《元》ヒーロー ヴィランに堕ちゆく   作:手足と羽が生えたにんじん

4 / 7
今回は林間合宿編なので初投稿です。

ほんとは19時に投稿予定だったんすけど遅れました。
申し訳ありませんでしたm(_ _)m

お気に入り68件、しおり25件! 本当にありがとうございまぁぁす!
かなりの励みになってます。 本当にありがとうございます!

あとすっごい今更ですが勢いで書いてる節がありますので、そこは優しいお心でお許しいただきたい所存でございまする…。




ヴィラン『サーモメーター』 初陣

「遅かったじゃねぇか、サーモ。 ほかは全員揃ってんぞ。」

 

「色々と身辺整理ってもんがあんのさ。 これからは(ヴィラン)として生きるんだからな。」

 

冷水が来たのはとある森が見渡せる崖の上。

 

そこに集まるのは『(ヴィラン)連合開闢行動隊』

 

森の中にぽつんと光を灯している建物がひとつ。

それが今回の標的である雄英の合宿場だった。

 

 

「へっ、まあいいさ。これで11人全員揃ったな。」

 

ツギハギの男 荼毘は雄英生の合宿場を見つめる。

 

「威勢だけのチンピラをいくら集めたところでリスクが増えるだけだ。 やるなら()()豊富な少数精鋭。」

 

「まずは思い知らせろ…てめぇらの平穏はおれたちの手のひらの上だということを。」

 

 

 

 

 

------

 

 

 

 

 

 

 

-轟焦凍視点

 

 

 

 

(ヴィラン)2名襲来! 他にも複数いる可能性アリ! 動ける者は直ちに施設へ! 会敵しても決して交戦せずに撤退を! 』

 

 

マンダレイの『テレパス』が脳内に突然流れ込んでくる。

(ヴィラン)が攻めて来たということはUSJの奴らか?

考えるよりも先に施設に戻るべきだな。

 

 

「爆豪、早く施設に戻るぞ。」

 

「うるせぇ! わかってらぁ! 指図すんなぁ!」

 

 

肝試しのペアで行動を共にしてた爆豪と一緒に施設に戻るために道を辿る。

 

突然発生したガスに阻まれながらを進んでゆく。

 

道をたどっていくと隣の爆豪が異変に気づく。

 

 

「おい、俺らの前誰だった…?」

 

「常闇と障子だが…ッ!!」

 

 

前の道の真ん中にぽつんと落ちてるものを見つけた。

それは切り落とされた人の腕だった。

 

 

「肝試し用に…B組が用意したやつじゃ…ないよな…」

 

「これは作りもんじゃねぇ…ほんもんだ。」

 

「あまり考えたくはないが…早めに施設に戻ろう。 保護は先生やプロヒーローに任せた方が…」

 

 

ガサガサッ

 

突然左の方向から物音が聞こえたから警戒をする。

 

 

「おい、爆豪。」

 

「交戦すんなだろ。 分かってっから指図すんな。」

 

 

物音がした方を警戒しつつ後ずさりで距離をとる。

 

物音が近づいてくる。

 

 

「やぁ、ここにツンツンいがぐりくんは居るかな?」

 

「暖…兄さん? なんでここに…?」

 

 

草むらから出てきたのは俺の知らない、ヒーロー時代の面影を全く感じない、暖兄さんだった。

 

 

 

 

 

------

 

 

-イレイザーヘッド視点

 

 

マンダレイが(ヴィラン)の襲撃を報告してきた。

 

即座に施設と共にいたブラドに施設にいる生徒を任せ、外にいる生徒を保護しに出る。

 

森の中を中を走っていると突然誰かに話しかけられる。

 

 

「やぁ、イレイザーヘッド。 おひさおひさ。 何を急いでるんだい?」

 

 

木にもたれかかり話しかけてきたのは、同僚だったサーモメーターだった。

 

 

「サーモ、なんでここにいる。」

 

「いや〜プッシーキャッツの連中が教えてくれたのよ。 ここで雄英の合宿するって。 それよりUSJの件聞いたぞ。 怪我は大丈夫か?」

 

 

サーモメーターは俺に近づき、肩をポンポンと叩く。

 

 

「ん?…あぁ、おいおいそんな警戒すんなって。 わざわざ『抹消』の個性使うまで警戒しなくてもいいだ…ッ!」

 

 

肩を叩いて喋りかけてくるサーモメーターをそのまま組み伏せる。

 

 

「あいつらにはここをほかのヒーローにも教えるなと言ってある。 だから元ヒーローであるお前が聞いたってのはおかしい。」

 

「いやいや、俺はあいつらから聞いたぞ。」

 

「はぁ…あまり信じたくはないがそういうことなんだな。 サーモメーター。」

 

 

組み伏せたまま、サーモメーターの左腕を持つ。

 

 

「目的、人員、配置を言え。」

 

「は? どういうことだ…ッ!!」バキィ!

 

 

しらを切るので左腕を折る。

 

 

「しらを切るな。 お前がここにいる理由はそういうことだろ。 目的、人員、配置を言え。 次は右腕を行くぞ。 足まで行くと連行が面倒だ。」

 

「いやいや、俺は何も知らないって…ッ!!」バキィ!

 

「こっちは時間が無いんだ。 早く言え。」

 

(これは…もう身体持たねぇなぁ)

 

「 イレイザー、ひとつ忠告だ。」

 

「なんだ? 言う気になったか?」

 

 

サーモメーターは俺に目を合わせ、諭すように喋る。

 

 

「これが終わったら、民衆は雄英を、お前らヒーローを叩く。 新聞のネタになるからと、視聴率(数字)を取れるだろうからと。 そして全く関係ないやつも便乗して叩く。」

 

「なっ…!」

 

 

サーモメーターの体はドロドロになってゆく。

 

 

「そんな自分勝手なヤツらを守ってやる価値はないぞ。 イレイザーヘッド。」

 

 

それだけ言い残し、奴の体は泥へと変わっていった。

 

 

(あいつの個性は『温度調節』だったはず…ほかの(ヴィラン)の個性か?…いやそれより先にやることがある。)

 

 

そんなことを考がえてる暇はない。

一刻も早く、生徒たちを保護しに回らなければ。

 

 

「こんなとこで死ぬんじゃねぇぞ…卵ども…!」

 

 

 

--------

 

 

-冷水 暖暮視点

 

 

今回の肝試しのルートと聞いている道に出ると、そこには焦凍がいた。

 

 

「おお! 焦凍か! 久々だなぁ! 」

 

「誰だテメェ! 半分ヤロー! こいつ知ってんのか!」

 

「ん…だれおま…お、 ツンツンいがぐりくんいるやん。 ラッキー。」

 

「だれがツンツンいがぐりだ。 ゴラァ!!!」

 

 

今回の目的であるツンツンいがぐりくんを見つける。

 

すると突然先程まで撤退の意思を見せていたツンツンいがぐりが、交戦体制にでる。

 

 

「おい! 半分ヤロー! さっきの言葉聞いたよな!」

 

「いや! 聞いていたがまて! 暖兄さんは(ヴィラン)じゃな…い…」

 

 

焦凍は突然口をつぐむ。

 

 

「おい、 一応聞くがお前サーモメーターってやつか?」

 

 

ツンツンいがぐりくんが聞いてきたので答える。

 

 

「うん? そうだよ? どうしたの突然。」

 

「おい! 半分ヤロー!こいつも(ヴィラン)じゃねぇか! 」

 

「落ち着け爆豪! 何かの間違いだ!」

 

「なんかの間違いならなんでこんなとこにいる! 」

 

「もういいか? マンダレイいるだろうし余計なこと伝わる前に仕事終わらせたいんだよね。」

 

 

ツンツンいがぐりくんは臨戦態勢を取り、焦凍は落ち着きのない声で聞いてくる。

 

 

「なぁ…暖兄さん…嘘だよな…? (ヴィラン)じゃないよな…?」

 

「あぁ…そっか、焦凍。 知らなかったよな。 すまん。」

 

 

冷水は少し申し訳なさそうに伝える。

 

 

「多分マンダレイから聞いたんだろうし、お前には嘘つきたくないししっかり言うわ。 俺、(ヴィラン)になったんだわ。」

 

 

この時の焦凍はどんな顔してたか…俺には分からなかった。

 

 

 




どうも 例のリスニング四天王の片割れです()

今回の補足、マンダレイのテレパスにより交戦許可出したあとイレイザーヘッドから冷水がヴィランの可能性が高いから会ったらすぐに逃げろ。 とテレパスしてます。 デクからは聞いてないのでかっちゃんかっちゃん言われてません。 良かったね。 かっちゃん


ほんとはもう少し書きたかったのですが、更新間に合わねぇ! 笹食って、他の方の作品見てる場合じゃねぇっ!ってなりました。 申し訳ありません。

次回からは戦闘描写はいるため、気長にお待ちいただけると助かります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。