《元》ヒーロー ヴィランに堕ちゆく   作:手足と羽が生えたにんじん

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今回も別視点のため、初投稿です。

本当はお気に入り300件もありがとうございます!って言う予定だったんですけどまさか一日で倍近く増えるとは思いませんでした。
しかも日間の総合ランキング7位乗ってましたし頭バグってました。
本当にありがとうございます!
これからももし良ければ読んでくださると嬉しいです!

…サブタイトル考えるのが1番困ってます(ボソッ)


林間合宿編 事後

-轟 焦凍視点

 

 

林間合宿で暖兄さんに負けて気を失い、起きた頃には病院にいた。

 

起きたのは1日経ったあとのようで兄さんや姉さんの見舞いの品が置いてあった。

 

もちろん親父のはあるはずもない。

あっても手にしてたかは分からないが。

 

 

「起きたか、轟。」

 

 

病室のドアを開け、入ってきたのは相澤先生だった。

 

 

「どうだ? 容態の方は。」

 

「問題ありません。 」

 

「そうか。寝起きのとこ悪いが、緑谷の病室まで来ることは出来るか? すぐ隣だ。」

 

 

相澤先生は忙しない様子で話していた。

 

 

「急ぎの要件ですか?」

 

「あぁ、 ヒーロー公安委員会(うえ)がお前らに早めに話しとくべきことがあるって言ってな。 緑谷の方は動けそうにないのでお前に来て欲しい。」

 

「分かりました。 大した怪我じゃないので早く行きましょう。」

 

 

病院のベッドから降りる。

 

軽く肩を回すが何も問題は無い。

 

 

「ここから出て右の方だ。 緑谷の病室には会長がすでに居る。」

 

「会長がですか?」

 

自分の病室を出て、隣の緑谷の病室に入る。

 

ヒーロー公安委員会の会長らしき女性が座っていた。

 

 

「あなたが轟 焦凍くんね?」

 

「はい。」

 

 

緑谷の方をちらっと見るとかなり酷い容態だった。

 

俺がこっちに連れてこられたことを納得していると会長は話を続ける。

 

 

「今回の襲撃であなたたちは、元ヒーローであるサーモメーター 冷水 暖暮を目撃した。間違いありませんね?」

 

「そうです。」

 

「はい…僕もこの目で見ました…あの人がかっちゃんを… 」

 

 

緑谷はまだどこか信じきれない様子だった。

 

俺もまだ完全に暖兄さんが(ヴィラン)になったなんて、ましてや(ヴィラン)連合に所属してるなんて信じきれなかった。

 

 

「では、あなた達今回の襲撃においてサーモメーターがいた事に対しての箝口令を敷きます。 」

 

「は? 何言って…」

 

 

この会長は何を言っているんだ。

そんなことを考える前に会長は話を続ける。

 

 

「今回の件は家族にも、クラスメイトにも話しては行けません。 同じく目撃した子、障子くんと常闇くんには既に話を済ませていますし、マンダレイのテレパスを聞いた他の子達には今回の襲撃の件を全てのことに関しての箝口令を敷きましたが、実際にサーモメーターを目撃したというあなた達には別で注意深く私自らがここに向かいました。」

 

「つまり…暖兄さんが(ヴィラン)になったってことは公表しないということか?」

 

「そうです。 もちろん、トップヒーローたちには彼が(ヴィラン)になったことは共有しますが、世間には公表しません。 元ヒーローが(ヴィラン)になり、さらには(ヴィラン)連合に所属してるとなると確実に今のこのヒーロー社会の基盤を揺るがすことになりえます。」

 

「っざけんな! 暖兄さんを速攻で切り捨てたのはお前らだろうが!」

 

「落ち着け! 轟!」

 

 

目の前の会長の襟元を掴みかかろうとしたが相澤先生にすぐさま止められる。

 

 

「彼のことは私たちの方もこれからもヒーローとして活動できるよう手を回しました。 しかし止むどころかそれ以上に強くなっていく。 我々はほかのヒーローたちも対象にされる前に彼を切りました。 そこはわかって欲しいのです。」

 

「……」

 

 

理屈は理解出来る。

しかし、そう簡単に納得は出来なかった。

 

 

「もちろん私たちも手をこまねいている訳ではありません。 ()()()()()()便()()()()()()()()()()()手を尽くします。 それでは。」

 

 

言うべきことを言い終わったのか、椅子から立ち上がって帰ってゆく会長。

 

相澤先生は軽くこちらを確認する。

 

 

「轟、緑谷。 すまないが今日までに終わらせなきゃならないことがあるんでな。 俺は先に雄英に戻ってる。 退院の日にちなどはここの医師に従ってくれ。 」

 

 

「はい…」

 

 

続けて、早足で病室を出てゆく相澤先生。

 

俺はそのままさっきまで会長が座ってた椅子にドカッと座り込む。

 

そのまま頭を悩ませていると緑谷が聞いてきた。

 

 

「轟くん…もし良かったらでいいんだけど…サーモメーターと轟くんの関係…教えて貰ってもいいかな? 暖兄さんって親しげだったし… あ! もちろん轟くんが嫌だったら言わなくてもいいんだけど…」

 

「別に構わねぇが…腕の方は痛くねぇのか? 」

 

「うん、今は痛みもひいてきてるし…」

 

「そうか… じゃあそれなりに長くなるぞ。 最初は稽古相手として親父が連れてきた人だった……」

 

 

 

 

-------

 

 

 

 

-緑谷 出久視点

 

 

「ヒーローを追いやられた後の暖兄さんはよく俺の姉さんと親父に愚痴をこぼしていたのをよく見た。 親父も暖兄さんのヒーロー免許剥奪はおかしいと抗議しに行ってたのを覚えてる。」

 

 

僕は轟くんからサーモメーターさんのことを聞いていた。

 

 

「緑谷は暖兄さんの家族が…殺されたことは知ってるか?」

 

「うん…ニュースでよく流れてたよ…」

 

「暖兄さんは多分あの事件でタガが外れたんだと俺は思う。 あの親父が現場を見たという日の帰り、胸糞悪いって言ってたからな。」

 

 

轟くんの表情はどこか暗いようにみえた。

 

 

「最後に俺のとこに来たのが雄英に入学する少し前だった。あの時言ってた言葉の意味今わかったんだ。『俺はもう…ヒーローにはなれない…見知らぬ誰かを守るなんてことはもうしたくない』って…」

 

 

僕は何も言えなかった。

 

世間から捨てられて、何もかもを失ったヒーローが(ヴィラン)になってしまった。

 

ダークヒーローでも無い。 ただ人を恨む(ヴィラン)になってしまったんだと。

 

(ヴィラン)になることは間違っている。

でも完全に否定しきることは出来なかった。

 

 

「度々抜けてるとこはあるだろうがこんな所だ。 もう大丈夫か? 」

 

「ああ…うん! ありがとう轟くん。 嫌なこと思い出させちゃって…」

 

「いいさ。 緑谷ならいつか聞いてくるだろうとは思っていたからな。」

 

「あ…あはは…」

 

 

轟くんは椅子から立ち上がった。

 

 

「俺は自分の病室に戻るけど大丈夫か?」

 

「うん…僕のことは心配しないで大丈夫だよ。 今日はありがとう。」

 

「ああ…気にすんな。」

 

 

病室から出る轟くんを見て考える。

 

轟くんはこれからサーモメーターさんとどう向き合っていくのか。

普通に考えれば普通のヒーローと(ヴィラン)として相手するべきなんだろうけど…

 

僕が同じ立場だとしてもどうしてたかは分からない。

 

これは僕達が、第三者がいても解決できない。

轟くん自身が悩んで決めるべきことなんだろう。

 

 

もし、オールマイトならサーモメーターさんと轟くんにどんなことを言っていたんだろうか…

 

 

 

 

 

 

 




どうも、リスニング四天王の中で最強の人です(適当)

えー昨日はやっと呪術廻戦0見に行けました。 もうね、作画もすごい。 呪霊のイラストもすごく素敵だし… 単行本のストーリーから完成されまくってたんでそれの良さを全面的に引き出してましたね。 ほんとに

ヒロアカと関係ないとこ喋ってて申し訳ない。
でも久々にゆとりを持って書けました。 量が少ないと? 勘弁してくれよ…

次回はイレイザーヘッドのスーツ姿をご堪能頂けます()

あと昨日配信されたデレステの智絵里のcherry*merry*cherryすっごい可愛i (°ε°((⊂(`ω´∩)
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