アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
百合ケ丘女学院 工廠科
「出来たわよ、グロっぴ!」
「こんな朝早く呼び出されたと思ったら、チャームの試験か〜、百由さまぁ……」
工廠科(ミリアム・ヒルデガルト・v・グロピウス)の朝は早すぎる。早朝でも、深夜でも、日中帯であっても百由に呼ばれたら、ヒュージと交戦していない限りはシュッツエンゲルである百由の元に駆け付けなければならない。
「と言うよりも、まだ03:00じゃぞ!もう少し寝せてく……」
「私、この間の一柳隊の戦いを見て思ったの。マギリフレクターも貫通するくらいの威力の火力が出るチャームが必要だって。なので、早速マギリフレクターに向かって打ってみましょう!」
「百由様、寝た方がいいんじゃ……」
「じゃあ、グロっぴ。フェイズトランセンデンス使ってトリガーを引いてね!」
「ちょっと人の話を聞いた方がいいのじゃ!1回限りじゃぞ!
フェイズトランセンデンス!!!」
そう叫ぶと、ミリアムはチャームのトリガーを引いた。
バチィィィィン!!!!!!
何かの破裂音が聞こえた。
のと同時に試験室が白い光に包まれた。
「百由様、弾丸何を使った!!」
「そんなの決まってるじゃない!ノインヴェルトの弾丸、丁度手元に2つあったから、1発使ったわ!」
「このアホ〜!!」
の叫びと同時に百由とミリアム、そして、試作チャームは、光に吸い込まれた。
「痛たたた、ここは、何処、なの……じゃ!?」
「いやぁ、派手に失敗したね〜、これはまた理事長代行に怒られちゃうね。ところでグロっぴ、ここは何処なっ!?」
2人は、空間に穴が空いているのを見てしまったのだ。
「……どうしてくれるのよ!私の大事な実験室の試験場に穴を開けるなんて!ただでさえ予算削られてるのに!」
「どうしてもらうのは、百由様の方じゃ!何時も呼び出しては深夜テンションで儂にフェイズトランセンデンスを使えと言ってきて!いつか次元にでも穴が空くかもって思っておったわ!帰れなかったら、一生甘いドーナツを作ってもらうんじゃからな!」
「まぁ、実験に失敗は付き物よ!とりあえず元の世界に……」
その瞬間、空間に空いていた穴が塞がった。
「グロっぴ、もう1発打てたりする?」
「儂のレアスキルがどういう特性が忘れたのか?」
「……」
つまり、この2人は帰れないのである。
「どーしたらいいのよ〜!このままじゃ、チューニングしておいてと言われてる夢結のチャームもチューニング出来ないじゃない!」
「試作品作るよりも先に、そっちをすべきだったのじゃ……」
「あ、でも、次元超えてる訳だから、してなくてもバレないじゃない!」
「そういうところはプラス思考なんじゃな!」
ツッコミ疲れたのか、それともマギ切れで疲れてるのかミリアムはぐったりしている。
「それじゃあ、人里まで降りると……」
「動かないで!」
その瞬間、百由は後ろを振り返る。
そこには、チャームを構えたリリィが、立っていた。
次回 出会い!?
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