隣家の危険物(チャンピオン)   作:鮭フレーク

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第1話

「意味がわからない」

どうも、目が覚めたら隣家の縁にスバメがとまってる系男子です。

 

朝目が覚めてスマフォを探してモゾモゾしてたら身体の異変に気がつき。

あわてて窓を開ければ外に見たことあるなまものが空を飛んでて呆然。

固まっているところを母親らしき人物に部屋から叩き出された(今ここ)。

 

リビングと思われる場所には朝食が用意されており母親が早く食べちゃいなさいとせかしてくる。

 

「今日は旅立ちの日でしょ?」

「はえ?」

 

衝撃的な事実が発覚。

どうやらワイ今日トレーナーになる模様。

 

「ん?」

あわてて家からとびだせば、ふと看板が目にはいった。

 

どんな いろにも そまらない まち

 

ミシロタウンじゃねえか

 

外にスバメが飛んでいたから予想はしていたが、まさかのホウエン地方。

 

厄日である。

 

ホウエン地方それは魔境。

悪質な環境保護団体によって古代伝説が復活し文字通りの天変地異が発生することが約束された土地。

シリーズによっては天変地異の後にトドメと巨大隕石まで来襲するというおまけつき。

これらは火炎獅子(フラダリ)ぐらいの危険度だがそれが複数存在する。

 

さらに

チャンピオンが大誤算。

主人公のライバルが中盤で離脱し戦力にならない。

 

主人公が一人でこれらの災害を食い止めるというストーリーであるが。

最低で3フラダリに対して主人公単体が対抗することになる。

 

つまり。

他地方よりも死ぬ可能性が高いのだ。

 

 

「ああああああああああ(白目」

ワイは理不尽に絶望し叫びながらポケモン研究所に突撃した。

 

数十分後

 

「あああああああああああ(涙目」

ワイは激怒りした、かの邪智暴虐に対して必ずしもお参りに向かわなくてはいけないと。

 

出遅れた。出遅れた。

 

「あれ?まだポケモンもらってない子供がいたのか。困ったなー博士行っちゃたんだけど」

研究所に突撃したワイを迎えたのはオダマキ博士ではなくその助手。

助手いわく集まった子供達にポケモンを与えた後にフィールドワークに飛び出してしまったようだ。

しかもいつ戻ってくるかわからないらしいくとりあえずお家に帰りなさいと諭されて退出。

 

そして涙目になりながら町を走った。

 

そうしたことで気がついたことがある。

ミシロタウンが原作と違い民家が立ち並ぶ集落になっていること。原作では分布していないポケモンが普通にいることである。

 

不安定要素が増えやがった。

 

雄一の希望は未来の救世主であるオダマキ博士の家の隣家の女の子が無事旅立ったことが確認できたこと。

そしてワイの家はその隣家であることがわかったことぐらい。

 

つまりワイはモブであることがわかったのだ。

 

 

「ヒャッホーーーー」

生命の危機が遠ざかったことに狂喜乱舞しながら公園で砂遊びを敢行。

 

そして、

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ」

公園の砂場に巣食っていたナックラーに補食されかけていた。

 

アイイイエナックラー!?何でナックラー!?。

 

ナックラー ありじごくポケモン

中盤の砂漠地帯に生息し蟻地獄のような巣穴で獲物を待ち受け掛かった獲物を強靭な顎でバリバリ食べるポケモン。生身の人間が対抗できるようななまものではないのだ。

 

特性によるありじごくによってワイは逃れられない。

 

助けを呼ぼうにもミシロタウンは集落規模は田舎を通り過ぎて限界集落。

大人は仕事に子供は今日旅立ち老人は畑仕事でゲートボール場すらない寂れた公園に近付かないのだ。

 

「あかん死ぬううう」

すり鉢状の穴を必死に登ろうとするが何度やっても砂をかくだけで全く進まない。

さらに(こっちへこいと)ナックラーが砂をかけてきてどんどん引きずりこまれていく。

 

そしてワイは意識を失った。

 

「はわああ」

意識が復活しガバッと身体をおこして見ればそこは公園の砂場であった。

身体をパンパンと叩き手足の無事を確認したのち転がっている自分のバックを発見し回収しようとするが。

 

糞重くて持てない。

 

まさかと思ってバックを開けば、そこにはバックの中にナックラーが詰まっており。よく見れば入っていた母親の弁当ときのみの残骸が転がっていた。

 

ナックラー15キログラム。米袋三個に相当

 

いくら無限に道具を内包する不思議バックといえどもなまものは対象外なのか全然持ち上がらない。

様子を見るにお腹がすいているのだろう家に帰ってフードなりを餌にバックを回収しようと思い。急いで帰宅。

 

「あんたなにやってんの?」

「バックをポケモンにとられたから取り返そうと・・・アイイイエナックラー!?」

いそいそとポケモンフード(母親に教えてもらった)を持ち家を出ようとしたワイは母親に引き留められた。

母親にポケモンにバックを取られたことを説明し餌で釣って取り戻すことを説明したが・・・母親はこちらに心配そうな視線を送ってくる。

それを不審に思い振り替えって見れば自分の背後にバックを咥えたナックラーがいた。

 

 

 

おめでとうナックラーが仲間?になった。

 

 

 

その晩、ワイは素早さ最低クラスのポケモンに全力疾走を追いつかれたことに気がつき枕を濡らした。

 

 

 

翌日もらったモンボにはいったナックラーを繰り出し。次の町に向かうべく草むらに突入。

 

 

「ナアアアアアアアアアアアアアア」

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

ナックラーはオオスバメにガッとつかまれ大空へと旅立っていった。

 

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ。ナックラー空を飛ぶ。

 

 

「まてええええええええええ」

あかん、旅立ちの前に相棒が補食されてまう。あわててオオスバメを追うべく道なき道を追いかける。

 

毒針もない、動きも遅い、周囲に同族もいない。

そうなのだ砂地にいないナックラーなんぞ鳥からすれば餌同然なのだ。

だが、一つだけオオスバメにとって予想外のことがあった・・・普段食べている主食のケムッソは3㎏対してナックラーはご存知15㎏であり重い。

 

それによって目に見えて速度が落ちていた。

 

「スバアアア」

「なああああ」

そして営巣地と思われるところに降り立ちナックラーをツツこうとしている場面でようやく追い付いた。

 

ナックラーは顎を振りかざしながら威嚇し

オオスバメはナックラーにトドメをさすべく隙を伺っている。

 

 

「スバアアア!?」

「オラアア」

ワイは手に持った棒でオオスバメをぶっ叩いた。

一撃でも食らえばワイはマサラ人ではないので瀕死クラスの相手に棒を叩き続ける。

 

「ナアアア!」

全く効果がないようだが隙ができその隙にナックラーの噛みつくがヒットしオオスバメが怯んだ。

その瞬間にナックラーが自分の前に移動しようやくポケモンバトルらしくなる。

 

オオスバメレベル推定20後半。

ナックラーレベルおそらく10前半。

 

「逃げるんだよおおおおおおおおおおおおおおお。」

モンボにナックラーを戻し全力で逃走した。

 

 

 

 

 

うまく逃げきれたようだ。

 

 

 

 

「川がない・・・」

周囲に人工物なし、道なし、日も暮れた。

集落は川辺にできやすいので川を探そうにも見つからない・・・それどころか木しか見えない。

オオスバメを追って道なき道を進んだ結果、見事方向を見失いました。

昨日まで布団でぬくぬくしていた一般人にとって初野宿がこれとはいかがなものだろうか。

幸いにして森には植えたら1日で実をつけるキノミとかいう不思議植物が生えているため食糧には困らなかったのだが。

 

「ナックラー寝るなあああああああああああ死ぬぞおおおおおおおおおお」

「ナアアアアアアアアアアアアアア」

「「「「「「グルウウウ」」」」」」」

ポチエナの群れに夜襲をかけられていた。

 

ワイは相棒(木製)を手に持ち怒声をあげながらポチエナを威嚇し。

ナックラーもその顎をカチカチとならし威嚇するが、ポチエナ達はこちらの疲労を待つようにぐるぐると周囲を移動しつつ包囲の輪を狭めて来ている。

 

「ナックラー!砂かけ」

「キャウン」

一番近付いているポチエナに砂かけが当たり悲鳴があがるそれに反応して別のポチエナがナックラーに飛びかかるがそれを棒で叩き落とす。

 

「キエエエエエエエエ」

「「「「「グルウウウ」」」」

にらみ合いをしばらくしたのちにポチエナ達は諦めたのか去っていった。

 

緊張が切れてペタりと座りこむ。

焚き火の周囲は真っ黒に塗り潰されており暗闇から時折なめ回すような視線がこちらに向けられる。

 

背筋の冷や汗は止まらず夜が開けるまで眠れなかった。

 

 

そこからは苦難の連続であった。

 

毎晩のように襲いかかるポチエナ。

日中は見覚えのあるオオスバメが空をぐるぐると旋回し見つからないように地を這って移動し水が手にはいらずキノミで喉を潤わせる。

 

1週間後。

 

おめでとうナックラーは噛み砕くを覚えた。

 

大自然の洗練によってナックラーはレベルが上がり強くなった。

 

 

そして、

 

「道だああああああああああ」

ようやく道を発見、ナックラーと一緒に小躍りする。

そして、踏み固められた道に足を伸ばした。

 

その時目の前に何かが降り立った。

 

 

あっ野生のオオスバメが現れた

 

 

 

「貴様ああああああああここであったが百年目。いけえええええナックラーあああああああ」

「ナアアアアア!」

 

 

 

 

「スバアアアアアアアア」

オオスバメは仲間を呼んだ。

 

 

 

「「「「ピヨピヨ」」」」

スバメA B C Dが現れた。

 

 

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「ナアアアアアアアアアアアアアア」

 

 

ワイ達は逃げ出した。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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