第8話です!それではどうぞ!
~花咲川~
俺は山吹さんと別れた後、学校へ行く準備をして学校へ向かった。今日からは普通の授業がある。学校へ行ってない時期も暇な時間歯遅れを取らないために自主勉強に取り組んでいた。だからおそらく大丈夫であろう。
教室に行く前に自販機でお茶とスポーツドリンクを買った。スポーツドリンクは自分用、お茶は今日手伝ってくれた山吹さんへのお礼の気持ちだ。
教室へ行くと登校時間まで20分くらい余っていたがかなり人がいた。俺はクラスメートに軽い挨拶を済ませた後自分の席へと向かい、既にいる山吹さんの机にお茶を置いた。
山吹さんはキョトンとした顔をしていた。
「石田君、これ何?」
アニメだったら疑問符が出ているであろう顔をしていた。
「今日のお礼だよ。助かったよ」
「いいえ、こちらこそいい運動になったよ!これからもよろしくね〜」
あ、そうか今日だけじゃないのか。毎日お礼をあげるべきなのか・・・、悩ましいところだ。
「お礼は毎日じゃなくていいよ。その代わりやまぶきベーカリーをこれからもよろしく、なんて」
そう言い彼女はクスッと笑った。山吹さんも仕事人に血が受け継がれてるのかな。
そんなやりとりがあった後俺は普通に授業を受け、昼ごはんを前のメンツで食べていた。
「そういえば昨日先生がテスト近いって言ってたけど本当にそうなの?」
俺はとまだ転校したてであまりわかっていなかった。
「おう!テスト5日前になったら部活もテスト勉強期間になってなくなるから勉強するならその期間だな」
と夢生が言った。
「で、テストはいつ?」
「らいひゅうのへつようひだよー」
「おいおたえ!口に物入れたまま話すな!行儀悪いぞ」
よく聞こえなかったが間違えがなければ来週の月曜日のようだ。そして市ヶ谷さんはキレッキレである。ん?来週の月曜ってことは・・・
「もう1週間切ってるじゃん!」
今日は火曜日、テスト6日前だ。もっと早く知ってたかったわばかやろう。まあ毎回あんまり勉強しないけど。だいたい90点以上は取れるから大丈夫だ。ただ現国だけが毎回やばい、赤点ギリギリだ。なぜ現国だけなのかがわからない。
「じゃあさ!今週の土曜日みんなで勉強しようよ!」
と戸山さんが言った。
「いいね〜でも場所はどうしようか〜」
心穏はどうやら賛成のようだ。
「ん〜。つぐみのところできるか聞いてみる?」
「おう、お願い!」
山吹さんにはつてがあるようだ。ていうかつぐみさんって誰だべか。この学校の人なのだろうか。
「つぐみちゃんは『羽沢珈琲店』っていうお店を家族で経営してるんだ〜」
牛込さんがすかさずフォローをいれてくれた。
「有咲も来るよね!?」
と戸山さん。こういうのにあんまり乗らないタイプなのだろうか・
「まあ行ってやってもいいかな。それで、時間は何時にするんだ?」
「おーいつもより素直ー」
「うるせぇー!!なんだっていいだろ!」
ある意味1番楽しみにしているのかもしれない。市ヶ谷さんは話を振られた時喜びが隠しきれていなかった。それくらいポピパのみんなが好きなのであろう。
「うち、午前は家族と出かけるんだ〜。だから午後からでもいいかな?」
全員牛込さんに合わせ、勉強会は午後からとなった。
後日、羽沢珈琲店で勉強するというこちが正式に決まった。みんなは場所を知っているそうだが、俺は知らなかったためだけに1度山吹さんのところへ合流することにした。
そして勉強会当日になった。俺は私服が全くといっていいほどないので普段バスケで着ているTシャツにスパッツの下にバスパンといったようなものになってしまった。オシャレに疎いには反省しなければならない。
そして山吹さんのところへ向かった。
今日もいい匂いがする、今すぐにでも買って食べていきたいくらいだ。
扉を開けると山吹さんのお母さんらしき人が立っていた。
「いらっしゃいませー」
「こんにちは、あの山吹さんっていますか」
「あら、紗綾なら今準備してるわ。あともうちょっとで来るから待ってもらっててもいい?」
「はい」
優しそうなお母さんだ。雰囲気がなんとなくだけど山吹さんに似ている。
「もしかしてこれから朝沙綾と一緒にバスケする、石田君?」
「はい、そうです。すみません迷惑でしたか?」
「いいえ、そんなことないわ。もしかして沙綾からお願いしてきた?」
「はい、山吹さんがやりたいって言うのでせっかくだしお願いしました」
「やっぱりそうなのね。このことを言ってた時、沙綾は顔を赤くしてたわ。あっちからお願いしてきたって言ってたけどお母さんにはバレバレだったわ」
そう言い山吹さんのお母さんは微笑む。顔を赤くしてたってことはどういう意味なのだろうか。
「これからも沙綾のことをよろしくね。いつでもお嫁に貰ってちょうだい」
「お嫁って店。先が早いですよ。山吹さんにはもっといい人がいると思いますし・・・」
そんな会話をしていたら山吹さんがきた。グットタイミングだ。これ以上は会話が苦しくなるところだった。
山吹さんの服装は黒のTシャツに白のフレアスカートというものだった。言うまでもなく似合っていた。
「服・・・どうかな?」
「うん、バッチリ似合ってるよ」
「あらあら2人とも〜」
しまった。山吹さんのお母さんがいることをすっかり忘れていた。その瞬間2人して顔を赤くした。
俺たちは逃げるように羽沢珈琲店へと向かった。
~羽沢珈琲店~
店に着くともうみんなは勢ぞろいしていた。
「いらっしゃいませー、あ!沙綾ちゃん!みんなあっちの席にいるよ」
「うん、ありがとうつぐみ」
この人がつぐみさんか、なんていうんだろう、普通っていう言葉が似合う気がする。
「この子がつぐみだよ、石田君。つぐみも私達と同じ『Afterglow』っていうバンドで活動してるんだー」
「石田君初めまして!羽沢つぐみです、よろしくね!」
「よろしくー、羽沢さんって花咲川の生徒なの?」
挨拶をして早々、疑問に思ってたことを聞いてみた。
「ううん、違うよ。私は羽丘だよ」
あ、そうなんだ。なんか他校の人と繋がりができちゃった。まあ悪いことではない。
俺と山吹さんはみんなのところへ行った。
「さーや!待ってたよ〜」
真っ先に反応したのは戸山さんだった。
「よお明優、まあまず席座れよ」
席配置は
俺 山吹さん 牛込さん 心穏
机机机机机机机机机机机机机
花園さん 夢生 戸山さん 市ヶ谷さん
といった感じだ。おい夢生、お前ハーレムじゃないか。
俺らは各々注文を済ませた後早速勉強を始めた。俺はコーヒーを頼んだ。うん、おいしい! 開始早々戸山さんは市ヶ谷さんにみっちりしごかれていた。市ヶ谷さんって勉強できるんだなぁ。戸山さんは時々夢生に助けを求めていたが、夢生はそれを面白がって見ていた。面白がって見ているものの、夢生の手が全く動いてないことを俺は知っている。お前も市ヶ谷さんにしごかれてしまえ。牛込さんと心穏は互いに教えあっていた。目の前の光景とは真反対に平和である。いい雰囲気ですなぁ。花園さんは何やら絵を描いていた。それは何かと聞くと
「花園ランドの設計図」
とドヤ顔で言ってきた。花園ランドってなんぞや。謎多き人だ・・・。
俺はというと山吹さんに現国を教えてもらっていた。山吹さんに現国が壊滅的だという話をしたら快く教えてくれた。とても丁寧な教え方だった。国語嫌いな俺でもスルスルと入っていくようだった。
「ありがとう!山吹さん!めっちゃ助かったよ」
「どういたしましてー」
山吹さんのおかげでなんとか赤点は回避できそうだ。
「じゃあ今日はここまでにするかー」
と市ヶ谷さんが言った。隣の戸山さんと夢生は机に死んだように突っ伏している。市ヶ谷さんの迫力は凄かった。夢生は全然進んでいないのが市ヶ谷さんにバレ、戸山さんと一緒にみっちりしごかれていた。ざまあ。
「みんな捗った?」
「うちは桐間君のおかげでなんとかなりそうかなー」
牛込さんと心穏は終始甘い雰囲気が漂っていた。羨ましい限りである。
「俺は山吹さんのおかげで現国、なんとかなりそうだよ」
「香澄と須高はギリギリってところだなー。お前ら赤点は絶対とるなよ!」
戸山さんと夢生は市ヶ谷さんに釘を刺された。
それからは各々帰っていった。俺は途中まで山吹さんと牛込さんと帰った。理由はクリームパンを買うためである。牛込さんはチョココロネ目的だ。
「はい、2人とも、帰りに買って帰るかと思って残しておいたよ」
やまぶきベーカリーのパンは人気ですぐ売り切れてしまう、と牛込さんが言っていた。
俺は料金を支払った後、2人に別れを告げて帰った。
帰った後に食べたクリームパンは前に食べた時と味が違かった。なんだか優しい味がした。
8話目にしてようやく他バンドのキャラを出せました。まだ出てないキャラを今後どうやって出すか、まだ全然決まってません。
それではまた次回!
新たな作品でヒロインにするなら?
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Poppin’Partyの誰か
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Afterglowの誰か
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Pastel*Paletteの誰か
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ハローハッピーワールドの誰か
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Roseliaの誰か
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Morfonicaの誰か
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RAISE A SUILENの誰か