパン買ってさ。それがめっちゃ美味しくて! それが食べたいかな」

 

「わかったわ。私も気になってたのよね、あそこのパン屋。いい機会だし買ってくるわ」

 

「うん! ありがとう。それじゃあ行ってきます」

 

「行ってらっしゃい〜」

 

 手を振って別れを告げた。

 

 

 

 

 

 ~花咲川女子学園~

 

 意外と家の近くにあった。徒歩で大体10分くらしかかからなかった。

 

「ん? あの先生は誰だ?」

 

 俺を見る度こっちに近づいてきた。おそらく監督なのだろう。

 

「君が、石田明優君だね。こんにちは」

 

「こんにちは」

 

 監督思われる人は身長大体180cmくらい、さっぱりとしているとてもイケメンの若い先生だった。強豪といえる部類に入る花咲川高校、厳つい監督と思ってたけど全く違かった。

 

「僕がバスケ部の監督だ。今日はよろしくね」

 

「はい。こちらこそよろしくお願いします」

 

「じゃあ体育館に案内するね。君のお母様が久しぶりの学校で緊張してると思うんだけどって言ってたけど、緊張してる?」

 

 何言ってんだこのくそバb……お母さん! 俺は平然を装いたかったのにコンチクショー。嘘はつけない。正直に答えてしまおう。

 

「はい……。結構緊張してますね」

 

 苦笑いしながら答えた。

 

「へー緊張するんだねー。君が大禪高校でプレイしてる時は1年生とは思えない落ち着きっぷりだったよ。意外と緊張するんだね」

 

 ……へー俺って意外と見られてるもんなんだな。縁の下の力持ち的な存在として、地味なことを率先してやっていて華がないと思ってたから、見られていると思っていなかった。バスケはオフェンスや派手なプレーばかりに目が行きがちだがそうじゃないと思う。デフェンスや泥臭い仕事を淡々とこなす人を俺は尊敬してきた。何よりそのデフェンス俺をこのバスケの世界に引き込んでくれた。

 

「君のデフェンスは僕たちにとってとても苦しいものだったよ。エースもほぼ完封されるし、デフェンスに全くと言っていいほど隙がない。君みたいなディフェンダーはとても魅力的な選手だよ」

 

「ありがとうございます。光栄です」

 

 素直に嬉しかった。自分のプレースタイルに改めて自信を持つことができた。

 

 そうこう話している間に体育館につきそうだ。

 

 

 

 

 ~体育館~

 

 俺と監督が入った瞬間、

 

『『集合!!』』 『『おう!!』』

 

 勢いよく集合してきた。かなりの部員数がいると思っていたが実際はそうじゃなかった。全員がベンチ入りできるくらいの部員数だ。全国を目指せるくらいの高校は3年間ベンチに入れない選手もいるくらい層が厚かったり、部員数もかなりいる。少数精鋭で大禪高校とせれたのはすごいと思う。

 

 監督「この子が前々から話をしていた、大禪高校出身、石田明優君だ」

 

 明優「石田明優です。今日はよろしくお願いします」

 

 監督「石田君はみんな知っての通りディフェンスに長けている選手だ。うちのチームにそんなディフェンスができる人はいない。今日はとてもいい機会だ。高校屈指のディフェンシブプレイヤーにどこまで自分のオフェンスが通用するかを試して欲しい」

 

『『おう!』』

 

 監督プレッシャーかけすぎでしょ……。これで俺意外と大したことないやつだったらどうなるのさ。まあでも監督の期待に答えられるように頑張ろう。

 

 ?? 「先生! まず俺から1on1いかせてもらってもいいですか?」

 

 監督「おい、まだ石田君はアップすらしてないんだぞ。ごめん石田君、こいつは須高夢生《すこういぶき》、うちのSF(スモールフォワード)だ。練習したらこいつと1on1してくれないかい?」

 

 こいつがあのキレのいいドライブをするやつか。

 

 明優「もちろんいいですよ」

 

 俺は快く引き受けた。

 

 俺は早速練習を始めた。まずはシューティングからだった。みんなかなりの確率でミドルレンジもスリーポイントも沈めている。俺がこれから対戦する予定の須高は俺が見る限りは1度も外していなかった。楽しい勝負になりそうだ。

 

 それから俺らはハンドリング、ディフェンス、スリーメンなど淡々と練習をこなしていった。

 

 俺はこの高校で練習をしてわかったことがある。みんな楽しそうにバスケをしていることだ。ただふざけて練習をしているわけではないので、真剣だ。みんながお互いを認めあってプレーしている。良いプレーがあればそれを褒め、ダメなところ、気になったところがあればアドバイスし合う。俺も負けてられない、そういった雰囲気がチームをより高めへと連れていってくれる。それがこのチームだ。俺はこんな環境でバスケをすることを望んでいた。楽しくバスケをしながらバスケを目指す。ピッタリだ。

 

 監督「じゃあ石田君、夢生と1on1してくれるかい?」

 

 明優「任せてください」

 

 夢生「そうこなくっちゃな〜石田君。はっきりいって負ける気がしないけど」

 

 いきなり挑発か? まあそんなものに乗るほど俺はバカじゃない。

 

 明優「その威勢、プレーで見せることだな」

 

 トラッシュトーク(試合中に汚い言葉や挑発で相手選手の心理面を揺さぶる行為のこと)はバスケの醍醐味の1つだ、立派な戦術のうちに1つだと思う。プレーではないが相手を混乱させ調子を乱すことができる。俺も中学の頃はよくしかけていた。相手が調子を乱してシュートがことごとく外れていく様、ディフェンスをしていてこれ程嬉しいことはない。

 

 俺は須高にボールをパスした。須高はボールを手にすると、ドリブルで俺の左側を抜こうとした。だが俺はコースに素早く入り、それを阻止した。

 

 明優「どうした? そんなもんだっけか。見当違いだったか」

 

 夢生「まあこれは挨拶だ。こんなのに抜かれてちゃお話にならないぜ」

 

 そう言い須高はクロスオーバーで俺を揺さぶり、今度は右側へドライブしてきた。トラッシュトークに夢中になり油断していたところを抜かれてしまった。

 

 夢生「おいおい。集中するところがちげーんじゃねーの? 勝負にならんぞ」

 

 明優「挨拶には挨拶で返したいだろ? 俺からの挨拶はその1点だ」

 

 ……この感じゾクゾクする。この緊張感、このバチバチした雰囲気。サイコーだこいつ。こんなやつと一緒のチームか。退屈しなさそうだ。

 

 俺は須高にパスをした。もう抜かれる気は無い。須高は右に左にとあらゆるテクニックを駆使して俺をかわそうとしたが逆にリング外に追いやられる体たらくだった。結局タフショットになってしまい、そのシュートは無情にもリングに弾かれてしまった。

 

 夢生「くそっ……! こいつ……!」

 

 俺のオフェンスだ。俺は須高からパスを受け取ると間髪入れ入れずドライブで須高を抜き去った。

 

 5on5をしている時か。こいつの弱点はデフェンスだとわかった。それを補うためにチームではゾーンディフェンス(それぞれの選手が自分の担当しているゾーンに入ってきた選手を守るディフェンス)を敷いていた。それは須高のディフェンスをチーム全体でカバーするためだとわかった。

 

 それからは一方的に進んでいった。結局対戦は11対5で俺の勝利だ。ただ5点も献上してしまった。須高は俺にベッタリつかれながらもステップバック(ディフェンスを押し込んでから後方へステップしシュートを放つこと)やバンプ(体を当ててスペースをつくること)を駆使し上手くスペースを使ってシュートを決めてきた。

 

 夢生「無礼な態度をとって悪かった。つい熱くなっちまって。やっぱり石田は大した選手だ。俺らのチームにいたらめちゃめちゃ頼もしいぜ!」

 

 明優「こっちこそ熱くなって悪かった。入部はまだ正式に決まってないけど入ったらよろしくね」

 

 夢生「おう! よろしくな!」

 

 ?? 「いや〜熱い戦いだったよ〜。見ててキラキラドキドキした〜」

 

 夢生「なんでそこで戸山さんのセリフが出てくるんだよ! 笑笑 おい! 心穏! お前1on1してみろよ!」

 

 誰だ? 戸山さんって。まあいいや。こいつは桐間心穏《きりましおん》ビックマンだ。花咲川の守護神、前に語っていた通りなんでもできる超万能プレイヤーだ。ただ巨体のわりには穏やかな人だ。ギャップ萌えってこのことかな。

 

 心穏「いや〜僕はいいよ〜。スピードのミスマッチで負けるのは目に見えてるしね〜」

 

 心穏「今日はもう帰るだよね〜。お疲れ様〜、僕もいつでも待ってるから自分のペースで進んでこうぜ〜」

 

 良い奴過ぎんか!? 絶対モテるやろ! 高身長、性格もいいときた。非の打ち所がないじゃないか……。

 

 明優「うん、お疲れ様ー」

 

 笑顔で手を振り、体育館を後にした。

 

 監督「どうだった? うちのチームは?」

 

 明優「初日ですけどすごい居心地が良かったです。みんな楽しそうに練習しているのが印象的でした」

 

 監督「そうか〜。大禪高校はスパルタで有名だもんね。まあ入部するかしないかはゆっくり考えて、いつでも待ってるから」

 

 明優「はい。今日はありがとうございました! 」

 

 そう言い俺は学校を去った。これからが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はちゃんとバンドリのキャラを出す予定です。
やっぱり台本形式は少し違和感を感じたので次回からは戻します。
試行錯誤しながらこれからも頑張っていくのでよろしくお願いします*_ _)
最後に今回でた2人のオリキャラの詳細を書いてお別れです。
それではまた次回!


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須高夢生《すこういぶき》

年齢17歳 身長184cm 体重72kg

誕生日 6月1日

性格 陽気 コミュ力高め

好きな物 メロンソーダ

嫌いな物 勉強

特徴:髪型は短め。右利き。誰とでも接することができるコミュ力おばけ。ただ時より見せる真面目な一面でギャップ萌え。意外と情に熱く仲間思い。
バスケではオフェンスが持ち味、ドライブも鋭くアウトサイドも得意。どこででも点が取れる。ディフェンスに難あり。



桐間心穏《きりましおん》

年齢17歳 身長192cm 体重85kg

誕生日 5月25日

性格 超穏やか マイペース

好きな物 動物 小説

嫌いな物 ピーマン ナスビ

特徴:髪型ちょい重めの長身。右利き。夢生ほどではないが誰とでも接する。超がつくほど穏やか。身長の高さと性格のギャップでクラスで人気者。
バスケではなんでもできる万能プレイヤー。花咲川の守護神。
試合中は熱くなるため語尾が伸びなくなる。



新たな作品でヒロインにするなら?

  • Poppin’Partyの誰か
  • Afterglowの誰か
  • Pastel*Paletteの誰か
  • ハローハッピーワールドの誰か
  • Roseliaの誰か
  • Morfonicaの誰か
  • RAISE A SUILENの誰か
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